『初恋の日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
初恋の日
私は、人を好きになることができない。
理由は、人はみんな絶対に私のことを裏切る。
お母さんもお父さんもみんな私を裏切った。
でも、最近一人の男子が私にアニメの話をしてくる。
その子といると私はいつもドキンと心がなる。
これ、なんなの…
それが恋
どこからかそんな声が聞こえた。
自分には、恋愛感情というものがないらしい。
そう気がついたのは、小3のとき。
「あいつ、あんたのこと好きらしいよ」
その言葉に、凄まじい嫌悪感を覚えた。
「ね、どう思ってんの?」
それ以上続けてほしくなかった。前日まで親友だと思ってふざけあっていた子にも、その子の気持ちを伝えてきた子にも、裏切られた気がした。
とっさに言葉が出てこない。
喉が一気に狭まってしまったようで、呼吸さえもうまくできなかった。
できてしまった沈黙。なんとなく気まずい空気。
それを誤魔化すために、教室の敷居に足をひっかけた。
荷物の重みと膝の痛み。
なかなか大きな音がして、皆が驚いて周りに集まってくる。中には、今の話題の子もいた。
初恋。
それは、自分にとっては必要の無いもの。
あってはならないもの。
どれだけ年を重ねても、きっとそれは変わらない。
なぜ、こんなにも気持ちが悪いのか。
なぜ、皆はそれを楽しめるのか。
自分にはわからない。わかりたいとも、あまり思わない。
ただ適当に笑って、言うだけだ。
「なんとも思ってないよ?友達だから。」
「初恋の日」
僕がはじめて恋をしたのは、小学五年生の始業式の時。僕はいつも通り友達とふざけながら話してた。でも、ちょっとふざけ過ぎて、上靴の入っている袋を友達に当てようとしたら、運悪く初恋の人に当ててしまって、そこから次の日からは、
「気まずいなぁ、会いたくないなぁ。」
と思いながら学校に行ってたな。
でも、その人と会っていくうちに、だんだん僕の心はその人に惹かれていって、遂には恋をしてしまっていたんだ。その人は、普段全くと言っていい程喋らなくて、表情も変えない人だった。
でも、それがいいんだ、そこに惹かれたんだ。
時々見るその人のニコッとした笑顔が、僕の心を毎回撃ち抜いてくる。それからも僕は、その人に恋をし続けて、今に至る。
え?その初恋の人は誰かって?
君だけど。笑
初恋。私こう見えて一目惚れ多いタイプでさぁ、初恋なんて正直あんまり覚えてないかなー。
なんて嘘。私の初恋は小学2年生。早すぎる、どうせガキの遊びだ、長続きする訳ない。申し訳ないけどそう思う人は飛ばしてもらって結構。
私は水泳を習っていた。兄も姉も成績優秀で私も優等生を演じなければならなかった。正直そんな肩苦しいもの私には合わない。だから水泳で気楽に息抜きをしようと思った。だが、気づいた時にはゆったり進むスイミングではなく育成コースという本格的なコースへ変わっていた。学校でも水泳でも自分には居場所はない。ただひたすら何かをこなすだけ。そんなある時、ある男の子と出会った。私に優しく微笑んでくれたんだ。私は嬉しくて……でもやっぱり恥ずかしくて笑ってるしかなかった。
「なんでそんなに笑うの?僕、なんかついてる?」
「い、や……違うくて……」
そこから私たちは一気に仲良くなった。世の中ではバレンタインデーと呼ばれるらしい2月14日。私は彼に告白した。本当に喜んでくれて君は私のチョコをギュッと抱きしめた。そして私にニコッと笑いかけて
「ありがとう。じゃあ、またね」
と手を振った。私はただ頬を赤らめて手を振り返すことしか出来なかった。それでも良かった。だって……君が喜んでくれたから。
そして私は彼と小4まで付き合った。別れは突然である。いつも通り水泳に通って……その日もまたねと手を振って別れた。家に帰ってから知らされたのは「水泳、もう今日で終わりだから。」その一言。え、待って。なんで、なんでそんなに急なの?まだ私辞めるとも言っていない。彼に別れも伝えていない。
私が突然消えたから彼はきっと私に怒ってる。ごめん、ごめんね、何も言うこと出来なかった。君との時間をもっと大切に……。すると神様が最後のチャンスを恵んでくれた。姉の人脈から最後の手紙を送れるとのことだった。私は無我夢中で書き上げた。彼は私のことを許してはくれない、わかっていながら書いた最後の手紙。綴った言葉は鮮明に頭の中に残っていて今もなお初恋の甘酸っぱさを思い出させる。わずらわしい……熱いものが頬を伝っていく。
あなたの初恋はいつですか?
甘酸っぱい?ほろ苦い?それとも、いちご飴のように甘い?
人それぞれの初恋
振り返ってみると、私はソーダのように弾けるような毎日ワクワクした日々だったような。
その彼は今は何しているだろう?
きっと、彼も幸せに暮らしているだろう。
その初恋があっての今がある
だから、自分にとって意味のある恋だったんだろうな。
小学校1年生でした
とても優しい子
みんなから
好かれていました
6年生の時も
同じクラス
ずっと好きでした
卒業が近づく
ほとんどの卒業生が
同じ地元の中学に
入学するけど
私の初恋の人は
少し遠い中学校に
行くことになりました
私の初恋は終わりました
続きあります
初恋の人が
中学三年生の
正月に
年賀状が届きました
僕だけと思って
喜んでいると
小学生6年の同じクラス
全員に送ってました
(笑)
初恋の日って何ですか
初の恋に落ちた日のことですか
落ちないように生きている人間も
わりといるんじゃないかな
初恋の日
それは奇しくも君の逮夜の日だった
燃やされる君の顔は分からないのに何故か
美しいと分かった
只、その気持ちが恋だと、気づいた時には
君は人生の階段から降りていた
この初恋を誰かに聞いて欲しくて家族に話した
お母さんに私、彼のこと好きだったみたい
というと複雑な顔をしてその場で崩れた
お父さんに私、彼のこと好きだったみたい
と言うと君が悪そうに拒絶した
友達に私、彼のこと好きだったみたい
というと何故かぎこちない笑顔で
「今はそういう時代だよね!」と言われた
好きになっちゃダメだったのかな?
まァ、元々出来の悪い私は両親から嫌われてたし
その反応は今更か
でも友達の反応が悪かったのはどうして?
否、もう。どうでもいいや
待ってて
今、逝くから
私の初恋のお兄ちゃん
※逮夜とは
火葬する日を指す
今日は久しぶりに雨か降っていました。
今夜も風が強そうです。
家の前にある竹林が揺れています。
風が唸っているようです。
そういえば、貴方に恋した時もこんな雨の日でしたね。あなたは知らないだろうけど。
私はあの日傘がなくて困っていたんです。
話したこともない私に貴方は傘を差し出してくれました。こんなありきたりな展開で私が貴方に恋に落ちるなんて考えてもいなかったけどとても嬉しかった。ありがとう。
唐突ですが、結婚したようですね。
今の暮らしが嫌になったら私の所へ来てください。
貴方に限ってそんなことは無いでしょうけど。
このまま描き続けていたら貴方をとられた悔しさで紙を破いてしまいそうです。どうぞお幸せに。
そして私に初恋を教えてくれてありがとう。
初恋のあなたへ
うわ。好き。
べたっと座って靴紐を結んでいた体育館。
背の高いあなたに声をかけたら、わざわざしゃがんで目を合わせてくれた。
初対面。笑顔。両手のバスケットボール。
うわ。わたし。あなたのこと何にも知らないのに。うわ。うわ。こんなことで。
#6 お題:初恋の日
君の目に透けた光が見えたから
好きなひまわり渡したかった
オレの初恋? おまえだけど?
照れんなよ。オレまで恥ずかしいだろ。
ところで、恋ってこんなに呪わしいものなのか?
オレってヤバい? 重い?
そっかー。まあ、重いよな。
でも、おまえは、やっぱりオレの人生の光だし。
だから、ずっと側に置いといてくれよ、オレを。
初恋の日。君を初めて見た日。この純粋な笑顔に一目惚れしちゃった。僕は君しか考えれなくなって、登校中も、授業中でも、何を言われても上の空だった。··········たぶん、これが良くなかったんだね。僕はこの世界にいれなくなった。そうだよ。僕は·····交通事故で死んじゃったんだ。でも、この世界に、いや、君に未練があって、僕は成仏出来なかったんだ。君に伝えたいことが伝えれなくて。·····だから·····ええと····この、度胸の無い僕と、付き合ってくれませんか?
えっ、本当に?いいの?ありがとう··········はは、僕、もう君に未練が無くなっちゃったから、成仏しちゃうな……せっかく、伝えられたのに·····嫌だよ···············でっ、でも、くよくよしてちゃ駄目、だよね。いい?僕は君のことを愛してる。絶対、来世でも同じ世界で暮らそうね·····!次はちゃんと生きて付き合ってみせるよ·····!待っててね
貴女の黒い髪が揺れた初恋の日、その日から私と貴女は喋り笑うようになった。そして私は貴女に段々と惚れていった。虐められていた共通点でどんどん仲が深まっていった。惚れていく度に苛めは加速した。そして初恋の日は貴女の命日になった。
初恋の日
わたしのはつこいは小2
そのときはコイとはいえるか
わかんなかったけどね
小4でわかったよ
あの子が好きだって
小5からはすこし話すようになった
小6は沢山話すようになった
中1の日、
私はあの子に恋をしたと告げた
あの子も気になってたっぽい
嬉しいな
付き合ってほしいと言えた
彼女からいいよと言われた
とっても嬉しかった
すごく嬉しかった
中2の今でも沢山話したり遊んだり
ずっと続いてほしい
何歳の時とかは覚えてないけど年上の人でサッカー見に行ってる時によく話しかけてくれた
まだ分からない恋心
まだ気付けない恋心
きっとチョコのように甘くて
きっと飴のようにとろける
心の奥がきゅっとなって
頬が火照る
優しさの詰まった
金平糖の瓶みたいな
そんな初恋の日に出会いたい
気づいたら好きになってた。
好きなんだって思った。
今考えても分からない、気づいたら今にいる。
その日からあなたのことで頭がいっぱい。
お題『初恋の日』
初恋の日
君と出会ったのはいつだっけ。
確か、初めての学校で緊張していた時だったっけ。
そうだ、あの日に君を好きになったんだ。
僕の自己紹介を覚えてくれていて、
「なんのゲーム好きなの〜?」
って話しかけてくれた君。
「まだ教科書無いでしょ?見せてあげる」
って机をくっつけてくれた君。
でも1番好きな君は、
僕に笑いかけてくれたときの、
目を細める君。
それが何よりも好きで、見たくて、
今日もあなたに話しかけるんだ。
「おはよう!」
今日は入学式
私は田舎育ちで高校生になったら絶対に
都会の方に行く‼︎って決めてた。
電車に乗るのもそんなになくて
少々不安気味、、、
「朝ってこんなに混んでるんだ」
電車に乗ってゆらゆらしてると、
急に電車が揺れた。
「うわっ」
倒れてしまいそうになった時、、、
パシッと誰かに手をとられた。
「大丈夫っスか」
「あ、ありがとうございます」
その後の沈黙の後駅に着いた。
「じゃあ俺はここで」
そう言って彼は電車を出た。
「私も出なきゃ」
あの人同じ高校の制服だった。
「また会えるかな」
その後の私は彼のことで頭がいっぱいだった。
5回目