『優しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の優しさに救われて
君の優しさに生かされて
君の優しさに溺れている
こんな僕に
君はまた
こんなにも優しい瞳を向けるんだ
あなたにとって都合の良い行動が優しさってわけじゃない。お菓子で人は生きてけないのよ。
私のクラスには、すこし変わった男子がいた。
名前は、たしか杉田(スギタ)くん。
誰とも関係を持たずに、ずっとひとりでいる。
まるで、一匹狼のようだ。
そして、最近彼からの視線をやけに感じる。
わ、私の顔に何か着いているのかな…?
はぁ、それより、今日はやけに頭が痛い…
「莉央(リオ)ー!体育一緒に行こー!」
仲の良い友達から誘いを受け、「うん」と言って席を立った。
あー、今日ちょっと体調が優れないかも…
寝不足かな…
まぁ、成績を上げるためなら、少々無理をして体育出るか…
「じゃあ、グラウンド5周自分のペースで走れー」
あぁ、もう最悪だ。
こういう時に限って、こう言う辛い内容だ…
「莉央ー!一緒に走ろー?」
「あー、ごめん、私足怪我してて、先行ってて!ゆっくり行くから!」
そう断って、ゆっくり走る。
あー、本当に痛い…
休むべきか…?
どっちにするか迷っている時、後ろから声をかけられた。
「おい、ちょっと。」
私を呼んだのは杉田くんで、グイッと腕を引っ張られた。
「えっ!」
連れてこられたのは、校舎の日陰になる場所。
「ほら。これ。羽織っとけ。」
杉田くんは着ていたジャージを脱ぎ、私に渡してくれた。
「えっ、でも…」
「お前、体調悪いんだろ。安静にしとけよ。」
ひょいっと背中を向けてしまった杉田くん。
ドキッ
「えっと、ありがとう…」
杉田くんって、少し、不器用なのかもしれないな
私は、彼の事をもっと知りたいと思った。
《優しさ》
優しさってなんだろう。
友達がペンを貸してくれた。優しい。
親が私の事心配してくれた。優しい。
猫が私に対して甘えてきた。優しい。
人によって優しいと感じることは違うよね。自分のことを肯定してくれることが優しいと感じる人もいるし、自分を叱ってくれることが優しいと感じる人もいる。不思議だなぁ。
『優しさ』
彼は、いつも誰かに囲まれていた。
オレの隣に居なくとも、彼には沢山の居場所が用意されていた。それでも、彼はオレの隣を選んでくれた。
嬉しかった。
初めてあった時から、一目惚れをしていたから。
だけど、この思いは伝えられなかった。
彼は、男にトラウマがあったから。性的に見られることを、拒んでいたから。
伝えたら最後、オレと彼、お互いのためと言って距離を置かれるのがオチ。
それが、彼の優しさだから。
拒絶はされないだろう。でも、もう元の関係には戻れなくなる。
そんなのは、嫌だった。
彼はきっと、オレの抱いている感情に気づいている。
それでも何も言ってこないのは彼の優しさだろう。
いっそ拒絶してくれれば、この感情を捨てることが出来るのに。
彼の優しさは、オレにとって酷く残酷なものに映った。
優しさ
見えない皆様の優しさに
感謝します
わたしの拙い文章を
見てくれて。
ありがとうございます
これからも皆さんの
優しさを感じながら
文章を書いていけたら
と思ってます
よろしくおねがいします
「貴方は私には優し過ぎたの。だから……もう、お終い」
そう言って彼女は、小さなキャリーケース一つでこの部屋から出ていってしまった。
部屋の隅の観葉植物も、壁に貼られたポスターも、棚に並べられた本も全て昨日のままなのに、部屋は広く空っぽに思えた。
閉じられた扉の前で僕はただ呆然と立ち尽くすことしかできなかった。
彼女を追いかけることも、泣くことも怒ることもなく。
ただぼんやりと扉を眺めていた。
僕と彼女が半ば同棲のような形になったのは去年の冬だ。
寒い公園で一人で泣きじゃくる彼女は、ただひたすらに孤独で儚かった。
今にもこの世界から消えてしまいそうで、僕は彼女を放ってはおけなかった。
彼女は僕が思っていたよりもずうっと逞しく、気高かった。僕にできたのは彼女のそばにいるだけだったのに、彼女はほとんど一人で立ち上がってしまった。
今にして思えば、あの頃から僕は真に彼女の心には寄り添うことが出来なかったのだ。
これ以上彼女に近づいて、彼女が傷ついてしまうことを僕は恐れていた。
泣き止んだ彼女は笑ってくれたけど、その笑顔は酷く寂しそうだった。
だからこの日が来ることも本当はわかっていた。
僕は優しくなんてなかった。
『優しさ』
救われるのも優しさなら、
辛くなるのも同じ優しさ。
感情によって感じ方も捉え方も変われば
優しさは、時として刃にもなる。
それでも、優しくしたいと思うのは、
助けたいって気持ちがあるから。
優しくされて辛くなるのは、
その優しさに傷付くから。
そして、その傷を癒すのもまた、
優しさなのだとしたら
やっぱり、優しくありたいと思う。
自分にも、誰かにも、優しく出来たらいいなぁ。
#__優しさ__
【優しさ】
優しさとは難しい。
ただ肯定の優しい言葉をかけるだけでは優しいとは言えない。
道を間違えたときには叱る。それが真の優しさだ。
嘘にも悪い嘘と優しい嘘がある。悪い嘘は他人のせいにすること。優しい嘘は相手のためを思って嘘をつくこと。
だが、その優しい嘘は本当に相手のためを思っての嘘かは自分では分からない。それは真実を教えないということでもあるからだ。
優しさには基準も何もない。だからこそ優しさは難しい。
優しいには沢山の種類があると思います。
例えば褒められるのが好きだから優しくする。
断れないから争いたくないから優しくする。
以外にもあの時助けておけば、声をかければ、後悔したくないから優しくするという人
様々な感情から現れる優しいがあると思います
私個人が思う優しいは誰かが困っている時、助けを求められた時、自然に手を差し伸べられることだと思います。
自分の感情やエゴに関係なく。
でも理想論に過ぎないし、難しいことだと思います。
暴言を浴びせるような人を傷つける行為でなければ、優しさは誰かを幸せに、あたたかい気持ちにできると思います。
優しさとは、自己満足である。
優しさとは見返りを求めないもの、というのは間違いで、そもそも見返りなどないもの。自己満足のためにしたことなのだから、本来お礼などいらない。
それでもお礼をするのなら、それも自己満足である。
自分がされたら嬉しいから、人に優しくして、
自分がされたら嬉しいから、してもらったことにお礼を言うのか。
なら、人に優しくして貰えない人は、人に優しくなんてできないし、お礼も言って貰えない人は、お礼を言うことは出来なくなる。
優しさとは、もっとシンプルだ。
自分がしたいからする。
それがたとえ誰かの迷惑になったとしても、自分の体が自然と動くなら、それが正義だ。
そして、その優しさや正義が、相手の心に触れたとき。相手は優しさを感じる。
優しさは受け取る者にしか分からない。
人に優しくするというのは、本来不可能なことなのだ。
優しさ
彼は、陽だまりのような優しさを持つ暖かい人だった。
優しさ
委員会活動で感じたこと。
2個上の先輩の代は後輩にも満遍なく仕事を与えたので大変だった。キツイなぁと思うこともあった。
1個上の先輩の代は先輩だけで仕事を済まるので仕事がほぼなかった。
活動時は一個上の先輩の代は、なんでもやっていたのですごいなと思っていた。
わたしの代になった時。仕事をほとんど知らずに最高学年になってしまった。過去資料をあさりながら仕事内容を把握する。その時、実感した。
本当にすごいのは2個上の先輩の仕事を独り占めしないことであり、それを割り振る能力であると。
そして好きな小説にでてきた台詞が印象に残っている。
「上に立つ人材とは、ある程度仕事を把握し、状況を理解して動けるもののことを指す。
長じて上司とは、疎まれつつも『組織や生活を良くするための仕事を作る』側の人間でなければならないのだ。
その作った仕事を人に任せて動かすのが、本来の上役の役目なのである。でないと、例えばイースティリア一人が倒
れるだけで、あらゆる業務が滞ることになってしまう。」
「使う、ってのはな、命じるのが上手いってことだよ。でもな、命じられたことをただやる、で済むのは、下の人間だけだ。逆に使う側………人の上に立つ人間を育てられなきゃ、いずれ国が沈む」
周りに仕事を与えず自分だけでやったほうが断然楽だし、周りに好かれやすい。でも仕事を与え、後継するときやりやすくすることの方が断然大事で先輩から後輩への『優しさ』なのではないだろうか…
『優しさでできている』
今朝、テーブルに醤油をこぼした 目玉焼きに笑われて 萎れたほうれん草のような気分 潤い求めてどこいこう 広い公園の片隅でサックス吹きのロングトーン 足元では露草が揺れている とある人に日光浴を勧められ、只ぼーっとしてみる 頭の荷物を捨ててみる あたまの白くて固いとこ 白玉団子になっていく
なんでもない日の優しさが朝日といっしょに降り注ぐ
ー優しさー
自分に優しさなんていらない。そう思ってた。
でも君が私に優しくするから好きになってしまったんだ。君が○んだあの日。私から優しさなんて消えた。
ーキリトリー
よくわかんなくてこうなりました。
2023/1/27
料理には愛を
バファリンの半分には優しさを
猫には癒やしを
求める所存にございます
『優しさ』
テレビをつける
賢そうな人がなんか言ってる
『外来生物をペットとして飼った人が、面倒をみきれなくなって外に逃がしたのが原因です』
「自分のペットを捨てるなんてサイテー」
チャンネルを変える
優しそうな人がなんか言ってる
『この子は幼い頃に群れからはぐれたんです、怪我が治れば自然にかえしてあげるのがこの子の為だと信じています』
「っ自然にかえっても元気でなぁ……!」
テレビを消す
何処にでもいそうな自分が画面に写ってる
「……誰か養ってくんねぇかなー」
──アーホー アーホー
烏がうるさい夕暮れ時の話である
「優しさ」
人の優しさに触れると
心が仄かに灯って、
その暖かさを忘れないように
僕も優しさを与え続ける。
優しさ
優しい人が好かれると知った13歳の頃
私は優しい人になりたいと思った
出来る限り人に優しく接した
困っている人がいれば助けた
どんな人でも沢山いいところを見つけて褒めた
相手が優しさで満たされて幸せになってほしいと
心から思うようになった
「君は優しいね」
そう言われるようになった
友達も彼氏も出来た
そうやってずっと優しさを忘れないように
生きていれば幸せになれると思っていた私の隣には
今、誰もいない
友人は私を都合のいい時だけ呼ぶようになった
彼氏は私の親友と浮気していた
男友達は酔って私を襲った
旅行に一緒に行った友人に貸した数万円は返ってこない
どうしてだろう
私の優しさは偽物だったのだろうか
優しさには程度があるのだろうか
そもそも優しさなんて誰にもあげなくてよかったのか
もう私にはわからない
過干渉したつもりもない
ただ、応援したり励ましたり、自分がしてほしいことを
していただけだった
喜んで欲しかった
大好きな人たちを幸せにしたかった
「君といると幸せだよ」
そう言ってくれた人たちは
私から全てを奪って置いて行ってしまった
「久しぶりに相談に乗ってほしいなあ」
そんなことを言われても
私はもうしばらく
ボロボロになった自分に注ぐためのジョウロしか
持つことができない
『優しさ』
何も言わずに側にいて
くれるだけでいい