『冬になったら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
冬になったら
新調したホットカーペットと
冬を感じさせる匂いの
灯油ストーブ。
チョコレートと
コーヒーを飲みながら、
ドラマを見る。
窓の外を見れば
チラチラ雪が舞い降りて
寒そうだなーとか言いながら
ぽかぽかの家で、
過ごすのが最高の幸せ。
そんな時間を作る為には
掃除、洗濯、買い出し。。。
現実は甘くない。
冬になったら
ボクの町は雪が降らない。
それは幼い頃から今になるまで、雪が降っているのを目の前で見たことは指で数える程度だ。
雪を見ると、人は冬が来た。と思う所もあるだろう。
ボクは雪見だいふくが売られると冬が来たな、と思う人であった。
小さい頃に親が雪が降る所で育ったから、一度、冬の間にその場所へ里帰りしたことがある。
その時に見た雪は凄く綺麗で、美しくてキラキラしてたのを覚えている。ボクは雪を見ては憧れてた雪合戦を兄弟とやった。
目の前でそれを見て微笑む親戚の顔を覚えている。
ボクにとって、雪は特別なものだったし、何より、本当に綺麗だった。
雪が降る所に住む人は雪なんてたまったもんじゃないだろうし、最悪だなぁ、と思う人も居そうだな、と思う。
気持ちはわかる、あれを小さい頃から見てるのはいいけど、通れなくなった道の後処理は自分達だ。そりゃ疲れるし大変だなぁ、と感じる。
それでも、ボクは雪が好きだし、雪が降る場所に来ると毎回気分が上がる。あんなに綺麗なものを冬になったら見れるのは正直羨ましいし、その分大変さを知りたくなる。
けど、何故ボクは雪が好きなのか?と疑問に思った時、ふと思ったのは、雪はボクみたいだな、と思ったからだ。
「え、自分のこと綺麗だと思ってるの?」って言われるかもしれないけど、それもあるがそうじゃないんだ。
どちらかと言えば、雪は色に染まりやすい、泥にも染まる、沢山積もれば足場は無くなるし、手に取れば寒くてかじかんでしまう、けど、それが綺麗だな、と感じるから、ボクだな。と思う。
ボクはいろんな事に興味を示すし、それがいろんな色みたいで楽しいから染まりやすいし、泥っていうのは、周りから見たら汚いものだけど、中身は自然いっぱいの長く生きた証の生命の色だし、沢山積もるのは自分がやりたいことをいっぱい抱えすぎてるせいで動けなくなるし、手に取れば寒く感じるのは、自分の無感情な性格が体温がないと思っているからである、からこそ雪ってボクだな、と思う。何より、雪の白色や透明な色が臆病で無色透明なボクだな、と一番思う。
物事は表面と裏面で違う意味があるから、ボクはそれぞれの意味を考えて楽しんでいる。
冬になったらボクは雪を思い出すし、見る度に気分が上がる。
その逆の人だっているし、同じような人もいる。
考え方は人それぞれだし、それが面白い。
また雪見に行きたい、と思う季節になりそうだなぁ。
冬になったら、
故郷に帰ろう。
ピンと張り詰めた空気、
光が空気の中できらめいている。
懐かしい友、
懐深く、待っていてくれる
懐かしい景色、
冬景色のわたしの故郷へ
帰ろう。
冬は好き、寒いけどね
好きな殿方と関わりを持つための
言い訳が沢山あるから^_-☆
寒いからジャージ貸して~とか
手冷たい!とか笑いあえる
クリスマスがあるから好き
大喧嘩してもサンタさんは来てくれる
なんで?
強い絆で結ばれているから
今年はどんな冬になるかなぁ
_冬になったら_
先日、新しい毛布を買った。
発熱するタイプで、なかなかの値段がした。
それだけに、とても暖かい。体の熱ですごく暖められている感じがする。
冬は起毛の敷きマットを使っているのだけど、今日クリーニングに出して来た。本格的な寒さに備えるためだ。
電気毛布も持っている。ただ、新しい毛布があるので、これと平あんか、のセットで眠れるかもと期待を寄せている。(いろいろ持ってるなぁ)
万全の対策といえるかも。冬になったら…いや、冬になる前から暖かいぞ。
「冬になったら」
「冬が来るねえ」
息が白くなり始めた朝。電車を待つ駅のホームで彼女は言った。
「そうだね、僕、寒いの苦手だなー」
僕が、冬の朝のベッドのぬくぬくとした誘惑を思い出しながら言うと、
「私もだよ、……でもね…寒いとね、くっつけるよね。歩いてる時もこんなふうにさ」
ずぼ、いきなり背後から制服のブレザーのポケット、両方に手を突っ込んでくる。
「わ、びっくりしたあー、何々?急に」
「あははー、びっくり? こんなふうに彼氏のポケットで手をあっためてもらうの、夢だったんだ。お付き合いしたら」
照れくさそうに笑う。
うーん、可愛いなあ。でれっと鼻の下が伸びる自覚はある。
「一つのマフラーで、ぐるぐる首を巻こうか。二人分」
「ホットのレモネード、ストローで一緒に飲むとか」
「んもー、それじゃあただのいちゃいちゃリストみたいじゃないのよー」
あはは。うふふ。僕たちは胸をときめかせて、冬の訪れを待ち焦がれた。
……でも。その季節がくる前に、僕らは別れた。些細なことがきっかけで、喧嘩になって。そんな人だとは思わなかった、それはこっちのセリフだよ、と、口論がエスカレートして、あっけなく。
別に彼女に未練はないよ。でも、
冬の季節に隣に誰もいないのは、さびしいものだね。ポケットに手を突っ込む彼女の小さい手を、手袋をはめる時、ふと思い出したりするんだ。
秋の終わりに。
#冬になったら
冬になったら
とりあえずすき焼きでしょ
牛肉を卵にひたして白米と食べる
その相性は奇跡的なほど抜群
最高だ
なんて贅沢な時間だろう
おっとクリスマスも忘れちゃいけない
サンタがプレゼントをくれるわけでもないから
クリスマスそのものはどうでもいいけど
鳥肉や、奮発したケーキを食べる口実としては
これ以上のものはない
そして年末
年越しそばが実は楽しみだ
買うのはいつでもあるスーパーのヤツだけど
年越しそばとして食べる行為が楽しいんだ
これから新年を迎えるっていうワクワク感
それを感じながら食べるのがとても好きだ
年始はおせちは食べないけれども
代わりにお汁粉や餅を食べる
色々な種類の餅を食べるのが楽しみで
何を試そうかと迷うのもいい
今度の冬は食欲の冬にするぞ
食をたくさん楽しもう
健康第一を忘れずに
食べすぎには気をつけるけどね
あなたと付き合った。
告白した時緊張で声が震えた。
下を向いたまま前を見れない私に、あなたの優しい声が届いた。
優しい声で残酷な言葉を…あなたは言った。
視界が滲んだ。
コンクリートで固められた地面が、少しだけ色を濃くした。
あなたはそれを見ているのか知らないけれど、そのまま優しい声で続けた。
それは、ひどく甘美な誘いで、やっぱり残酷だった。
あなたはこんなのにも残酷なのに、それでも私はあなたが好きだ。
だから、この甘美な誘いに乗ることにした。
あなたと過ごす日々はかけがえのない時間となった。
あなたがいる日々は何時もより眩しくて明るい世界が広がっていた。
デート終わりは淋しくて、一人で家で泣いたり、その後いずれこんなこともなくなると落ち込んだりした。
その時間は幸せがゆえに未来を考えるとひどく辛くなった。
冬なんて来なければいい。
冬が来ればこの幸せな時間は失われてしまう。
それでも、冬は来る。私がどれだけ来ないように祈っても。
だってあなたはあの時、ひどく優しい、冬のような寒さなどみじんもない声でこう言った。
「今だけ付き合ったげる。でも、冬になったら恋人ごっこはおしまいね。」
『冬になったら』
冬になったら、雪が降るといいのにな。
お砂糖みたいな真っ白い粉雪が
ちょっぴりだけ降ったら
退屈な私の町だって、
ケーキのように、かわいくなれるかもしれないから。
冬になったら、北風が吹くといいのにな。
いたずら小僧みたいな北風が
並んで歩く私たちを、一撫でしたら
「見てるこっちが寒いから」って言い訳しながら、
彼に私のマフラーを巻いてあげることが、
できるかもしれないから。
〚冬になったら〛
服も、もう少し暖かくしなきゃね。
僕の今着てる服が夏服だから彼に暖かくしないとだめだって言われたんだ。
だからそろそろ変えないと。
「冬になったら」
雪が音を吸い込んで、
世界が少し静かになる。
雪が色も吸い込んで、
世界が少し白くなる。
冬になったら
冬になったら なるべく
まずはストーブを使いたい
冬の寒さは 着込めば
防げる
夏は冷房を 使いすぎると思うから
冬はコートや膝掛け
布団の中とかとかで
しのぎたい
ね、みんな そうでしょ?
予報見て早寝早起き雪すかし袋にお湯でスコップ持参
【冬になったら】
冬になったら
冬になったら、雪が降る。
たくさんの雪で地面が埋もれる。
冬になったら、クリスマスが来る。
プレゼントが来る夜は中々眠れない。
冬になったら、新しい服を買う。
もふもふの、暖かい服。
私は、冬が好きだ。
冬になったら
こたつが楽しみだ。
冬しか使えない。
暖かく心地よい。
夏はもちろん、春や秋にも使えない。
毎年の楽しみだ。
冬になったらマフラーを巻こう。
ぐるぐるぐるぐる幾重にも首元に巻ける、とびきり暖かくて柔らかなマフラーを。
だからあたしは今、マフラーを編んでいる。
冬になったら愛犬に手編みの服を着せよう。
愛犬が気に入ってくれる、暖かくて脱ぎ着がしやすくてお散歩が楽しくなる手編みのセーターを。
だからあたしは今、カフェオレ色の愛犬に似合いの毛糸を選んでいる。
暖かい日が続いてるけど、寒い日が続いちゃったら、それはもう冬。
冬のはじまりに間に合わせるのは、
マフラーか愛犬のセーターか。
セーターに決まってる。
冬になったら、愛犬に似合いの手編みのセーターを着せてあげるね。
冬になったら
冬になったら私の誕生日が来る。クリスマスが来る。大晦日、お正月が来る。バレンタインが来る。冬はいろいろなイベントがある。とても楽しみだ。早く来て欲しい気持ちがあるが、もうすぐ今年が終わってしまうという寂しさがある。今年は時間の流れがとても早かった。早く終わって欲しくない時ほど早く時間は過ぎてしまう。何故だろう。
ぬくぬくの暖かい部屋で
アイスクリームを食べる
なんて幸せな冬なんだろう
………冬になったら
冬になったら
ズボン二枚履き
「うわめっちゃ寒い」
「寒い…寒い…」
この高校の暖房は廊下側の席には何の恩恵もない
そのため制服のズボンの他に一枚ズボンを履くのだが
「足が凍る…」
気分が悪い
鬱々とした気持ちで向かうは保健室
ぽか〜ポカポカ
保健室は異様に暖かく居心地がいい
湯たんぽをもらって50分温まる
授業をサボりに男子たちが集団でくる
気まずいのでそっと気付かれないように
隅の方に身を潜める
1時間しか保健室には滞在できないので
湯たんぽを借りて教室に戻る
ああ寒い私はあの環境では生きてはいけない
心地よい重さの湯たんぽは心の安定剤なのだ
冬になったら
冬になったらこの体は雪になり、辺りを白く染めるように積もっていき、私という存在はきっと春になったら解けていく。
日々家