『別れ際に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
別れ際、君は大きく手を振ってくれていたね
僕の姿が見えなくなるまで
心配そうに見送ってくれた
大丈夫だよ
また会いに来るからね
次に会う時はもっと強く抱きしめよう
#別れ際
別れ際に、そっと手を握る。
まだ離れたくない気持ち、分かってくれたかな。
「別れ際に」
「別れ際に」
別れ際になじりたくなった
なんでわかってくれないの
どうして優しくしてくれないの
私は小さい頃からずっとあんたに優しくした
ママから「あの子は小さいから優しくしてあげなさい」
そう言い聞かせられていたから
なのに大人になったらなんだ
あんたが小さいのは身体だけ
態度は5Lメンタル7L体力10L
パラメーターで私は全負け
本当は私のほうが小さかったのに
あんたなんか大嫌い
親も田舎も理不尽無理ゲーム
でも3.11の夜
あたしは終わりでも
外国に随行中のあんただけでも
生き延びれば本望とまで思ったんだよ
他人なのに妹みたいなあんたに
別れ際に
私達は、デート終わりの別れ際に必ず決まって同じ事を毎回する。私達は、デート終わりの別れ際に、必ず毎回彼の愛車に彼を押し付け、濃厚なキスを交わし、少し離れ、投げキッスを遠くからお互い交わし、お互い少し遠くから、ハートを撃ち抜く振りをし、最後には、お互い「愛しとーよ♡」と言い、手を振って、彼を自分から見えなくなるまで見送ってから帰る。それが私達のデート終わりの別れ際の日常だ。今じゃ、これが無いとお互いやっていけないし、これが当たり前化しているから、これが無ければ私達じゃないとも言える程だ。彼と付き合ってから、生まれて初めて見る景色が沢山あった。そして、彼と付き合ってから、沢山の初めてや、沢山の初めての感情を覚えた。もう少しで夢見た彼との同棲生活…私が待ちくたびれて、何処かへ行く事や、彼から逃げる事は、確実に無いけれど、なるべく早く私を迎えに来てね、私だけの白馬の王子様♡
「別れ際に」
君の微笑みが頭から離れない。いつまで経っても思い出してしまう。あの時の君は、とても輝いていたから。僕は眩しくて、目を閉じてしまった。でも本当は君のことをもっとちゃんと見ていたかったんだ。そんなことに気がついたのは、随分と後になってからだった。僕の手はもう二度と君には届かない。もしかしたら、君に触れられたことなんて一度たりともなかったのかもしれない。それでも、やっぱり。僕は君とお話ししたあの時を、あの空間を、そして君の柔らかな表情を、忘れることはないのでしょう。あれは確かに存在したものだったから。
穏やかな時を過ごせて良かったのだ、と。僕は自分に言い聞かせるのです。君の為に。僕自身の為に。それでは、また。
別れ際に
別れ際にいつも
何か言いたそうな顔をするね
なんでかな
帰らないでって
言ってくれたらなんて
ね
別れ際にいつも
君は一瞬の寂しさを纏う
それは
僕が見ているものなのかな
君が見せてるものなのかな
どっちもだとしたら
別れ際にいつも
ふたりは少し歩みを止める
ほんの少し その一拍に
ほんの少し すれ違いながら
別れ際に
差し出された
あのひとの右手
少し長めの握手で
言葉にならない
サヨナラを
あのひとに
背を向けて歩き出す
わたしの足音が
凍てつくように
心にこだまして
我慢していた
別れの哀しみを
溢れさせる
# 別れ際に (290)
もう二度と会えないから
最後は笑顔で
今までありがとう
心から
君と会えてよかったよ
「別れ際に」
会社の同期が、ずっとやりたかった仕事に就くために退職をした。
別れ際に、新しい人生への期待と少々の不安が入り交じる笑顔で挨拶をしてくれた。
帰り道、はたして今の自分はやりたいことがやれているだろうか、と考えてみた。
20代の頃は色々とチャレンジをしてきたが、結婚や子育てをしているとなかなかそうもいかない。
いきなり人生レベルで考えるのも大変なので、1日単位に置き換えてみる。
食べたいものを食べ、読みたい本を読み、学びたいこと学べているだろうか。
悲しいことに、なんとなく毎日を過ごしている私には、はっきりとした答えが出なかった。
まずは毎朝起きたとき、その日一日何をやりたいかを言葉や文字にして宣言することから始めたい。
親友と別れ際「またね!また遊ぼ~」って言った
親友はお父さんの仕事の関係で転勤族だ
この挨拶が「バイバイ!」になりませんように。
最後の矜持を保つために振り向かなかった
答え合わせをあの場でしていたなら
これほどまで心絡め留られるずに済んだだろうか
(別れ際に)
いつも目を見て挨拶してくれる人がいる
人見知りの私は照れるけど嬉しい
別れ際に笑顔でこれをされると
気持ちよくてまた会いたくなる
私もこの人を見習おうと思うけど
私にはなかなかハードルが高いです
別れ際に彼は言った。「今までありがとう。」と。私は彼との別れが単なる別れではないことに気づいた。
友達や大切な人との別れ際、
いつも一瞬だけ不安になる。
もしかしたら、もう二度と会えないかもしれない。
それでも、次もまた会えるようにと願う
おまじないの言葉。私の好きな言葉。
「またね。」
【No.1 #別れ際に】
【別れ際に】
付き合った時は輝いていた。
あぁ。私。この人と毎日会えるんだ…って。
本当に嬉しかった。
初めて男と二人でカラオケに行った。
二人で好きな曲歌いまくった。
遊園地に行った。
待ち時間も気にならなかった。
学校に毎日一緒に登校した。
手を繋いで。周りの目を無視して。
結果。虐められた。
ちゃっかり彼の居ない時だけ。
恥ずかしい写真を取られた。
誰かに言ったらこの写真ばらまくって。
高三だったのが救い。
大学に行っていた。
同棲し始めた。
結婚を考えていた。
ついに…
関係が壊れた。
彼が不倫していた。
金巻き上げてからトンズラするつもりだったらしい
バレてどうでも良くなったのか
別れようとしてきた。
頭が真っ白になった。
……目の前に…
呻く肉塊があった……
「なっに………これ!」
頭にそれしか無かった。
手に血だらけのナイフと床に転がったレンジ。
どう見ても私が犯人。
……もう…どうでも良くなった。
持ってるナイフで肉塊を細かく切った。
袋に詰めて山に行く。
異臭がする。
頭が痛い。
山道からかなり離れたとこに来た。
深く掘って肉袋を入れて埋める。
すごく可哀想だと思った。
─数年後
───「よし。ここでいいだろう。」
「おう。山道からかなり離れたもんな」
「これで死体は見つかんねぇ。」
「掘って!掘って!」
「ん?なんだこれ?」
「肉?」
「腐ってんなぁ」
「違う! これは…歯?爪っぽいのもある。」
「昔。ここで何があったんだ…!?」
別れ際に
なんて言おうか
たいていは
「またね」だけど
相手によっては
「元気でね」で
ほんとのお別れっぽく
「さよなら」は
それこそ言い慣れない
あなたに罪悪感が残るように
強過ぎず、けれど弱過ぎず
遠回しに攻める嫌味置いて帰るね
//別れ際に
#別れ際に
改札通ってちょっと振り返った時、目が合うとすごく嬉しい。
家に着いたら電話するね。
※昭和生まれなので
別れ際に手を引いて
「行くな」って
言ってほしかったのに
どんな時も
別れは寂しいから
サインを決めた
遠くでも分かるように
それはまた会える約束みたいなもの
駅のホーム
間に挟んでも見えるサイン
私たちだけしか分からない
秘密のサイン
別れは永遠じゃないそう思えるお守りみたいなもの
今日もまた使うんだろな──
(2023.09.28/別れ際に)