『別れ際に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
別れ際に彼に言われた「バイバイ」
いつもは「またね」って言ってくれた
私も何も言わず「バイバイ」と返す
でも、また会いたいな
いつもは仏頂面だったり、ツンとした顔ばっかりなのに、
別れ際にだけ、心底愛おしいとでも言いたげな顔をしながら頭とか頬を撫でるの、ホントに反則だと思う。
そんなだから、離れられなくなる。
【別れ際に】
さよなら。
今際の際
遊んだ後の帰り道
きみにとってはなんだろう
別 れ 際 に
君は言った
「ジャー股ね」
トイレ行くって言えよ!
正午。風が嫌なぐらいに心地良い。暖かくって意識が曖昧だ。
「…ね。……でさ。……で………」
「うん。」
君の声が僕の鼓膜を震えさせる。
「……それでさ、一緒にいく?どうする?」
「……うん。」
拒否する理由は無い。それに、きっと了承したほうが楽だから。僕の返事を聞いて目を細める君。困っている様にも見えるし、嬉しそうにも見える。感情が色になって柔らかいグラデーションを作るみたいに。
「そっか。」
「うん…。」
言いたい言葉はたくさんある。でも喉まで来ては詰まって何も出てこない。あり過ぎるんだ、君に伝えたいことが。
君はどうして僕を選んでくれたの?不幸になるなんてことは分かっていたはずなのに。君はどう感じたの?人から視線を、言葉を。そして、今は何を思っているの?分かっているようで分からない。透明なベールで巻かれた君の心と顔。
君は俯いたまま何も言わない。見ていられなくなった僕はふと、時計に目をやる。…二時。時の流れは早いものだ。こうして僕らが悩んでいる間も待ってくれやしない。チッチッ、時計が時を刻む。
「何で…駄目だったんだりうね。可笑しいよね。…ね?」
顔をくしゃりと歪める君。苦しそうで…それで……。
僕は今、どんな顔をしているのだりう。きっと酷い顔だ。そうだ、この部屋には鏡が無い。僕はどんな顔貌をしていたのだろう。
急に自分と言う存在が不安定になってくる。目の前にいる君を見る、が、顔が、顔が…嫌、体も?君が濃霧に呑まれてく。見えない。君が、僕が、前が。頭がくらくらしてきた。一度目を瞑る。
自分の顔など今となってはどうでも良いではないか。
君のことだって、君を顔で体で好きになったのでない。君の人格そのものに惚れたのだ。
身体なんて、ただの皮でしか無いだろう?
精神の器だ。ただの。だからどうでも良い。どうでも。
…目を開ける。自分に何が見えているのか、はたまた見えていないのか?それすらもハッキリとしない。どうでも良い。どうでも良いのだ。
窓を探す。君の声が背中からする。窓を勢い良く開ける。風が部屋に入り込んだ気がした。そして、僕の背中を押す。
「さあ、いこう!彼処なら僕らも祝福されるだろ?ほら早く、ハヤク、ハヤク。急げないのか?歩けよ!」
「分かってるから。歩いているし。そんなに焦らないでも止める人は居ないでしょう?何処にも。嫌、何処に居るかもね。」
「どうでも良い。ほら、行くよ。」
「うん。バイバイ。」
「バイバイ?何でさ、場所を移動するだけじゃないか?何で?永遠の別れじゃないんだから。」
「…そう…。…ロマンチストなのね。」
「違うさ。どうしたんだい?可笑しいよ。先に行ってるからね。」
「…はい。行きましょう。」
星だ。星だけが見える。闇に呑まれて何も見えない。
でも、もうそんなことはどうでも良い。新しい、素晴らしい場所へ行けるのだから!
下には一人の男の死体が残された。奇妙にも女物の服を着て、長髪の鬘を被っていた。
別れ際にかける言葉を考えてみた…
友達や知り合いとの別れ際は「また会おうね またランチでも行こうね」 よく行くお店には「ありがとう また来ますね」 目上の人には「お会いできて嬉しかったです」… と お互いに気分良く感じる言葉だと改めて思いました
大事ですね! ポポヤ
また明日ね。
そう言って明日も会えるかどうかはわからない。
最近地震や自然災害のニュースを見ると
しみじみおもう。
ずっと幸せが続くことは
すごい奇跡なんだなぁって。
別れがいつになるかはわからない。
だから気持ちを込めて
また明日ねって笑って手を振ろう。
ご機嫌よう笑顔で軽くさようなら
またすぐに会えるおまじない
♯別れ際に
別れ際には
2人とも口を揃えて言う
「まだ話していたかったね」
と。
別れたい訳じゃない
ほんとはまだ一緒にいたいし
話したい
ただ、別れないといけないから
2人にとって別れ際は
こないで欲しいと思ってる
「別れ際」
2人っていうのは
私と親友のことです。
帰り道、何十分も立ち話。
なのにずっと絶えない会話。
大人になったら
色んな所に行きたいねとか
それまでずっと親友でいようねとか。
何百回もしたはずのやり取りなのに
どうしても飽きなくて。
きっと飽きないのは時間を忘れてしまう程
楽しいからだと思います。
この時間が終わってしまうのが
少し寂しかったりします。
こんな話がしたいかな。吐露したい。
ベクトルが内を向いたままでは、息苦しい。ベクトルをずらすか、外を向けたほうがいい。ベクトルの話は、結構好きだ。興味が有れば、調べて見て。意思があれば行動が変わる。忍耐かな。私は、母に20年我慢しなさいと教えられた。放任主義にしては、珍しい。私は、2テンポずれてるので…、20年では済まされず、今に至る。でも、1つの答えは出た。そう、耐えようと思った段階で何かが変わった。私の周りの人が温かくなった。笑顔で話せる。そう接しられる機会も増えた。そう心を努めて居る。でも、無事で居られた事は感謝している。
そんなふうにいえるきみがかっこいいよね。
臨時
別れ際に99
また来週月曜日
【別れ際に】
親友に雑に
『じゃあね~』
って言っている言葉
明日会えなくなるかもしれない
なんて考えたら
あの時もっとちゃんと言えばよかった...
と思う時がある
……
ただえさえ
親友は
夜勤があって会える日が限られてるのに
でも、長年友達してきたから
照れてしまって上手く話せない
だからメッセージを
写真付きムービーで送ってみたり
それもいいかもしれないけど
今度はちゃんと
『じゃあ、またね(˶◜ᵕ◝˶)
帰り、気をつけてね』
って伝えてみよう...
どんな時でも後悔だけはしないように。
「別れ際に」
別れ際に僕達は手を振って笑顔で別れた。
名残惜しいくらいがちょうどいい
足りないくらいがちょうどいい
別れ際にどうしても惜しくなるけれど
そう心に言い聞かせながら
次に会える日を待っています
別れ際についた嘘。
あなたが真実に辿り着くことのないように。
これが私にできる最後のこと。
これが私の愛の形。
#別れ際に
別れ際、君の顔を見て
君に、手を振る。
『またね!』と
必ず、声にだして伝える。
それが、私の別れ際のルールなんだ。
顔も見ず、曖昧に返事をした。
見送りの言葉にも
お帰りの言葉も
全て、イヤフォンの大音量で
掻き消した。
当たり前だと思っていた
愛情の棲家で
私は、大事な人を唐突に失った。
時間は、巻き戻らない事を知り
自分は生きている。
それだけが、リアルだった。
声が出ないほど泣き続け
心は何度も潰れた。
何ひとつ、戻らないのならば
もう決して同じ過ちを繰り返さないと
私は、決めた。
だから、私はどんな時も
君に、手を振る。
【お題:別れ際に】
別れ際に
中指立てる
人間性がわかりません
最低な弟
「別れ際に」
別れ際に
言っておかなくちゃと思うことは
別れ際には 思い出せなくて
たいていは
別れたあとに思い当たる。
では今度こそ
次に逢ったときに
と思うけれど
それもまた 思い出せなくて
私の目の前のあなただけで
こころが いっぱいになってしまう。
あぁ このことを
あなたに伝えたら
どんな顔をみせるだろう
別れ際に
「別れ際に」
別れ際に
そっちから振った癖に
そっちから離れていく癖に
もう諦めようって忘れようって
覚悟決めて「分かった」って言ったのに
最後の最後に
「誰よりも愛してた」なんて言わないでよ
『別れ際に』
そろそろ訪れる朝に引き継ぐため、
夜は、帰る準備をする。
うすらうすらと足音も立てず、
己の明るさで「もうすぐつくよ」を合図する朝。
夜は季節の移ろいの中で、
来る時間が早まったり、
帰る時間が早まったりするのを楽しみつつ、
拡げていた闇を懐にしまう。
振り返り、優しい光の月に微笑み、
夜は帰る。
また、明日。
上司にあたる人が、病院で使う車やヘリ全部の修理を俺の恋人が務めている会社に依頼した。
上司は上司同士と言うか、彼女の会社の社長と仲が良く、腕も買っているため割とよく頼む。
今回は台数も多いので、人数を連れて出張で修理に来てくれた。その中には俺の恋人もいる。
「よっしゃ、みんな直すでぇ!!!」
「「「おー!!!」」」
社長さんの掛け声で、修理が開始された。
――
もうすぐで全部の修理が終わる。
彼女の担当している車も修理が終わり、他の社員自分の担当していた修理が終わると、自然と集まって談笑していた。
最後の修理が終わって、上司が支払いをして帰る準備をしている時、彼女が俺の元に来てくれた。
何かを言うわけではなく、ただ隣に立って寄り添ってくれる。
どちらからともなく、身体で手を隠しながらお互いの指が絡み合う。大好きな彼女の仕草に心が暖かくなりながら、身体も少し軽くなった気がした。
どこかくすぐったい気持ちのまま、彼女に視線を送る。すると当たり前のように彼女と目が合うものだから二人して笑ってしまった。
「私も充電」
そう微笑むと、指が離れて彼女は会社の人たちの元へ戻っていった。
そして楽しそうに社長さんの車に乗り込んで帰っていく。
柔らかく温かい感触が抜けていくのはほんの少しだけ寂しさを覚えた。
けれど、そう。
別れ際に指が絡み合った瞬間、確かに俺の心も充電された。
おわり
一三五、別れ際に