『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
題:半袖デビュー
今日も相変わらずの猛暑日か。夏って好きになれないなぁ。まあ、魔法使ってるけど。
「ロゼッタって相変わらずの長袖ドレスね。半袖じゃなくて暑くないの?」
「別に魔法を使っているので暑くありません。半袖とか着た記憶ないし……」
「ええ、嘘。半袖着たことない人、人生で初めて見たわ」
「はは……」
適当に誤魔化す。半袖なんて着る必要なくないですか?魔法さえあればいいし……?
「じゃあ明日、『半袖デビュー』、してみない?」
「え?『半袖デビュー』……?」
「そ!楽しみね。あ、服はこっちで決めとておくから安心して」
「いやちょっとそれは……」
「早速決めなくっちゃ!また明日!」
「……」
……行ってしまった……。決めるの早すぎません?怖いんですが。
というか半袖デビューって……私半袖着るの!?デビューする勇気ないんですが!?
どうしましょう……、断れなくなったし……行かないのもなぁ……。
✧翌日✧
「さあ、鏡を見てちょうだい!」
「はい……」
渋々行って渋々着て渋々見る……。終わってますね。
どうなってるのかな……、うわぁ……。(ごめんなさい、こんな嫌そうな感じで)すっごく似合ってる……!自分で言いましたね。
「どうかしら?」
「すごく……似合ってます……!」
「でしょ?」
初めての半袖デビュー。めちゃくちゃ楽しい思い出になりました!
お題『半袖』
半袖
夏の空に
君の眩しい笑顔
ひまわりと太陽
君の白い
半袖
流行り病の時にマスクをしていた時期、給食の時にマスクを外し、初めて素顔を知った衝撃にそれは似ていた。
「……ほっそ!!!」
俺はこの春彼女ができた。
しかし、彼女のことは何も知っていなかったようだ。
本日は初デート。
今日の気温は30度を超えると天気予報で聞いていた。
「いつもは日焼けしたくないから、アームカバーとか上に羽織ったりするけど……日傘あるから暑いし半袖にしてみたんだ」
彼女は黒い日傘をさしたまま、笑いながらそう言った。
半袖から見える二の腕は、程よくぷにっとしているようだが、肘から指先にかけては、俺の手で掴めそうな程に細い。
こんなに細くて生きていけるのかと心配する程の衝撃であった。
「それよりデート、ちゃんとエスコートしてよね?」
半袖姿の彼女は、はにかみながら俺の横にピタリとくっついてきた。
彼女が近付いてきたからか、はたまた気温が高いからなのか、俺もなんだか暑くなってきた。
「俺も半袖なのに……あちぃなぁ、今日!」
「そうだねー。ほら、私の日傘に入って、相合傘しよう?」
「いや日傘で相合傘は狭いよ!」
「あはは、そっかー」
初々しいデートのスタートである。
【半袖】
貴方の手が好きです
半袖の貴方の腕が
【半袖】
【高校で有名なヤンキーと出会ってしまってから(4)】
ー
あのあと途中の道で別れ、今日のことを夜思い悩んでいた。相変わらず、自分の言動には後悔しかない。俺は結局、なりたい自分を探している。ほんとはこんな自分に嫌気がさして「ヤンキー」として悪目立ちしているだけ。実際に昔はグレていたけど。そんな黒歴史をなかったことにして、新しい人生を生きようと頑張ったつもりだった。
「はぁ。」
心の中を表現したようなため息が出る。結局何がしたいんだろう。まぁ、何か分かるかもしれない。このまま続けておこう。
ー
時間の流れは早いものだ。もうお昼なのか。いつも通り、屋上のドアを開けて飛び出す。
「やぁやぁ、お嬢…ちゃん?」
(ピンクが2人?おっと?増えてるぞ?昨日までは1人だったはず。おかしいな。俺の目が腐っているのかもしれない。)
「あ、先輩。こんにちはです。」
「こんにちはです。さとりん。この人。ナンパものなんじゃない?」
「あのー、聞こえてまっせ。」
その子はロングヘアでさとりと同じくピンク髪だった。
「君は?」
「うちは
半袖
暑い、なんて陽射し
プールで思う存分泳ぎたい
それなのになんで怪我しちゃったかなぁ
見せたくないから長袖を着てる
治った時はもう半袖の季節じゃない
せっかく買った新しい服の出番は来ない
着たいな、着ちゃおうかな
ハンガーを見つめたら
風が入ってこっちにおいでとゆらめく
立ち上がり手に取とうとしたら
くるりと背を向けられた
半袖
長袖と半袖
中間はなくはないけど
何袖だろう
あとノースリーブは何袖かな
基準の基準がお互いにあって
それぞれを表してる
暇だから
考えてたんだけど
村や町 集落を行き来してたんじゃないかと
固定で実は住んでなかったのでは
もっと言ってしまえば
循環してた範囲と役割があったかも
一部は固定だったかもしれないけれど
固定されてから争った
争ったってより先に所有してた
土地とか海は共有されていて
最初から誰のモノでもなかったのでは?
常に感謝し
時に畏怖され
人と共に生きた
とんでもなく関係ない考えだなっと
半袖で済むなら
半袖でいいけど
紫外線や暑さ次第かな
まだ日が出ても行動が出来る範囲内
無理になったら夜に過ごすしかなくなるね
私は半袖が着れない。
昔からアトピー性皮膚炎に悩まされているせいである。
関節の皮膚がぼろぼろだから、夏でもシアーシャツの長袖や七分袖のインナーで見えないように誤魔化してきた。「成人したら治るよ」なんて医者は言ったが、ほんの少しマシになっただけで完治はしていない。腕の内側、太ももの裏、首、肩、皮膚が薄くよく伸縮するようなところが痒くなる。アトピー性皮膚炎の中でもまだ軽いほうだと言われたが、長く悩まされてきた私にとっては父の遺伝を恨むくらいには憎たらしい病だった。ひどいときは眠っていても無意識に肌をかいていて、それで目が覚めてしまうこともあった。
ステロイドや掻きすぎで皮膚が薄くなり、シワができてしまっている部分もある。小さい頃は家族から我慢しろと言われたが、殆どの親族はアトピーを持っていなかった。別に掻きたくて掻いているわけじゃない。本当にどうしようもないのだ。頭がおかしくなるほど強烈な痒みなんて、同じ疾患を持つ者にしかこの苦しみは分からないだろう。
治したいという気持ちはずっとある。まっさらな肌に憧れて、掻かないように我慢した日々はたくさんある。医者に行き薬をもらって治そうとしてきた。でも気を抜くと爪を立てて掻きむしっている。
関節部分以外はまったく傷はないが、痒い場所が場所なので短いパンツやインナーは着ることができない。今はだいぶ傷も無くなっているけど、あまりにも汚い肌を露出するのは抵抗があった。どれだけ我慢しても治りそうでも、気を抜くと汗や乾燥でかゆくなってしまう。どうして自分は我慢ができないのかと惨めな気持ちになるほどだ。
だから夏でも肌が隠れるような服をいつも着ている。タンクトップや袖の短いTシャツ、足の出るようなパンツ、そういった露出の高い服を着て堂々と歩く人とすれ違うたび、羨ましいなあと思う。はやく冬が来てくれたらいいなあ、とも。
夏は私にとってまさしく地獄である。
ジリジリと
肌を焦がす真夏の太陽
蝉がミーンミンミンと
鳴いてる中でも
羽織った半袖靡かせて
ヒラヒラ、ハタハタと音を立て
自転車漕いで、駆けてくる
熱中症警戒アラートが発令されて
どんなに暑い昼間でも
心の芯まで冷めゆく夕立
雨風に打たれたって
君は、ヒラヒラ、ハタハタ
半袖を靡かせて、駆けてくる
受験生でしょ? 忙しいんでしょ?
わざわざ会いに来なくても……
言いかけても、君は無視して
ヒラヒラ、ハタハタ
羽織った半袖を靡かせて
私に会いに、駆けてくるんだ
愛しいよね?切ないよね?
大盛況の花火大会の日にだって
ヒラヒラ、ハタハタ
羽織った半袖靡かせて
自転車漕いで、駆けてくる
愛しいね、優しいね
半袖王子の名があれば
きっと君の事を言うだろう
ヒラヒラ、ハタハタ
今日も自転車漕いで、漕いで
君は、半袖靡かせて
駆けてくるんだ、駆けてくる
星降る夜にも、晴れ渡る朝も
私の事を思い出して
ヒラヒラ、ハタハタ
駆けてくる
愛しい愛しい、半袖王子
愛してるよ
ー半袖ー
*お題アーカイブ用 7/25
【半袖】
「半袖なんか大嫌いだよ」
「半袖、似合うね」
太陽を背に、少し照れながら笑顔で言ってくれた君。
また、冬になったら
「長袖、似合うね」
そう言ってくれることを楽しみにしている
2025/07/25 「半袖」
半袖さぁ…。
めっちゃ脇毛見えるから、剃らなあかんねん。
汗臭うから、拭かなあかんし。
袖少し長いのがいいなぁ…。
半袖
彼女と出会って三か月経ちました
守りたい人のか細さを知りました
ずらしたカーデとの隙間に見える素肌がセクシーだね。
毎年この時期になると着る半袖。
半袖と言っても色んな半袖の洋服がある。
だが君は際どい半袖を着て現れるもんだから
理性とずっと奮闘しているのは知らないだろう。
可愛いけど…可愛いけれど!
半袖、今の時期には必要不可欠なモノになって、
とても大変や時期にも入ってきて、少し憂鬱に、
感じてしまうのは、自分だけなのだろうかと、
思っている節があるけど、そんなことないのかな
分からないけどね、皆この暑さってなれたのかな
俺にとっては、この夏は人生史上一番の暑さだと
自負しても、文句無しの暑さとなってると、
思いたいんだけど、そう言う時期には、アイスだ
冷たい飲み物だ、涼しい場所だ、勉強だ、青春だ
なんやらかんやら、様々な可能性に秘めた時期で
楽しみも膨らむと思うけど、俺にとっては、
それは、叶わないことだ。だって、俺はそこに、
入れてやいないのだから、蚊帳の外だからだ。
簡単に言ってやろうか。
"人柱なんだよ、俺、皆の為の犠牲者だぜ?"
それを聞いても、こんな無駄話に付き合って、
真面目に話し掛けてくれる君を好きになったのは
寿命が尽きたとしても、言えない秘密な事には、
変わりはないのだが、早く唸る暑さよ、
消えてくれ、この温かい感情と共に。
君は半袖を着ない。
いつだって長袖。
「暑そうだね。」
「日焼けしたくないの。」
長い髪は袖の肘の部分にかかる。
汗っかきで、夏は
「暑い」
が口癖で、体育館の競技ですら長袖を着る君。
日に日に違和感を覚える長袖。
私はいつだって半袖を羽織る君の姿を想う。
放課後、一人で帰っていたら、君は少し年上くらいの
男といた。でも、それは違和感だった。
君の立ち方は落ち着いていなかったし、男は君の腕を
こっちから見てもいた差がわかるほどきつく握っていた。君と目があったが、君は男の目を伺い、私を無視した。
君のその謎を秘めた長袖の下には、何が隠されているのだろう。
「半袖って名前だけ聞いたら5分丈のことじゃね」
「屁理屈、じゃあ二の腕の半分ってこと」
「え、2の半分で1だったら長袖のことじゃん!?」
「うるせー」
※半袖
昨今、太陽が焼き殺しにくるため出番を失った半袖。
───と去年かその前の私は思っていたらしい。
去年 緊急入院→難病→実家に戻る をした中で
引越し荷物の中に半袖が1枚もない、というか夏服のほとんどが無くなっていた。
夏服として仕舞われていたのは、夏ポンチョとタンクトップ3枚、日傘である。
ワ、ワンチャン、ジャージ2セット追加……?
ともかく今年は夏服買いにダッシュしたよねー
Honeysでお買い物しました
おチビなのでユニクロ等はサイズが無いのよ……!
安全のしおりにあらゆる災難の絵がありみんな長袖でした