『入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あんなふうに青く透き通る空と、雲の中でもひときわ重く、白く、大きく質量を持った入道雲をサイダーにしたらどんな味がするのかしら。
太陽は真っ赤なチェリー。
琥珀糖でも綺麗さは負けてないけど、ちょっぴり甘すぎるかな?
空はやっぱりベースのサイダー。
爽やかにライチかレモンを香らせたラムネがいい。
入道雲はたっぷりのソフトクリーム。
雷がいっぱい詰まっている雲だから、パチパチ弾けるラムネ菓子を散りばめる? それとも、柑橘系のソースを雷みたいに垂らしてみる?
なんだか、喉が乾いてきちゃった。
自販機にでも行ってこようかな。
『入道雲』
入道雲って怖くない?
やたら背が高い所とか、白い体なのに黒い足生やして、遠くの町を豪雨と雷で踏み潰しながらゆっくりこっち来てそうで怖い
夏特有の、あの合成着色料で塗り固めた気持ち悪いほど真っ青な空が、かえって入道雲の存在を本物たらしめてるようで尚更怖い
ただでさえ存在感強いのに
雲って、くっついたり千切れたりして、何だか気弱げで意志薄弱な所あるから舐めてたけど、入道雲はそんな可愛げも捨てて、各々の個性を徹底的に排除した人工的な集合体、あるいは人智を超越した一つの強大な信念そのものみたいだし
怖すぎでしょ なんだこいつ
学校の帰り道、ふと空を見上げた
「…ソフトクリーム食べたい」
「えー?わたあめじゃない?」
「ソフトクリームだよー」
そんなしょうもないことを話しながら
コンビニへ寄り道する
「さすがにわたあめは売ってないか」
「だからアイスにしておきなよー」
その時、ゴロゴロと雷の音が鳴り出した
さっきまでの青空は消えて、黒い雲に覆われた空
ザーッと音を立てて雨粒が勢いよく降り落ちる
「…アイスより傘買おうか」
「そうだね…」
***入道雲***
#入道雲
夏がきたなって思う
何度繰り返しても慣れない暑さに年々クラクラ
サングラス越しに空を仰いで
少しくすんだ青空を睨んだ
入道雲
降り出した雨
遠く聞こえる雷鳴
誰もいない公園
夕立に濡れるベンチ
夏のとても暑い午後
詩(テーマ)
『入道雲』
あの入道雲に乗っかって
真夏を空から見てみたい
ちっぽけな僕らをさがそうよ
そこに居ただけで
嬉しくなるね
大雨降らせたりするけれど
お水をくれたり冷やしたり
集団の中から落ちてゆく
それは怖いけど
必要なことさ
あの入道雲を食べちゃおう
甘いか辛いか酸っぱいか
いつだって僕らはパイオニア
それは正否じゃない
経験なんだ
あの入道雲に乗っかって
遠くの街まで見てみよう
馬鹿でっかいビルやらスタジアム
いつかその場所で
輝きたいね
入道雲
入道雲。
夏に見かけることの多い、大きな雲。
これを見たら雨に注意だそうだ。
私の人生において、入道雲から雨を気にしたことがあるだろうか?
そもそも意識して雲を見た覚えがない。
最後に空を見上げたのはいつだろう?
そんな生き方を寂しい人生と言う者もいるだろう。
しかし私は雲や天気に興味はない。
天気は日常に隣り合う大切なものだが、それは予定や持ち物に関わるからであり、気象現象を気にしているわけではない。
そして私には私の趣味や価値観があり、雲や空を見ない事で寂しさを感じたことはない。
価値観の違う者に寂しい人生などと言われたくはない。
入道雲
ヂーーー
ヂーーー
なにか虫が鳴いている
セミだろうか
もう出てきてしまったのだろうか
それにしては音が高い
高い分、よりうるさい
慌てん坊のオカマさんだろうか
入道雲とセットでいらっしゃい
入道雲
もくもくと夏のお空に入道雲
入道雲見ると、何だか、嬉しくなるのはどうしてかな。
手を伸ばせば、取れそうなぐらい、近くにあるように感じる入道雲。かわいいし、何か美味しそう🍭綿菓子みたい、取って、食べれそう。
入道雲みると、「わぁ、入道雲だぁ」っと、子供も大人も思わず声に出して言ってしまう。
何だか、見ると、特別感を感じる入道雲ちゃんです。
入道雲を見ていると「夏」は、
幼い頃、図書館で読んだジュブナイルに描かれていた、王国のように思われる。
もう、本の題名も忘れてしまったけれど、
夏の「王国」は毎年律儀に巡って来て、心をワクワクさせた後、やがて別れの日には、切なく締めつけてくる。
夏の「王国」の入道雲は大いなる永久機関を隠した、不思議な機械の大船で、
あれに乗って夏の王女がスカートひるがえし駆けてきて、そして駆け去ってゆく。
悠長に見えて忙しない夏休みを、一緒に過ごそうとやって来る「王国」は、
油断してるとすぐ消え去ってしまう「夏休み」にも似ているかもしれない。
あの日、2人で乗った電車
並んで歩いた道
もう、彼と一緒に歩く事もない
タラレバ言ってても、戻れない
否、戻るつもりは無い。
そんな時に見あげた空は青く、遠く
白い入道雲が浮かんでた
傷が癒えるまで、ゆっくりと
自分の歩幅で歩いていこう
大丈夫だよ。君が居なくてもちゃんと
笑えてるから
入道雲
夜凪
どうも、弘人です。
今日も 暑かった。
俺は 夏は 好きではない。
入道雲は まだ見ていない。
俺は 普段 空を眺めることはない。
今年はやけに 気温の温度差が激しいようだ。
ほんの 何日か前は 少し 気温が低かった。
テレビニュースを 見ていると
もう 夏は バカみたいに 気温が高くて
まいってしまう。
夏の象徴、入道雲。
とおーーーーーくに見える大きい入道雲。
こんなに遠くにある雲も大きく見えるのだから、
きっと入道雲の近くの人は空一面が入道雲で
覆われているのではないか。
夏だなぁ。
なんて思い半分、
雨降るかもしれないなぁ。
なんて思い半分。
わたあめのようにふわふわな入道雲。
真っ白でかき氷みたいで美味しそうな入道雲。
雪うさぎのように綺麗な入道雲。
雲の形は変わり続けるのもまた風情があっていい。
#8 入道雲
あの大きなもこもことした雲が怖くて
あれに飲み込まれんと走って家路を辿った
もしあの大きな雲に追いつかれてしまったら
たちまち雷雨が降り注ぐ
それはもうトラウマになる程の怖さがある
昔の通な人達はそれを見て
やれ夏だ風流だと囃し立てるが
青空に突然あらわれたあの大きなもこもこ
そんなに良いものだろうかと
私は今も尚あの雲をみては走り出している
@ma_su0v0
【入道雲】
「入道雲だ」
部活の帰り、1人で歩いている狭間に、空を見上げた。
遠くに沢山連なっている入道雲が見える。
私は夏の風物詩だと感じているけど、みんなはどうなのかな。
入道雲って、The青春、って感じがする。今のこと…?笑
確か入道雲って、大雨が降る…んだっけ?わかんないや…。
考えると、未来の不安が大雨で降ってきた。
傘をさして、濡れないようにしなきゃ。
入道雲は積乱雲の昔からの言い方。これはにわか雨や雷を起こすらしい。入道雲がモクモクと出来ると、まさに夏という感じがする。
ただ、入道雲は局地的に大雨をもたらす恐れがあるため、海なんぞで見つけようものなら、すぐに屋内に逃げた方が良いかもしれない(あくまでも、個人の見解です)。
やはり、気象などの自然現象は季節を表しやすい。僕は、こういう、普段、何気なく見るような自然の美しさに目を向けた方が良いのかも、、、
流石に昨日入道雲のシーンを詠ったばっかりなので笑っちゃいました。
いやぁ、気が合いますね。
またぼちぼち考えます。
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以下追記
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不満悔しさ積み重ね
一歩でも上に行かんと進む姿も
一気に泣き出したと思ったら
わめく雷光が、やがて大地の力になるのも
夏の天候は、どこか君に似ていると
眩しくて目を細める。
濡れタオルで冷やした鉄棒を握りしめて
蹴り上げる入道雲
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入道雲こと積乱雲の中で、その上昇気流の摩擦のため良く起こると考えられている雷。
その雷を「稲妻」というのは、雷が稲作に必要だと言うことを昔の人も感覚的に知っていたからと言う話が好きです。
空気中の窒素が雷による空中放電で分解され、窒素化合物の硫酸性窒素となり植物の栄養になる。これを理屈じゃなく観察でわかって稲妻って名前にまでなってるの、本当凄いよなぁ。
積乱雲を入道…ムキムキのでっかいお坊さんだという名前になってるのも面白いですよね。長年お坊さんは時に理不尽な支配層だったろうし、タコ入道なんて言ったりもするし、尊敬よりどこか揶揄が見える。大入道だの輪入道だの妖怪の名前にもなってるし。
海入道…海坊主はぐりとぐらの絵本のおかげで割と好きな妖怪?ですけども。
期待と不安が入り混じる
一瞬のストームを待ち侘びて
(入道雲)
入道雲を見かけると
ラピュタか雲の王国があるのではないかと
思いを馳せる人は
どれだけいるだろう
空に住むなんて想像できないけど
人の想像することは
実現するって
偉大な人が言い残してるから
少し未来に期待して待ってるね
#入道雲
青空に湧き立つ雲
遠く指差し微笑みながら
振り返るキミ
すべてが煌めく夏のストーリー
なのに…ふと不安になるのは何故?
突然のスコール
微かに聞こえる雷鳴
キミは抱きとめてくれるのかしら
私はキミを見失わずについて行けるのかしら
今はあの雲に
高まる思いだけ重ねながら
キミの背中を追いかけてゆく