『冬になったら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「冬になったら」
灰色の空に似合う服を着て
少し高いヒールを履いて
きみに近づける季節がくる
短歌『富士山』
富士を観て
労苦感じて
飯を喰う
あの春何処へ
迷路を歩む
冬になったら、
暖かいこたつでのんびりしながら、ゲームしたり
好きなドラマ見たりしたい。
「冬」と聞いた時あなたは何を思い浮かべますか?ちらちらと降る雪にはしゃぐ子ども、温かい食卓に笑顔を浮かべている家族、きっとそれぞれ色んなことを想像するでしょう。日本にはちゃんとした四季がある。その季節ごとにたくさんの楽しみやよさがあります。暖かく穏やかな気候の「春」、暑さに苦しむ「夏」きれいな紅葉に心癒される「秋」、さぁ冬がきました!人肌恋しくなるこの季節ですが、大切な人を近くに感じ、それぞれの心の中にある素敵な「冬」を過ごすことができますように願っています。
寒い朝キラキラの空気吸い込む
ダイヤモンド吐く怪獣になる
♯冬になったら
冬になったら
こたつの中で温まりながら
好きなみかんを食べてから
受験勉強して
年越しするのが
今年の予定
#クリボッチ
「冬になったら」
酷い話だけど
僕は彼女は冬を迎えられないと…
そう覚悟してた
でも今、彼女は冬を迎えようとしていて
生きる気力を持ち
回復を目指している
「良くなってきてるね」
「もう少しだね」
出てくるのは優しく残酷な嘘
冬になったら
一緒に雪を見て
クリスマスを過ごして
年越しそばもお節も食べて
「寒いね」「はやく春にならないかな」
って言うんだ
そんな叶わないかもしれない夢を見る
【僕の小さな現実の物語】
『冬になったら』
冬になったら何をしようか。
雪合戦はしたいよね。雪だるまも作りたいかも。こたつで丸まってみかんも食べたいし。
まあ、君といられたらなんでもいいんだけどね。君が笑いながらそんなことを言うから、余計に愛おしくなった。
冬になったらどうしても君を思い出してしまうから。
寒いねって笑いあった声も、いいじゃんって繋いだ手も、雪を踏み込む君の姿さえ覚えているのに、君はどこにもいないから。
だから、冬は好きじゃない。
いい感じになりませんでした。無念です。
ひとつめとふたつめ繋がってません。
「冬になったら」とかけまして
「愛しのあの人が」と解きます。
その心はどちらも「スキー/好きー」です。
僕は冬になったらこたつに入ってゆっくりしながらゲームや本を読むのが好きです。彼女とのデートではなるべく外では無く中で過ごせるように工夫するようにする。、
冬になると、毎回君を思い出す。
ここで離れ離れになったこと。
冬になるとイルミネーションが街中を燦々と照らしている。でも僕は今イルミネーションに浸る気分になれなかった。なぜなら幼なじみとイルミネーションを見に行くという話になって2人で歩いているのだが、どうしても幼なじみを異性として意識してしまい、普段通りに話せない。いつもはこんなはずじゃないのに。お互いが下を向いて少し気まずくなってきたところで、幼なじみが言った。「あそこの喫茶店入ろうよ。」「そうだね。外寒いし。」2人で同じ暖かいコーヒーを飲む。暖かいコーヒーが冷え固まった心を溶かしたのか、今までが嘘かのように思い出話に花が咲いた。帰り道に大きなツリーがイルミネーションされているのを2人で見上げた。ふと視線があった。彼女が口を開いた。「好きだよ。」僕は目を見開いた。「僕も好きだよ。」僕たちは吸い寄せられるように歩み寄って、そっと口づけを交わした。
冬になったら
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.11.18 藍
冷たい風に肩をすくめ
1人で温めていた手のひら
気づいてそっと握ってくれた手の温もり
恥ずかしさと嬉しさ
冬になったら思い出す
初めて手を繋いだ あの日のこと
~冬になったら~
#冬になったら
ぼくはまだ雪を見たことがない
冬はもちろん寒いと感じるが
雪が降る地域の寒さは想像できない
ぼくは雪に触れてみたいし
空から降る雪を見上げてみたい
あわよくば白銀の世界に降りて
キツネと目があったりしてみたい
一度だけでいい
どうか
この足、動け
かの子はクリスマスの歌ばかり歌っている。
かわいいお衣装のクリスマス音楽会が、
とっても楽しかったらしい。
初めての自分たちのだし物も、たくさん練習をして頑張ったのだから、なおさら良い思い出になったのだと思う。
園では、お正月の歌だって豆まきの歌だって、
春の歌だって夏の歌だって、たくさん教えてくれているはずなのに。
「かのちゃん、その歌は冬になったら歌ってね」
かの子は今でもその癖が抜けなくて、
二歳の我が子の子守り歌もクリスマスメドレー。
ーーー冬になったらーーー
お題 冬になったら
おこたでみかん。なんか昭和な考えだな〜
でもほっこりするから大好きだ。
身体がぬくもると気持ちも温まる。
だからおこたでみかんを頬張りながらのんびり過ごしていたい。
冬の特権だな~
冬になったら近所の川に鴨がやってくる。
そこそこ大きく育った鴨たちだ。
ほとんどが地味な見た目をしているから雌だろう。
冷たい風が綺麗とは言い難い水面を走る。
上着のポケットに両手を突っ込むくらい寒いのに、平然と泳ぐ彼女たちに負けたような気がした。
私は時間の許す限り観察してみた。
まるまるとした体にちょこんと乗せた小さな顔。
靴ベラのようにつるっとしてそうなくちばし。
尻尾を振りながら歩く様子はどこか愛くるしさを感じる。
羽を広げて手入れしているので、身だしなみもバッチリだ。
ズボラな私とは大違い。
橋の上から彼女たちを眺めていたら、踏切の音が聞こえる。
そろそろ電車が来るころだ。
私は間に合うように走りだした。
また明日、鴨たちに会える期待を抱いて。
【冬になったら】
冬眠したいってずっと前は思ってた
穴ぐらでぬくぬく丸まって
誰にも邪魔されない生活
でも今は違う
乾いて冷たい空気に青い空
何でもクリアに見える毎日
何にでもなれる気がするよ
水仙の絨毯が敷かれた原っぱに、どこまでも続く、深い深い穴がある。
花畑の中心を引き裂くように、垂直へ伸びていて、動物たちが落ちることもしばしばある。まさしく、草原のクレバスなのだ。
このクレバスは、秋と冬の移り変わりの時期にのみ、その大口をあけている。
雪が降る頃には、すっかり消え失せる。
最初からそうであったかのように、ただの花畑に戻るのである。
何故、穴はそこにあるのか。
誰が、何のために、どうして、そこに穴を作るのか。
ある人は言った。
穴は冥府への道であると
風がまだ穏やかに吹く、冬の移り変わり。
穴の近く。一人の少女がいた。
一つ一つの水仙を楽しげに摘み、
花冠を作っている。
変わらず穴は、何一つ見えない暗闇である。
獣の息遣い、叫び声。水の音、車輪の回るような音。暗闇にあるのは、それだけである。
暗闇に浮かぶ二つの双眸。瞼に水が溜まっていて、少女を見つめている。
健康的に焼けた肌、純粋無垢な少女の姿。
その笑顔は太陽のようで、彼にとってはひどく眩しい。
羨ましく思うのだ。ここには輝くものなどない。悲しみ苦しみばかりがある。
希望が欲しい。あの太陽の如くの少女なら、あるいは…。思わず手が伸びていた。
しかし、その手は届かない。
幼子の手を引く母の手で、世界は再び闇へと還る。
『冬になったら』