勿忘草(わすれなぐさ)』の作文集

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勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/2/2024, 2:37:01 PM

「まま、見て!かわいいお花咲いてるよ!」
保育園の帰り悠華は道の端に咲いた花を見つけた。
「んー」
「ねぇまーまー」
「、、、」
母はワンオペ育児の疲れから悠華の声が届いていなかった。
「まーまー、見てよー」
「ん?なぁにー?」
「かわいいお花」
「ほんとだ。小さくてかわいくてゆうちゃんみたいね」
「うん!なんてお花?」
母は携帯電話を取り出して調べた。
「んーとね、勿忘草だって」
「わしゅれなぐさ!」
「そう、わすれなぐさ」
「かわいいね」





「勿忘草」

2/2/2024, 2:36:00 PM

勿忘草わすれなぐさ
どんな植物か知らないけれど
悲しい感触がする

きっとみんなにも触れていく悲しさ
それならこの悲しみが
勿忘草というものなんだろう

2/2/2024, 2:35:43 PM

ちぎった ちぎった はなびらを
きみの頭上に舞い上げた
おおきく あざやかな幸福とともに
くだけた青空が きみに降りそそぐ
わたしからの サムシングブルー
どうか、きみよ
きづかないままに 受け取って


【勿忘草】

2/2/2024, 2:33:33 PM

昔むかし、少しだけ心を繋げた人がいた
友人というよりは深く
恋人というには怖くて

でもあの時、私たちは間違いなく好き同士だった

昨年、亡くなったそうだ
トラックにはねられて

あの人のSNSを見た
大切な人々と過ごした光輝く日々が溢れてた

知らなかった
共通の話、たくさんあったよ
話をしたいよ
嘘だといってよ

エイプリルフールにいつも連絡くれたよね
今年も待ってるからさ
忘れないよ

[勿忘草]

2/2/2024, 2:28:45 PM

「勿忘草」

この花を君と私の約束にしたら
君は私をずっと覚えていてくれるかな

2/2/2024, 2:27:35 PM

勿忘草
 勿忘草、、、よく聞くけれど私には馴染みのない植物だ。この植物の名を文学とか歌とかの中で時々見かけるもののどのような姿なのかも知らないままであった。そこで調べてみるとどうやら私の住んでいるところには群生していないようだ。どうりで馴染みがないわけだ。
 ところでこの名称は中世ドイツの悲恋伝説に由来するらしい。それで花言葉が「真実の愛」とか「私を忘れないでください」だという。
 このようにロマンチックな花であるから文学などによく登場するのだろう。ロマンチックとは程遠い私の人生にはやはり縁のない植物のようだ。

2/2/2024, 2:27:16 PM

「勿忘草」

私は熱さに弱いの
私は繊細なの
優しく扱ってね
私を忘れないで。

2/2/2024, 2:24:46 PM

勿忘草

名前だけ聞いた時、どんな花か想像した。
実物は…… 。
とても素朴な花だった 。
forget me not.
名は体を表すと言うけれど、その花言葉のような花だった。

2/2/2024, 2:24:24 PM

あの日を思い出した。

我が家の末っ子として迎え入れて、
娘二人の弟分として家族の一員となった猫。

13年生きた。
彼が死んだ日、壊れたように泣いた。
こんなに泣けるとは思わなかった。
息が苦しくて、胸が苦しくて、それでも涙は止まらなかった。

弟だったのに。
末っ子だったのに。
なんでお姉ちゃん達を追い越して、
一人で先に逝ってしまったのか。
言葉も交わせないまま過ごした日々だったけど、
自分にとっては…たった一人の息子だった。

あの日を思い出すと、今でもまだ泣ける。
もう4年が過ぎたのに。
今夜もこれを書きながら、お風呂で一人泣いた。
きっと、俺の心の何処かに、
今でもアイツの勿忘草が咲き続けてるんだと思う。
小さくて可愛い無数の青い花に囲まれて、
じゃれ遊ぶアイツの姿が、目に浮かんだ。

2/2/2024, 2:23:47 PM

勿忘草

もうすでに控えめな名前が可愛い!
そしてさらに小さなお花が可愛いくて、色が可愛いくて花言葉まで可愛い! 完璧!

2/2/2024, 2:23:28 PM

【愛する君へ。


僕の愛しい君へ、君にはこんな花を送るよ。

「勿忘草」

綺麗な花でしょ?

この花僕のお気に入りなんだよね~

この花、花言葉も素敵でさ、気が向いたら調べてみてよ笑

僕がこの世から居なくなっても、この花を身につけててみて?

そしたら、ずっと一緒だからさ。

大丈夫。君なら上手くやってける。

あ、何があっても後を追うなんてことしないでね?!

そんなことしたら僕怒るから!!

…それじゃあ、またね。

大好きだよ。

愛してる。】



〖ポロポロ…ほんとに…ばかッ…グスッ〗


暗くなった外。

月明かりが窓を通り抜け病室を照らす。

冷たくなった君。

大好きな人。

君はついさっき、この世を去ってしまった。

重い病気だった。

看護師さんが、遺体を運ぶ準備をしていると、彼の枕元から私宛の手紙がでてきた。

封筒の中に丁寧に入れられた手紙。

よく見ると、封筒の中に、また別のものが入っていた。

〖…お花、?ポロポロ〗

あ、手紙に書いてあったな、、

"勿忘草" …だっけ。

可愛い花だな。

そうだ。ドライフラワーにして持ち歩こう。

彼が残してくれた手紙の通り。








数年経った今でも忘れない。

ドライフラワーにした勿忘草を見る度思い出す。

愛おしい、大好きだった君を。






きっと私は彼を永遠に ”忘れない” 。


ー作者の話ー

んー、特に話すことは無いけど、、まぁ、
強いて言うなら眠いですね((

皆さんおやすみなさい。

いい夢見てくださいね。

それじゃあまた次回お会いしましょう。

またね。

2/2/2024, 2:22:53 PM

#勿忘草

私を忘れないでと何度も願った恋


なのに今 その人への記憶は朧げで心許ない


その程度の恋だった筈はないのに

2/2/2024, 2:22:30 PM

勿忘の咲く記憶あり胸奥で煙草の煙いまだたゆたふ


〈勿忘草(わすれなぐさ)〉

2/2/2024, 2:19:32 PM

どうかわたしを忘れないでね と
君がくれたその花は
ひどく美しい青色だった

勿忘草

2/2/2024, 2:17:59 PM

勿忘草の花言葉は、『私を忘れないで』。
 私の好きなミュージカル『Lilium』にも用いられているモチーフだ。

 私が好きなのは2014年版、ハロプロアイドルたちが演じたバージョン。
 二次元的かつ個性的なビジュアルの美少女たちが、白を基調とした清楚な衣装を着て、圧倒的な歌唱力とダンスで、吸血鬼として幻想的な舞台を演じる。
 何度見ても新たな発見を得られる、噛めば噛むほど味のある作品だ。ラストシーンには胸を締め付けられ、初見の時は三日間この作品が頭から離れなかった。

 正直万人向けとは言えないかもしれないが、私にとって最上級に大好きな作品だ。ぜひとも観てみてほしい。

2/2/2024, 2:16:08 PM

「勿忘草」

いつか人は記憶を失う。
私は君を愛した覚えはない。

【#34】

2/2/2024, 2:13:13 PM

【勿忘草(わすれなぐさ)】

あの人が初めてくれた花は
勿忘草でした
花なんて珍しいわね、と
少しからかいながらも笑ってみると
たまにはいいだろ、と
照れくさそうに返してきて
その姿が愛おしくてたまりませんでした

それから一ヶ月後
あの人はこの世を去りました
病に侵され、余命宣告をされていたようです
私には何も伝えず逝ってしまいました
一人で痛みに耐え、一人で寂しく死んで
私は何も知らぬまま
ご家族の方に連絡を貰ったのは、一週間後のことでした
私はあの人が最期を迎える時
隣にいる資格さえもなかったのだと思い知らされました

それから十年後
勿忘草を目にすることがありました
小さな花屋にふらっと入ったのです
あの人に最後に貰った勿忘草の花言葉が気になって
勿忘草と、花言葉がたくさん載っている本を買って帰りました

勿忘草の花言葉は
私を忘れないで
真実の愛

私はあの人を忘れません
辛くて忘れようとしたこともあったけれど
結局忘れた日などありませんでした
勿忘草の花言葉を
知るのが怖かったのです
あなたが私のことをどう思って死んでいったのか
目を逸らしたくて仕方なかった
けれど時が経ち
ようやく向き合えたのです

私はようやく安堵しました
あの人はきっと
私を最期まで愛してくれていた
そして自分の存在が
私の記憶の中に
ずっと残っていてほしいと思っていた
それでも自分との最期の別れを私に経験させることは
私が辛いと分かっていた
だから一人を選んだ
そう思うのです

馬鹿な人
きっと一人で逝かせる方が辛かったのに
でも、そんなあの人の優しさは
私の中にずっと残っています
あの人との幸せな思い出とともに

2/2/2024, 2:10:14 PM

「ねぇ、じゃあさ ワスレナグサって漢字で書ける?」

って急に訊いてくる 無邪気な君が大好きだったよ





題目「勿忘草(わすれなぐさ)」

2/2/2024, 2:07:19 PM

きっともう、あなたと話すことも、
笑い合うことも無くて

想い出を作るのには沢山の時間が必要なのに
別れの時は一瞬。

だけど、だいじょうぶ。寂しくないよ。
君には沢山の愛情と、沢山の笑顔をもらったから。
だから、だいじょうぶ。

けれど、もし、ひとつだけわがままを言えるのであれば
どうか、

「わたしを忘れないで」。

2/2/2024, 2:05:49 PM

勿忘草

「嫌い」
いつしかそれが彼女の口癖になった。
頼まれていたCDの新譜を聴いて、不意に顔をしかめる。
「このフレーズ嫌い」
イヤホンを外し、口を真一文字にしている。
なんだったのか気になって、歌詞カードを3度読み返す。
僕には何がなんやら分からない。
ただ曖昧に頷き、黙って林檎を剥く。
病室に夕陽が差し込む。
窓から影が伸び、僕の足元へと忍び寄る。
消毒液の匂いは、記憶が引きずり出される様で胸が苦しくなる。
この匂い、私嫌いだわ。
彼女が言ったのはもう半年前。
1つずつ1つずつ、彼女はこの世界に別れを告げるかの様に嫌いなものを増やしていく。
病室に寄る前、医師に言われた言葉を思い出す。
ナイフを持った手元が震える。心臓が激しく脈打つ。
僕の手の甲に、彼女は自分の掌を重ねてきた。
「私、泣いてるあなたを見るの嫌いよ」
分かってる、忘れないからさ。
声に出さず、心の中で呟く。
君のこと、君の中の君が嫌うあらゆることを。
君がいずれ別れを告げる、この愛おしき日々を。

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