『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
冬のはじまり
夕方4時を過ぎると薄暗く、夕方5時にはくらくなり
心が少し寂しく感じた時
テーマ:冬のはじまり #17
もうすぐでカレンダーが今年最後の月になろうとしている。今年は寒くて、あまり秋という実感がないくらいだった。
冬はまだはじまっていないというのに、今年はあわてんぼうの冬だなと思う。
冬は寒くて嫌いだという人もいるかもしれない。
私は冬が好きだ。冬自体も好きだが、冬に見る景色が好きだ。
朝日が空に登る前の暗さや、息を白い息が出たり、夕方空を見上げると夕日がきれいで、オレンジ色の空や赤く染まった雲が見えたりもする。
山にも雪が積もっているのが見られる。
木の葉は落ちてしまっても、冬にだってきれいな景色はたくさんある。
そんな冬のはじまりを教えてくれる景色が、私は待ち遠しい。
※いつも狼星の作品を楽しんで読んでもらっている方へ
今日の物語はいつもと違う感じになってしまいました。少し忙しいので、こういうのも多くなってしまうと思いますがまた、余裕ができましたら以前のような物語を書いていきたいと思っています。
それまで少々時間をいただけるとありがたいです。また、毎日投稿は続けて頑張りたいと思っています。
冬のはじまり
冬のはじまりを感じるのはどんな時?
かかとがカサカサになってきた時。
特に右足ね。
それから、夜お布団に入ったら背中が痒くて痒くて止まらないくらいに痒くなる時。
加齢で乾燥するのが原因だって。
今年はもう11月始めに皮膚科で保湿剤貰ってきました!
年寄りのグチみたいですね。
失礼しました!
幼稚園生の頃は、君が寒いねって言った時が冬の始まり。
小学生の頃は、暑がりの君が長袖を着始めたら冬の始まり。
中学生の頃は、「寒いね」と笑った君の顔にドキッとした時が冬の始まり。
高校生の頃は、触れた彼の手が冷たくてお互い暖めあうのが冬の初まり。
大人は、彼とどんな冬の初めを感じるんだろう。
🕊 𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸 💗
眠くて適当😖
冷たい雨が降る
もう
そのうち乾くだろと
平気で濡れていられない季節になった
何しろ夜には気温が下がる
バイクは時速六十キロで走るから
歩いているときより十度は低い
風は容赦なく体温を奪っていく
指がかじかんで麻痺すれば
ハンドル操作を誤るかもしれない
私はゴソゴソとごわつくレインコートを着て
ばちばち雨粒に打たれる音を立てながら
雫を落としながら荷物を運ぶ
ああ
本格的な冬になったら
氷のような風に吹き曝されたこの顔は
まるで一枚の板のようになる
唇の感覚はなくなって
「お届け物です」と口に出すのも一苦労だ
温まろうと一粒のチョコレートを口に入れても
凍えた舌には溶かすだけの熱もない
日が暮れて夜になったら
濡れたアスファルトはイルミネーションの光を反射して
ちらちらと鬱陶しく光る
靴の中で足趾の細胞が紫色に壊死する感覚
ビルの間を吹き抜ける風は、ナイフのように頬を切る
冬が来る
冷たい雨が降る季節
軒下のふくら雀に、私は尋ねる
やあお前たち、裸足で寒くないかい
羽毛いっぱいに乾いた空気を含ませた雀たちは
笑って答える
人間さんこそ、この雨のなかをお仕事で、
雨宿りもできずにお寒いでしょう
ああ全くその通りだと私は笑った
確か去年の今頃にそんな会話をしたのだった
ああ
今年も冬が来る
冷たい雨が降る季節がやってくる
外が暗くなるのが早くなった、朝日が昇るのが遅くなった。
なんだか乾燥し始めた、朝晩が寒くなった。
そういう気候の変化で、あぁ、冬が始まったな、と思うのはごくごく普通。
冬のはじまりは、秋のおわり。
時期的に、ハロウィーンが終わると冬の足音が聞こえ始める。
クリスマスソングやイルミネーションが始まったら、最早、冬。
私的、気候的でも時期的でもない、冬のはじまりはこうだ。
ふらっと入るコンビニエンスストア。
その時、アイスクリームを意欲的に手に取らなくなると、あれ? もう冬かも?、と、思う。
毎週火曜日に新作のアイスクリームが出ても、夏場なら悩みまくって、あわよくばストックも買おうと思っていたのに、そんな感情がわかなくなった。
肉マンやおでんに目が行く、ホット飲料を買う……それはもう、冬の感じが強いけど。
アイスクリームを積極的に買わなくなった、が、個人的冬のはじまりである。
【冬のはじまり】
籠城
「窓を──お願い、窓を閉めて──」
赤毛の少女の震えた声が聞こえた途端、誰もが口をつぐんだ。大人のいない図書の塔に、冷たい空気が広がっていく。窓の近くにいた少年少女たちはすぐさまバタンと全ての窓を閉めた。大勢が1階に降りてきて、かがんで身を寄せ合う。
背の高い少年がひとり、赤毛の少女に歩み寄って、低い声で尋ねる。
「冬が、始まるのか?」
少女は小さく頷いた。カーテンの隙間から夕日が零れ、影を伸ばしていく。
さっきまで、本を広げたり片付けたりと賑やかだった雰囲気がガラリと変わったので、最近図書の塔のメンバーになったマーガレットは戸惑っていた。
「ねえアガサ、何が起こるの?冬が始まると何がいけないの?」
「───"あいつ"が、来るのよ」
「"あいつ"って?」
アガサは質問には答えず、緊張した声で言う。
「とにかく、静かに。カフカの指示を待って」
しばらくして、細身で銀髪の少年が、絵本用の小さな棚の上に立った。そして落ち着いた声で話し始める。
「みんな、今年は幾分か早いし、先生もいないけど、落ち着いて、いつも通りに。戸締りは大丈夫だね。まず年長組はランタンの準備をしよう、年少組は先に地下へ」
間もなく、ごうっと木枯らしが来て一斉に電球の灯りが消えた。弱々しいランタンの光がぼうっと揺れていた。
これから、長い長い冬が始まる。
11月29日『冬のはじまり』
冬のはじまり
小学校の休み時間、
一台しかない石油ストーブの周りに
みんなでたむろして
「あったかいね〜」とか言ってた。
なかなかストーブの近くから
離れてくれない男子が必ずいてさ、
「ちょっと、私もあたりたいんだけど!」
「知らねーよ!」
とか言い合いしてる男女が微笑ましくて。
そして、
ストーブ越しに揺れて見える、
ホコリだらけの床。
これぞ冬の風物詩。
私の世代は
まだギリギリ石油ストーブ使ってたな。
今はもう、
ほとんどの学校に
ヒーターがあるけどね…。
暦の上では立冬がある。
でも生活の中で冬のはじまりはピンとこない。
街は買いに来てと言わんばかりの先取りデコ。
でも自分はまだ紅葉を見ている。
そんな季節も移ろいが早くなっている。
遅れているのは自分だけか。
冬のはじまり
朝目を覚ますと空気がシン、としてちょっぴり刺すような冷たさがまだぬくい体を冷やしていく。
季節の変わり目はどうもわかりにくい。徐々にグラデーションをかけるように変わっていく季節に明確な変わり目なんてないから。
でも、ほんの少しだけ目覚めたときの空気が違ったりするから、ああもうこんな時期か、なんて思う。
冬のはじまりはどうも肌寒くて、人恋しくなるような、そんな気持ちになる。その寒さを紛らわしたくて、あたたかさを感じたくて、つい誰かと付き合ってしまいたくなるけど、それももうやめた。
誰かの曖昧な温もりなんて、いらない。
今はただ君の温もりが恋しい。
冬のはじまり、それは君と出会った日。
そして君がいなくなった日。
冬のはじまり
『衣』
冬はマフラーからはじまる
厚手のコートより先に
マフラーで冬を装う
『食』
冬はシチューからはじまる
カレーの多かった時期から
シチューにシフトしていく
『住』
冬は室内靴下からはじまる
フロアが冷たく感じ、足元から冷えていく
猫柄の羊のようなモコモコの靴下が
冬支度のはじまり
『冬のはじまり』
寒くなってきたから
君のポケットの中に手を入れて
あっためさせて
夜にふと散歩したくなり外へ
頬を撫でる風が冷たくて
冬がはじまるのを感じる
冷たい風が心地良い
もやもやした思いも
すっと軽くなるのを感じた
ふゆしょうぐんのあしおとは
ぴと ぴと ぴとり
というおと
ひとりで
よなかにおきていると
きこえてくる
ぴと ぴと ぴとり
きこえると
ああ ふゆがはじまる
とかんじます
ぴと ぴと ぴとり
ほんとうに
ふゆしょうぐんだよね?
おばあちゃんにきくと
そうおもってたほうがいいね
といわれました
だからいまも
ふゆしょうぐん
だとしんじてます
ぴと
ぴと
ぴとり
ふゆのはじまり
かれがくると
くうきが
ひんやりします
ぴと
ぴと
ぴとり
冬のはじまり
体が痛くなります。
体が縮こまって、硬直してるからかな。
昔は寒さに負けず、半袖半ズボンで生活してたけど、
今は寒さに負けて、体が丸まる。
この違いは何だろう。
年とともに冬の始まりが嫌になる。
私にとって、冬のはじまりは白い息。
はぁ…っと口から出た白い雲が、空に馴染んで溶けていく感じ。
私、生きてるんだなって、改めて気付かされる。
だから少しだけ、虚しい気持ちになる。
…やっぱり訂正しようかな。
冬のはじまりは、理由もないのにとてつもない不安に駆られた時なのかもしれない。
鼻先にツンとした風が通って赤くなる。
#冬のはじまり
俺、雪が降らないと冬だと思ってないんだよ
だってさ、寒い日はさ
結構あるからさ
俺の住んでるとこ
だから、Snowが降んないとね笑
SnowManが作れないじゃん笑
だからさ
冬の始まりと言ったら
Snowだね!
少し肌寒くなって
冷たい手に息を吐きながら
温かい飲み物を買いに行く。
お気に入りのココアを手に
教室に帰ろうと振り返ると片思いの彼がいて。
俯き気味ですれ違ったときふと聞こえた声。
「それ、美味しいよね。俺もお気に入りなんだ」
顔を上げるともう友達と飲み物を買いながら笑っていて。
さっきの声は聞き間違いなのかな……。
でも、お気に入りの飲み物が一緒なのが嬉しくて
にやけてしまう顔。
…これから始まる季節も悪くないな。
『冬のはじまり』
短い小説 『冬の始まり』
いよいよ朝が本格的に寒くなってきた。ストーブを手放せなくなった私。もう情けないだのだらしないだの言われても構わない。私はとにかく温まりたいのだ。
とは言え、いつまでも寝てたらお腹が空く。寝ても食べ物はやって来ない。仕方なく自分から取りに行くことにした。
…と思ったら棚にも冷蔵庫にも食べ物がない!なぜ買っとかなかったのか。冬眠の準備を忘れた熊のような気分だ。のんびりな日は急に修行の日に変わった。
ぶるぶると震えながら外に出た。吐息が白いことに気づく。鼻と口を手で覆うと、鼻が冷たく、吐息が温かかった。
はあ、もう暖かくなることはないんだな…。
本格的な冬の始まりを目の当たりにした私は、落ち葉だらけの道をスニーカーで踏み歩く。
コンビニで肉まん買って食べて、温まってからスーパーで食べ物集めよう。そう考え、コンビニへの短く長い道のりを歩くのだった。