『刹那』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自作小説の主人公のハルくんは、ヘタレでぼっち
SNSでその人の写真を見た刹那、恋に落ちた
その場で「いいね」してフォローしたんだけど…
その後の展開は、どうなると思う?
誰にでも起こるかもしれない、夢のある物語だよ
今片思いをしているわけじゃないけど(恋はしていない)、自分が楽しむために書いているんだ
2024 4/28(日)
その刹那、目を離せなくなった
視線が合う
何かを訴えているような瞳
目頭に乗る蝶々
黄色に近い色味の芝生
絵画に目を奪われたのは初めてだった
#15 刹那
『刹那』
人生は一瞬だ。
人生百年時代だなんていうけれど、過ぎ去った時間を振り返ってみると断片的にしか思い出せない。
楽しかったこと、嬉しかったこと。
怒ったこと、イラついたこと。
悲しかったこと、悔しかったこと。
辛かったこと、苦しかったこと。
沢山思い出はあるけれど、はっきりと思い出せるものは少ない。
「人生ってこんなものなのか...。」
と終わりを迎える時に思わないでいいように一瞬一瞬を大切に過ごしていきたいものだ。
#刹那
パシャリ
シャッターをきり、刹那の君の表情をフィルムに収める。
小さなレンズ越しに見た君の笑顔、泣き顔、キョトン顔。どれもこれもが愛おしい僕の宝物。それだけでも幸せだったのに、これからはもっとその幸せを感じられるんだと思うと僕は明日にでも死んでしまうんじゃあないかと不安になる。それでも、君と君と僕の愛の結晶のこれからを撮り続けられるなら何があっても、今、死ぬことは出来ないけれど。
綺麗な言葉は並べられません
はあ
無理
かえりたい
と言うか、弟がきもいいやだ
いらない帰ってこなくていい
短時間にこれだけのことを考えました
いつか後悔するでしょうけどね
今はいらない
嫌いだと感じますよ。
無理。
あっという間。
ほんの一瞬。
瞬く間に。
刹那。
現在。
今。
その数分にも充たず、数秒の時間さえも
大切に生きて、自分の持っている時間を
くだらない忖度に神経なんて使わないで
自分のために生きて。
わがままだって、たまにはいい。
自分を大切にしてくれるのは
親でも兄弟でも他人ではなく。
最後は自分しかいないのだから。
毎日死ぬほど嫌でも、良いことあった。
不安に潰されそうだって、今日が終わったことは
頑張った証拠です。
何もしなくても、何も出来なくても。
何かを達成したとしても。
自分で自分を殺すのはもうやめよう。
責めることも攻撃することも、何もかも
思考にこびりついて離れなくても。
一瞬を重ねて生きたことが偉いです
シャッターを切る。その一瞬は、今ここで永遠になる。撮った写真はスマホに保存するよりも現像する方が私は好きだった。
時間とともに色褪せ朽ちていく写真用紙に写る、永遠の刹那。
あなたの目から溢れる涙、髪が靡く様、私に突きつける残酷な言葉さえ、シャッターを切ってしまえば永遠に残る。
現実のあなたはもういないのに。
刹那
一瞬
玉響
一時
意味は似ていても少しずつ違う
私たちも似ているところがあるけど、
きっとみんな少しずつ違う
目的地にいつまで経ってもたどり着かない。足が重い。着いたと思ったら違う場所だった。
刹那、思い出す。これは夢だ。
私はテレポートを発動し、過程をすっ飛ばして目的地に到着する。
そして夢は停滞する。
目覚めてから、こんな夢はもう見たくない、と朝から重い頭を抱える。
刹那
00ですね。
刹那・F・セイエイですね。
私はティエリアが好きです。
「刹那」
あまり動物が得意ではない。
抱っこは出来ないし、触るのも怖い。
でも眺めるのは好き。動物の動画を見て癒されてる。
そんな私が、この前ポメラニアンの子犬に触れる機会があった。子犬を抱っこしたペットショップの店員さんが近づいてきて、その場を離れる雰囲気ではなく、
そのまま流れで子犬を撫でた。そして子犬が私の手を舐めた。その刹那、私は"可愛い"が勝ってすごく撫でた。モフモフで気持ちが良かった。
でも、やっぱり抱っこは出来なかった…。
刹理
物事の筋道
にそぐわないと
当たり散らす
納得いかないと
判断される
でも…
本当にそうなのだろうか
という疑問点
悪者は悪
単純に決めてしまうのは
早合点
刹理に逆らっているのかも
しれない
でも…
それで救われるなら
道理にかなっている
そう思いたい
刹那、この言葉を今日知った
私には知らない言葉がたくさん
きっとみんなもそうだろう
でもこの瞬間を大事にすること
「俺には死など来ない。」
そういった時、確かに胸が痛かった。
永遠。響きは魅力的だが、呪いに過ぎない。俺は昔呪われたのだ。人でいう神という奴に。あいつらは本当にタチが悪い。遊びで俺の人生を滅茶苦茶にしたのだ。そのせいで俺は不老不死の体になった。最初は俺も喜んださ。だが、時が経つ事に気づいた。この呪いの残酷さを。俺の家族、友人、愛する人、全員死んだ。最初の頃は知人が死ぬたびに泣きまくった。だが、もう慣れた。感情は消え、痛みも感じなくなった。そして決めたのだ。もう誰も愛さないと。そのはずなのに。俺は過ちをまた犯そうとしていた。
目の前にいる彼女。先日、確かに俺は呪いを打ち明けた。気味悪がるのが普通だ。なのに彼女の目は、どこまでも澄んでいた。
「どうして俺の元に来た?」
「貴方が私に話をしてくれた時、泣きそうな顔をしていたから。」
当然の様に彼女は話した。
「俺は何千年も生き続けた化け物だぞ!怖くないのか?」
「全然。だって一番怖かったのは貴方のはずよ。貴方にとって私は一瞬の時を生きる子供でしかないわ。それでも貴方の側に居たいの。我儘かしら?」
そういった彼女の頬は夕日のように赤く、無邪気な表情をしていた。
「俺はもう誰も愛さない。愛したくない。だから君から離れた。君に嫌われたら楽になると思ったのに。」
「本当に貴方って人は。何千年も生きてるのに、そんな事も分らないのね。」
彼女は呆れた表情をして、俺を抱きしめた。
「貴方がどんな化け物でも、私は貴方が好きよ。」
その言葉を聞いた時、自然と泣いていたんだ。いつぶりだろう。悲しみじゃない、喜びだ。初めて認められた気がしたんだ。
あれから数十年。彼女は亡くなった。俺にとっては刹那のような日々だった。それでも、あの日のことも、彼女と過ごした日々も一生忘れない。俺の宝だから。そよ風が吹く。彼女が居るのかな?俺は空を見渡し、微笑んだ。
刹那
一瞬…
思い出すキミを…
振り返ると、
短い時間だったね
流行り病のなか、ともに悶々とし
音を奏でた日々
懐かしい…
今でもまだ恋しいけれど
どう転んでも戻れないから
頑張ってあきらめてる(笑)
ありがとう、
隣にいてくれた時間を…
ありがとう。
刹那
オヤジが死んだ。
野鳥の写真を撮りに行って足を滑らせて崖から落ちたのだ。カメラを後生大事に抱えて、なんでだ!普通なら頭を守るだろうが。
「このカメラはおじいちゃんの形見なんだよ。」泣きながらおふくろが言った。そんな事を聞いたらなんだか手放せなくなった。
オヤジが最後に何を見たのか?フィルムを現像してみた。野鳥の写真が数枚と最後は何もない空の写真だ。周りが気にならないほど興奮して何を撮りたかったのか。
カメラには興味はない。まして野鳥など撮って何が面白いのか?図鑑を見れば済むことではないか。でも、不思議な事にハァインダーを覗くと、胸の高鳴りを抑えきれないほど興奮するのだ。ファインダーの中に見えない何かが写っている、そんな気になるのだ。
一年後オヤジと同じ場所に立った。見えないなにかを見るために。オヤジが見ていたであろう方向を向いてカメラを構えてじっと待つ。
"バサバサバサー"一羽の鳥が空へ飛び立った。慌ててシャッターを切る。その刹那ファインダー越しにオヤジの笑顔が写った。
おわり
刹那る思い。
(2024/04/28 22:21:26)
『刹那』
その刹那、僕は。
今日はいやに暑い日だった。
まだ4月だというのに、真夏のような暑さで僕はめっきり参っていた。
丁度今日が半日授業だった為、日差しのきつい時間に帰らなくてはならないのも気が滅入る要因であった。
学校からの帰り道、一歩一歩歩く度に汗が滴り落ちる。
「あっちー……」
額に垂れてくる汗を手の甲で拭う。
じりじりと焼けたアスファルトを踏みしめる度、靴底から火傷をしそうだ。
目前の横断歩道がひどく遠く感じる。
真新しいランドセル背負った子ども達は暑さにも負けず、元気に僕を走り抜かしていった。
あれが若さか、と幾つも離れていないはずなのに少しうらめしくなってしまう。
カロン
何かが落ちる音がして、顔をあげた。
横断歩道の真ん中に水筒が落ちていた。
落とした事に気付いた小学生が、慌てて拾いに戻る。
スピードを落とさない自動車が横断歩道へ突っ込んでくる。
すべてがスローモーションのように見えた。
「あ……」
僕は何も考えずに走り、手を伸ばしていた。
小学生の腕を掴んでひっぱる。
横断歩道から歩道へぶん投げた。
すぐ横をスピードを緩めない自動車が走り抜ける。
勢い余って、転んだ。
「あのー、大丈夫?」
荒い呼吸音と少し遠くで泣き声が聞こえた。
目の前に広がる青空が綺麗。
ドキドキと鼓動がうるさい。
青空をバックに美少女登場。
なんか見覚えがある気もする。
美少女に身体を起こされて、気付く。
自分が寝転んだままだったということに。
「あ、ハイ、どうも」
彼女に導かれ、歩道へと戻った。
その後、泣いている小学生の方へ向かう彼女を目で追う。
そっちも泣いてはいるものの、怪我もなさそうで良かった。
安堵しながら、垂れてきたモノを再度手の甲で拭う。
ぬるり
汗とは違う触感に驚いて、拭った手を見るとそこは真っ赤に塗れていて。
その刹那、僕は。
見事に気を失ったのだった。
#刹那
目が合った刹那、運命だと悟った。
二人で駆け寄り、手を繋ぐよりも先に唇を重ねた。
僕はやっと出会えた喜びで涙を流した。
君が流した涙は不思議と甘く感じた。
何度も何度も啄むように掬い取った君の涙。
その意味を知るのは、もう少し先だった。
刹那
どんな時間にも、必ず終わりの時が訪れる。
本当に束の間の、とても些細なことから。