『友達』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大学の校内の廊下。
彼から随分と熱っぽい目線で見られているなと気付いた。前はずっと喋っている仲だったのに。最近、顔が合わせづらい。
私は急に照れくさくなって急ぎ足になっていた。
だけど、彼とは足の長さが違う。
わざとらしくないようにちょっと息を荒くしながら逃げたけど、彼にはすぐに追いつかれてしまった。
「なぁ。最近オレのこと避けてないか」
低い声が私を縛る。そのまま壁に追い詰められてしまった。
「避けて、ません…」
そう言うだけで精一杯。
「なんか悪い事したなら教えてくれ。顔も合わせたくないぐらい嫌ならもう…」
「嫌なんかじゃありません! だ、大事な友達です!」
その時の彼の顔をなんと表現しよう。
背が高くて頼りがいがあって。明るくて皆を引っ張る、いつでも眩しいぐらいかっこいい人が…おもちゃを奪われた子供のような傷ついた顔をしたのだ。
「そうかい。友達か。特別に思ってたのはオレだけか…」
「えっ…」
傷ついた子供の顔が急に色気を増してきて困ってしまった。
どういうこと。特別って部分で、胸が潰れるぐらい切なくなった。
「私だって、特別…です」
もう感情が溢れてどうすることもできない。顔が見れないよ。心臓の音がうるさい。
友達
友達。そんなものはいない。
持たないといけないと、そうでないと私の対人能力が疑われてしまうということから罪悪感を持ってしぶしぶ付き合った人はいるけれど、そんなものは友達とは呼ばない。
そんなことないよとか、友達だよと言ってくれる人はいるけれど、私が友達であると真に信じられる人がいないのは本当だ。
なにより私自身が私を信じていない。
年賀状も長らく出していない。
出すべき人もいない。
私に縛られる人がいないのは幸福だ。
たとえこの世のすべての人が友達同士で、私だけがそうでなかったとしても私はきっとたいして傷つかない。
友達。友達。友達。
友達という言葉には小学生の頃から呪いがある。
私が「友達」と仲良くしていないと、先生の成績が悪くなる。
私が「友達」と仲良くしていないと、母が母親としての自信を失う。
私が「友達」と仲良くしていないと、父の面目を潰してしまう。
私は一年生にしてその真実を知り、仲良くする振りができそうな子を見繕うような小賢しいこどもだった。
友達の作り方なんて、大人になってもわからない。
友達、それは私のタスクとしてまだ両肩にのし掛かってくる呪いだ。
友達なんて、作りたくない。
友達ってさ色々あるよね。
色々な人に慣れろ!とか言われるけど無理じゃない?気の合う人と仲良くなりたい。
裏切られることが多い。もう怖い
#友達 -45-
信頼されている視線が私を刺して
ごめんねあなたと一緒じゃなくて
(友達)
本が友達
音楽が友達
植物が友達
ペットが友達
自分にとって学びとなり
磨かれるものがあるならば
それは最高の友達
小学生の頃から
いじめに遭っていた
私は
性格は
きっと、
社交的な … はず。
でもね、
積極的に
人の輪の中に
入れない。
なぜだか、
私が入ると
場がしらけるかも
なんて、
余計な考えを持ってしまった。
そんな
私でも、
高校生になると
仲良しの友だちが出来た‼️
本当に
騒いで楽しかった〜
その頃、
片親だったけど、
気にはならなかった。
ある日、
おとなしめな
友達が、
彼氏の家にいるのを
親にバレないように、
私と居るとアリバイ工作していた。
一言言ってくれたら良かったのに、
結局バレた上に、
私と、友達になってから、
悪くなったと、
彼女の親に言われた。
それが
トラウマになって、
結構
ショック。
友達なんて、
信用出来ないって思った。
今でも、
あまり人と砕けて
話はしない。
一人がいいなんて思っちゃう。
でもね、
仲良しの友だちって
やっぱり
欲しいよね。
お友達の
多い人
憧れちゃう‼️
友達
本当に友達と呼べる人は数少ない。
100人もいなくていい。2、3人くらいが丁度いい。
その2、3人を大切にしたい。
#友達
明日会えたらいいね。
カナとリリィはそう約束し合った。
果たせそうもない約束だとは思った。けれど、自分たちの友情をここで終わらせるわけにはいかないという熱い使命感が、互いの心にあったのだ。
「離れ離れになっても、ね」
「うん、会おうね」
私たちは、終わったりしないから。
疎開先は、中国だった。リリィはアメリカに行く。
この国の一般市民を移民として受け入れるには、なにぶん人数が多すぎるし、その中でカナとリリィが疎開できるのは、ひとえに両親の仕事の立場が上級だったからである。
生きていよう。
生きなければ、明日を見ることもできない。
カナとリリィは手をつなぎ、黄金に光る稲穂の波を見つめた。この美しい景色も、自分たちの国も、出ていかなければいけないけれど、それでも。
私たちの友情は、永遠だから。
青空は夏の名残りを強く残して、どこまでも広く。
🫶
小松左京『日本沈没』オマージュ作品
友達
毎日顔を合わせなくても
久しぶりに会って
当たり前のように一緒に過ごせる
そんな友達がいたなら
楽しいよね
しょうがねぇ奴だよな。
強いけどよ。アイツは。バカだよ。
だから、救われる。
適材適所だよな、人間。そう思える。
なんだよ。
ああ、そうだな。オレとアイツは、そういう仲だな。
嬉しかったその肩書きに、落胆を覚える
どこまでも欲張りになってしまった
『友達』2023/10/26
僕とユウキは、幼馴染だ、
『ずっーと俺達は、友達だ』
そうユウキは言った
『うん、これからもよろしく。』
『おう!』
ずっーと友達、とずっと僕達は、そう思っていた。
....
....
....
....
あの子が、引っ越して来るまでは、
友達
知り合い
クラスメイト
同僚
いろんな関係性の中から、自分で友達と認識するのか
相手が自分のことを友達と認識するのか
友達とは曖昧で不確かなもの
まずは自分という人間を確立させ
共有を楽しめるのが私の友達である
本当におバカで、見ていて飽きない君。
一緒にいると、まるであの頃のように全力で笑える。
いつも私の分の飲み物まで持って来てくれたり、ゴミを捨ててくれたり……そんなさりげない優しさに感謝しています。
こちらが心配になるくらい抜けている君だけど、実は根はしっかりしているんだよ。
何事にも恐れず挑戦するその勇気、本当に素敵だと思う。
おっちょこちょいだけど、いざという時に頼れる君。
素敵な友を持ったよ、本当にありがとう。
大好きです。
〝友達〟
友達
どんな形でも…目に見えなくても
大切な友達
優しく心に寄り添って…
辛い時も寂しい時も
うれしい時も楽しい時も
共に助け合い…
かけがえのない存在
それが友達…
感謝します
いつもありがとう
友達
皆さんは、友達ってなんだと思いますか?
私は、嫌われるのが怖いから、ご機嫌取りばっかりしていました。
私にとって、友達は王様みたいな存在だったと思います。
でも、ずっと暴言を吐かれて、容姿の事についてバカにされる。そんな友達に、嫌気が差して一度怒りました。
すると、数日後に謝罪のメールが来ましたが、全然反省しているようではありませんでした。
ですが私はこちらからも謝り、今度から気をつけようと、注意をしたのです。
するとあちらは逆ギレ、一方的に絶交を宣言して連絡先を消されてしまいました。
この事をきっかけに、友達という存在の印象が変わりました。
好感度をあげるのは大変なのに、下がるのは一瞬。
そんな現実に絶望しながら。私は、とっても優しいお友達と一緒に生きていくのです。
お友達が減ったとしても。
『友達』
この時代、友達と言う言葉は
直接会って関わりのある人間関係だけを示す言葉ではない
と僕は思う。
僕にとって実際に会って関わりあった人達は
イジメをしたり見過ごしたりそんな現実ばかりだ。
だけど今はネットが普及しネットの友達…ネッ友がいる。
名前も顔も分からない。
声からの情報しか相手の事は分からない。
けど僕はネッ友に救いを求めてしまっていた。
大人になってから友達の作り方なんて分からないと思って
いたが、ネッ友なら趣味や共通の話題で盛り上がって
気がついたら通話なんてしてる仲になっている。
その分少しのいざこざでスグに関係が崩れる事も…
僕には数年の付き合いのネッ友がいる。その人達には
何回も助けられ今の僕がいる。
この先もこの人達と今の関係を続けられたら良いな…
「私たちって友達でしょ?」
そんな薄っぺらい
人間関係がどこにあるか。
それを頼りに
なんでも叶うと思っている。
くだらない。
だがこんな風にしているから
人との関わり方を
忘れてしまうんだ。
くだらない。と
そんなわけない。
そこから学べ。
利用しろ。
–友達–
#19『友達』
男女の友情は成立しないとか
友達以上・恋人未満とか
そんなのどうだっていい
親友に言えないことも話せるし
一緒だと楽しくて、ホッとして、
無言の時間も気まずくない
だからこれからも隣にいさせてほしい
ただお互いにそれだけ
友達以上に信頼してるし
恋人みたいに愛してる
それでも付き合わないのは
そんな肩書に縛られたくないから
そんな言葉で片付けたくないから
色んな思いを踏まえたうえで
君は最高の友達だよ