『冬は一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
寒さを必死にごまかすように街は光で彩られている。陽気な歌が流れ、みんなどこか浮き足立っている。
それが、ものすごく嫌だった。
日々に追われながら目の前のことをこなしていくと、いつの間にかこの季節になる。こっちは毎日生きていくのに苦労しているのに、街は多幸感で溢れているのが許せなかった。なんだか、存在自体を排除されているのではないかと思ってしまう自分がいた。
けど、今年は違う。隣には好きな人がいて、辛い日々から逃げ出すように冬を超えていくことができそうだ。
だからこそ、憎しみが身体中を渦巻いている人に目を向けたい。その人を排除しないで、真摯に向き合いたい。
かつての自分を、それで救いたい。
誰かと過ごす冬は、それだけで寒さも過去も消してくれるから。
冬はいつもお布団と一緒。毛布、掛け布団、毛布の3枚にくるまってぐうぐう寝るのが最近の楽しみ。布団に潜るとすぐに眠くなる。催眠作用の何かが出ているんじゃないのか。寒くてかじかんだ手足もしばらくするとぽかぽかになる。そうして体が温まったら次第に眠気が襲ってくるのだ。それに抗うことなく眠る。今季もお布団とずっと一緒に居ようね。
寒い冬は一緒に何をしましょうか。
二人で毛布にくるまって、あたたかいココアを飲みながら星空でも見ましょうか。
この時期は空気が澄んで星がとても綺麗に見えますから、きっとあなたも退屈しないはずですよ。
星にはあまり詳しくないですけど、あなたと一緒に見る星はとてもきらめいて見えるのでしょうね。
だけど、あなたほどキラキラ輝いている星はないでしょう。
ふふ……大好きですよ。
……もう、照れないでくださいよ。私だって恥ずかしいんですから。
朝4時の星空を観に行こう。
スターク・マンローが愛した星の入浴——スターバスに入ろうよ。
未明の空にきらめく星々に瞳を輝かせてまたたきましょう。
砂時計の形が親しいオリオン座を見つけましょ。
あなたが物語る新しい星座も探してみましょ。
日の入りまでの2時間半星を見上げよう。
マンローのように星座の名前を知らんぷりしてスターバスを楽しもうよ。
夜明けの空に浮かぶ星たちをまぶたの中にすくいましょう。
星の数だけ私たちの星座の物語を作りましょ。
朝日に溶ける星々の代わりに輝くおはなしのろうそくを灯してあげましょ。
(241218 冬は一緒に)
そう言えばと思い出す。
出会いは夏。
気になったのは秋。
意識して、距離が一気に近づいたのは冬。
一緒にいることか多くなった冬。
「どうかしましたか?」
吐く息が白い中、彼女とのことを思い出していた。
急に言葉を止めてぼんやりした俺に彼女が顔を覗き込んで声をかけてくれる。同時に繋いだ手がキュッと強く握られた。ここにいるよと伝えるように。
俺は安心させるように笑う。
「ごめん、ぼんやりしてた」
「危ないですよ?」
「うん、ごめん」
何か悩みがある訳じゃないと伝わったのか、彼女も柔らかいほほ笑みを俺に返してくれた。
今はずっとそばにいる。
おわり
二一六、冬は一緒に
『冬は一緒に』
冬は一緒にいようね、と言って彼女は出ていきました。
きっと白鳥が渡ってくる頃には帰ってくることでしょう。
薄曇りで低い空を眺めて、待っているのです。
雪で遠出するのは疲れるけど
少しだけ非日常を味わいたいから
冬は一緒に近場の温泉に行きたい
寒い冬をあなたと一緒に過ごせたら、きっと暖かい冬になるだろう。
【冬は一緒に】
かじかむ手を合わせて暖かくしたい。そう思ってもだーれもいなくて風に吹かれて絶望するだけさ。
「 冬は一緒に 」
塾帰り、車の窓から見える並木道
冬は一緒に貴方とあの道を歩きたい。
【冬は一緒に】
「冬は一緒に雪を見に行こう」「はっ?今どういう状況か分かるか?」「マレーシアもいいけど日本の北海道っていう県?もいいかも」「はぁ完全にイカれた。終わるかもわかんないこの戦争の真っ只中で…」友人の琥珀色の目が輝きながら言った「正常だし本気だよ。もし俺が死んだら北海道に墓を建ててくれないか。景色がいい場所に。」「縁起がないこと言わないでくれ。」「アハハ、そうだな」「ほら行くぞ。」
― 北海道―
「まさか本当になるとわな。北海道の雪綺麗だよ。なぁ見てるか。本当は、二人で見たかったな。」
──遠くへの手紙。
あたたかい寝巻きを買いに行こうと約束しましたね。あなたはずいふん寒がりで、冬の朝がとても苦手だったから。あなたの好みに合わせた濃さのコーヒーを淹れて、どうにかリビングに連れてくるのに苦労しました。
揃いのマフラーを買おうと言ってくださったのはいつだったでしょうか。みぞれが降っても霜が降りても、いっしょに出かけたかったから。お互いの髪の色や瞳の色と合わせようと言ってみたりして、とても楽しい時間でした。
雪が降ったらゆきだるまを作りたいと願ったのを覚えていますか。幼い頃は、寒い日に外で遊ぶなんてことは許されなかったから。にんじんを鼻に、バケツを帽子に、枝を手にするんだと知って、とっても驚いたんですよ。
そちらでは雪は降りますか。寒さも暑さもない、ちょうどいい過ごしやすい気候なんでしょうね。雨も降らないんですか。それなら虹もかからない?
雪に似た、白い羽が降っているんでしょうか。もしかしたら、今のあなたにもその羽はあるのかもしれませんね。
あたたかい毛布にくるまっておしゃべりすることも、互いの瞳の色のマフラーを巻いて出かけることも、地面に足跡をつけながらゆきだるまもつくることもできないけれど。
大丈夫だから、安心して待っていてくださいね。
何も心配なさらないでください。
あなたがいなければ生きていけないけれど、あなたがいなくても呼吸をすることはできるのですから。
(冬は一緒に)
お題《冬は一緒に》
冬は一緒に過ごしたい
みんなで一緒に温め合おう
寒い冬もこれならヘッチャラ
冬も一緒に過ごしたい
限られている君との時間
冬を一緒に過ごせなかった
春に生まれた小さい小さい命
回し車で回る回る
走って走ってどこへ向かっているつもり?
いつも急いで慌てん坊
私も家族も笑顔になった
でもその魂はあっという間に
私の元を走り去っていった
急ぎすぎだよ
あの勢いならすぐに虹の橋の麓にたどり着くね
暖かくて広いずっと求めていた場所
何もできなくてごめんね
幸せをありがとう
「またね」
冬はそこでみんなと一緒に過ごしてね
#9 冬は一緒に
冬は一緒に過ごす!相手いない、、、推しでも見て冬を乗り切ろう、、
冬は一緒に
寒くて…凍えそうな冬
あなたと待ち合わせ…
凍えた手を…温めてくれたの
あなたの手…温かい
心も温かい
冬は一緒
穏やかに過ごせますように…
大好きな貴方と来年はない冬。今年の冬に一緒に…いや、今年の冬こそは一緒に過ごしたいな。
【冬は一緒に】
寒いから一緒に暖まろぅ?
くっつく肌の温もりが 心までも温めてくれる
2人の体温が1つになると
気持ちが丸くなって 体温も上がる
寒い冬はさみしくなるね
温め合うには良い季節だね
『純粋無垢』
人
モノ。
溢れる
街頭
虎狼が飢え
月に吠える
己が身勝手
荒れる記憶の海
紅色の頬が煌めいた
淡い壁画が何を云う
逢おう蒼う
空の下で
鶏が鳴き
雷鳴響き
私が泣く
瞳
チ。
溢れる
街頭
冬は一緒にコタツでのんびり過ごしたい。机の上にみかんの入ったカゴを積んでおいてぼんやりと時間を過ごしながら時に食べ時に誰かと会話し時に誰かとテレビを見て笑い合いたい。
アイスがあればなおのこと嬉しい。寒い日のコタツでアイスは至高である。とはいえ常に外に出しておくわけにもいけないから冷凍庫に入れておかなければならないため、食べるためには取りに行く必要がある。そのため時に一緒にコタツに入っている人と喧嘩になる可能性も秘めている。そう意味では諸刃の剣でもある。それでも一緒にアイスも食べられれば幸福は増すため寒さに耐えて私は今日もこたつの外の世界に踏み出すのだ。