『優しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
優しさとは
人が憂うと書いて優しさと言う
憂いた時に気がつくのが優しさなのだと思う
また憂いたことのある人が与えられるのも優しさだと思う
人が憂い優しさに変化していく
人を百回愛す、と書いて
“優”と読めるということに50歳で気がついた
というある人の価値観に
19歳の時出会った
これは単にその人の考え方ではあるが
わたしにはどうも
しっくりきすぎてしまった
優しい というのは
これまた定義がつかない
ただ、この価値観に繋げるなら
たくさんの愛を抱えている人から順に
優しい人、優しさを与えてくれる人
に部類されるのだと思う
高校生の頃 隣の席の男の子に
無償の優しさをくれるよね、と
言われたことがある
ほう、私のあれやこれは
全部優しさとして伝わっていたのだと
当たり前にしてきたことが
それに値するのだと その時に気付かされた
当時の私は 家族と距離があって
毎日おてつだいさんのように過ごしてた
学校が終われば晩御飯をつくり食卓に並べ
私は同じ食卓にはつかない
食事が終わったら食器を下げ、
茶碗を洗い洗濯を回す
その間自分の身の回りの事を済ませ
日付が変わる頃に自室へ行く
そこから2時間課題をこなし
朝になる前に少し布団にはいる
そんな生活に耐えているうちに
きっと感覚が鈍ったのだと思う
空気を読んで機嫌を読んで
棘が立たないようにと必死だったから
もちろん、これ以上に
苦しい辛い思いをしながら
時を過ごす人は少なくないだろう
だから、そういう人には愛が足りない
受ける愛がないから 与えることで得ようとするの
数え切れないほど他人に尽くし
何度も愛を与えていくことが
いつしか優しさ に成っているということ
あたりまえ が やさしさ に値する瞬間なの、ね
みたいな、そんな考え方も
ありだと思うんだ
最後まで読んでくれた貴方は
きっと既に やさしい人間、
これからも そのままでいて
ありがとう。
_ ₂₂₉
「優しさ」
優しさって難しい
ありすぎてもだめ、なさすぎてもだめ
あれもこれもだめなんだってたくさんの人が言う
“あなたは優しいね。”
そんな褒め言葉も、褒め言葉なはずなのに善にも悪にもなって……
『優しいから』“申し訳なくなる。”
“私は他の人と同じ扱いに感じる。”
なんて、責任を此方に移す口実にもなる
優しさを素直に受け取れないのなら、一緒にいてはいけないの?
あなたにとっての優しさは、隷属や献上品のようなもの?
優しさに対価なんていらないはずなのに
ありがとうと言ってもらえたらきっとその人は喜んでまたあなたと楽しく過ごせるだろうに
物も、あなた自身の時間も消費する必要ないはずなんだ
見返りを求めてなにかをするならば、それは優しさではなくて「打算」だからね
あなたの優しさは誰かの心を溶かすよ
あなたの優しさは誰かの支えになるよ
あなたの優しさは無碍にされてもそこにあったと、残り続けるしそれは誰かが見てるよ
大丈夫
大丈夫だからね
一番大事な優しさは、自分に向けられるものだよ
あなたを大事にして、好きな物で息抜きして、よく休んで……そうした優しさがあなたを支えるからね
よくお眠り
ハンディキャップの人や引き取り手がない動物たちの世話をしている人は心から優しいと思います。
優しさ
私は今怪我をしていて、世の中の人や周りの人の優しさを身をもってすんごく体感してる。でも、私なら、何週間も怪我した友達の手伝いとかちょっと面倒くさいなって思っちゃいそう、、、
ほんとにすごい!見返りがありがとうって言葉だけでも、何も見返りがなくても、優しくできる人って!
窓の側の席
ひだまりにうたた寝
何となく安心してた
上手くやれる気がした
思いやれるほどの余裕は
目に見えた防衛反応
何が損で何が得か
何が解で何で解くか
考えるまもなく
コミュニケートの
川で溺れた
守りたかったんだろう?
守りたかったんだろう?
取るに足らないものじゃないよ?
平たく言えば守るべきもの
平たく言えば大切なもの
簡単に否定していいものじゃ
なかったんじゃないの?
落ちた消しゴムを
得意気に返した
ありがとうをただ
言われたいだけだった
思いやりのある
いい子だと言われた
そうすればいいと
機械的に学んだ
それでいいと
思い込んだ矢先
コミュニケートの
滝から落ちた
守りたかったんだろう?
守りたかったんだろう?
取るに足らないものじゃないの?
平たく言えば隠したいもの
平たく言えばちっぽけなもの
簡単に捨てちゃっていいものか
分からなかっただけなんだ
あと少しだけ優しさに棘があったなら
自信を持って守れたかな
あと少しだけ優しさに壁があったなら
耐えることなく捨てれたかな
またいくつものスリキズが増えてしまったとき
きっと何も飾らないでいることが優しさなんだと
言えるかな
そうだな
そうであって欲しいな
あと少しだけ優しさが静かになったなら
自身を持って守れるだろ
あと少しだけ優しさが空気になったなら
絶えることなく捨てるだろ
またいくつものスリキズに慣れてしまったとき
きっと何も飾らないでいることが優しさなんだと
言えるだろ
そうだな
そうであって欲しいな
自分は、いい人間だと思っていた
でも、肝心な時に動けない。
肝心な時に逃げる。
動こうと考える気持ちだけが強くて
結局何にもなってない。
優しさとは、単なる気持ちか、行動か。
優しさを感じたのはいつだろう。
涙が出るくらい心が温まったのはいつだろう。
人から優しくされて困ることが多かった。
人の優しさは受け取らないといけないと思っていたから。
自分の自由がなくなっていく感覚だった。
"私優しい"からよりも、
"しれっと、さらっとしている優しさ"が温かかった。
こう思えるということは、経験しているんだろうな。
その笑顔が見られなくなるのなら、自分の気持ちなどどうだってよくなるものだ。
【優しさ】
今どき優しさをあげるのは難しいと思う。
優しくしても、厳しくしてもハラスメントだなんだって騒がれる。
何が正解なんだろうね
優しさ
もしかしたら、うちの犬は明日死ぬのかもしれない。
私の足に前足を伸ばして、尻尾を千切れるほどに振り回し、私の腕に顔を擦り付けるうちの犬の、つぶらな黒い瞳を見て、ふと、そう思った。
数年前に犬を飼い始めた。トイプードルで、オスで、名前は『モグ』。名付け親の父からは、『モグモグといっぱいご飯を食べて欲しい』という理由でモグと名付けたそうだが、実際はすごい偏食家で、高いペットフードしか食べない裕福気取りの犬になってしまった。
そんなうちのペットのモグ。なんで、死んでしまうかもしれないと思ったのは、思ったのは……、なぜだろう。
けれど、そう思った。ふと、そう思ってしまった。
歳だろうか、最近よくモグは吐く。しょっちゅう母の車に乗せられて病院に行く。モグはきっと、この家に来るべきじゃなかったと思う。モグは私が家に帰ると必ず、私の足に前足を伸ばして、腕に顔を擦り付ける。尻尾を扇風機のようにブンブン回して。私はそれが理解できなかった。その行動は、その愛情表現は、私にするべきじゃないからだ。
私は酷い飼い主だ。
私は、モグを蹴ったことがある。モグの腹を。
最近まで、私はモグのことが好きじゃなかった。嫌いというほどでもなかったが、少なくとも家族ではなかった。いつからだろうか。モグに噛まれて、爪が割れた時から?。手に傷が残った時から?。お気に入りの人形を壊された時から?。わからない。けれど、そう…、その時、学校でうまくいかなくて、イライラして、親にも、何もかもに嫌気がさしていて、物に当たったり、カーテンに何かを投げつけたり、してて、その時、黒い、瞳で見つめるモグが、とても憎らしく見えて、私は蹴った。蹴ってしまった。それなのにモグは私に尻尾を振って、構ってと、そのまた黒い瞳で私を見つめてくる。なんで?。私はきみに酷いことをしたじゃないか。一度や二度じゃない。なんでそんなことができる?。
飼い始めの頃、毎日ブラッシングしてたからか?。途中で飽きて辞めてしまったのに?。
母がヒステリックになって、家を荒らした時、私のところに来たのはなんで?。私が隅で縮こまってたから?。
わからない。わからない。なにも、なにもわからない。
きみは一体何を見てるんだ。何もきみにしてあげられなかったじゃないか。
『今日もモグ吐いててね、食べたものをそのまま吐いてるみたいなの。』
お風呂上がり、浴室から出ると母が言った。知ってる。知ってて、私は見ないフリした。昼に一階に降りると、くすんだ薄桃色の鶏肉が汚く点々と落ちてた。ドロドロの消化されたものじゃなかったから、モグが皿から落としたのかと思ったけれど、それでこうはならないとすぐにわかった。わかってそれを片付けなかった。汚いから。みっともなくて惨めだから。
洗面所にまでついてきたモグからは、ゲロ特有の酸っぱくて苦い、臭いにおいがした。口元の毛には固まったカピカピのゲロが張り付いてた。
水に濡らしたティッシュで取ろうとしたら、器用に頭を動かしてティッシュを避けていく。水嫌いだったもんな。シャワーする時いつも浴室の影に隠れてたから。私は諦めてそのティシュを捨ててモグの頭を撫でた。
洗面所にまで入ってくるのは珍しいなと思った。モグの体調が悪いのは、たくさん吐くようになったのは、私が腹を蹴ったからかもしれないと思った。
ごめんね。ごめんなさい、明日も、生きて、私の横に座ってくれませんか。
「優しさ」
悲しみも喜びも
包み込んでいけるような
優しい人になりたいね
怒りと苦しみは
できれば長引かないでくれたら
嬉しい
「優しさ」
あたたかくて ふわふわしていて まるくて つつみこまれるような感じ
ぽかぽかする陽だまりと寝起きのまどろみ
ひとりでもひとりじゃなくても ぜんぶ 大丈夫になって
みんなが好きになる
「今」が好きになる
そんな「優しさ」
でも、ぜんぜん違う「優しさ」も知ってる
つめたくて するどくて なみだのあじがする いたくてずきずきする感じ
氷水と塩をバケツであたまからかけられたように
どうしてそんなことを言うの
どうしてそんなことをするの
裏切られたような 捨てられたような ひとりぼっちになったような
痛くて 悲しくて 寂しくて やるせない怒りがわいてくる
そして
ずっとずっとあとになって
自分はひとりぼっちじゃなかったんだって気づく
裏切ったのは自分だったんだって気づく
長い道をあるいた先で ふと振り返ると その人がいる
優しい顔で 私を見てる
『優しさ』
何もできなくても、
そばにいることはできる。
それだけで十分。
それも優しさ。
【優しさ】
辛いときや悲しいとき
君の優しさに救われる
ただ話を聞いてくれる
ただ傍に居てくれる
それだけで
どれだけ心が楽になったか
感謝してもしきれない
"いつもありがとう"
『優しさ』
僕は貴方にどう接していただろうか。
ちゃんとまっすぐ関われただろうか。
貴方と手を振ってからの帰り道は
ひとり、一言一句鮮明に思い出して
過去の失言を重ねて
一人反省会をしてしまう。
貴方は僕をどう思っているのだろう。
拙いことを、言ってはいないだろうか。
その心配だけがいつも心に残る。
僕の心には、いつもその凝りが残る。
優しさ を求めて。
優しくできなかった過去の自分へ。
きっと優しくなれない未来の僕へ。
今日の僕が、親切だと思われますように。
優しくないひとだと、思われませんように。
僕が、貴方にも
そして僕自身にも
優しくなれますように。
優しさ
優しさとはなんだろう?
誰もしたがらない仕事を自分がすること?
誰にでも同じように接すること?
評価する人の目の前でこれらを行うこと?
それが自分の価値に繋がるから
評価や立場が大きくなることはとても大事だ
だがしかし
それは優しさになるのだろうか?
きっとそんな物は優しさとは言わない
人に見えるところでも人に見えないところでも
人のために動くこと
いや、全体のためになろうとする気持ちが
優しさと言えるのだろう
私とあなたは、優しさを持っているのでしょうか?
明日の私たちが優しさで溢れますように
私は優しさで
教えてやってんだ。
いいか。
この時期の行方不明者は
ごまんといるんだ。
その多くが
星地図の読み方が
わからなくて
地図の読み方をしちまうんだ。
星地図の方角が
東西南北だと信じて疑わない。
ここはなぁ、
そういうちょっとした勘違いが
命取りになる砂漠なんだよ。
星月夜の砂漠ってのは
砂が全部星だから
方角が狂うんだ。
月しか出てないから
いつもぼんやりとしていて
空が澄んでいて月が明るいのは、
ある1週間しかない。
しかもその1週間には
でっかい三日月クジラとかいうやつが
遠くの方の海面から
何回も顔を出すから、
安心して寝れたもんじゃない。
星屑のように輝いてて綺麗なんて
最初のうちだけだ。
なんせクソでけぇからな。
"Good Midnight!"
師匠はたまたま出会っただけの
初心者の私に
少し強い口調だけど
1人でも行方不明者が減るように
注意事項や砂漠のことを
教えてくれた、
優しくて不思議な人だ。
〔優しさ〕
Q.あなたにとっての優しさとはなんですか。
A.人の意見などを否定しないことです
Q.あなたにとっての優しさとはなんですか。
A.人のために泣けることです
Q.あなたにとっての優しさとはなんですか。
A.誰かに頼まれたことを断らないことです
なんてありきたりで凡庸な答えはとっくに試したの。
人の意見を否定しなかったら八方美人
人のために泣いたら偽善者
誰かに頼まれたことを断らないでいたら都合のいい女
どれも記憶が曖昧だけれど、私はどう頑張っても優しい人にはなれないみたい
"優しさ"
出番きた埃かぶった扇風機に まだ休んでていいと伝える