『初恋の日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
初恋の日
恋に落ちた日を初恋の日なのか
恋を自覚した日が初恋の日なのか
幼い頃から傍にいるのが当たり前だった
落ちこぼれの僕は君のあとを追いかけるばかりだったけど
今は隣に立って君と同じ目標を掲げて生き急いでる
お互いが意識しあって切磋琢磨して僕らはもっともっと目標よりも高いところを目指す
君が無茶をすれば僕は追いかけた。
僕が無茶をすれば君が止めてくれた。
君に伸ばされた手を掴んだあの日、僕の気持ちの中に揺らぐものが出来た。
君が傷ついたあの日、僕の中の曖昧な気持ちが自覚となって言葉になった。
好きだ、と伝えるのは難しいはずなのに…。
どうして君はそんな簡単にこなしてしまうのだろう。
不意に聞いてみた、いつから?と。いつの間にか落ちてた。
短い言葉と君の表情から色んな事を読み取る。きっと君は僕が自覚するよりも早く恋に落ちてたのかな。
僕らは僕らが感じるよりも、初恋の成就の幸せに浸っているのかもしれない。
【初恋の日】
「好き」を知った初めて思った日
なんだこの感情は…ドキドキが止まらない
前日の夜から続く雨の音は、寝入り端には心地好かったのに、朝まだきの薄明かりにはひどく不愉快に響いた。
思春期に差し掛かった頃の僕は、窓外に空の色を確かめると、心の気色への投影を打ち消すように、雨の休日にはしばしばそうしたものだが、ジャクスンの文庫本を一冊掴むと夜卓の上の読書燈を点けた。
それから、幾らか頁をめくる裡に僕は眠りとの再会を果たすのだ。
僕は夢の中を彷徨う、あの曖昧なひとときが何よりも好きだ。それは大人になった今でも変わらない。
あの日もそんな暗い風雅を帯びた夢裡の出来事だった。ひとけの無い街はキリコの絵を彷彿とさせるような長い影が延びる。書割のような安っぽさを感じさせる夕暮れの家並みが何処までも続いていた。
遊歩する僕は自然とある場所に立ち止まった。見れば、古びた家と家との間に身じろぎするように延びた階段が下りていく。僕はその階段をゆっくりと下った。終わりの見えない階段の両脇は、激しく変わる高低差に合わせてまちまちの高さに建てられた家が並ぶ。
その内の一軒だった。僕の足元の側近く、小突けば割れそうな薄い窓にカーテンも無い。しゃがめば遠近感の狂いそうな洋間の内部が一望出来そうな気がする。だが、僕にはそうすることが出来なかった。
それでも、意識の停滞を示すように僕の足はその場から動かない。すると、僕の朧気な視界に強烈な一撃を喰らわせるような出来事が訪れたのだ。
僕を見上げる不安げな瞳が――黒く長い髪が、白い肌が、痩せた身体のラインが――そして、いつの間にか全てを優しく包み込むような微笑だけが目睫に迫り、僕は恐怖とも驚異ともつかない衝撃に飛び起きた。
恐ろしく乱れた呼吸が落ち着いてくるのと引き替えに、僕は或る感触に一握の不安と不快とを知ったのだ――静かに窓を打つ雨滴の冷たさが、部屋を出た僕の皮膚感覚に粘着質に纏わりついて回った。
あれから十年ほど経つが、今の僕は雨の日の散歩が趣味となった。あの瞬間を初恋と言うのなら、再びの邂逅を乞う今日の日の情念を何と名づけるのだろう。
そんな風に考えながら歩いている僕の目の前に現れたのは、谷がちの住宅街を何処までも下りていく、曲がりくねった階段だった。
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初恋の日
初恋。それは痛くてまずくてクソ恥ずかしい思い出。
もしかしたら尊いのかも知れないが、本人にとっては人には知られたくない、言いたくない過去の汚点。
【初恋の日】
未だに「恋」という感情を抱いたことがない。
友愛などはあるが、恋愛は未知のままだ。
いつの日か、やってくるであろう感情に恋い焦がれる。
『初恋の日』
今まで知らなかった
でも、気づいたんだ
これが恋だって
今までと違った
これだ
これだった
やっと巡り会えた
僕の天職
初恋っていつだっけ。
でも、まあ、こんなに人を好きになったのは、
君が初めてだよって、胸を張って言えるよ。
お題〈初恋の日〉
恋がなんだか分からない
初恋の日
初恋を覚えていますか?
私は覚えています。
足の速いあの子は
運動が苦手私に優しくしてくれて
いつだって私を応援してくれるそんな人だった。
そんなあなたを好きだと気付いた日は
持久走の日だった。
皆同じ時間にスタートしたはずなのに
君はもうラスト1周らしい。
私はもうヘトヘトで辛くて苦しくなっていた。
そんな時君は私と並走してくれて
「頑張れ!!」
応援を1番近くでしてくれた。
初恋の日それは、
苦しくて辛い思いをした時
1番近くで応援をくれた太陽みたいに温かい人が居た。
─────『初恋の日』
僕には忘れられない大切な思い出がある
あれは中学の入学式だったろうか。初めて同じ学年の人の顔を見た。みんなほとんどが普通の顔だったがもちろん美男美女もいた。
その中で僕はとある女子に興味を持った。
自分の次の名簿番号の女子。彼女が時々見せる笑顔がなんかこっちまで元気が出て来て好きだった。
顔をよく見ると、さらさらな漆黒の髪。透き通った青色の髪。ラベンダーの香り。はっきり言って僕は彼女に惹かれていた。
入学式が終わると彼女が僕に話しかけてきた。
「君一緒のクラスだよね!これから一年一緒に頑張ろ!」帰り際、君は僕に話しかけてくれた。僕は話すのが苦手だから戸惑いながらあいづちをうつだけだったけど。すごく嬉しかった。
…だが、帰り道、自転車で帰っていた僕は、よそ見をしていた車に僕はひかれてしまった。
悲しかった。自分の人生こんなあっけなく終わるのか。と思った。自分の体は血だらけでもう体も上手く動かせない。不意にあることを思った。
(彼女とまだちゃんと話してないや)
そんな事を思った。
ちゃんと話したい。話して仲良くなりたい。
…そして
付き合いたい
僕は君に一目惚れをしたんだ。
最初で最後の一目惚れを…
初恋の日
「初恋の日」
そんなの覚えてないや
でも、サイダーのように甘酸っぱかったと思う
私は、今居る人を大切にしたいと思ってる
だってそうしなきゃ
また、あの時みたいに
サイダーのように泡で溶けていってしまうから
初恋の日って覚えてる?
覚えてるの?
いやいやいや、いいか、初恋をした日ってことだよ。
そう、その日を初恋をした日を初恋の日にしようかと思ってるのよ。
そう、俺とお前で違うのよ。
でも、とりあえずさぁ聞いておこうかと・・・
小3かぁ・・・どうなんだろう。
俺はさぁ、小2なのよ。
で? いつ? 何月? 何日?
え? わからない日付までは・・・
だよなぁ・・・
俺もなのよ。
だってよ、恋って
初でも5回でも10回でもするもんじゃないじゃない。
落ちるもんだからよ。
え? 何? かっこつけてる?
初恋の話するときくらいかっこつけさせろ。
初恋の日の記憶は遠い空の彼方
だって、恋をする度に全力疾走なんだもの
過ぎ去ってしまった恋にはもう振り向かないよ
だからそっと胸にしまって、忘れるの
新しい恋にちゃんと向き合えるように
白いシャツの真っ直ぐな背中。
肩甲骨の影を風が薄く揺らす。
あるはずもない天使の翼の幻。
無いものを見ようとするのは、
無いと分かっているからこそ。
もうあの背について行かない。
どこまでも追っても追っても、
命の終わりまで追いかけても、
振り向かれはしないのだから。
この気持ちが私の心のなかに
ひととき確かにあったのだと
私一人でずっと覚えていよう。
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初恋の日
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所感:
初恋といえば島崎藤村。
まだあげ初めし前髪の…ですね。
オリジナル「無題」
ねぇ覚えてる?木漏れ日の下で目覚めたアナタに聞いたことを
どんな夢を見ていたの?
怖い夢?楽しい夢?
どんな夢でも世界のなかの出来事に過ぎないね
それでも知りたいの アナタが見た私の知らない世界のこと
ほら見てごらんよ 澄み渡るあの空を
美しいなんて見ればわかる
そんなものよりもアナタの瞳が描く
小さな花でもいいから、その中の一部になりたいわ
夢を描きましょう道の途中で見つけた夢を
苦しいときは歩みを止めてもいいよ
また歩き出す原動力になるなら
夢を語りましょう道なき道こそ、まっさらな未来なのよ
画用紙なんかじゃ収まらないくらい
大きな大地の上に私達は立っているわ
大きな夢も小さな夢も
楽しい夢も苦しい夢さえも
それがアナタだと証明しているの
語るアナタを傍で見ているわ
ねぇ覚えてる?木漏れ日の下で
アナタが教えてくれたこと
僕達はこの地球(ほし)に選ばれたのさ
吐く息も虫や花も太陽の描き出す影さえも
その一部になってもいいよと
産声を上げたその日から
窓辺に囁やく小鳥や柔らかな陽射しやヨゾラの星、
この世界には沢山のモノがあふれているわ
ねぇ知ってる?
ささやかな繋がりが奇跡を生み出すことを
ねぇ思うでしょ?
その全てがこの地球(ほし)からの贈り物みたいね
宇宙(ソラ)から見たら
私達は不思議なくらい小さな命だけど
確かに存在してるのよ
確かに命を灯してるのよ
燃え尽きるその瞬間までこの軌跡は続いていくわ
産声と一緒に始まったこの世界で
お題《初恋の日》※ヤンデレ気味?
なあ、私と初めてあった日のことを君は覚えてるかい?
自分?自分は覚えているよ。だって、あのとき一目惚れしたんだもの。そんな大切な日は忘れないよ。で、君はどうなんだい?...っとふふ、さっきよりずいぶん体が火照ってるじゃないか、そんなに恥ずかしいのか?...ははは、無言かあ悲しいなぁ。でも、“今日の君”とはもうすぐお別れになっちまうなぁ、悲しいよ、でもまぁ死ぬまで私の中で一緒に過ごしてくれるし、また明日会えるから、私は我慢するよ。だからさ...君もこれから私とずぅっと一緒に人生を歩んでいこう。な?カップラーメン♡
その日からずっと
僕の一番は君だけで
この世界の主役は
ただ君一人のように思えて…
どれだけ凄惨な日を迎えても
その日だけはずっと
尊く、美しいのだろう。
初恋の日
今までの人生の中で一番胸が熱く高鳴った日
貴方の隣を歩けたら、どんなに幸せだろう。
髪も声も顔も性格も全部が輝いて見えた。
でも、それもみんな昔のこと。
貴方に、恋人がいなかったら今私はこんなに泣く事無かったのかな、、
ねぇ愛してるよ。
あの子を好きだったかもしれない
そんな淡い思い出が僕の初恋
初恋の日
初恋をふくめて何度か恋をしたが、相手に対してその中に自分を見る気がする。それは相手を好きになるということはその中に自分の価値観を見ることができるからだ。初めて自分にとって意味のある人との出会いによって、自分の持っている感情や価値観が大きく変わることもある。そして、その変化を経験することは、自分自身の成長につながると感じる。初恋の人と出会い、その時の自分を知り、また変わっていった自分を懐かしく思い出す。