「愛空のうた」
いつもの朝のようで二度と戻らない朝だった
失うことの意味を知ったあの日
一生分の涙を流したのかもしれない
歳をとるたびに言葉は絡まって
素直に放つこともできずに捨ててきた
愛の使い方なんてもう忘れたよ
だから今だけはあの頃のように
迷いない気持ちで伝えるよ
キミが隣に居るだけで幸せで
見るもの全てがキミとなら宝物になる
その一つ一つに名前をつけて思い出にしたかった
今はもう帰るぬ人よ
触れることも見ることもできないけど
それでも愛してる今でも愛してる
あふれる言葉をあの空へ届け愛のうた
喧嘩して無言のまま離れた夜
追いかければよかったなんて
今さら後悔しても遅いよな
あたりまえにまた仲直りして
あたりまえにキミと笑えると思ってた
永遠なんてないのは分かってる
だけど今は今だけはキミを望むよ
二度と帰るぬ日々よ
もしもやり直せるなら
あの日の手を繋ぎ止めて
行かせやしないよ
目覚めることのないキミの前で
ただ悲しみが溢れて崩れた心
春も夏も秋も冬もキミで埋まる日々だった
この先の道で他の幸せを見つけたとしても
忘れないよキミと過ごした日々
胸のなかに生きるキミと共に進むから
今はもう帰るぬ人よ
触れることも見ることもできないけど
それでも忘れない気持ち
あふれる言葉よあの日の空へ届け愛のうた
1/5/2024, 11:46:39 AM