『冬になったら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
冬になったら
君がこの街を出てから
初めての冬がきたら
ここでは見えない雪が
君を染めるのだろう
それでも
僕を覚えていて
「冬になったら
「なあ冬になったら何したい?」
ん〜君とクリスマスの日一緒に過ごしたいな!
「っ!?それってどっちの意味で??」
内緒!
冬になったらいつか、一緒にかまくら作ってみたいって話したね。でも叶いそうにないね。
君の言葉に傷ついたよ。
「皆色んな子と恋愛してる、俺もできる環境なら色んな子と恋愛したい」
私との将来なんて微塵も考えていない言葉。いつか別れが来るんだろうなと想像させられる。
君の地元に旅行に行って、かまくら作るのが私の夢なのに。君が一緒じゃないと嫌なのに。
そんなこと言った?って言うかな。覚えてないのかな。
期待なんてしない方がよかったんだ。私は君との将来を考えていたのに。
冬になったら
初めて冬を経験する
冬は嫌いだ。経験する前からなぜかわかる。
こういう時は大好きな春のことを考える。
早く春にならないかと頭の中を春でいっぱいにする。
そして考えているうちに、身体が動かなくなる。
脳と身体がとろけて、混ざり合って、一つになっていく
春になったら、私は空と一緒になって、花と共に生きることができる
それまでの辛抱だ
大空を羽ばたく自分をイメージして、味わったことのない花の味を想像して、永い永い眠りにつく
冬になったら
寂しくなるのも恋しくなるのも全部冬のせいだよね
って言える
題 冬になったら
私は今、就活真っ定中である。
明日も面接。
今すぐ消えてしまいたい。
就活がない時は、冬になったら
クリスマスツリー見に行って、スキーをして、
こたつの中でゆっくりと映画を観ていた。
ああ、恋しいな。あの平凡な日常が。
高校生の時は冬になったら
友達と外に出て、校庭にもいって
雪合戦してたな。
ああ、恋しいな。
早く内定が欲しいな。幸せな日常に戻りたいな。
今年の冬はどんな日常を送るのだろうか。
面接の日々だろうな。苦しいね
冬になったら…
こなあああゆきいいいい〜!を飽きるまで聴く。
冬になったら寒くなる。
だけど、寒いのが冬じゃない。
冬はみんなで集まって団欒を楽しむ、暖かい季節だ。
冬になったら少し雨が減るよね......
大好きな雨が......
寂しくなった時はイヤホンで雨の音を聞こうと思う
2024/11/17『冬になったら』
冬になったら
涼しい。
私の場合は寒いんじゃない。
涼しい。
あったかい部屋で
寒そうな快晴の空を眺めていたいな、
落ち着きのある特別な雰囲気がすき。
冬に気づけるように毎日大切に過ごそう と
冬になったら
冬になったらデートがしたいな
美味しいもの沢山食べて君と私だけの
思い出をつくろう
温かいココア飲んで心を温めよう
寒いから手繋ぎたいな。それからハグもしたい
君の温もりに包まれたい
もっともっと沢山色々なことしたいし、お出かけだって沢山したいな
あ、そうだ水族館とか行きたいな イルミネーションとかも。 綺麗な光に包まれたい。
まだまだもっともっと沢山行きたい所ある
でも君となら何処へ行っても何もしても楽しいよ。
沢山デートしようね
長くなりました。1,600字超です。
──────────────────
【冬になったら】
「師匠、今年こそ温泉行きましょう。いい街があるんです。どうです、冬になったら雪見風呂でも」
僕の言葉に、師匠は柳眉を寄せた。
「そんな暇がどこにある? どうせ冬場はまた風邪薬の調合で忙殺されるだろ」
師匠がアイスブルーの目を細めると、その表情は実に冷ややかに見える。でも見た目だけだ。肌が白く髪の色も淡い師匠は、色合いのせいか冷たそうな印象を持つ。本当はそこまで嫌がっていないということを僕は知っている。この人は不機嫌な時には喋らなくなるので、返事があるなら大丈夫。
「今のうちに風邪薬を沢山作って預けておきましょうよ」
「余っても足りなくても困るだろう」
「それはそうですけど……」
僕は師匠を、屋敷の主である天才薬師を、ここから連れ出したいのだ。この引き篭もり、放って置くと食料がある限り外に出やしない。その食料だって買い出しに行くのは僕である。
師匠が街を歩くなんてことは滅多にない。あるとしたら往診が必要な時だけど、大抵は患者の方がここに運ばれてくる。国一番の薬師である師匠を呼びつけるなんて王族くらいだ。
だけど僕としては、この世捨て人に綺麗な景色を見せたり、美味しいものを食べさせたり、少しでも良い時間を経験させたい。この世界にはまだ生きる価値があるのだと思って欲しい。
長く生き過ぎたと本人は言う。
昔作った薬を自分自身で実験した時の副作用で、師匠は普通に年を取れない。二十代半ばに見える師匠の本当の年齢を僕は知らない。
幾つであっても、僕にとっては恩人で保護者で先生で大事な人だ。
俺はもういつ死んでもいいんだ、なんて、言わせたくない。
「温泉が駄目なら、滝を見に行きませんか? ナジェルの街の近くにある滝は、寒くなると完全に凍結して、とても美しいそうですよ」
「雪景色ならここでも見れる」
「でも。きっと綺麗ですよ」
「風邪を引くぞ」
僕はつい、ムスッとして恨みがましい目を師匠に向けた。
「どうした」
「だって……冬は僕が生まれた季節なんです」
だから、師匠にも冬を好きになってもらいたいなんて、我儘かもしれないけど……
「君は今年で幾つになる?」
「十八歳です。もう成人ですよ」
師匠は「ふむ」と唸って、顎を撫でた。
「行くか、旅行」
「……え?」
「成人の祝いだ」
「いいんですか!?」
「ただし、しばらく忙しくなるぞ」
「はい。僕、風邪薬いっぱい作ります」
「解熱剤や傷薬もな」
「はい!」
それから僕は頑張った。師匠じゃなくても作れる薬は率先して作り、他の薬師や治癒士に留守を頼み、薬を受け取りに来た城の騎士に旅行の予定を説明した。
そして、僕は温泉街で誕生日を迎えた。国の要人である師匠なので、温泉は贅沢に貸し切りの予定だ。
その日の夕方。師匠が真面目な顔をして、僕の前に一本の小瓶を置いた。
「……薬?」
「薬というより呪いだな、これは」
「呪い……? 誕生祝いに呪いって。中身は何なんですか」
「俺が今のこの体になった、その原因になった薬を再現して、少し弱めたものだよ」
僕は驚いて師匠を見た。
「それって」
「君もいつかは俺を置いて逝くだろう」
今更独りになるのはな、と師匠は呟いた。
「これを飲んだら、僕も年を取らなくなるんですか」
「ああ」
「師匠とずっと一緒に居られるんですね」
「まあ、俺ほど長命にはならないかもしれないし、無理にとは……」
「わかりました。飲みません」
師匠はちょっと傷付いた顔をして、薬の瓶を引っ込めようとした。その手を掴む。
「待ってください。薬はもらいます。でも僕はまだ十八ですよ? せめてあと四年くらい経たなきゃあなたと釣り合わない」
アイスブルーの目が見開かれる。
「二人きりで長く生きるんでしょう。それなら僕は……」
ただの弟子でいるつもりはないので。
蚊の鳴くような僕の声は、しっかり伝わったらしかった。
師匠の白い頰に朱が差した。初めて見る表情だった。僕の顔も真っ赤になっているに違いない。
あ。これ……一緒に露天風呂、入るのか?
これから? この雰囲気で?
僕は内心、頭を抱えた。顔の熱はなかなか冷めそうになかった。
冬になったら
このアプリとっても良くて毎日使ってるけど、お題が単語とかじゃないと結構書きにくいんだよね。悪く言ってるわけじゃなくて、ただ単純に。私の場合小説書くけど、絶対お題をそのまま突っ込みたいからって所も書きにくい要因かも。例えば個人的にだけど、砂糖とか遊園地とか雨とかなら書きやすい。まぁそれでもこのアプリのおかげで毎日愛する二人を書けてるわけなんでね。助かっとります。
ちなみに最近は、ある程度話が溜まったら薄い本にでもしようかなとか考えてる。実は私絵もかけるオタクなもんで。絵、小説、発行、全部私。最高。
タイトルは『愛し合う二人を、好きなだけ』
冬になったら
あったかいこたつでみかんを
食べるのがお決まりルーティンだ
あったかいこたつに
二人ではいって
夫と一緒に食べるみかんは
さらに美味しいし
幸せな時になる
今年もまたそんな幸せな時がくるなんて
私は凄く幸せ者だ
夫よ、
今年も寒い冬をのりこえようね
一緒に、さ
妻よ
そうだな
のりこえような一緒にな
冬になったら
寒くなる
風は冷たいし耳は痛いし
息も白くなって、
それにこの気持ちも忘れる
明日で300日目の日記
2024/11/17㈰日記
冬になると、もうなんでもいい気がしてきてとにかく寝ようと思う。
【冬になったら】
「冬になったら、何するか決めようか」
…俺はぼとりと、自分が食べようとしていた
アイスの欠片を落とした。
こいつは、この真夏に何を言っているのだろうか。
あまりの暑さに、頭がおかしくなったんだろうか。
疑問に思って顔色を伺うが、
そこには割と真剣に悩んでそうな横顔があるだけだった。
…暑いからこそ冬に思いを馳せてるのか?だとしても、幾ら何でも気が早すぎるだろ。来年のことを言うと鬼が笑うとすれば、数ヶ月先のことを喋ったお前のことを鬼は半笑いで見つめてるはずだ。
アイスへの集中が途切れた俺の耳を奪い取るように、
音量最大のセミの大合唱が主旋律へと躍り出る。
…買ったのが子供に嬉しく庶民が助かる某アイスバーでよかった。もしこれでハーゲン…を買ってたとしたら、俺はちょっと凹んでいた。
「…気が早すぎるだろ」
はあ、と目の前のコイツに対してなんだか暑さに対してだかセミへなんだか訳がわからないため息をつく。Tシャツが汗でベタついて気持ち悪い。アイスを食っても、涼しくなるのは口と腹だけだ。さっきまでは視界も涼しかったが、水色が消えた茶色の棒切れでは涼しさのかけらもない。というか、食い終わったアイスの棒を見てアイスに辿り着くような、そんな想像力は俺にはない。ついでに言えば元気もなかった。
地面に落ちたミニアイスには、どこから情報を得たのかアリがすでに数匹群がっていた。よかったなお前ら。冷たいんだから腹壊すなよ。俺の奢りだから感謝して食べろ…だなんてたかがアリに対して俺が恩を売っている間にも、隣の友人は冬にやることについて真剣に悩んでいた。
「まずは雪合戦してさ、その後はかまくら作るでしょ、
そんで、そん中で焼いた餅を食べる」
「涼しくなりたかったんじゃなかったのか…」
はぁ、と今度は明確にコイツに対してのため息をついた。本当に冬にやりたいことを考えていただけなのか。分かんない奴だな…
「予約しとこうと思って」
「予約?」
「…次の季節も、一緒に居られるかなんて
分かんないじゃん?」
にへら、とそいつは笑った。自信がない時の、下手クソな笑顔だ。…俺が言えた口ではないが。
確かに、俺達は今年受験生だ。だからこうして図書館での勉強の合間に、ベンチに並んでアイスを食っている。だから勿論、コイツの言う通り一緒に居られる時間は限られているが、それは来年の春からの話であって、今年の冬はまだ一緒にいられるはずだ。
「…ほら、周りの子達は急に塾に入り始めたじゃんか。だからさあ、こういう風に勉強できるのも時間の問題なのかなーって思って」
「…まぁ、確かにな」
なんとなく感じる重たい空気に、俺は視線をあげられずに落ちたアイスを眺めていた。既に人工のプールと化したアイスの中で、先ほどまで美味しそうに舐めていたアリが足をばたつかせている。アイスで溺れ死ぬというのは、アリにとって嬉しいことなんだろうか。
ぼーっと眺めていると、する、と俺の持っていたアイスの棒が友人に取られた。そして、そのまま溶けたアイスの水たまりへ突っ込み、ばちゃばちゃと足掻いていたアリを登らせて草むらへと放り投げた。おい、ゴミを捨てるな。俺は仕方なくがさがさとそいつが投げた草むらの中へと棒を探しに行く。
優しくないんだか優しいんだか分かんないね、とそいつは笑った。当たりつきでもないまっさらな木に何があると言うのか。アリは助けないくせに、ゴミは拾う。アリは助けるくせに、ゴミはそこら辺に捨てる。お互い似たようなもんだろ、と俺は呟いた。そしてそのまま、浮かんだ疑問を包み隠さず目の前の友人に問いかけた。
「…別に、わざわざ冬に予約しなくてもいいだろ」
カサ、とゴミ箱へアイスの棒を捨ててから振り返る。
「冬って、もう受験シーズン真っ只中だし…予約しても、遊べない確率の方が高いだろ。しかも、会えなくなるのは受かってからの話だし…なんでそんな中途半端な時期に予約するんだよ。いや、そもそも予約ってのもおかしいけど…」
もごもご、と考えていた疑問点を全てそいつにぶつけてみる。コイツの事なので、まともな答えが返ってくるとは思ってなかったが予想外にも友人は小さく口を開いた。
「……今年遊べたら、嬉しいし。
もし無理でも、来年にって言えるから」
どこかバツが悪いように、友人はぼそりと答えを零した。
…つまりあれだ。コイツは、今年のことを予約しながら、同時に来年のことも予約しようとしていたのだ。鬼は大爆笑間違いなしだが、俺にとってはその、何というか……
「…そんなに、……大事、か」
俺との時間が。友達同士で言うのは憚られたが、つい口から出てしまった。そりゃまあ嫌われていないとは思っていたが、その、まさかここまでとは。……本当は、“そんなに俺のこと好きだったのか”と…聞きたかった気持ちもあるけれど。この状況でこの関係性が破綻したら、冬どころかもう二度と会えなくなりそうだったのでやめた。…嘘だ。そんな勇気も、男らしさも何もかもが無かった。
「……やっぱいいよ。予約キャンセルする」
俺が引いているとでも思ったらしい彼女は、何ともない様子を装って予約をキャンセルすると言い出した。若干寂しそうに見えるのに心を痛める。…こんなに、そんなに大事だったのか、は今では俺の台詞だった。
地面には、まだ懲りずにアイスを隅から啜るアリがいる。
「…ダメだ。キャンセル料金が発生する」
ふるふる、と首を振って俺はキャンセルを否定した。驚いた彼女のまんまるい目がこちらを見ている。
何も考えずに今を楽しんでいたさっきまでの俺は、
きっと地面に落ちたアイスに群がるアリと同じで。
制限時間があるのなんて気づかずに、アイスに溺れて、
あの日の楽しい時間から動けなくなっていたはずで。
そんな俺をお前がこうやって救ってくれようとして、
それなのに、それを訳わかんないとこに捨てようとして。
…そんな事をするんだったら。
お前が捨てたその優しさを、俺が拾いに行くよ。
「冬になったら、何しような」
『冬になったら』 白米おこめ
猫達がコタツを求めている。
そーゆー季節だ。
ふわふわが、丸くなってあったまる。
冬の猫は絵になるな。
まるで、この季節のマスコットキャラみたいだ。
冬になったら、人間も一回り大きくなる。
着膨れて、出来るだけ肌の露出をカバーする。
夏よりも服を着込んで、それだけいろんな色を纏うようになるかと思えば、夏の装いの方がカラフルだったりするのは気分の為せる業か。
冬は、地味目な色が似合う季節だったりする。
冬になったら、青空も夕焼けも夜空も綺麗になる。
富士山だって綺麗に見える。
「空気が澄んでる」って、言葉だけでも綺麗なイメージだ。
最近、日本は四季がなくなってきて、二季だなんて言われてるけど、この季節がある限り、きっと生きている実感を得ることが出来ると思う。
冬は、厳かに年を越える季節だからかな。
冬になったら、街全体が浮かれ始める。
聞き慣れたメロディが流れ、紅白のおじいさんが出没し、トナカイが街に放たれる。
子供の頃は、欲しいものを考えてワクワクしてたっけ。
大人になった今は、「若者達よ、便乗商法に踊らされるなよ」なんて、夢もロマンもない現実主義が顔を出すけど、心の奥ではワクワクしてる。
冬は、人の心にリアルとファンタジーを与えてくれる季節だ。
猫達は日向ぼっこで気持ち良さそうに。
あったかい場所は猫達が知っている。
着膨れることもなく、澄んだ空も見上げずに、ファンタジーにもときめかない。
冬になっても、スタンスを変えない猫達はきっと、「何だか寒くなったにゃー、何でか知らんけど、寒くなったにゃー」を、ただただ繰り返して生きているように見える。
それが冬。
猫達にとっての、困っちゃう季節。