『勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
勿忘草はムラサキ科ワスレナグサ属に属する一年草・多年草の植物です。
10~50cmほどに成長し、4~5月に見頃を迎えます。
庭や公園などに植えられていることが多く、開花とともに春の訪れを感じます。
アメリカでは「祖父母の日」に勿忘草をプレゼントするのが定番となっています。
勿忘草には色によって花言葉が違います。
白い勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」です。ドイツに古くから伝わる悲恋の物語が由来です。
青い勿忘草の花言葉は「真実の愛」「誠の愛」です。
ピンクの勿忘草の花言葉は「真実の友情」「誠実な友情」といった花言葉がついています。
【勿忘草】
病的なまでに忘れっぽい性格で昔から色んな人に嫌味を言われきたが、一つだけ鮮明に覚えている事がある。
その日、草原の一本道で男の人とぶつかった。
すみません、と咄嗟に謝ったが、その男の人は私の顔を見るなり、有り得ない!とでも言いたそうな、驚いた表情を浮かべ、こちらも驚いた。
知らない人であるはずなのに、何故か懐かしさで心臓がむずむずと痒くなった。その痒みから逃れたいのか、はたまた無意識的な別の理由からか、その人に声をかけた。
しかし、その人は私が微塵も思っても見ない一言を放った。
ピストルで撃たれたような衝撃だった。今までの人生で一度も体験したことのない、上手く言葉に変換出来ない摩訶不思議な感覚に包まれる内に?その人は私が歩いてきた道をスタスタと行ってしまった。
残念ながら、失うことに慣れちまったお前には用が無ぇんだわ。
その日以降、彼には一度も会えた事はない。忘れっぽい性格も変わることなく、なんでも忘れる。
けれど、そう言った彼の事だけは今でも忘れようにも忘れられなくて、ずっと苦しい。
【勿忘草】
勿忘草
淑女が「美しい花だ」と言った
騎士はそれを摘み取ろうとして
川の濁流に呑まれた
騎士は手の中の花を淑女に投げ
「私を忘れないで」と消えていった
人は忘れる生き物
忘れることで 明日を生きられることもあるし
昔言われた一言を糧に
今日を生き長らえることもある
淑女はその花を髪に飾り 騎士を想い続けたという
騎士の言葉は
生きろ という呪いでもあり 愛でもある
2023/02/02
約束を守るために、自己犠牲する癖があるんだけども…例えばタクシーを使って約束の時間に間に合わせるとか、予定を断るとか。相手がその約束を忘れてたり大事に思ってないとガッカリしてしまうし凹んでしまう
【勿忘草(わすれなぐさ)】
花に詳しい人は素敵である。
普段「あぁ、あの花言葉はね…。」などと、貴族のような会話をしている人を私は見たことがない。
ドラマなんかではよく見るのであるが。
散歩していると、そこら辺に生えている花の名前が気になる。
そりゃチューリップやバラなんかはわかる。
私を侮ってもらっては困る。
問題は私が知らないその他大勢である。
「あの花ってなんだっけ?見たことあるんだけどな。」
「うーん、私もわかんない。」
という脳を1ミリも使用しない会話を幾度となく繰り返している。
花の名前を書いたボードを見て、そういう名前なのか!と思ったのも束の間、三歩歩けば忘れる。
「あれ、なんだったっけな」と三歩戻って再確認する。しかし明日には忘れる。全くもって無駄な時間である。
勿忘草も名前は聞いたことがあるが、どんな姿形かわからない。
調べてみると見たことがあるようなないようなどっち付かずである。
花言葉は「私を忘れないで」とのことである。
何とロマンチックであろうか。
そうは言っても記憶力の悪い私は明日には忘れてしまうのである。困ったものだ。
だがこういった花の名前も花言葉も、誰かが考えたものであるのだ。
ならばそこまで懸命に覚えなくてもよいのではないか。
そう思う私は愚かだ。身も蓋もありゃしない。
勿忘草(わすれなぐさ)
名前しか知らない
どんな草だろう
字面だけだと草だと忘れてそう
わからないものは
ググるか置いとくとして
とりあえず先に進めたらいい
書かれて様子で
なんとなくわかったり
全然それが噛み合わなかったり
あくまでも大概は一部で
全体がわからないでもない
その単語が何を表しているか
それを調べるのは後
全然文脈すらわからなくてもね
それからでいいはず
直ぐに把握する必要は少ない
単語だけで終わるような場合は
調べてみるしかないけど
言葉から形式を覚えてない
この場合に言われたら
意味は分かるね
ここまで書いて
身近なゲームなら
麻雀が最たるって思ったり
言葉だけが馴染みがないだけで
特殊なルールを把握する
この必要がある
どの分野でも同じだね
だけど誰にでも読み易くしたい
だから雰囲気と簡潔さ
これをやり過ぎると説明になる
水月
水面月
水面に映る月
水の面に映っている月
とかね
調べて貰えるくらいに
書けていたら幸いで
興味を持って貰いたいなら
ポイントで使わないと損します
字面や響きよいと特かな
先パイが
幸せかい?と
歌い、知る
勿忘草と
尾崎豊と
お題☆勿忘草
少女の手に小さく束ねた
可憐な忘れな草。
淡い恋の想い。
白いコットンワンピース。
初夏の風に
やさしく青く揺れる。
題「勿忘草(わすれなぐさ)」
récit œuvre originale
勿忘草
私を忘れないで
それは儚い恋の物語
愛おしい人に花を
その人が大好きな可憐で、ありふれた
やっさしい青。
自分の思いも含めて
詰みに行くが、
崖から落ちて帰らぬ人に
愛おしい人思うその花を
私は忘れない
悲しい悲恋物語
「勿忘草」
空は私みたいに綺麗な青
海も私のように綺麗な青
私のような綺麗な青は,神秘的なんだって
でも違うことを言ってた人もいた。
私のように綺麗な青は,寂しくて悲しいんだってだからみんな忘れちゃうんだよ。
私のことも綺麗な青のことも
勿忘草って名前は有名だけど、どんな花かすぐには思い浮かばないな
あまりにも情緒的でロマンチックな名前が一人歩きしてない?
それはそうと、よく思うのは、今世界中で僕のことを考えている人は一人もいないんだろうなっていうこと
誰からも忘れ去られた影のうすい存在
それが僕
花屋さんに並ぶ鉢植えのなかに
薄青色の花が咲いていた
「わぁ。綺麗な花!」
思わず声に出すと
水やりをしていた店員さんが微笑んだ
「勿忘草と言います。花言葉は"私を忘れないで"
…だそうですよ」
「あ、あの、その鉢植えをひとつ下さい」
店員さんに恋をしていた私は
"忘れないで"
と言えるくらい気にして欲しくて
想いを
『勿忘草』に託した
#勿忘草
微量の毒性をもつ勿忘草。とても小柄で非常に可愛らしい見た目の反面、その奥底に潜むその毒はじんわりと確実に私たちの体を蝕んでいく。
#勿忘草(わすれなぐさ)
勿忘草
実際みたことない
花言葉は
真実の愛
伝えたいひとはいますか?
【勿忘草(わすれなぐさ)】kogi
勿忘草の花、青く輝き
忘れぬ思い、心に宿り
時の流れ、風に揺れ
愛の記憶、優しく語りかける
空に広がる澄んだ青さは
紡ぐ物語、時を超え
忘れずに抱く、永遠の誓い
勿忘草よ、心の底で咲き誇れ
勿忘草
弱いからこそ…
美しく繊細で優しく
そして…
真実の愛
強く逞しい…
心に残る…
あなた忘れないで
勿忘草
勿忘草(わすれなぐさ)
転校がきまった私に
君がくれた小さな花
私は何も知らないガキだったから
ただ可愛い花としか思ってなかったけど
いつも本を読んでいる君は
きっとこの花の意味を知ってて
私にくれたんだね
まだ覚えていてくれているかな
私は忘れたことないよ
手に持った文庫本に
すっかり色褪せてしまった
押し花の栞を挟んで
車窓の外を見る
懐かしい町がもう目の前にある
勿忘草
花言葉は
「真実の愛」
「誠の愛」
「私を忘れないで」
4月5日の花だそうです
勿忘草の花言葉"怖い"という人もいます
私はいまいち"怖い"のかわかりません
皆さんは"怖い"と思いますか?
"勿忘草"
新しいメモ帳を買いに、雑貨屋に来た。
「えーっと、いつも使ってるやつ……。あった」
目当ての物を一つ手に取ってレジへ向かう。ふと、途中のアロマコーナーに足が止まった。
──そういや、香水がそろそろ切れそうだったな。
去年の夏から時々付けていた向日葵の香水が、ようやく無くなりそうになっているのを思い出す。中身がまぁまぁ多くて使う頻度も量も少ないから、中々減らなくて、使い切るのに一年かかるんじゃないかと思っていた。
そんな香水の中身がようやく四分の一になってきた。良い香りだからと思わず買ってしまった、向日葵の香水。『男が香水なんて』って思っていたから、無理に使う事が無くなってきて嬉しく思う。
だが、香水の香りで一日の終わりを締めくくっていたのもあり、少し寂しく思っている自分がいる。ハナはあの香りが結構お気に入りで、香水を付ければ嗅ぎに手首に擦り寄ってきて、太腿を前足で捏ねてきた。
──向日葵じゃなくても、向日葵のような香りのアロマを買っていくか。アロマなら香水より面倒な事にならなそうだし。
色々な香りのアロマが置かれた棚の前に行き、何があるのか見ていく。
──へぇ……。これ、アロマディフューザーっていうタイプなのか。これの方が場所取らなそうだし、使いたくない時は枝を抜けばいいし、簡単でいいな。
タイプを選ぶと、次にどの香りが良いか、テスターの香りを嗅ぎながら探していく。
──これはちょっとな……。次は……へぇ、【勿忘草】のアロマなんてあんのか。
テスターを手に取り、勿忘草の香りを試す。
「……。お」
──この香り、好きかも。
ほんのりと甘く、儚げな香り。この香りなら男でも使いやすい。それに、この香りならハナも喜びそうだ。
勿忘草のアロマディフューザーを手に取り、メモ帳と共にレジへと持っていき、精算を済ませる。
──早く帰って試そう。
メモ帳とアロマディフューザーを入れた袋を片手に、早足で医院への帰路に着いた。
『勿忘草』
貴方に渡した勿忘草
花言葉なんて
気づきもしないのは分かってるよ
でも
片隅でもいいから
私を傍においといて
貴方が遠くに行ってしまうと知った日から
この気持ちをどう伝えようか
自信がない私は
貴方に言えなかった
お花屋さんの横を何気なく通った
ふと 青い花が目に入ったの
運命かしら
その子の名前は 勿忘草
小さく 可憐な姿を見て
息をのんだ
貴方に勿忘草を渡す
花言葉なんて
気付きもしないのは分かってる
生まれた地を離れ
自分の未来へ歩いていく
そんな貴方が大好きだったの
やっぱり 言えなかった
でも この想いをあの子に託す
「私を忘れないで」