『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
題名『日焼け対策』
(裏テーマ・半袖)
ペットの小型犬の洋服を半袖にした。
短い腕と足だけど、これが可愛い。馬鹿親だ、嘘はつけん。
ついでに、寝たきりの親父のパジャマも半袖にした。
二の腕も太腿も折れそうな細さ。痩せ衰えて怖くなる。
娘が半袖を着ていた。
はち切れそうな若さの肉でパンパンだった。
「恋して痩せろ!」
などと言ったら殺される。
私も半袖を着た。
みすぼらしくて慌てて着替えた。
今年の夏は
日焼け対策の長袖で勝負する、決意をする。
半袖
一目惚れしたのは半袖の時期
アピールを始めたのは薄長袖の時期
初めて電話したのはセーターの時期
告白したのは半袖の時期
1年の片想いで実った初恋
夏を感じさせる短く白い袖から見える透き通った肌
扇風機を回しながらアイスを食べる君の姿
今年もまた暑い季節がやってくる。
そんなことを思いながら部屋で2人ゲームをする時間は、僕にとって最高の一時だった。
新生活、緊張とうきうきを纏った頃の、新しい制服
衣替え、季節は初夏へ、半袖
夏休み明け、ひさしぶりに会った時の、小麦色の肌
朝夕、少し寒くなって来た頃の、冬服
1年のうちで、
ドキッとする出会いは、
むかしから、同じね。
【半袖】
ジメジメとした空気が纏わりついて
身体いっぱいに空気を吸い込む
どこからともなく夏の香りがする
カーテンを閉じてクローゼットを開いて
色とりどりに並んだオシャレ着をにんまりと眺めながら
今着ている服よりも薄手の生地を何着か選別
現実で過ごす用の色彩の淡い服を
取り出しやすい位置に並び替えていく
そうしている間にも目を引く色を見ては
どんどんと上がっていく口元
夏の匂いを感じ取っては瞼の裏に浮かぶ色を思い浮かぶ
あんなに嫌いだった夏を
心待ちにする理由はそれだけで十分だった
太陽の位置が高くなっていくのを見ながら
今日も半袖に腕を通す
2024-05-28
《半袖》
夕日に赤く照らされたスラッとしたあなたの背中。
続く肩から伸びる半分覗く二の腕から垣間見える、
今までの努力も苦しさも全て詰め込んだ逞しさ。
汗ばんだ頬も張り付く髪の毛も、燃える瞳も、
未来へ続く力を紡ぐ。
心が強い事は知っていたけれど、
またあなたの新しい強さが見れた。
その立派な腕の中に、
どうか悲しみよりもたくさんの大きな幸せが抱え込まれますように。
「半袖」と聞いて思い出したエピソードを一つ。
中学に上がってすぐの6月、冬服から夏服に変わるタイミング。
ブレザーを着用する必要がなくなり、私は意気揚々と半袖シャツ1枚で登校した。
学校に近づくにつれて気が付く。
周りを歩く生徒たちは皆、
シャツの上にベストあるいはセーターを着ていた。
おそらく自分の意思のみで行う初めての衣替え、制服の作法など未知な中学生には充分に恥じらいを与える体験である。
浮いていたであろう私は、
「暑いからあえてこのスタイルで着こなしているんですよ?」
という顔をしてどうにか1日を過ごした。
失敗を開示することもなく、指摘する隙も与えず。
*
その後の学生生活では、シャツの上には必ずセーターを着るようになった。
夏でも、余程暑くない限りは半袖シャツにセーター。
冬でも、室内は暖房が効いているということ、腕に直接柔らかい生地が当たる感覚が好きという理由で半袖シャツにセーター。
本当は暑がりのくせに、
「寒くてセーターを着ています」
みたいな顔をして学校生活を全うした。
背中や脇に汗をかいていても、なぜか汗をかかない顔にあやかって涼しげな表情をかましていた。
今思えば、中1の初夏のあの体験が根底にあったのかもしれない
誰も、私が本当は汗っかきなことを知らない
私も、誰にも知られないように振る舞っている
なんか、ずっと、そんな感じの人生
あつくなった。
邪魔だった。
覆っている全部、
なくなっちゃえばいいのに。
ほんとうの姿はゆるされない。
わたしたちの心はゆるされない。
夕立。
薄い衣。
少しだけ、あなたの心が透けて見えた。
/『半袖』
半袖って全然半分じゃない。
対義語も全袖じゃなくて長袖だし。
短袖と全袖は死別したのかな。
ここのところ、気温の差が激しくて、何を着たらいいのか悩んでいる。
昨日も暑かった。一応、七分袖を選んだ。まあまあ過ごせた。
そして今日は寒かった。地元では、昨日より10度下がり、薄手のカーディガンを羽織ったほどだ。
日中の半袖は、私にとっては、まだ早い気がする。
もうすぐ6月。今度は梅雨の季節になり、肌寒い日が続きそうで、半袖はまだ先になりそうだ。
もう衣替えは済んでいるので、暑いと思ったら、いつでも着れるようになっている。
その時は、夏を思わせる日差しが降り注いでいるかも知れない。
「半袖」
半袖
今ってもう半袖の季節??私は半袖の上からパーカー着て着たり脱いだりしながら毎日過ごしてる。17歳の誕生日に彼氏に貰ったパーカー。別れてた時も着たくないなあって思いながらお気に入りで他の人とデートするときとかもずっときてた。半袖は腕が見えるからいややなあ。二の腕太いからとかじゃなくて毛剃ったりするのがめんどくさい。冬でもどうせ剃るから変わらんけど冬の何倍も気にするやん。暑いんか寒いんかよーわからん今の季節。はやく半袖で家出れるくらいにならへんかなあ。
『休憩時間』
半袖のユニフォームを肩までたくしあげると健康的な小麦色の肌が眩しい。浮かんだ汗の玉がつぅ、と腕まで流れて肘のほうへ消える。君はおちゃらけてうちわの代わりに手のひらで風を仰いでみせた。
水筒の氷がカランと音を立ててカルピスの海に沈む。
入道雲と青い空、少し向こうにひこうき雲。
もうすぐ夏の大会だから、今年で最後の夏だから。
僕らは大人が羨む青春ってやつを精一杯楽しむんだ。
#半袖
詩(テーマ)
『半袖』
半袖を着た風が
庭先でブルルと踊ってた
半袖を着た校舎
青空の下でキオーツケー
半袖を着たぼくは
貧弱な二の腕…恥ずかしい
半袖を着た冬が
野外フェスこっそり来ていたよ
半袖を着た夏は
かき氷渡して友だちさ
半袖を着たきみは
運命という名で捕まえたい!
『半袖』
半袖を着る季節がきた。
どうやって隠せばいいのかな。
#5
半袖
あつーーい!!
最近は暑すぎる。雨でも暑い。
学校の帰り道なんて特に地獄。
「うぁー、とぉ~けぇ~るぅ~」
そう唸っているのは私。そんな私の横で、普通にキョトン顔でいるのは私の友達。こんなにも違う理由は周りからみれば一目瞭然。私の友達は涼しそうな半袖。それに対し私は長袖。
とけそうな日も長袖な理由は簡単、私は半袖が苦手なのだ。この文章だけを見ると私がとても悪いように思えるがそうではない。
私は小学生の頃いじめられていて、そのときの季節は夏。服装は半袖だった。だから高校生になった今でも、半袖を着るのには少し抵抗があり、買ってもすらもいない。
でも、こうして友達を見ていると本当に羨ましくなる。心情は着たいのに、身体が本能的な拒否をだす。同じ私の体だというのに、まるで意見が違う。
意味が分からない。
それでも、変わらないことにはかわりがないのだから、これからもとけそうな日を耐えなければならない。
「早く冬来て~」そう嘆きながら今日も長袖でとけそうな日を過ごす。
fin
小学校5年生だったか…
私は半袖が嫌いになった。
チョロっと生え始めた脇の毛
どう処理すればいいかわからかった。
チラッと見えてしまったのだろう…
隣の席の男子にからかわれた。
恥ずかしくて恥ずかしくて…
それから半袖は嫌いになった。
好きだったあの子もキライになった。
【半袖】
今は永脱ノースリいぇい♪
半袖から見えている
母の二の腕の脂肪
生まれた時
おっぱいを無意識に求めたように
その二の腕を求める
半袖着れそうじゃん?って思うくらい暑い日もあったのに
全然寒すぎてジャンパー羽織ってる
手袋とかほしいレベル
今日も雪山の隣を通ってまだまだ溶けないものなんだなあと
半袖ギリ着れるなくらいがちょうどいいなあ
それより暑いと外出るの辛い
日に焼けるのもやだなあ
なんだかんだ夏は好きな季節なのだけれど
夏が来るとわかってしまうと少々難
あ、最近大黒摩季の『夏が来る』が頭の中をリピートしすぎてる
女王様に夏はいつ来るでしょうね
#半袖
私は冷え性だから半袖を着るのは
7月になってからかも。
半袖を着て、下は涼しいスカートを履いて
暑い夏のお昼にコンビニの外で
冷たいガリガリ君を食べるのが夢。
今年は叶えられたらいいな。
残念…
ワイシャツの袖を捲った時
見える肘から手首にかけてのラインが好きなのに
#半袖