『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
PM. 冬のはじまり
冬のはじまり貴方と目があった...
冬の夕日のように暖かく、
淡い瞳に恋をした。
外に出て自動販売機の中身が温かいものに
なっていくのを見た時にすごく冬だって思ったり
空気を吸った時にすごくいつもと違う空気を
吸った時に感じる……
あぁ。冬だなって……
『冬のはじまり』2023.11.29
冬がはじまるこの時期は、庭の木に藁巻きをする。それは毎年、俺の仕事だったが、今年は長男が自分もやりたいと言い出した。
妹が産まれてから、ますます「お兄ちゃん」でありたいのだろう。
一緒に住んでいるのだから、みんなで協力しあおう、と口酸っぱく伝えていることを彼なりに理解して、こうして手伝ってくれるのだ。
次男が産まれた頃に比べて大きくなった長男を頼もしく思いながら、彼に手順を説明する。
長男が藁を巻いて、俺が紐で結ぶ。
俺の手元を真剣に見つめているので、ふと思い立ち
「やってみるかい」
と声をかけた。
長男はパッと目を輝かせて力強くうなずく。
彼の手を取って結び方を伝授した。そして、その次には自分でやってみると言ったので、まかせることにした。
大きくなったとはいえ、まだ力の弱い子どもだ。少し緩んでいたので、彼の力でもできるようにアドバイスをする。もちろん、褒めることは忘れない。
俺が藁を巻いて、長男が紐を結ぶ。今はまだぎこちないが、もっとお兄ちゃんになったら、僕に任せてと胸を叩くのだろうか。
それを見ながら、大きくなったなぁなんて感慨にふけって……。
想像しただけで泣きそうになったので、上を向いてごまかした。
冷たくなってきた風が、冬のはじまりを教えてくれる。
【冬の始まり】
寒い中僕はマフラーを巻きながら校門を出て家に帰り始めていた。
ふと横を見るとコンビニがあった。
看板も駐車場もすべてが新しかった。
最近できたのだろう。
僕は寒かったし中が気になったので入ってみる事にした。
『いらっしゃいませ!』
大学生くらいのバイト初日のバッジを付けた女子が明るく挨拶してくれた。
コンビニでいらっしゃいませは不思議だなと思ったが僕は軽く会釈をした後コンビニ中をぐるぐる回った。
特に欲しいものが無かったのでコンビニを出ようとした時肉まんが目に入った。
開店セールでホットスナックが全品200円だったらしい。
せっかくだし僕は肉まんを買ってコンビニを後にした。
僕の地域では冬にしか肉まんは置かないのでなんだか冬の訪れを感じた。
冬のはじまり
車内の窓から眺めていると
向こうの山の頂点が白く染まっている。
フー…と息を吐いてみると
雪を吐いたかのように白いモヤ。
美しく咲き誇っている椿は
暖かい色に控えめな優しさで溢れている。
炬燵でぬくぬくと温まっていると
肌がじんわりと熱に溶けていく。
冬って寒くて嫌かもしれないけれど
実は気付いていないだけで
暖かいものが沢山詰まっているんだ。
あちらこちらと視界を広くすれば
心まで暖かくなるんだ。
君もきっと冬を好きになる。
#冬のはじまり
私に触れた君の手が
なんだかすごく凍えてて
私の声が震えてて
「大丈夫?」
って白い霧
私が君に言ったのか
私が私に言ったのか
君の声が冷たくて
君の涙が凍ってた
#43『冬のはじまり』
お気に入りのニット帽を引っぱり出してちょっとオシャレな手袋つけてブーツを鳴らす。イヤホンからは一足早めにクリスマスソング。フワァーッとあくびをしたら白い息。うん、いいね。
冬のはじまり
親から期待させられる毎日。
気付けば親のいいなりに動いていて、
知らず知らずのうちに、
親の勧めるがままに生きていた。
「結癸は、俺たちが守るからな!
何でもやってやるから!」
「結癸、私たちに任せて。」
小さい時、言われた言葉。
言っている意味が分からなくて受け流した言葉。
今になって分かる。
俺は親に躾られた"いい子"なんだって。
自分が恵まれているのも分かってる。
親から言われること全てをそのまま受け止めて
反論しない俺は
親のいいなりのままの俺は
きっと、あいつらには"いい子"に見えていて
だれも、本当の俺なんて見てないんだよ。
薄暗い部屋で、電気も点けないで
これに慣れてしまってはいけない。
分かっているけど、抗えない
ふと窓の外を見ると、初雪が降っていた
本当の俺に見えて、怖かった。
ただの雪なのに、初めて降っただけで"初雪"なんて
そんなのペルソナで、
「ほんと、俺みたいに孤独だな…」
俺の頬に冷たく涙が伝う
…そうか、俺には痛みが無かったんだ
毎日甘やかされて、それに気付かず自分を偽って
"いい子"の仮面は、俺の心を傷付けてたんだ
「…孤独で、冷たい…。痛いよ…」
俺の、冬のはじまり。
あんなにあたたかかったあなたの温もり
今じゃもう、過去に変わってしまった。
あなたが消えてから、もう一ヶ月
俺にとっては心にぽっかり穴が空いたくらい
大きな出来事で。
あたたかさも、強さもない
ただ、冷たさが募っていく
二度と春が来ない冬のはじまり
あんまりいいの書けなかったです😭
初めて痛みと孤独、そして冷たさを知った男の子の話と
大切な人を失って、孤独に浸っていく話です。
読んでみてください。
その揺らめく炎が美しく輝く時、「ああ、冬が来たのか」と悟る。
きみの炎は冬の方が綺麗に見える。
クルクルと優雅にまわって炎を纏うその姿。
自分に伝わらない言葉を伝えずとも語りかけて来るのだ。
人じゃない。言葉が分からない。生活の仕方も違う。
そんなきみが自分を選んでくれた理由。
「初めて私を褒めてくれたから」
きみみたいな種族がそんな理由で人間について行っていいのか、と疑問に思ったが、いいのだろう。揺れる炎に触れても火傷はしない。
「自分に良いことをしてくれた人には、感謝を述べたり、行動に移すことが大事だよ。……って、そう教えてくれたでしょう。
だから私は、私を褒めてくれたあなたに、感謝の意を示したい。
そうするのには、貴方について行くしかなかったですから。
今まで沢山の時間を一緒にして、迷惑もかけましたし、大変でした。でもそんなことより、
楽しかった。
ありがとうございます。これからも私を相棒として側にいさせてくださいね。」
雪山。雪が降る。涙。こぼれる。周り。人はいない。
人生初の最高な相棒からの感謝の言葉。
…泣いてもバレないよね。この冬の訪れを知らせる雪なら隠してくれる。
_2023.11.29「冬のはじまり」
最近話がよく逸れるし長くなる…。
夏から、秋、
一気に
季節が変わり、
バタバタと
落ち着かないな。
まだ、
気温が下がる前。
暑いと
言っていたことも、
すでに
忘れたような、
街中は
クリスマス一色🎄
わくわくする。
いつもの、
癒しの
川辺は、
木々の色が、
オレンジ色に変わり
落ち葉も
目立ちだした。
寒いけど
そんな
景色も大好き、
今年も振り返り
来年こそは⁉️
と、
ちょっと
自分に期待したゃったり、
さあ、
本格的な
冬のはじまりです、
貴方は
次に
何をする?
土を盛り上げ存在を主張する霜柱
薄張りの池
薄明に輝く一つ星
深深とした冷気に儚く消える白息
首に巻いた毛糸のマフラー
冬のはじまりを静かに祝う
「始まる」
おでん鍋に鎮座する大根を躊躇無くがぶっと食べる。
結露で外が見えなくなった窓に下手くそなドラえもんを描く。
みかんの食べすぎで指先が少し黄色い。
着古したスウェットの無限毛玉を無心にむしる。
42℃で設定した湯船に入って、大声で「はぁぁぁ」って。
今年も冬の君、始まる。
冬の始まり
朝、起きて窓のカーテンを開けると、結露している。
これが私の冬の始まり。
その夜は、少しぼんやりしていて、気が付いたら、ファミリーパックのアイスクリームを手にして帰宅していた。
「あー、と」
別に、ひとりで食べればいいんだけど。
『アイス食う?』
『寒くねーか』
恋人に当然の突っ込みをされる。
『そういう家なんだ』
家族5人、みんなが年中アイスを食うんだよ。
『今から行く』
『おう』
何度でも、この寒さに立ち向かうしかない。
じっと動かない空気がひんやりと海へ抜ける
(冬のはじまり)
いつもより
手が冷たい夜明け
何気なく
カーテンを開けると
今年初めで見る雪が
少しだけ積もってた
意味も無く寂しい秋は
知らぬ間に過ぎて
紅葉は案の定
今年も見れずじまい
今年も
もうすぐ終わる
虚しさ隠して
君と
毎日話してた
毎日笑ってた
夏の頃から
一人で
過ごすと決めてた
冬のはじまり
「冬のはじまり」
あー分かった。
これは来た。
間違いない。
寒い。
とにかく寒いのだ。
お布団が恋人になる
こたつが、床暖が
私の愛人になる。
暖かいものに不倫して
自分の快適さを求めてしまう。
そんな予感がしたら、
–冬のはじまり–
冬のはじまりを感じるイルミネーション。
街は華やいで。
一緒に手を繋ぐ人はいないけれど、いつかの想い出と共に今日も街を歩いていく。
冬のはじまりは体調を崩しやすいので、
お風呂でリラックス…🛀✨
身体を温かくして寝よう❤️
吐息は、白く色づく。
頬は赤らみ、より鮮明に肌の白さが目立つ。
毛糸の手袋に厚めのトレンチコート、ウールで出来たブーツ。
夜明けは遅く、日暮れは早い。
冬の銀世界は美しいが、寒さはキツい。
とくに、悴むと色々と…めんどうだ。