『入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃、入道雲が現れると母に
「雷が鳴るから気をつけなさい」
と言われたものだ
今度、夫の態度への不満がたまりにたまった時
「入道雲発生中」
と、言ってみようか
エスプリが効いていて、ちょっとイイかも♪
『入道雲』
青い空に浮かぶ白い入道雲の組み合わせを目にすると
季節を感じるそしてそんな瞬間を少し愛おしく思う
焼けるような日差しと茹だるような暑さに辟易していても、その瞬間だけは「夏」を素直に受け止められる
入道雲の似合う「夏」
この雲を見て私は何を思うのだろうか
後から訪れる雨に打たれる自分の心配?
それとも
雨と共に流れていってもらいたい記憶、想い、気持ち
その場に立ち止まっていれば流してもらえるのだろうか
入道雲を見たらきっとそんな思いが交錯する
そんな予感がした
夏だなぁ
と思う。
青い空に
入道雲
それから
夕立。
暑い日に
よく見た光景。
でも
それは
そのうち
過去の光景
になるのかも?
夕立は
ザーザーの雨でなく
土砂降りの雨が
普通の光景
になるのかも?
入道雲は
ただの雨
じゃなくて
ゲリラ豪雨を連れて来る
代名詞に
なるかもね。
#入道雲
あめ?かみなり?
なんでもいいから、うたれたい
とっとと打たれたい
「入道雲が見える夏のうちはこの気持ちも本当だって言えるけどさ」
「なにそれ」
「いや……突然、夏が終わったら気持ちも薄れていくのかなって思って」
明日冬になったとしても君は俺のくだらない話に耳をそばだてて、笑ってくれるのかって訊けなかった。怖かったんだ、とても。
「涼しい季節がやってきて寂しい空になっても変わらないよ」
「……信じていいの?」
「強要をするつもりはないし、好きにするといいよ」
掴みどころないところが入道雲みたいだと思った。そこにあるけど、手にすることはできない。柔らかそうに見えるけど、実際どうなのかはわからない。
「信じてみるよ」
「なら、それに応えるよ」
ただただこの入道雲の見える季節ができるだけ長く続いてほしいと願っている。
入道雲
入道雲って雲が上に成長している姿なんだって。
入道雲が来ると、天気がとても悪くなるらしい。
入道雲が来て数十分後、範囲は狭いけれど、激しい雷雨に襲われるとか。
今、怖いなって思った人。思わなかった人も。
どこが怖いのか、具体的に想像してみてよ。
雷雨が怖い?音が怖い?光るのが怖い?停電が怖い?感電が怖い?雷に打たれるのが怖い?電線が怖い?·····
怖いものってたくさんあって。怖くないものもたくさんあって。人生を過ごしていく上で危険を知って。
だって元々は入道雲もなにも知らなかったでしょ?
さっきなにが怖いか考えたもの、良かったら友人にも入道雲の説明して、なにが怖いか聞いてみてよ。
人と人で感想が違って、きっと面白いよ。
入道雲が出来ると天気が荒れる
子供の頃、父に教えてもらった
それからしばらくは、入道雲を見るのが嫌だった
その後の激しい雷雨が怖かったからだ
いまだに、激しい雷雨は怖い
だが、怖いの理由が変わった気がする
子供の頃は、稲光や雷鳴が怖かった
今は、落雷による停電や感電
激しい雨による浸水、洪水が怖い
歳を取ると怖かったものが怖くなくなったり
逆に怖くなかったことが怖くなったりする
何が危険で何が危険じゃないか分かってくるからだろう
知識や知恵というのは身を守る為に必要なことだと改めて思う
“入道雲”
蝉の声 縁側 畳んだ座布団 ごろ寝
芝生 朝顔 ひまわり 青い空 太陽
暑い日差し 汗 うちわ
すいか 麦茶………風鈴
チリチリーン
入道雲のような雲は、よく見かける。
それが本当に入道雲かは分からないけれど、上に向かって伸びている雲は何度か見た事がある気がする。
正直なところ、アレが入道雲だ!と言える自信は無い。
そこで、雷雨繋がりの話をしようと思う。
数年前、私の住んでいる地域でゲリラ雷雨が多い月があった。外で遊んでいたらしい同級生たちは、次の日に「遊んでいたら突然降られた」とガッカリしていた。
灰色の雲は1つもない、爽やかな青空の広がる日。
まさに青天の霹靂だった。稲光も無く、唐突に響く轟音。
当時家に居た私は、思わず窓に近づいた。
しばらく待っても何も起こらず、窓から踵を返してテレビでも見ようかと思っていた時、ザーという雨の音がした。
偏頭痛の症状も、ゲリラ雷雨だとあまり起こらない。
無論、ゲリラ雷雨だと症状がゼロというわけではないが、普通に雨が降っている時よりは全然マシだった。
空から滝のように降ってくる雨粒を窓越しに見つめたあとで、見える範囲の空を見上げる。そこには、何事も無いように青空が広がっていた。
『狐の嫁入り』とも呼ばれるこの事象が、昔から好きだった。ドンヨリした雲ではなく、明るい空や雲から落ちてくる雫が、私の目には綺麗に映ったからだ。
今年も、1回くらいは見られるだろうか。
1年生の子が入道雲を指さして、「あそこにいるんだよ」と言った。
「何が?」
ラピュタとか雲の上の国とかかな……と思って、私が声を落として聞くと、内緒話のようにしてこっそり教えてくれた。
「かみなりさま」
正しくて唸った。
私たちが、ドリンク剤の成分として注目しているタウリンには、体調を整える働きがある。この物質を大学で研究している教授によれば、アミノ酸に化学構造が似ており、体の機能を整え、潤滑油のような働きがあるという。また、疲労の回復効果もあるそうだ。
この物質は、私たちの体内で作ることもできるものだ。食卓に並ぶ食材では、魚介類に多く含まれている。特に、ホタテやサザエなどの貝類、イカやタコなどの頭足類には多く含まれている。
一方、日本人の食生活では魚離れが指摘されている。健康を考えると、この物質が豊富な魚介類を積極的に摂取してほしい。私たちの体調を整えてくれるタウリンの機能が、さらに研究が進んで解明されることを期待したい。
ふわふわ空にそびえ立つ
山に影を落とせば涼しく
見上げれば前を向ける
あれに乗れたらきっと
世界はちっぽけだと思えるかな
今のこのゆるい不安も
消えてなくなる景色がみえるかな
入道雲
【入道雲】
窓の外に見える青空と、もくもくとわいた雲を見て「わたあめ」を連想する。知らないことばかりだった幼い頃も、雲が発生するメカニズムを知っている今でも、抱く印象は変わらない。そういえば昔、どんなにせがんでも屋台のおおきな綿飴は買ってもらえなかったっけ。そんなことを思い出した。
「これはもう少ししたら雨が降るね」
母が呟いた。
何で?と私が聞くと
「ほら、あそこに『入道雲』があるだろう?見てな?あと1時間もしないうちにザーザー降りの雨が来るよ。」
30分くらい経った頃に降り出した雨を見て
幼い私は、母をちょっとカッコいいなと思った。
友達と遊ぶ時に大きな雲を見つけて私は呟く
「これはもう少ししたら雨が降るね」
母のマネをした。
ほとんど当たらなかった。
❴入道雲❵
夏が”キライ”
じんじんと照る太陽に、
夏を感じさせる”入道雲”
「久しぶり」
「最近暑いから、、」
「水、あげる」
そう言って私は
桜葉 雪乃
と書かれている
墓に水をかける、、、
「、、、」
「ねぇ」
「ゆき、、」
「、、、」
「会いたいよ、、(泣)」
そして、墓場に
鼻をすする音が響き渡った、、、
見上げた数十キロさきの
青と白のコントラスト
入道雲
【入道雲】
あの大きな雲が
怪物みたいに襲ってくるのを想像していた
幼稚園児は
小学生になると
あれが大きなわたあめになったら
たくさん食べられるのにと思い
中学生になったころ
あの雲がなければ
雨に降られることはなかったと考えて
高校生になったら
初めて付き合った人と眺めて笑い
大人になった今
入道雲を見ることすら忘れているんだ
記憶の中の原風景を訪ねる時
季節は夏を選ぶことが多い気がします
大切な人たちが
今も変わらず、笑顔で迎えてくれるから
いつかの夏休み
ラジオ体操、
せみしぐれ、
母とわたしと、近所の子供、
台所で冷たい麦茶
また、みんなに、会えるね
あの日の入道雲が
今年の空を覆うとき、
わたしの夏が始まります。
縁側で、何を話したらよいのかどぎまぎして迷っていると、彼女が口を開く。また、会えたのは嬉しいが、私はこの様に病気持ちになってしまった。来年は、もう会えないかもしれない、とのことだった。旅人は、彼女の手を優しく握り、ならば、私と共に暮らさないか、君と会えなかったこの1年が、とても辛かったのだ、と告白をする。彼女は、ありがとう、と涙を流しながら返事をする。入道雲が広がるこの夏に、風に揺れる花は大好きな太陽を、見つけれたのだった。
空を見上げるくらい
時間に余裕があれば
風が運ぶ香を感じて
季節を知るのならば
どんなにいいだろう
豊かさとは何だろう
生きるとは何だろう
一年の半分が過ぎる
どのくらい笑ったの
どのくらい泣いたの
感情は溜めないこと
夏の空に浮かんでる
大きくなっていく雲
泣いてしまうような
そんな気がしている
『入道雲』