『優しくしないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お願いだから
優しくしないで
君がいなくなった時
寂しくなってしまうから
でも
今も寂しいんだ
ねぇ
どうすればいいの
お題『優しくしないで』
枯れ果てた。
倒れてしまいそうだった。
臓器という鉛を抱えた重苦しい身体。
耳に入る全ての音が憎らしく思えた。
涙の流し方と人への助けの求め方を忘れ、行き場のない何かが私の中で堆積する日々の果て。
疲労、疲弊とは、違う。
目の前に漠然と広がる黒色が、私に諦めろと言っているのだ。かといって抗う希望も気力も残されておらず、ただされるがままに蝕まれている。
誰ともすれ違わないコンクリートは酷く冷たい。
堕ちた。沈み尽きた。
もう全部無くなってしまえばいいのに。
そう、心から願うように思った。
その瞬間だった。風が吹いた。
優しくて、包み込むような、心地よい追い風だった。
枝毛だらけの髪がさらりと靡く。背中を押されて、自然と歩く速度が上がる。
足元の花が揺れて、彩色のなかった世界にほんのりと色が付いた。
気が付けば、息を大きく吸い込んでいた。大きく、大きく。そして、そこで私は初めて嗚咽を吐いた。
優しくしないで
僕のトナリには黄昏れた美紀がいた。
そっと手で頬に触れる。少し温もりが伝わる。
美紀はこっちを向かなかったけど、視線も真っすぐのままだったけど、意識が向いたのはわかった。
いつもよりも輝いている目は、きっと涙を流した名残りだろう。
何も言わないけど、僕は微笑む。
美紀は見ないけど、僕は思う。
今日もきっと僕はトナリにいるだけでいい。
喋ることはしないし、抱きしめることもしない。
一人じゃないって美紀が知ってる事が大事なんだ。
もう温もりも冷めた手で僕は自分の頬に触れた。
顔が温かいのか、手が冷たいのかわからなかった。
優しくしないで
せっかく別れる決心したのに。
今どき不倫なんて
珍しくないけど。
お願いよ、優しくしないで。
私は私の道を行く。
さよなら。
あれ.涙が出てこない。
いつの間にか成長したんだね。
優しくされるとその人のことを好きになりやすくなってしまう
失恋してると尚更好きになってしまう
だから優しくしないで欲しい
私を困らせないで
誰だって お前のことが 嫌いだと 自分が一番 よく知っている
お題「優しくしないで」
嫌い
大嫌いのはずなのに
ちょっと褒めてくれると
ちょっと手伝ってくれると
すぐ落ちる
あぁ、この子いい子だ
って
ちょろい
わかってるけど落ちちゃうんだ
だから
優しくしないで
日頃から自分のちょろさを自覚するのですがなかなか治らないですね。どれだけ、この子苦手であんまり話したくないなぁって思っていてもいざ落とし物をしろってくれたり助けてくれると・:*+.\(( °ω° ))/.:+って、この子いい子だ!!ってなるんです。ちょろいですね…
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。今日のお題は『優しくしないで』でした。
「優しくしないで」
少女漫画の中でしか聞いたことのないようなセリフ。
私の周りでそんなセリフを吐いた人に出会ったことがない。
みんな優しさに飢えている。
嘘や誤魔化しでもころっと騙されてしまうほどに、飢えているのだ。
好きな人に優しくされたい。
寂しさを埋め合わせたい。
傷ついた心や身体を癒したい。
いろんな理由で人は優しさを求める。
その優しさには、確かに力がある。たとえ取り繕った優しさでも。乾いたおしぼりを必死に搾り出したようなたった一滴の優しさでも。
今日も私は精一杯に寄り添う。
「あなたが喜んでくれるなら、私も嬉しい」
そして彼は言った。
「むりしなくていいよ」
驚いて彼を見ると、ふと視線を逸らされた。不機嫌な横顔。
全身で、もう優しくするな、と言っていた。
『優しくしないで』
優しくしないで、なんて言わない。
甘えてると言われてもやっぱり優しいのがいい。
優しさだけが全てではないけど、、、
優しくしてくれてありがとう。
優しい世界ありがとう。
優しくしないで、なんて言ってみたいもんだ
誰かが優しくしてくれないと言えないセリフ
優しくされたいよ
そっと心に寄り添ってくれる人がいたらいいのになあ
ねえ、誰か優しくして
片思い
好きじゃないだったら優しくしないで。
彼女
私以外に優しくしないで。
「優しくしないで」
無いの
私には何も無いの
あなたのその行動に
返せるだけのものを持っていないの
申し訳ないの
返さなくていいだなんて
そんな訳にも行かないの
あなたのことが好きだから
何もいらないよ
返さなくっていいからね
僕の行動は
僕がしたいからしているんだ
君は喜んでくれる
申し訳ないと言っているが
喜んではくれる
それが嬉しいんだ
優しくしないで、いつか思い出して切なくなるから。
優しくしないで、いつも泣くのはわたしの方だから。
それでも静かにそこにいてほしい。
僕にそんなに優しくしないでよ。
その優しさに触れるたびに痛いんだ。
苦しんだ。辛いんだ。
涙が溢れて止まらなくなってしまうんだ。
君の優しさに触れる度に苦しくて辛いんだ。
君は、僕のために無理をしてしるんじゃないの?
無理に優しくしてるんじゃないの?
だったらもいいよ。
僕にその優しさは似合わないから。
だからもう、優しくしないでくれよ......。
私にかまわないで
信用してしまうから
私に優しくしないで
頼ってしまうから、依存してしまうから
優しくしないで
もう君の暖かい所を近づけないで
私は今までその温もりに、
狂わされてきたんです。
でも私はそんな君に、傷をつけた。
離れて正解だった。
私なんて死んで正解だ。
そんな事を永遠と考えてしまう、
全て君の優しさのせいだ。
優しくしないで
私成長したから
でも辛い時は
そばにいさせてね
詩『腐りかけの乙女』
(裏テーマ・優しくしないで)
キム・スヒョンさまーって夢中だった老婆が、ある日からヴィランズの魔女になる。
て、ファンタジーの世界じゃなくて現実ね。
もう50才を過ぎて、老後とか年金とか持病のはなしばかり会う友達としてた。私はもう恋愛もずっとしていない。
これでも若い頃はイケイケでけっこうモテた。
親の介護をしだして恋は忘れた。
独身の行き遅れのババア。
数年前に両親も亡くなったけれど、私の心は勘違いしててまだ若いらしくクソジジイたちは気持ち悪い。かと言って若い人が私を好きになる可能性がないことは分かる。だからすべてを諦めて、涙の女王のキム・スヒョン様に今は夢中だったのです。
そうなのです。
諦めても恋はしたいのです。
ババアでも腐りかけでも恋心はあります。
先日、バイト先の上司が移動になり若い正社員の男性がやってきたのですが、なんと知っいる人でした。
母が利用してたデイサービスのスタッフで当時はまだ20代前半?で青年でした。でも熱心で優しくて、私と話が合うのか合わせてくれていたのか分かりませんが会うと会話がいつも盛り上がって介護の辛さを少しだけ忘れられました。
その後に実は転職され結婚もされていて、今回移動でこの町に戻ってきたようでした。
十年以上も歳月は過ぎているのにずっと友達だったように会話がスムーズにできた。
彼は初めて来た慣れない職場で私を頼ってくれるようになっていきました。
昼休みは一緒に食べることも増えた。
ある日、ぽつりと離婚の話を聞いた。
奥さんからそんな話をされているようでした。
実は今度の休みに二人でデートです。
彼の友達に赤ちゃんが生まれたので、お祝いを買いたいからと一緒にお店に行ってアドバイスすることになったのです。ドキドキしてる。
あ、奥さんは仕事だと言ってた。
20才くらい若い男を妻から奪う熟女?って、口に出してみるとドラマっぽくてすごい。でも私だからヒロインじゃなくて、悪役だね。白雪姫なら老婆に化けた魔女だ。
妄想は終わり。
叶わない恋。こい?…恋なのかな?
でも、デートの日、シャワーを浴びて、高いシャンプーの試供品を使用して、髪のセットも久しぶりに本気を出して、化粧も明るい窓辺に移動して真剣になって、洋服選びも若い頃に着ていたものまで出して気づけば2時間くらいファッションショーしてる。
私、乙女だわ。
「待たせた? ごめんねー」
そう言って手を振ると急にその手が恥ずかしくなりぎこちなくなる。
「いや、ぜんぜん。それより今日はすみません、せっかくのお休みに僕の用事に付き合ってもらって」
そう言って笑う顔はかなりカッコいい。
私は舞い上がって駐車場の車止めに躓いてコケそうになった。するとサッと私の手をつかんで次に背中を支えて助けてくれた。
「すみません、もうおばあちゃんだから足腰が弱くて」
私は変なハイテンションで変なことを言ってしまったら、
「おばあちゃんなんて冗談でも言わないで下さい。僕の綺麗だと思うものを否定されたら本気で怒りますよ」
彼にそう言われた。
心の中で、優しくしないでってつぶやいた。
これは本気になる、やばいやつだ。
ってか、こいつは恋愛詐欺師で私は被害者って関係になるのかなぁってことまで考えた。
腐りかけの乙女の恋心は、高層ビルの屋上のふちでダンスを踊り始めた。
あなたの優しさに
きっと私は応えられない
*優しくしないで*
『優しくしないで』
何度も言いかけた
今まで
何度も何度も何度も…
でも今、君を失うほうが怖い
いつか終わりが来るなら…
今がいいって君が言うなら…
ってズルくない?
それでも
君は私にとって唯一
優しくしてくれる人
私はずっと優しい子でいないといけなくて
でもみんなにとって
されればされるほど
優しさは慣れてしまう
薄れてしまう
だからもっと優しくしなければならない
負のループ
人に優しい分自分には厳しい
優しい子になんてなるんじゃなかった…
いつかがくるまでさ
それまではさ
君だけは私に優しくして!
もう『優しくしないで!』って私が言う
言えるようになるその日まで…
あとね…
君は欲張りだよw
ずーっとそこに大切なものがあると思っていたら
大間違いだよw
私は…いつか旅立つよ
君の前から「ポン」ってね
跡形もなく、何の前兆もなく…
その時
君は後悔するのかな?
肩の荷がおりるだけかな?
後悔させたいなー