『冬休み』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
冬休み
なんだろうと休みに違いなく
遊び尽くすぜい
コタツにも入るぜい
【冬休み】
ありがたいことに、2日ばかり“冬休み”をもらった。
そうは言っても大きな仕事の合間だから、遠出もできないし、まぁ家でゴロゴロして、撮り溜めたサッカーの試合を見直すくらいのつもりでいた。
恋人との甘い時間も欲しかったけど、アイツはストイックの塊で、この時期にベタベタイチャイチャを許してくれない。
だから会うことも諦めていたんだけど。
それなのに。
今、俺は恋人の指導のもと、ベランダを箒で掃いている……。
絶賛、大掃除中だ。
「おーい、ベランダ掃いたら、次は窓を拭いてよ。おれ、次はお風呂掃除するから」
恋人は甲斐甲斐しく掃除機をかけながら命令する。
「ズルい、俺ばっか外でさ〜寒い〜」
ぶーたれると、「お前の家だろ」とごもっともなご意見。
言われるがまま窓を拭き終わると、「お前にしては上出来じゃん」と恋人は褒めてくれた。
「ほら、あったまろ?」
どこから持ってきたのか、ニッコリ笑う恋人の手には風情がある塗りの盆。
その上には白い銚子と二つのお猪口。
「たまには熱燗もいいでしょ?」
──こんな冬休み、悪くない。
冬休み
子供の頃は短期間にイベント集中の楽しさ凝縮の
長期休み
クリスマス、おばあちゃん家で蕎麦打ち
年越し、お正月の親戚回り
あ〜毎年大晦日に両親が父実家のことで大喧嘩して
たっけ
どっちもどっちの我が家の恒例行事
11月、12月のことは翌年にも影響すると大人になってから知った
だから我が家は喧嘩が多かったのかなと今になって思う
常に仲が悪い訳ではなかったけど、年末は特に派手にやるから緊張感があったな〜
楽しい辛い冬休み今は昔
過去の記憶を遡ると、冬休みに入る前はいつもワクワクしていた。
クリスマス、大晦日、お正月と短い期間に楽しい行事が詰まっていた。
今ではもうワクワクすることはなくなってしまったけれど、とても大切な思い出。
社会人になってからの一年はあっという間で、気がつけば吐く息は白く、手は悴んでいた。
今年も終わりに近づき、TVも例年通りに年末年始の特番ばかり。
周りを見渡せば恋人や家族、友達同士で仲良さそうに歩いてる姿ばかりが目につく。
去年までは家族で見ていた番組も今年は忙しくて見ることはできないだろう。
友達も地元を出て社会人になってからは疎遠になってきた。
何より私の仕事はシフト制で夜勤もある。
来年にはこの寂しさにも慣れていくんだろうな。
北海道の冬休みは長いよ。
夏休みと同じ。
冬休みはクリスマスにお正月に、楽しいことばかりであっという間だった。
雪遊び、みかん、合間に宿題。
北海道の冬は寒かっただろうに、寒かったって記憶がない。
楽しかったんだね。
冬休み
今年は今までとは違う。1週間ちょっとという帰省期間の休みだ。今住んでいる場所から離れる。地元に帰れるのはもちろん嬉しい。帰りたいと思っている。だけど、帰るという事はこの場所にいる人達と会えない。人達ではあるが私が思い浮かべるのは人。1人。その人に会うために残る事がよぎるくらいに。結局そこまで踏み切ることはしないのだが、そんなふうになるとは2.3ヶ月まえの私は思いもしていないだろう。
別になんてことのないことの積み重なりなのかもしれない。たまたま、で片付けられてしまうのかもしれない。偶然という言葉と突き放しているのは私自身なのかもしれない。自分の意思で。どうして運命という言葉ができてしまったのか。点であるはずの出来事を線で繋いでしまうのか。その線が長くなるほど幸せと同時に苦しみも増えるのか。いわゆる『運命的』な出来事を起こさせないで欲しい。勘違いさせないで欲しい。どうしてその人のことを考えるとその人は目の前に現れるのだろうか、その人の大学の学祭に行った時《3日間朝から夕方まであるのにその帰り道で》、私のもう一つのバイト先に来た時《バイト先の事を話した事もないし、彼も偶然通りかかったからという理由で》、今年最後に話したいと願った時《彼と同じバイト先の方で帰りがけに》。こんな偶然が2ヶ月弱の間に起こるなんて。
どれも偶然で片付けられる。けど片付けたくないから線だけがどんどん伸びていく。私1人で勝手に苦しくなっていく。恋心を伝えたい、何か変わる事を願って。ただおそらく何も変わらない現実に諦めと悲しみを感じて言えない。
結ばれる『運命』ではないのなら、勘違いさせないで欲しい。正しい運命に導いて欲しい。この1週間ちょいの【冬休み】の後でまた運命の線は伸びるのだろうか。
好きなことをしている時は
キラキラと輝いて見えるよ
ねぇ、どんなことが好き?
『冬休み』
冬休みが
正月休みになり
仕事を辞めた今は
年中休み
来年は
来年こそは と
思う気持ちは
ウソじゃない
人生の冬休みは
そろそろ終りにしなければ
前を向けば
耳を澄ませば
やがて
春の足音も
聞こえてくるはずだから
心の準備を整えて
さあ
新年を迎えよう!
# 冬休み (364)
冬休みよ。
ようやく怠惰なる理想の生活リズムに
慣れてきたというのに、
お前は私の許から去ると言うのか。
あゝ、冬休みよ。
待ってくれ、まだ行かないでくれ。
課題が残っているんだ。
夏に踏んだ轍を、愚かにももう一度踏んだようだ。
冬休みよ、おお、冬休みよ………
冬休み
一緒になにかする相手が居ないから
1人で液晶と向き合って過ごす。
こんな毎日だ
いつからだろうこんなにもつまらない休みになったのは
「冬休み」
冬休み
それは苦しい日々から逃れられる、幸せな時期
なのにどうして
心に穴が空いているの?
冬休み
それは幸せな関係を一時的に壊される、苦しい時期
なのにどうして
こんなにも満足しているの?
冬休み
それはとても苦しく、とても幸せでもある時期
けれど
それで良いような気がして来る時期
冬休みだというのに、ケーキや餅を食べるでもなく、正月特番やアニメ一挙放送を見るでもなく、ただ部屋の窓を開けてぼーっとしていた。冷えた外気が生暖かい温度を浄化する。
『冬休み』
温泉に行く?
スキーに行く?
映画に行く?
なんて言ってるうちに終わっちゃう
油断できない短いお休み
アイスクリーム食べるみたいに急いで
でも、楽しんでね
前回の文章を書いてから3日経っても気分がすぐれないので少しの間こちらのアプリでの執筆は冬休みにすることにしました。申し訳ありません。たぶん来年にはまた再開すると思います。
理由は3日前に起こった痛ましい交通事故への憤りや悲しみです。個人情報なのであまり深くは書けませんが、あの事故の3日前(12月23日の17~18時頃)に現場の反対側の歩道を歩いてました。その先にある建物に(しばらく行ってなかったスーパーのポイントカードを更新するための)用事があって。
その3日後にあんなことが起こるなんて…ニュースを観ても信じられませんでした。しかも加害者の車の後部が刺さってたマンションの花壇付近も歩いてましたので…ものすごくショックで悲しくて。
たぶん私より、当日の直前まで普通に通り過ぎてる人達もいらっしゃると思います。その人達はもっとショックだったのではないかと。
まして亡くなった方々のご家族のご心痛は想像を絶するほどお辛いものだと思います。
知り合いでもないのでお力になれることはないのかもしれませんが、それでも何か少しでも自分にできることはないのかと…そんなことを考え続けたり…もう誰もこんな理不尽なことで死なせたくないなと憤ったり…。
うまく答えが出てきませんが、私なりに何かできることを探してみようと思っています。
ちなみに加害者側に攻撃するとかは絶対しませんので。裁くのは法律ですから。ただ日本の法律は交通事故系は特に軽いですよね…でも現行の法律や裁判に委ねるしかないので…モヤモヤしてます。
このアプリで文章を書き始めて1ヶ月近く経ちました。
おかげさまでこんなふざけた文章にも読者の皆さんがハートを付けて下さって…いつもありがとうございます。
通常時はあまり考えずに15分くらいで書くものがほとんどなんですがその度に「思ったよりもハートが多くついてて逆に申し訳ない。もっと真面目に書きます。(予定は未定)」みたいに思う文章もありまして。
それでも1ヶ月続けて来られたのも皆さんのおかげだと思っております。
年末年始はいろんなことがありますが、皆さんもどうぞご無事で。まだまだ気の抜けない卯年。
今度の辰年は皆さんに素晴らしいことがたくさんありますように。
とりあえず生きていきましょう。私も頑張って生きます。
末筆になりますが亡くなられたお母様とお嬢様のご冥福をお祈り申し上げます。
テーマ:冬休み
【冬休み】
肌を刺すような寒さの中、星空を見上げる。
彼は今、なにをしてるだろう。
冬休みになってから考えているのはそればかりだ。
スマホはメッセージアプリの彼とのトーク画面を表示している。
さっきから私はずっと同じことを繰り返している。
『こんばんは』と入力して、送信出来ずに消去。
また『今なにしてるの?』なんて入力して、やっぱり消去。
「うぅ、どうしよ」
頭を冷やしたくてベランダに出てみたけど、ただ寒いだけ。
むしろ彼がこの寒さで風邪を引かないか心配してしまう始末だ。
「はぁ……私、きもいな」
ため息は白く空気に消える。
一緒に私のうじうじした心も空へと消えてくれないだろうか。
ぼうっと星を眺めていると、ふと手の中でスマホが震えた。
「……え?」
表示されているのは彼の名前。
それから『良かったら一緒に初詣行かない?』というメッセージ。
「へ、返事っ!行くって返事しなきゃ!」
さっきまで冷えていたはずの身体はあっという間にポカポカになった。
すぐさま返信を送る私の顔が真っ赤なのは、寒さのせいだけじゃない。
愛に飽きて
さよならをする
恋人たち
あんなに
欲しがっていたのに
永遠の愛を
誓い合ったのに
季節も
人も
愛も
全て
移ろい変わってゆく
見渡せば
変わらないものは
ただ
「在る」
ことだけ
きっと
永遠に
「変わらないものはない」
春の日向がでてきたら呼んでくれる?
それまでぬくぬく眠っているからさ
じゃあ、ケーキもチキンもお雑煮も…
そうだね、チョコレートもいらないのかい
うーん、布団かぶっていきます…
冬休み
冬休みは意外と短い。
クリスマス会を終えたら、次は大掃除。
大晦日だけは家族と共にカウンドダウンを迎えてから寝る。
お正月になれば年賀状が届いて、親戚の家へ挨拶しに行ったり、または我が家でおもてなししたりする。
初詣、初買いもする。そうしてやっと落ち着いた頃には、冬休みもあっという間に終わってしまう。
冬休みとあるが、いつも慌ただしく過ぎ去ってゆく、少しだけ長い連休といったようなものだ。
冬休み
大人になって、ましてや結婚してからの冬休みは
掃除、料理、寝るがメインなのよね
あまりに日常過ぎて笑った