『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
半袖
きらめく陽の光
緑さす季節
眩しい白い腕
君の半端袖
『半袖』
僕は君が、半袖を着て
日陰で涼しげに、かき氷を食べてる姿が大好きだ。
毎年、見ることだが飽きることはない。
むしろ、来年はどんな服をプレゼントを
しようか悩むところだ。
この夏、このときにだけしか
見れない、姿の君。
そんな君のことをいつまでも
覚えていられるように、
また、来年の半袖の組み合わせを
考えよう。
半袖のシャツから
伸びる小さな手を
しっかりつないで
歩いた夏の夕暮れを
思い出す
6月なのにもう暑い。
私は、思う。去年こんなあつかったっけ?もう半袖の時期?そんなぁ~
半袖は、日焼けするし、蚊に刺されるし、もう大変。
私は半袖を好まない。好きになれない、、
袖と柚
似てますよね
最近老眼が加速して
半柚
って何だろうと
しばらく考えてた
半分の柚
薄い柚味...
Googleで検索したら
ちゃんと半袖がでてきて
老眼間違いを正してくれた
やるなーGoogle
「半袖」
半袖を着るのはいつぶりだろうか。
傷まみれの手首を隠して暑い夏の中もパーカーで過ごした去年の夏。
でもあの頃の私と今のわたしは違う。
君に出会えてわたしは変われた。
傷なんて隠さなくていい。
ありのままの自分を愛してくれる人はたくさん居るんだから、
過去の自分も認めて生きていかないといけないから。
いつも長袖を着ているあの人が半袖だった。
あまりにもまじまじと見ていたらしく不思議そうな顔をされた。慌てて今日はあついですねと笑う。
納得してくれたのかそうだねと笑ってくれた。
それにほっと息を吐く。
一見、細身に見えるが筋肉が見えて、ドキッとしたなんて、いえそうにない。
あ、と気付く。物販列の折り返しに並んでいた俺と同じツアーTシャツを着た女の子は、いつも教室で物静かにスマホを構っている同級生だった。整列バーを一本挟んだだけの距離は、話しかけるには難しくない。けれど、このバンドが好きだったことを初めて知ったし、そもそも話したことだって必要最低限な連絡事項くらいしかなかった。
会場中の多くの人が着ているのに、そんな距離感のクラスメイトが自分とお揃いのTシャツなのが何故だか妙に落ち着かなくて。慌てて見なかったフリをして、帽子を目深に被り直した。
"半袖"
〚半袖〛
半袖って、暑い時に着るとちょうど良いよね。
半袖
(本稿を下書きとして保管)
2024.5.28 藍
《半袖》
そろそろ暑くなってきたから長袖を仕舞おう。
「・・・あ」
そうだ。
冬の間、走り回っていたから暑くて、長袖を千切って半袖にしてしまったんだった。
・・・今年の冬、どうしよう。
【半袖】
朝、暑いなと思ったので
俺は今年に入ってから初めて
ワイシャツを長袖から半袖に切り替えて出勤した
車では快適だったのだが
職場に着くと冷房がガンガンに効いており
「今日は暑いなー」と上司が話しかけてきた
出勤してきた同僚たちは涼しい涼しいと言って
みんなエアコンに感謝している
女性社員たちはカーディガンなどを羽織っているのでノーダメージ
そんな中、涼しすぎるとは言い出せず
俺は一日中縮こまって仕事をしていた
半袖。
半袖を着ると
日焼けするのが
嫌。
電車で左側に座ると
日焼けしちゃう。
本当は
色白なのに。
「いや、早くない?」
「暦的には夏だし良くない?」
薄ら寒い雨の中、またも冬の上着を引っ張り出した
私の隣、真白い腕を晒して君は笑った
「というか、どうやって来たの」
「お・し・ご・と」
「せ、世知辛い……」
ざわざわとさざめく大通り
カラフルに咲く傘の林を器用に抜けていく裾
「それで」
「うん?」
小走りに追いかけて、追い掛けて、道路の真ん中
ふと立ち止まる君は雨粒を透かしていた
「君の手を取ればいいのかな?」
「……うん、正解」
そういえばあの日は友引だったかと
遠ざかる意識の中、悲しく歪んだ顔だけが見えていた
‹半袖›
暑くなってきた。もうそろそろ衣替えだろう。タンスの奥深くから引っ張り出す夏服は、すごく懐かしいものばかりだ。大はしゃぎして親に怒られたあの日。服の色が変わるぐらい汗だくになったあの日。どれも懐かしい思い出だ。でも、今この瞬間の出来事が、一番の思い出になるに違いない。だから僕は、顔を真っ赤にしながら、美しい海に向かって叫ぶのだった。
半袖
私は二の腕が見えるのが嫌で
長袖か、七分くらいのを着てる。
私の二の腕には大きな傷がある。
誰もが引く大きさ。
縫った時に写真を撮られた。
それくらいの大きさの傷が両腕にある。
二の腕、腕、手首、手の甲、足。
私は毎日見てるから普通なんだけど、
人から見たらだいぶ引くと思う。
私は傷が消えにくいと言われたので縦に切った。
傷が残って欲しかったから、
自ら縦に切った。
今はこの傷たちは勲章だと思ってるし、
消さなくていいと思ってる。
でも人がこんな傷付けてたら私は引く。
『半袖』
こないだまでコートを着て真っ白い息吐いてたのに
気づいたら軽い装備で歩いてた。
早いなぁと季節がどんどん過ぎていく。
もう半袖の季節だ。
そしてまたコートを着て白い息を吐く季節がやってくる。
時間は瞬く間に過ぎていく。
そう瞬く間に…。
「ねぇ、まだ半袖って寒いと思わない?」
今の時季は寒暖差が激しいから何を着るべきか分からない
朝、晩は肌寒い気がするし
かと言って、昼は暑い
薄手の長袖か半袖の上からシャツを羽織るのがベストかな
と思うんだけど
どういう答えが返ってくるかな
「
半袖の方が二の腕が見えて好きだけど」
「長袖にしよ」
夏になり顕になった真っ白で細い腕。はっきりと見える血管。そんな細かなことにさえ気を取られて脳内を独り占めしていく。
あぁ、君はずるい人だ。
ー 半袖 ー
#お嬢と双子 (NL)
Side:Miyabi Obinata
冬は長袖のセーラー服でも夏は半袖の丸襟ブラウスにジャンパースカートが当たり前のお嬢様学校に通っていたワタシは、今まで半袖のセーラー服を着たことがなかった。
しかし7歳年上の元許婚が別の女性と婚約してくれたおかげでワタシは自由を手に入れ、こうして人生初の半袖のセーラー服に袖を通す夢が叶った。
そして今日が、半袖のセーラー服での初めての登校日だ。
「帯刀さんおはよ〜!」
「…おはようございます」
転校してきたばかりの時に比べると、クラスメイトの方々に話しかけてもらえることが増えたような気がする。
これぞワタシの求めていたハイスクールライフ。
これぞワタシの求めていた「普通」の女子としての日常。
お嬢様学校では得られなかった心の栄養で、ワタシの心は潤いまくっている。
…ただその一方で、潤い過ぎでもあり…。
「帯刀先パーイ!おはざーっす!」
「おはようございます、先輩」
「あら…おはようございます」
…成見兄弟。身長のことで変な絡まれ方をされていたワタシを助けてくださった、双子の殿方。
コンプレックスを褒められ慣れていないワタシは彼らを見ると何故か胸がざわつくようになってしまって、だからワタシは平静を装うためになるべく彼らと深く関わらないようにしてきたつもりだった。
ただ…彼らはそれでもワタシと距離を詰めてくるので、ワタシの心は潤いすぎて常にキャパオーバー寸前だ。
「半袖の先パイも可愛いっすね!」
「…そう…ですか?」
…ああっ、こんなに真っ直ぐに褒められてしまっては…ワタシ…いつか爆発してしまいます…。
お2人はきっと知らないでしょう、ワタシの表情筋は全く仕事をしていないのにワタシの頭の中はこんなにうるさいことを…。
ワタシは高鳴る鼓動を抑えられず、無表情のまま彼らから視線を逸らした。
「…先輩?」
「…すみません。嬉しいとは思っているのですが…褒められ慣れていないものですから」
「先パイ、もしかして照れてるんすかっ!?」
「それは…ないですね」
…ウソです、めちゃくちゃ照れてます…っ。
ワタシの脳内で複数のワタシが天使と悪魔の如く論争を繰り広げている。
まるであるワタシが「素直に照れていると言ってしまいなさい!」と言っていて、あるワタシは「このまま言わないでいたほうがいい!」と言い、それぞれがワタシの表情筋の制御装置を奪い合っているかのよう。
結局、ワタシは無表情のままで心の声を誤魔化すことにした。
今はまだ…ワタシの気持ちには気づいてほしくない。
「へへっ、じゃあオレがこれから先パイのこといっぱい褒めますね!」
「…え?」
「俺も褒めます、先輩のこと」
「いえそんなお気を遣わせるわけにはいかないのでお気持ちだけで」
「ぶはっっ!先パイ早口になってる、可愛い〜!」
…仕方ないでしょう、この距離の近さなんですから…!
ああああ近い近い近い…。
初めての半袖のセーラー服に舞い上がっていただけだったのに、彼らはまた距離を詰めてきた。
胸がさらにざわつく。
お2人ともワタシの心の奥にぐぐっと入り込んでくるのが分かる。
それでもワタシはまだ、この気持ちに気づいていないフリをする。
素直になりたいけどなれない本当の自分を、可愛いセーラー服で隠して。
【お題:半袖】
◾︎今回のおはなしに出てきた人◾︎
・帯刀 雅 (おびなた みやび) 高2 お嬢様学校から転校してきた
・成見 椛 (なるみ もみじ) 高1 楓の双子の兄(文面がうるさいほう)
・成見 楓 (なるみ かえで) 高1 椛の双子の弟(文面が静かなほう)