『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
半袖
夏
暑い
涼しさを求め長袖をちぎる
暑いのには変わりない
「半袖」
彼女はよく笑っていた。いつも笑顔だった。彼女といるといつも場が華やいだ。
でも最近彼女は暗くなった。ため息をよくつくようになった。いつもどんよりとした空気が漂っていた。声をかけても下手くそな愛想笑いで誤魔化された。
夏になって半袖になった彼女の腕には、傷跡が隠れていた。
87日目
衣替えの季節、半袖になる人々
相変わらず長袖の君
その下には何が隠れているのだろう
君は一体何を隠しているのだろう
知りたいのに、守りたいのに
この行為が君を傷つけてしまわないか
そんなことが頭をよぎり今日も言葉を飲み込んでしまう
来週水曜日からランチ再開します
是非とも宜しければ御立寄り下さいませ。
7月の特選ランチメニュー
a
カナダミヤジ豚の直火ロースト山葵添え
手なが海老とポルチーニ茸のリゾット
赤南瓜とクレソンの冷製スープ
アルザス産チーズ4種盛り
パンナコッタナンノコッタケーキ
オリジナル須走りの水出し珈琲
b
松輪鯖の沖漬け丼
オリジナル海鮮出汁の冷製卵スープ
高野豆腐と大根ステーキのポテサ
そら豆の茶碗蒸し
抹茶辻茶のアイスクリーム
オリジナル須走りの水出し珈琲
…
メッセージ入れケーキの御注文を承ります
仕込みスタッフ募集
詳細はホームページinstagramご覧ください
……
妄想レストラン🍴
…
妄想賊は愉しいです🍀(笑)
「半袖」
真っ直ぐ伸びた綺麗な黒髪に、可愛らしい花柄ワンピースのあの子。
まるで人形のように愛らしい、
可憐な少女を体現したかのような女の子。
僕はそんな彼女の秘密を知った。
ラフな半袖姿でいつもとはだいぶ違う格好の彼女を街で見かけた。
陶器のような細くて真っ白な腕をあらわにして。
そんな腕の辺りにチラチラ見え隠れするものがあった。
僕は思わず彼女を追いかけて咄嗟にその腕を掴んでしまった。
「うわぁ!びっくりした…君、同じクラスの子だよね?」
「あ、ごっ、ごめん!いきなり掴んだりして!あのっ、この腕のって…。」
僕が掴んだその腕には肩から二の腕にかけて龍や桜の和彫りが入っていた。
「あー…驚いた?うちの家系そういう所だから。怖がらせちゃうから、みんなには言ってないんだよね? 君も、内緒にしてくれるかな?」
あぁ、だから彼女はどんなに暑い日でも半袖を着なかったのか。
思いがけない出来事に言葉が上手く出てこなくて、コクコクと頷いた。
「ふふっ、ありがとう。約束、ね?」
おそるおそる彼女の小指に自分の小指を結んだ。
半袖の季節がやってくる
日に焼けた肌を出して
どこにいこうか
海もいいね
花火もいいな
お祭にでも行ってみる?
夏の思い出をつくろうよ
大嫌いな夏を少しでも好きになろう
半袖
最近暑すぎて、肌を出すのに抵抗が
無くなってきてる……怖い
※半袖
「今日は(片思い中の幼馴染の)アキ兄と二人っきりで行く夏祭りだったから(可愛いって言ってもらいたくて)
浴衣着ようとしたの!でも上手く着れなくて…
結局普通の半袖になっちゃった」
(そう話したらアキ兄は可愛いって言ってくれたけどアキ兄って)「本当鈍感。」
(半袖)
半袖。。夏ならではの、、
そんな、、風流。。
半袖
半袖じゃない!
ノースリーブが着たいの!
でもこの腕が………たくましすぎる…
『半袖』
半袖になるとやる事がいっぱい。
ムダ毛処理して
保湿剤塗って
日焼け止め塗ったりして。
腕や足を細く見えるようにストレッチや運動して。
ひたすら人の眼を気にしてる。
寒い季節が過ぎて
初めて半袖になる日
腕が風に誘われて
ウキウキしている
………半袖
半袖。
半袖着たいなぁ。
日焼けしそう。
半袖を恋しがりながら
今日も
ロンT。
「半袖」
衣替えの時期は当に過ぎているのに、今年は夏服を本格的にクローゼットから出してはいない。ケースから半袖を2、3枚取り出して、他は放置だ。いつもなら、ケースごとクローゼットから取り出して、冬服と詰め替えをするのだが、今年は暑過ぎて部屋に1秒もいたくない。エアコンを入れればいいだけの話なのだが、あいにく故障している。私は扇風機で命を繋いでいた。暑さで思考が停滞する。衣替えなんてわざわざ全部変えなくても、2、3枚半袖があれば着回しで夏をこせる…に違いない。オシャレして出かける事もなくはないがそれは別だ。とにかく普段着は半袖が数枚あれば事足りる。ミニマム最高。
と思っていたのだが、「これは…想定外だ」私は頭を抱えた。半袖のシャツに漂白剤をつけたら化粧品でもついていたのだろうか、せっかくの白い半袖がピンク色のマダラ模様で全滅だ。
端的に言えば、おわった。
私は重い腰をあげて、衣替えすることにする。
クローゼットの扉をあけて、ケースを置くから引っ張り出す、しかし…「あ、腰が」
慣れぬ力仕事に腰が悲鳴をあげた。
そのまま起き上がれずに、ギックリ腰となり、実家の母にSOS,なんでこんなことになったんだろ。
全ては衣替えのせい?いや違う。
暑さのせいだ!
そう、締めくくりたいと思う。
『半袖』
私は半袖が嫌い。このキズが隠せない。
酷く深くとても醜い傷。だから私は…長袖になる
……またいつか、半袖になれるかなぁ…
半袖シャツ
袖まくって
庭にホースで水まいて
虹なんかかかっちゃって
桶にスイカを水氷で冷やしておいて
一通り家事を終えたら
かぶりついて
夏〜!!
なんてなんねぇから!!
スイカ高いし!!
そもそも庭はない!!
長袖は半袖に恋をして
半袖は長袖に恋をする
でも、いつかは…
なんで新卒の面接ってリクルートスーツが当たり前なんだろう。
この時期なんてこんなに暑くて、熱中症警戒アラートなんてものが出るくらいなのに。
それに、今時、みんな同じスーツ着てなんて気味が悪いよ。
そうやって心の中では不満ばっかりのくせに、「就活 服装」って検索してそれ通りにする自分、なんかカッコ悪いな。
#半袖
『半袖』
今日も学校だ...
同じ格好して同じルートを通って同じことを繰り返す...
面白くない。暑い中クーラーが効いた涼しい部屋で
のんびりしてる方が熱中症のリスクも回避出来ていいのに...
外に出てまだ数分しか経ってないのに
もう汗が腕から滲み出てる。
寒冷スプレーとか暑さ対策は
万全にしてきたはずなのにおかしい。
あー...帰りたい。
そう思いながら重たい足を頑張って動かして
やっと教室に着く。
クーラーの効いた教室内は
沢山の清涼剤が混じった匂いがする。
席に着こうとしたとき隣のクラスメイトに声をかけられた。
「おはよう。今日も暑いねえ...」
おはようと返そうとしたとき、
クラスメイトの何かに引っかかって身動きが止まる。
いつもよりも明るい...?いや表情とかじゃなくて
雰囲気...?でもない。なんだろう...
そう思いながらまじまじとクラスメイトを見つめる。
「大丈夫?...そんなに見られるとちょっと恥ずかしいかも。」パタパタと手で顔を扇ぐ仕草に答えがでる。
いつも長袖だった君の半袖姿に見惚れてしまったようだ。
語り部シルヴァ
半袖。なにげに昔と今ではかなりその概念が変わってると思うもののひとつ。
昔は肩から肘までの半分を覆うくらいよ長さだったのが、今はすっかり肘まで覆うものが増えた。
袖ぐりの余裕も全然違う。
今のものの方がゆったりとして、断然着やすくて風が通って涼しい。(若者向けのぴったりシルエットの服はまた別)
服全体がゆったりしてきたのは流行りの力も大きかったけれど、今のような酷暑では肌にまとわりつく服は耐えられないので、気象に合わせた文化の移り変わりとも言えるのかもしれない。
私たちはいつでも時代の過渡期にいる。