『入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「入道雲」
白く無垢な思いの、抱え込んできたモノが
積もり積もって大きく育つ
その下では 蹴落とし合い、同調し合い
慰め合って、愚痴を吐きながら荒らしあう
そうしている間に無垢であったそれは
灰色の雷雲となり、周囲に在る全てのモノを巻き込み
留まる所を忘れ、そこに在ったモノモノを更地に還す
晒した後に残るのは、変わり果てた瓦礫と
その隙間からみ得る、小さな命と恵の芽
いくら荒れ果ててしまっても
どんなモノも、また新たに生まれかわって
その瓦礫を、共に良い真作へと変わらさせて頂けると思うのです
「入道雲」
空高くへと伸びるモクモクとした雲。
夏の風物詩の一つの入道雲はやっぱり迫力があって好きだな。
真下では雷鳴が轟き、大漁の雨が打ち付けている。大変なんだろうけど、雲を眺める側ではきれいだなぁと思ってしまう。
秋冬のように薄く伸びた雲も幻想的で好きだけども、仁王立ちで立っているかのように堂々と膨らむ雲も美しい。
空模様って普段あまり気にしないけど、そのときだけの瞬間の芸術品だと思うと儚く美しく思う。昼夜問わず上を向いて空を見上げるのもロマンチックだよな。
【入道雲】
夏休み
君が消えた。
僕はずっとさがしてる。
夏が来たら、入道雲を見たら、
君が帰ってきてくれるかな。
なんてね___。
『入道雲』
すっきり晴れた青い空に
真っ白な入道雲。
そんな夏の景色が好き。
遠くから眺めると
どこかノスタルジックになる
入道雲
でも、あの雲では
大雨で
困っている人が
いるのかな
清々しい空の青さの一点に
噴煙みたいに湧き出る鬱憤
乾いた地面に蟻の行列
空には大きな入道雲
空気が湿ってきた
もうすぐ、雨がふる
【入道雲】
入道雲
君が入道雲を指さして「ソフトクリームみたい」と言うもんだから、ガチャガチャをやるために残しておいたお小遣いは小さな入道雲に変わっていた。
日々家
入道雲とは?
入道雲は積乱雲(せきらんうん)のことを言います。 この雲は雷雲(らいうん、かみなりぐも)とも呼ばれ、雷やはげしい雨を降らせることがあります。 この雲が夏に多いのは、夏の強い日差しによって、地面付近の湿った空気がすごい勢いで上昇して雲になるためです。
入道雲ってとびきり美味しいポップコーンにしか見えない
たぶん塩味
入道雲って立派でわたし好きだなぁ! 雨降るじゃん。 え~!
ハァッハァッ …んでっ……………。…ごめんね 「 僕は入道雲の後の姿の下できみをころしました。 」
{ 入道雲 、 雨 。 } ミステリー と 恋 が掛け合わさる物語
↑帯
入道雲
真っ青に澄み晴れた空にもくもくと湧き上がる入道雲。
入道雲といえば夏。
麦わら帽子にTシャツの少年が
網と釣竿を背負って自転車で走り抜けてゆく夏。
入道雲の夏。
いや。
ぼくは首を振る。
今日あたりは降るかもしれないな。
少し強い風のなか綿虫が飛ぶ。
入道雲の真下は禍々しく暗い。
あの下はきっと吹雪だ。
ぼくはマフラーを巻き直して白い息を吐く。
今年初めての天からの手紙、
初雪が降ってくるのはもうすぐだろう。
(いつもの書き方を変えて行分けしてみた
入道雲を見てきみはこう言った。
「大きな雲の上って、乗ってみたくない?」
その言葉を聞いて、確かにと思った。小さいときはよく雲を見るたび、そう考えていたかも。大きな雲に乗って、下から見える景色を眺めたいって思ってたな。今でもたまに想像しちゃうんだけど。
あんなふうに青く透き通る空と、雲の中でもひときわ重く、白く、大きく質量を持った入道雲をサイダーにしたらどんな味がするのかしら。
太陽は真っ赤なチェリー。
琥珀糖でも綺麗さは負けてないけど、ちょっぴり甘すぎるかな?
空はやっぱりベースのサイダー。
爽やかにライチかレモンを香らせたラムネがいい。
入道雲はたっぷりのソフトクリーム。
雷がいっぱい詰まっている雲だから、パチパチ弾けるラムネ菓子を散りばめる? それとも、柑橘系のソースを雷みたいに垂らしてみる?
なんだか、喉が乾いてきちゃった。
自販機にでも行ってこようかな。
『入道雲』
入道雲って怖くない?
やたら背が高い所とか、白い体なのに黒い足生やして、遠くの町を豪雨と雷で踏み潰しながらゆっくりこっち来てそうで怖い
夏特有の、あの合成着色料で塗り固めた気持ち悪いほど真っ青な空が、かえって入道雲の存在を本物たらしめてるようで尚更怖い
ただでさえ存在感強いのに
雲って、くっついたり千切れたりして、何だか気弱げで意志薄弱な所あるから舐めてたけど、入道雲はそんな可愛げも捨てて、各々の個性を徹底的に排除した人工的な集合体、あるいは人智を超越した一つの強大な信念そのものみたいだし
怖すぎでしょ なんだこいつ
学校の帰り道、ふと空を見上げた
「…ソフトクリーム食べたい」
「えー?わたあめじゃない?」
「ソフトクリームだよー」
そんなしょうもないことを話しながら
コンビニへ寄り道する
「さすがにわたあめは売ってないか」
「だからアイスにしておきなよー」
その時、ゴロゴロと雷の音が鳴り出した
さっきまでの青空は消えて、黒い雲に覆われた空
ザーッと音を立てて雨粒が勢いよく降り落ちる
「…アイスより傘買おうか」
「そうだね…」
***入道雲***
#入道雲
夏がきたなって思う
何度繰り返しても慣れない暑さに年々クラクラ
サングラス越しに空を仰いで
少しくすんだ青空を睨んだ
入道雲
降り出した雨
遠く聞こえる雷鳴
誰もいない公園
夕立に濡れるベンチ
夏のとても暑い午後
詩(テーマ)
『入道雲』
あの入道雲に乗っかって
真夏を空から見てみたい
ちっぽけな僕らをさがそうよ
そこに居ただけで
嬉しくなるね
大雨降らせたりするけれど
お水をくれたり冷やしたり
集団の中から落ちてゆく
それは怖いけど
必要なことさ
あの入道雲を食べちゃおう
甘いか辛いか酸っぱいか
いつだって僕らはパイオニア
それは正否じゃない
経験なんだ
あの入道雲に乗っかって
遠くの街まで見てみよう
馬鹿でっかいビルやらスタジアム
いつかその場所で
輝きたいね
入道雲
入道雲。
夏に見かけることの多い、大きな雲。
これを見たら雨に注意だそうだ。
私の人生において、入道雲から雨を気にしたことがあるだろうか?
そもそも意識して雲を見た覚えがない。
最後に空を見上げたのはいつだろう?
そんな生き方を寂しい人生と言う者もいるだろう。
しかし私は雲や天気に興味はない。
天気は日常に隣り合う大切なものだが、それは予定や持ち物に関わるからであり、気象現象を気にしているわけではない。
そして私には私の趣味や価値観があり、雲や空を見ない事で寂しさを感じたことはない。
価値観の違う者に寂しい人生などと言われたくはない。