『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
風向きが北になり、朝の空気が冷たくなると、冬が始まったという気持ちになります。
とはいえここ数年、貴女は朝起きてどこかに移動する、という必要のない生活を送っていらっしゃいます。
そんな怠惰な生活ではいけないのでは、と貴女は心配になることもありますが、そんなことは考えなくて良いのですよ。
貴女の持っている、今の生活を楽しみ、慈しむこと。
それもとても、大切なことなのです。
冬の始まりには君とデートに行くの。
君がくれたマフラーを巻いて、1番可愛い
自分になって会いに行くの。
そうしたら、君が「かわいいね」
って、とびっきりの笑顔で言ってくれるから
冬の始まり
何時もなら、紅葉も終わり枯葉が降り積もる季節なのに…今年は、未だ紅葉が続いている…長くこの景色が続くのは、嬉しいけれど…でも、この艶やかで何処か寂しい景色の先には…
冬の始まりとともに、さよなら、だけ残して、何処かに、消えた、あなたの俤…2人並んで見つめた、秋の移ろいと、木枯らしにさらわれたあなたが、私の胸にずっと、残像だけが鮮やかにある…
【冬のはじまり】
朝ベッドから降りると足が冷たくて出たくなくなる
そうなると冬だなぁと思う
作品No.243【2024/11/29 テーマ:冬のはじまり】
半袖で過ごせなくなってきたり
布団の中が冷たかったり
指先が冷えたり
この島にもようやっと
冬が訪れたようです
人工の装飾 不意に粉雪が
冬の魔法がかかっているの?
地球上すべての人が包まれる
やさしい冬でありますように
♯冬のはじまり
暖を求めた君が、素知らぬ顔でこちらににじり寄り始めたら、もう冬でいいかと思ってるとこある
『冬のはじまり』
/全然バレてっけどな、毎年
冬のはじまり
朝には白い息
昼には青空
夕暮れには銀杏の落ち葉が舞ってきて
すごく澄んでいるのに
ただ君が求めている現実と
私が把握してる事実と動機が
なぜだか相容れなくなってきて
春のように鮮明に出会ったのに
夏のようにいろんな体験を一緒に笑ったのに
秋のようにお互いの転換期を慰め合ったのに
冬の銀杏の葉っぱみたいに
ひらひらと枝離れ
でもそれは
必要なことで
美しいことだよね
8ミリフィルムみたいに
一瞬あとには美しい思い出
冬のはじまり
季節の終わり
冬のはじまり
季節のない街に生まれ
風のない丘に育ち
夢のない家を出て
愛のない人に逢う
人のために良かれと思い
西から東へかけずりまわる
やっと見つけた優しさは
いともたやすく萎びた
春を眺める余裕もなく
夏を乗り切る力もなく
秋に枯葉に身をつつみ
冬に骨身をさらけだす
今日ですべてが終わるさ
今日ですべてが変わるさ
今日ですべてが報われる
今日ですべてが始まるさ
となりを横目で覗き
自分の道をたしかめる
またひとつ狡くなった
当分照れ笑いが続く
今日ですべてが終わるさ
今日ですべてが変わるさ
今日ですべてが報われる
今日ですべてが始まるさ
「春夏秋冬」 作詞 泉谷しげる
春も夏も秋も冬も、この一年徒労にくれたと、ため息ついてるあなた、なにも良ことがなかった日常は誰かのせいと言うあなた、頑張っても頑張っても成果の出ない仕事に嫌気が差すあなた、そうしたものに対して、今日ですべてが終わり、そこからすべてが始まるという熱いメッセージを受け取ってほしい。
冬の木立は葉を落としてズル剥けで、すべてが終わって見える、その木立に掌をおいて目を閉じてみると、遥か遠くに脈打つ春の音が掌に届く、全ての終りは全ての始まり、終に見た街は始まりの街。
冬のはじまりは季節の始まり。
終わらない歌を歌おう
クソったれの世界のため
終わらない歌を歌おう
全てのクズ共のために
終わらない歌を歌おう
僕や君や彼らのため
終わらない歌を歌おう
明日には笑えるように…
「終わらない歌」 作詞 甲本ヒロト
冬の始まりは季節の始まり、今大嫌いなあなたにこの言葉を捧げます。
冬をはじめてください。
令和6年11月29日
心幸
冬のはじまりじゃなくて
夏の始まりがいい
冬は、寒いし雪が積もるし
車は、滑るし雪かきもしなきゃならない、そして屋根に登って雪を下ろさなきゃならない屋根の上は、怖くて足がすくむ(>_<)車の雪を下ろすのも一苦労💦冬は良い事が何もない、たまに尻餅ついて転ぶ事もあるし、あーやだやだ
冬なんて、いらない👋😞
冬が始まる。
そろそろスタッドレスタイヤに替えようかな。私の住むところは、雪はめったに積もらない。北国の人は大変だろうな。
さっきまで冷たい雨が叩きつけていた道路にキラキラと反射する光たち。誘われるように目を上げると、街を彩るイルミネーションの灯りがあった。
そうか、もうそんな季節か……
長かったのか、短かったのか。7年半という月日はどうにも中途半端すぎて、自分の人生の半分という別の解釈をしてみても比重がよくわからない。
「それじゃあ、もう行きな」
モトキさんは腕時計をチラリと見ると、僕の背中にそっと手を添えた。
冬のはじまりと共に、僕とモトキさんの関係は全て終わる。凛とした空気の冷たさや、吹きつける乾いた風、クリスマスに年越しにバレンタイン、どっちかと言うと好きな季節だった冬を、これからは小さな胸の痛みを伴いながら迎えなければならないなんて。
「……」
少し感情的になってしまった僕の頭を、モトキさんは優しく撫でてくれた。出会った頃はモトキさんの胸くらいまでしかなかった僕の身長も、すっかり伸びてモトキさんにほぼ並んでいる。やっぱり7年半は長かったんだ。
「パパなんて呼ばなくていいよ。モトキさんでいい」
そう言って握手を求めたモトキさんは今よりずっと若くて、僕はこんな若いモトキさんがママと夫婦になったことが信じられなかった。よく知らないけどママに隠し財産があるんだろうかとか、モトキさんは騙されていないだろうかとか、最初の頃は始終心配していた。今日からモトキさんが家に帰ってこないかもしれないという不安も常に抱えていた。まあ、それは現実になったわけだけれど、予想した中では最も穏やかな別れだった。ママと並んでちゃんと報告してきたとき、僕は意見を求められてただ一言、
「僕とは終わらせないで」
とモトキさんにお願いをした。忙しいママに代わって家のことをよくしてくれたのはモトキさんだし、休みの日には遠いところまで連れていってくれもした。学校の行事も面談も堂々と来てくれて、悩みも聞いてくれて、アドバイスもしてくれて、バカ話で大笑いして、一緒にバイクをいじって、……本当のところはわからないけど、僕に対する愛情は十分に感じていたんだ。
「あったりまえだろ。友達なんだから」
あの時、モトキさんは僕にグータッチの拳を向けてきた。小さい頃、2人で作ったハンドシェイクだ。簡単な動きが揃うと、心が通じたようで気分がアガる。
僕はあの時のお返しのように拳を差し出した。力強いハンドシェイクを交わす。それから昔みたいに顔を合わせ、へへ、と笑い合うと、僕たちは別れた。僕は電車に、モトキさんは街に向かって歩を進めていく。
終わりじゃない。その約束を反芻すると目の奥が熱くなる。これから新しく始まる関係にモトキさんは友情という名を付けたけれど、そんな脆くて不安定な鎖では、僕たちを繋ぎとめることができないだろうと知っているから。モトキさんに新しい家族ができたら。僕が高校生になって、学校に来てもらえる機会がぐんと減ったら。ママが再婚したら。……続くわけがないんだ。僕たちの友情は。
今までありがとう、モトキさん。
言いたくて、言えなくて、結局飲み込んだままでいる一言。言えないままでいいんだろうか。……
点滅するイルミネーションの光が、ぼやけて滲んで見える。来年、同じように滲んだ光を見るのかと思ったら、僕は急に胸が痛んだ。
はじまる前に、ちゃんと終わらせないと。……モトキさんに伝えないと。
立ち止まり、踵で回って振り返る。雑踏の中でモトキさんも同じように振り向いていた。目が合う。僕は途端に溢れる思いと涙を抑えられなくなった。頭の中を駆け巡る7年半の思い出に背を押され、僕は大きく息を吸った。
「モトキさん……っ!」
う、う、と嗚咽が言葉を奪いそうになるのを、必死で押しとどめる。僕は叫んだ。
「今までありがとう!最っ高のパパだったよ!」
俯いて泣きじゃくる僕のもとに、あっという間に足音が近付いて、僕は強く抱き締められた。いまや同じくらいの身長のモトキさんに。
「ありがとう……」
モトキさんの声……。初めて聞くような、この震えた声も、苦しいくらいのハグも、頬を濡らす涙も、僕は忘れないだろう。終わりとはじまりの狭間で、ひたすらに思いを通わせたこの時を、冬が訪れる度に思い出すことだろう。
願わくば、モトキさんとの友情を積み重ねた1年を振り返る時間でありますように……。
僕は願いを繋ぎとめるように、強く強くモトキさんのセーターにしがみついた。
《セーター》
《夫婦》
《愛情》
《終わらせないで》
《冬のはじまり》
冬の始まり
寒い冬
ホットココア
ほっこり
冬の寒さ
冬のあったかさ
小さなしあわせ
冬の始まり…
楽しみましょ
冬のはじまり
ブラックフライデー
ジングルベル
霜が降り 初雪観測
プレゼントに 家族連れ
冬のはじまり
それは 今年の終わり
振り返れば
一瞬で はじまりに胸騒ぐ
挫折もケンカも
恋したことも
春夏秋と 駆け抜けてきた
この温もりは「さようなら」
冬のはじまり
それは 未来のとびら
連れてゆけない
思い出を 雪にして捨てるの
冬のはじまり
それは 決別の儀式
冷酷でも
生きてゆく
あなたのいない…新年を
住んでいる町のお祭りがあり
ロビーでミニバラの配布があるという
祭りの始まりに合わせて行くと
1時間後に配布というお知らせ
卓が用意されるが
待っている人が見当たらない
ウロウロして疲れてベンチへ
時間だと思ったら
どこからか行列が現れた
2階への広い階段に長い行列
死角だった
私は風のように走った
行列の向こうに
最後尾はこちらの手持ち看板
どうにか残り2鉢で1つ頂けた
運が悪いのか 良いのか
良いのか 悪いのか
今はもう11月の終わり
こんな冬のはじまりの時期に植えて
ミニバラは大丈夫だろうか
「冬のはじまり」
最近寒くなってきたので温かいルームカーディガンと温かいルームソックスを購入した
なかなか温かいので母の還暦祝いもこれにしようと追加購入した
母の誕生日は年明けである。しかし温かいカーディガンと温かい靴下が私の手元にあるのに、母は2か月寒さに耐えるのか。この際だからもう渡してしまおうか
とりあえず母の意思を確認した
「祝いを早く貰うのはよくないと祖父が言っていたから、来年受け取るわ」
なるほど。祖父が言っていたんなら仕方ないな
来年が楽しみである
お題『冬の始まり』
目の前を、白いふわふわした綿毛が飛ぶ。
あ、ゆき、と言いかけて、やめた。雪ではなくて、それは雪虫だったからだ。
最近、夜はぞわわ、と肌に鳥肌が立つ。
先に部屋を温めておかないと、布団が冷たい。いやだ。しかも、朝起きた時にタイマーで暖房が止まっていると、鼻先がひんやりしている。つらい。全てのやる気を削がれる。
指先もすぐに冷たくなる。
しかし良い事もあって、猫が我が物顔で傍に来るという点では、まあ許してやっても良いかなと思う。
それに、冷たい空気を纏った星空が綺麗だ。四季折々の星空は好きだが、冬ほど綺麗に見られる時期を知らない。ぱちぱち、弾けるような瞬きをする。
加えて、温かいものが美味しい。冷えた手を暖めるために、お気に入りのカップに注いだミルクティーは、蜂蜜が溶け込んでいて、幸福をくれる。
庭に咲いている椿の花に、雪が積もるところも好きだ。何だかいい。何がいいのかは分からないが、何故か好きだ。
あと、塀の縁にもっちりした雪が見えた時も、嬉しくなる。なんだかあれはカワイイ。
これからが楽しみになってきた。はやくこないかな、なんて、ひとりでにやにやした。
【冬のはじまり】*172*
寒さがグッと増した今日、
大事な人とのお別れを知らせるLINEが入りました
心も体も凍えそうです
目立つタイプではないけど
いつも優しく、温かく、人気者のあなたが
大好きでした
冬のはじまり
数日前からあいつが来ている。
ふとした瞬間にピリピリと感じるアレだ。
私の場合は決まっていつも右だけ。
奴とはもう何十年もの付き合いだ。
あ、言っとくけど静電気じゃないよ。
あいつもたしかに困った奴ではあるけれど。
ここ数年は漢方薬を飲んだり、足湯をしたり、かなり温活に励んでいるのだけれど。
やっぱり今年もやって来やがったか。
いよいよ冬のはじまりだ。
そう、奴の名は肋間神経痛。
私にとっての憎き冬場の天敵だ。
お題
冬のはじまり
卓上カレンダーをめくって
「12月」の文字を目にした
視覚でとらえる、冬のはじまり。
布団のあたたかさに
朝起きるのが、いっそう億劫になった
感覚でとらえる、冬のはじまり。
そんなことを考えていたら
無性にココアが飲みたくなってくる
これもまた 私の中の冬のはじまり。
今年の冬も もう間もなく
148:冬のはじまり