冬晴れ』の作文集

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冬晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/5/2024, 12:30:57 PM

【冬晴れ】

「今日、外すっごい晴れてるよ」
「…だからなんだよ」

 窓の縁に手を置いて外を眺めている君の元へ行き
後ろからソッと優しく包み込むように抱きしめる。

「…雪…輝いて見えるね、」
「外ばっかじゃなくて俺だけ見とけよ」

 君をこちらに引き寄せて床へと倒れ込む。
君のその幼い笑顔をこれから先も独占できることに
少し、興奮を覚えた。

               _監禁生活 365日目

1/5/2024, 12:30:47 PM

はぁ、と息を吐くと白い煙が一瞬出てすぐに消えた。
目の前には薄青い空と少し暗い色の海がどこまでも広がっている。目を凝らしてよく見ると、鳥が一羽、はるか上空を円を描くように舞っていた。
「寒くないですか」
男が問う。
「平気だよ」
答える男は小さく笑ってコートを着た肩を竦めた。
「今日は日が照って暖かいからね」

月が変わって最初の週末。
海へ行こうと言い出したのはどちらだったか。
なぜ、とも、どこへ、とも聞かなかったのはお互いにそれを望んでいたからだろう。
朝、早い内に着いた浜辺で昇る朝日を見た時も、太陽が全て顔を出し、訪れる人が増え始めても、二人は何をするでもなく車に凭れたまま無言で空を見上げていた。

陽射しが柔らかい。
夏ほど強くない陽光が浜辺を優しく照らしている。
寄せ来る波も穏やかで、人の声も騒々しさを感じさせない。時間の流れが遅く感じる。
「気持ちいいな」
柔らかな風に目を細めながら男が言った。
「真冬だと思えませんね」
「……昼過ぎたかな」
いつの間にか太陽は中天にかかっている。
「なにか買ってきましょうか?」
朝から何も食べていない。
男は少し考えるような仕草を見せたが、すぐに「いいよ」と答えて、また空へと視線を向けた。
「もう少し、このままでいよう」
「……」

どれくらいそうしていたのか。
ふと周りを見渡せば、人影は減り、太陽は傾き始めている。だがまだ寒さは感じない。
――このまま帰らなかったらどうなるのだろう。
二人同時にそんな考えが頭をよぎった。
車のドアに凭れて、どちらからともなく指を絡めた。

このまま夜まで。
このまま朝まで。
このまま……ずっと。

互いに口には出さず、ただ繋いだ手に力を込めた。


END

「冬晴れ」

1/5/2024, 12:27:46 PM

冬の晴れた日に、冷たい風を浴びながら散歩するのは好き。夏はどれだけ薄着になっても暑いし日差しが痛いけど、冬は冬着のモコモコなコートを着て手袋とマフラーで身体を覆って顔が少し寂しいけど乾燥した空気が県を象徴する山をくっきり映してくれて心なしか夏よりも視界がクリアな気がする。

1/5/2024, 12:25:15 PM

#冬晴れ

雲ひとつない晴れ渡った空。
春なのかなってくらいに、気持ちのいい冬晴れだ。遠くに見える山には、まだ薄らと雪が残っている。空の水色のキャンパスに、山の輪郭だけがハッキリとしていて、写真を貼り付けたような景色だなと思った。いや、写真に近い、リアルな絵か。どちらにせよ、とにかくその景色が壮観だったのだ。
雪の白化粧か、より山を山たらしめていた、みたいな。

1/5/2024, 12:23:49 PM

※地震の要素を含みます※


冬晴れと呼ばれる日。
洗濯物を入れ、畳んで、洗濯バサミを中に入れようと外へ出た時。
ズズンと世界の歪んだ音がした。座りもできず、ただその場に立ち尽くしていた。
ガタガタと何かが揺れている音がして、それが収まるまでずっとひとりその場に立ち尽くしていた。
余韻が長く、ズボンのポケットに入れたスマホから津波警報の音が鳴り響いた。
高台へ逃げたが、大きい余震は留まることを知らなかった。


2020年、世界の時が一度止まった。
でも人の時は止まらなかった。
2020年に入学した学生は、普通の学生生活を送れず、3年間ルールに縛られた生活を過ごした。
でもそれは楽しくなかった訳ではなかった。
それぞれが学生で尽くせるベストを尽くした。
そして、2023年、ルールが少なくなった。
今でも3年間のルールは残っているが、ルールに縛られた生活を過ごす以外にも道はできている。
そして、世界の時がまた動き出したとき、2024年の新年一発目に事件は起こった。
もうその事件には名前がついており、「令和6年能登半島地震」と人は呼ぶ。
こんなに懸命に生きている僕たちには、災いしか訪れないのか。そろそろ幸いが訪れてもいいのではないか。


こんな地震大国の日本で、汗水垂らしながら懸命に生きている僕たちを、誰か褒めてくれてもいいのではないのだろうか。





最近地震の話ばっか投稿してますが、不快な思いになられたらすみません。
最近冬晴れの後に雨が降るような日が続いています。気温の差に気をつけながら過ごしてください。
小さい余震でも、まだまだ続くと思いますが、あなたの明日に光が注ぐよう、願っています。


134テーマ【冬晴れ】

1/5/2024, 12:22:54 PM

一年を通して

冬が
一番
空気が澄んでいる
と 感じる。

年末年始に掛けて

淀んだ感じがあまりない。
深呼吸すると
すーっと

体に綺麗な空気が
流れ込む。

特に
いつもの周りの景色も
明るく感じるのは

私だけだろうか?
鮮明に見える。

お天気の良い
冬晴れの日

こんな日は

心も体も

クリアになる。

何か、
チャレンジしたくなる
心が前向きになる。

1/5/2024, 12:22:52 PM

神が本当に居ると思いますか?
それと、神を信じていますか?
神が居るのかと信じているのかは似て非なるもので、違うものだと考えています。
昨日途端に考え出して、想い出す度に、疑問が生まれます。
私は絶対に神は居ないと思います。
皆、神は居ないと断定して、分かった上で神を信じるのです。
信じたがるのです。
人間は、責任者をほしがります。
自分が、何かをやらかしても、
あの人が自分に指示を出したからやった。
と言うと簡単に責任逃れする事が出来ます。
そうやって積み上げられてきた、
人間の波で好都合が押し寄せられてできたのが、神です。
人間はこの地球で最も賢いのにも関わらず、其れが故にぶつかり合う、愚かな生き物ですから、
哲学と呼ばれたり、地球の歴史と言われたり、
全然分からない。自分達はどうやって存在しているんだ?と言う不安感と、果てしない時間が神を造りあげてきたのです。
信じた方が好都合だから、信じるのでしょう。
ですが、皆そんな事言わない。
誰に聞いてみても、皆神は本当に居る。というような口振りです。
世界にとっての神、大地を造った存在が本当にあるとするならば、それは正しく、神と言えるでしょう。
ですが、人間が作り上げてきた、好都合の塊なのだとしたら
居ないのは目に見えています。

神社の巫女を勤めている私が言えた事では無いですが、
この世に神を本気で居ると考える人はどれくらい居るでしょうか。
人間以外、宗教の通じる生物は存在するでしょうか。
人にとっての神の価値観が違うため、否定はできません。

こんな変な質問をしていますが、
深く考えちゃ居ません。
難しい事も考えては居ません。

神を信じていますか?
神は居ると思いますか?

1/5/2024, 12:16:20 PM

依存

君なら僕のことは何だって分かってくれてる。

皆は気持ち悪がるけど、君は、ちゃんと僕の話を最後まで聞いてくれる。

何をしたって僕は君のことを愛してる。

君だって、僕以外なんて要らないはずだよね。

「…」

だから君はいつだって可愛いし、愛くるしい。

今日も僕は君と話すんだ。

話しても、聞いてるだけで話してはくれないけど、ずっと僕の話を聞いてくれる。

何か聞いても、何も言ってくれないのは、酷いって思っちゃうけど、それは君が一生懸命考えてくれてるって僕は思ってるよ。

でもさ、だけどさ…

「最近なんか、やけに"冷たいよね"。」

1/5/2024, 12:13:51 PM

「冬晴れ」
寒空を
掻き分け雲の
すき間から
溢れる暖光
冬の休日

1/5/2024, 12:10:08 PM

♯冬晴れ

頭上には快晴が広がり

目に映るのは美しい景色

頬には鋭く尖った風が刺さり

鼻からは白い息が出ている

1/5/2024, 12:05:35 PM

冬晴れ

昨日、降り始めた雪は

冷たさを増しながら、積もっていた。

初雪は、この前だったというのに

朝起きてみたら、鬱陶しいくらいに積もっていて

こんな日は、外にも出たくないし

家にこもってたい。

でも、1人だと静かで寂しくてさ

冷たい空気が布団に入ってきて

ほんとにここには俺しかいないんだって

そんなことを考えていたら、誰かからLINEが来たみたいで

誰だろう?って、通知を見ると

「暇?家おる?行ってもいい?
もう、おるけど笑」

へ?え、もういるの?

インターホンが鳴った

「……ふふ、しょお来ちゃった笑」

そこにいたのは、俺の大好きな人

『…もう、行ってくれれば迎えに行ったのに。』

鼻と頬を少し赤らませながら、少し息があがっていて

俺のために、走ってきてくれたのかなって思うと

すごいうれしくて


『…寒かったでしょ?服貸すし、温かいの作るから。
風呂、入ってきな?』

「…おん!しょおありがとう!」

そう笑顔で言う君が愛しくて、

部屋に服を取りに行く足も自然と軽くて。

さっきの寒さが嘘みたいに、

もう部屋は暖かくなっていた。

ふと、外を見てみると

雪はやんで、晴れていた。

1/5/2024, 12:01:20 PM

厳しく寒い日と移り変わって今日は温かい。
心地の良い温度で、何をするにしてもちょうどよい
今日は何をしようか。窓辺を陣取っている呑気な猫の気分で寝て過ごすか。
はたまた街へ繰り出してカフェを嗜むか。
どちらを取ったにしても、良い一日になるだろう。
趣味も無いというのは、悪い事ではない。
しがらみに囚われず、好きな自分として過ごす。
そんな自分の気持ちを代弁してくれるかのようにのどかな日がさす。
新しく買った冬用の服を着て街に繰り出す。
新しくできたカフェに入ってみる。
モダンな雰囲気の温かな店内。
席に着きアイスコーヒーを頼む。
カバンから原稿用紙とペンを取り出してアイデアを書き綴る。
コーヒーが届き、コーヒーを啜る。
一息ついて紙に書く。
今日がこんな日で良かったとつくづく思う。
さぁ、明日はどんな日になるか…

1/5/2024, 11:59:40 AM

目には青空、頬に刺す風、香る芝、耳に歓声。あとはやるだけ。信は力なり。とあるラガーの試合前。

1/5/2024, 11:59:36 AM

「ただいま」

返事はない。

そういや私は一人暮らしだったな。

「おかえり」

それが聞こえなくなったのはいつからだっただろうか。

貴方がいなくなってから




私はひとりになった。




#5
#返事

1/5/2024, 11:50:46 AM

晴天。雲ひとつない空。冬特有の青色が広がる。

晴れていると、放射冷却が強く働くとかなんとかで、冬の晴天の日は特に寒くなるらしい。

私は、この空気が好き。
冷たくて、肌に刺さるような空気。この、ピンとした空気が好き。

まだ太陽が出始めてない、少し明るい空を見上げる。

綺麗な藍色。絵の具じゃ、作り出せそうにない色。
写真じゃ写しきれない美しさ。言葉じゃ、表すことができそうにない、この気持ち。

私は、この雰囲気と、この、言葉じゃ表せない気持ちが好き。

みんなは、どんな空が好き?私は、冬晴れの日の、日が登っていない、明るくなり始めた空が好き。

だって、君が一番好きな空だったから。この空を見ていると、君が隣にいるような気がするから。

君は、向こうでも、静かな笑顔で笑えているかな?

ふと、隣を見ると、まだ暗い私の部屋の窓辺に、君が寄りかかっている気がした。私の大好きな、静かな笑顔を口に浮かべて…

1/5/2024, 11:50:46 AM

「さーむいねー笑」

はぁー、と白く息をする君


今すぐ私の手元にあるマフラーで包み込みたいな

「ん?マフラー?ありがと、笑」

少し照れくさそうにお礼を言う君

マフラーで包み込んであげた

そしたら

「ここまでしなくても、いいのに、笑」

「まぁ、でも、暖かいからいいか、な、笑」

と言いながら

巻いてあげたマフラーをぎゅっと握り

寒くて、鼻が赤くなって

寒くてなのかほっぺが赤くなって

白い息を吐きながら

笑顔で私を見つめてくる

君はずるいね、笑

冬晴れ

1/5/2024, 11:47:53 AM

『冬晴れ』とは、今日のような天気の事をいうのだろうか。冷えた心を照らすような夕焼けを見た。君にも、ちゃんと見えたかな。

1/5/2024, 11:46:39 AM

「愛空のうた」



いつもの朝のようで二度と戻らない朝だった
失うことの意味を知ったあの日
一生分の涙を流したのかもしれない

歳をとるたびに言葉は絡まって
素直に放つこともできずに捨ててきた
愛の使い方なんてもう忘れたよ

だから今だけはあの頃のように
迷いない気持ちで伝えるよ


キミが隣に居るだけで幸せで
見るもの全てがキミとなら宝物になる
その一つ一つに名前をつけて思い出にしたかった

今はもう帰るぬ人よ
触れることも見ることもできないけど
それでも愛してる今でも愛してる
あふれる言葉をあの空へ届け愛のうた


喧嘩して無言のまま離れた夜
追いかければよかったなんて
今さら後悔しても遅いよな

あたりまえにまた仲直りして
あたりまえにキミと笑えると思ってた
永遠なんてないのは分かってる
だけど今は今だけはキミを望むよ


二度と帰るぬ日々よ
もしもやり直せるなら
あの日の手を繋ぎ止めて
行かせやしないよ

目覚めることのないキミの前で
ただ悲しみが溢れて崩れた心
春も夏も秋も冬もキミで埋まる日々だった


この先の道で他の幸せを見つけたとしても
忘れないよキミと過ごした日々
胸のなかに生きるキミと共に進むから

今はもう帰るぬ人よ
触れることも見ることもできないけど
それでも忘れない気持ち
あふれる言葉よあの日の空へ届け愛のうた

1/5/2024, 11:45:16 AM

窓から外を見ると地面には雪が積もり、空は雲ひとつない晴天だった。昨日の夕方から降っていた雪はどうやら夜中に止んでいたらしい。
冷たい水で顔を洗って歯を磨き、目を覚ます。クローゼットからモコモコ素材の暖かい服を引っ張り出し、それに着替える。
鏡の前に立ち、櫛やヘアクリームなんかを駆使してなんとか暴れまわる髪の毛を抑え込もうとしたが、努力も虚しく私の短い髪は好き放題に跳ねたままだった。私は髪を抑えることを諦め、ヘアピンを付けてマフラーを巻き、外に出た。
晴れているので比較的暖かいがそれでもやはり寒くて、マフラーを鼻下まで上げる。
白い息をひとつ吐き、真っ白の地面を歩き出した。


【冬晴れ】🎼

1/5/2024, 11:44:04 AM

寒い冬の季節になると、
布団の中で体を丸めて眠るうちの猫。

そんなある日
猫がスタスタと窓の方に向かっていって、
のんびりとくつろぎ始めた。
窓からはポカポカと暖かい日差しが
差し込んでいて、
心地良い空間が広がっていた。

幸せそうに目を細めて
うたた寝をする猫を撫でていたら、
何だか私まで眠くなってきた。

寒い季節のはずなのに
あの瞬間だけ、一足早い
暖かい春が訪れていました。


#2 『冬晴れ』

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