『優しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
優しさにもいろいろあると思うけど、僕が思うのは、相手の身になって考えられるっていうことかな
相手の話を親身になって聞けるとか
ま、僕がそういう相手を求めているって言ったほうが正確かもしれないけどw
でも、僕もあなたの話をちゃんと聞きますよ
ホントですって
「ごめん。そういう風に見れない」
十年も片想いしていた幼なじみに思い切って告白したら、フラれてしまった。
いや、幼なじみの気持ちも分かる。私達の間に、付き合うとか結婚するとか、そういう言葉は生まれない。仲が良くて、ちょっと話しやすい異性。それが恋愛に傾くか友情に傾くかの違いで、私はたまたま恋愛に傾いてしまっただけなのだ。
「だよね、ごめん。変なこと言った。忘れて」
「……本当、ごめん」
「謝んないでよ。幼なじみでしょ」
「うん」
じゃあ、とその場から離れれば良かったけれど、私はすぐに離れられなかった。もしかしたら、ってちょっと期待していた。引き止めるか、少しくらい好きって言うか、それくらいあると思っていた。
「じゃあ」
先に幼なじみが動いた。私が期待していた言葉はひとつもない。その代わり、ハンカチを渡される。
「涙拭いてから来てね」
「…………バカ」
そこで優しさを発揮するなよ。
去っていく背中を睨む。
せめて、このハンカチを返さないで持っておくくらいは許されるかな。なんて。
優しさ
そっと…優しく触れた
あたたかさが忘れられなくて
涙が溢れた
あなたの存在は…
かけがえないの
ありがとう
「優しさ」
優しさって何?
人それぞれで優しさの捉え方が違うから、
優しさって難しい。
色々と考えてしまうと堂々巡りになってしまうので、
考えるのはやめる。
とりあえず、私が思う優しい人間になりたい。
優しさ
「某鎮痛剤の半分は優しさでできている」
その半分の実態は胃薬だという。
「あなたの為を思って優しさで言っている」
その実態は話者本人の私情である
優しさとは主観的な概念である。
胃を保護しながら痛みを抑えるのが優しさだというのも製薬会社側の主観的な広告文である。
しかしこれまでの鎮痛剤は胃に負担を掛けるものだったことを考えるとまだ妥当な主張である。
胃薬と鎮痛剤の二つを服用するよりは、ひとつ二役の錠剤というのもまた優しさだろうとある種の類推ができなくはない。
でも、あなたの優しさは違う。
あなたによる、あなただけに配慮した優しさと言う名の苛烈なブーイングは、人をサンドバッグにしたいがだけの一方的な行為だ。
主張を押し付けて、殴りつけて、受け入れるまで蹴りをやめずに人を軟禁することのどこに優しさがあるのだろうか?
あなたのためという欺瞞を優しさとは認めない。
【普通 とは @#$@$#=_$$#%】
「音楽ばっかりしないで、"普通"に勉強して、"普通"の会社につけば良いんだぞ?」
まただ…、
「同性が好き、!?何バカな事を言ってんのよ、貴方は"普通"に女性が好きでしょ?ほら、早く勉強してなさい。」
はぁ…、
「お前何で小さい子と遊んでたんだよwやっぱりお前は何か"普通"じゃないよな〜w高校生は"普通"、同級生とかで遊ぶんだぞ?」
何でなんだよ…、
「"普通"はさ〜w」
「"普通"こんな事ぐらい出来るんだぞ〜?」
「何それ。気持ち悪い、何で貴方は"普通"じゃ無いの?」
は…。
【キーンコーンカーンコーン】
「最近お前、暗いっていうか…、何か悩みでもあるのか?相談聞くぞ?」
「……、おい、…先生ならよ、普通について俺に教えてくれよ。俺が納得するまで。」
優しさって、何?
いじめから人を守れば、優しさ?
何か手伝ってくれたら、優しさ?
自分のミスを許してくれたら、優しさ?
愚痴を聞いていれば、優しさ?
みんな「優しい」って、何をもって、どこをもって、どんな行動をもって、僕のことを優しいというの?
優しいの意味、調べてみたんだ。
はっきりとは載ってない。でも、損得を考えずに人の助けになれること、とか、気配りができて、温厚である人のことをいうらしい。
でも、やっぱり、はっきりとはしていない。
僕らは、優しいという褒め言葉であったものを、軽々しく使っているのではないのか?
死ぬかも、死んで欲しい、殺したい、これとかも、意味は怖いものだと思う。でも、それを軽々しく使ってる。おかしくないか?
本来なら、人を傷つける可能性のある凶器だ。なのに、それをみんな、軽々しく投げ合ってる。
怖すぎる。優しいもそうだ。人を持ち上げて、いい気にさせて、自分の思うように動かそうとしてる可能性だってある。
意味がはっきりしない言葉。意味が凶器になりうる言葉。傷つける可能性のある言葉。これらの重さを、美しさを、やさしさを、恐ろしさを。ちゃんと考えたほうがいいんじゃないのか?
今一度、言葉の意味、重さを、考えてみて欲しい。
「優しい」って、何?「死ぬかも」って、本当に?
「死んで欲しい」って、本気?死んだら、どうなるのかな?その人の周りの人は?私の身の回りは?どう変化する?悲しまない人がいる?
こんなふうに、いくらでも考えられるよ。
意味がはっきりしてない、人を傷つけるかもしれない、そんな言葉。軽々しく使いすぎな気がするのは、僕だけ?
頼むから、言葉の意味を、今一度考えて欲しい。
僕は、友達と話そうと思う。みんなも、家族や、友達、彼氏彼女と、話してみて。
「優しさって…何?」
#優しさ
私の心を置き去りにして
先まわりに
決めつけるのはやめてよ
お前の為だとか
お前はこうだからとか
私でさえわからない私を
あなたは何故
わかったように語れるのだろう
あなたはそれを
優しさだという
優しさって自己満足の代償ですか
私の欲しい優しさは
はるか先で手招きするより
付かず離れず寄り添って
振り返ればそばにいる…
そんな時間を共に得られること
あなたにあげれなかった
私からの優しさ
あなたに気がついてもらえることも
できなくて
ごめんね
目指す先の景色が
そもそも違っていたんだろうね。
学校でうさぎを飼っていまして
私は良くお世話をさせて頂いているのですが
すごく落ち込んでいる日
うさぎが
ちろちろちろ と
指先を舐めてくれた時に
涙が出ました
きっと何も知らない君へ
ありがとうとなりました
優しさ
「優しい人が好きだ」と君は笑う。
それは“自分にとって”優しい人ってことだろう?
これに気づくまでに、随分と時間をかけてしまった。
君にとって優しい彼は、僕に優しいわけではないんだけどな。
でもまぁ。君はそれで満足なんだろう。
「何でそんな事言うの?」
私はクラスメートの高瀬に言い放った。
高瀬が私に対して余計な事するなと言ったから。
友達が町田くんのこと好きだから、町田くんの好きなタイプを聞き出そうとしただけなのに。
「やめとけって。そんなの、聞いた所で、好みじゃなかったらどうすんだよ?本人が聞くならまだしも、お前部外者じゃん」
「ちゃんと、優子には町田くんに聞いていいって言ったよ。いいよっていってたもん」
高瀬のトゲのある言葉に思わずムキになってしまう私。
せっかく友達の恋愛に協力しようとしてるのに、何でこんな風に否定されるのか分らない。
「本当にやめとけって、分からないやつだな」
イライラした口調になる高瀬。
「高瀬に聞いた私が馬鹿だった!もういいっ」
「あ、おいっ・・・」
私は高瀬の言葉を振り切り、町田くんのクラスへ向かう。
丁度お昼休み。
他クラスで、人数もまばらだ。
「あ、菜由!」
知り合いを見つけて、声を掛ける。
「おー、楓、どうしたの?」
菜由が笑顔で駆け寄ってくる。
「町田くん、いない?」
「町田くん?あー、今いないよぉ」
にやにやして話す菜由。
「最近同じクラスの井川さんと付き合い初めて、多分どっかで2人でご飯じゃないかなぁ?」
菜由の言葉に、私の顔から血の気がサーッと引いた。
「えっ、彼女、出来たの?町田くん」
「うん、最近ね、ラブラブだよ♪」
私はフラフラと、ありがと、、、とクラスを離れると、自分のクラスへと戻る。
私のクラスの扉の所に高瀬がもたれて待っていた。
「言ったろ?やめとけって」
「うん・・・余計な事しなきゃ良かった・・・優子に何て言ったらいいんだろ・・・」
あんなに嬉しそうに毎日町田くんの話を聞かされていたのに。
こんな残酷な現実をつきつけなきゃいけないなんて・・・。
私の涙目になる目を見て、高瀬は、私の肩を軽く叩いた。
「言わなくても良いんじゃないか?いずれ分かるだろうし。言うか言わないかは楓次第だけど」
「うん・・・余計悩みが増えてしまったよ・・・高瀬は知ってたんだね?このこと・・・」
「まぁ・・・町田は、同じサッカー部で、彼女の話してたからな」
そっか・・・
私を止めたのは、高瀬なりの優しさだったんだ・・・
「ありがと、止めてくれて、なのにごめんね、突っ走っちゃって」
私は絶望的な気持ちで謝る。
「楓らしいじゃん。人の為に頑張る所。でも、これにこりたら、恋愛の事に首を突っ込むなよ」
高瀬は優しい笑みで言う。
ううー。本当に私は馬鹿だった、でも聞いてしまったことはどうにもならない。
私は優子にどう告げようか悩みながら、高瀬に向かって神妙に頷いたのだった。
「優しさ」
不安な時
どうしようもない気持ちになる
あなたは見えないけれど
君の一言に
はっとする
ショコラ
人の優しさってさ
ふいに表れるものなんだよ
優先席でさり気なく
席を譲れるとかさ
トイレットペーパーなくなりそうなら
替えをよういするとかさ
腰痛持ちの母親の
買い物袋を持ってくれたりとかさ
気持ちよく挨拶してくれるとか
見返りを求めていない顔してるよね
そういう優しい人は大抵
そういう風になれるといいよね
「優しさ」
愛しい存在を
優しさで包み込んできたつもり
だけどよくよく思い出すと
自分を守るために
発射した武器
ホンモノは
欠片も持ち合わせてないことに
気がついた
お題:【優しさ】
『▒▒▒▒』
三葉虫のような姿をした羽虫はこちらを振り返った後、顔を歪めるように微笑む。
歩み寄り、脚を伸ばして、私の頭へと抑えるように触れる。
数秒の空白、羽虫の脚は右へ左へと揺れ動き、羽虫はそれで満足したのか、一言『▒▒▒▒▒』と鳴いて玄関から出ていった。
それを冷めた目で見送っていると、背後からもう一匹の羽虫が鳴く声が聞こえてくる。
そちらを振り向けば、羽虫がテーブルの上、更に詳しく言うなら私の座る席がある場所へと、出来たてなのであろう料理を運んでいた。
『▒▒▒▒▒▒▒▒』
羽虫の言うことは無視して、運ばれてきた料理の中身を見る。
その内の一つに私の苦手な野菜が入っていて、羽虫を責めるように見つめれば、何らかの意味が込められた鳴き声と共にたじろぐ。
……容姿は完全に化け物なのに、こんな風に振る舞われると少し申し訳なくなる。
化け物は化け物らしく、常にその心であって欲しいものだ。
じゃないと、理解するのも難しい。
"優しさ"
早朝の散歩中、獣医にばったり会った。
その時に「時々、口を開くだけで鳴かない時がある」と聞いてみた。
最近、口を開くだけで鳴かない事が出てきた。けど食欲はいつも通りで排泄物にも異常無しなので、体調不良では無いとは思っているが、それでも心配だった。調べようにも、どうやって調べれば良いか分からず、困っていた。
そこまで話すと獣医は頷き、「それは「サイレントにゃー」っていうやつです」と言われた。
獣医が言うには、子猫が母猫に甘える時に使う鳴き声で、信頼できる相手のみにやる行動の一つだそう。
へぇー、と聞いていると「優しい飼い主に育てられている証拠です」と言われた。
帰宅後単語で調べてみると、獣医が言った通りの文言が並んでいた。
俺、一日の全体を見ると結構放ったらかしにしてるのに……。
けどハナが、俺を母猫のように思って甘えてくれているという事実があるわけで……。
俺はハナにとって《優しい飼い主》で《信頼できる人》なのだと思うと、なんとも言えない感情が湧いてきて、ハナへの愛おしさに思わず水を飲むハナの背中を撫でた。
あなたの嘘は分かり易い
お墓の前で
しゃがみ込んで泣きじゃくった
「馬鹿ね…
何処かで生きてるから大丈夫って
わたしに思わせていたかったんでしょう?」
あなたの優しさは、嘘が下手
見破れなかったことは一度もない
「側に居させて欲しかった」
文句の一つでも言わなきゃ
生きていけない
それほど、愛していた
#優しさ
おばあちゃん、お相撲より
スプーンおばさんが見たいよう。
5;55夕方の、優しさ。
たった、5分で喜んでいた僕。
おばあちゃんの優しさと
孫の優しさ。
喧嘩しない優しさ。
僕は、こう育ってきた。
大人を悲しませないよう遠慮も覚えたが
子供は子供らしく、
育った方がいい。
大人になると、いやがおうでも
悲しみは増す
僕はずっといる
それが、僕なりの優しさ
HAW PRETTY
YOUR CUTE
COOL
aer you happy?
優しさ
分かってる
いちいち言うなよ
うるさいよ
その度に
君はとても悲しそうだった
自己中
傲慢
思い上がり
そんな繰り返しで
君はいなくなった
サイテーだ
サイテーを繰り返し
今生きるのが苦しい
この苦しさを憂いた君の
優しさと
君は
もういない
求めるも与えるも、所詮エゴ…
って思う私は優しくないね
#優しさ