『休憩時間』 半袖のユニフォームを肩までたくしあげると健康的な小麦色の肌が眩しい。浮かんだ汗の玉がつぅ、と腕まで流れて肘のほうへ消える。君はおちゃらけてうちわの代わりに手のひらで風を仰いでみせた。 水筒の氷がカランと音を立ててカルピスの海に沈む。 入道雲と青い空、少し向こうにひこうき雲。 もうすぐ夏の大会だから、今年で最後の夏だから。 僕らは大人が羨む青春ってやつを精一杯楽しむんだ。#半袖
5/28/2024, 12:49:25 PM