『優しくしないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いくらでもきみからはわたしがほしい言葉があふれてきて、それが見事なくらいにたのしくって、それをすぐそばで共有できるひとでありたかった、さくらをみつけてあっ春だっ、て認識するみたいにわたしの中でやわらかくありふれたものであってほしかった
好きじゃないなら、
私に優しくしないでよ。
冷たくしてほしいわけじゃない。
でも、優しくしてほしい訳でもないの。
我儘かもしれない、けどあなたに優しくされるたび心の何処かから崩れて、あるはずも無い希望を抱いてしまうから。
諦めたいけど、諦めれない。
こんな恋辞めてしまいたい。
きっと貴方が私を拒否すれば諦められる、だから、好きと伝えることにする事にするよ.
「好きです。ずっと前から好きです。」
涙をこらえて言う私。同性なのに、、何でそんなに笑顔なの?
「よろしくお願いします」
えっ?何で?叶わないはずだったのに叶っちゃた、、えっ??
それから6年経った今、私の隣で指輪を大事そうに握って寝てるのは、私に、恋を教えてくれた人です。
「同性愛」「両想い」
「恋している人頑張れ!!!」
自己肯定感が 低いの ワタシ。
卑屈なのよ。
偉そうに言うことじゃないけど。
だからさ そんな風にしないでくれる?
あなたを疑うことしかできなくなる。
#優しくしないで
『優しくしないで』
これ以上優しくしないで
いつもみたいに、殴って、蹴って、突き飛ばしてよ
貴方から逃げたいのに
優しくされるから
逃げられないの
「優しくしないで」
優しくしないで……。
お願いだから、優しくしないで。
苦しくて苦しくて、もうどうしようもなかった時、あなたの優しさに救われた。
だけど、今はその優しさが私を苦しめるの。
あなたの優しさに触れるたびに痛くて痛くて、苦しくて辛くてどうしようもなくなる。
「君なら大丈夫だよ。きっとできる」
そうかな。私にできるかな?
「これまでだってそうだったじゃないか。僕は君のことを見ていたよ」
そうだね、見てくれていたね。ありがとう。
「すごい!この前より上達してる!」
してないよ。あなたの言うとおりに治しただけだよ。
「泣かないで。君は笑顔が似合うよ」
そんなこと、あなたしか言ってくれないよ。
「どうしたの?辛いの?こっちおいで」
辛い。あなたの優しさが、辛い。
あぁ、あなたのことが好きだ。
あなたの優しさが、あなたの声が、あなたの匂いが、あなたの温もりが、あなたという存在が、好きだ。
“好き”って、“恋”って楽しいものだと思ってた。
でも実際はただただ辛いだけ。
あぁ、こんな感情知らなければよかった。
あなたが私に優しくするたびに、私の心は熱く燃え上がる。
燃え上がれば燃え上がるほど痛くて、苦しい。
だって、だって……。
私は、
人間じゃないから。
「もうやめてくれ。もうこれ以上、俺を惨めな気持ちにさせないでくれ」
三上は嗚咽で胸の奥がぐっと痛くなるのを堪えながら言葉を絞り出した。
目の前には、三上が昔ひどく傷つけた相手の慈愛に満ちた表情がある。佳澄はその表情のまま、何も言わない。
こいつの「普通」を奪ったのは俺なのに――
それなのに。佳澄はまるで壊れ物を扱うかのように優しく丁寧に三上に触れるのだ。
三上の犯した罪を、その大きな手でまるごと包み込むかのように。
ひどく乱暴にしてくれれば、こんな苦しい思いもしなくて済むのに……。
佳澄は、三上の左頬を流れる涙を親指でゆっくりと拭った。
「やさしく…しないでくれっ、お願いだから……」
また裏切るんだから
もう優しいフリしなくていいよ。
生まれ変わったら違う時代で
こいつらと二度と消滅するまで
ちっさいの関わりもなく出会いもしませんように。
泳がして恨まないだけ「幸」と思え。
平和ボケの
人を蹴落とすためにだけ命かける
悪魔に身売りして子供まで巻き込む
もはや慣れない妖怪。
可哀想に勘違いして悲しい人よ。
1度高野山に登れ。
清めて人生振り返ってください。
今までそんなに
優しくされたことないよ
慣れてないから戸惑うよ
お姫様扱いなんて
ないない
モテない女の代表だよ
あなただけだよ
わたしを特別扱いするのは
そんなに優しくしないで
わたしにそんな価値ないよ
応え方が分からないよ
わたしの方が大好きなんだよ
なんだこの幸せは
「優しくしないで」
こう言われたら、優しいと思われていると、思ってもいいのでしょうか。
それとも、優しくないと、思われてもいるのでしょうか。
どちらにせよ、こんなふうに言うあなたを、柔らかく包んでさしあげたい。
やって来たばかりの春風のように。
これ以上気持ちが大きくならないように、
他の子と同じように軽く冷たくあしらってほしいのに
自惚れなんかじゃなく私だけにはこれ以上ないくらいに優しいから
これ以上本気で好きになる前に、どうか
(優しくしないで)
優しくしないで、、他人に優しくされると
なぜか自分が情けなくて惨めに感じちゃうから。
でも、自分は他人に優しくしたいと思う。
…なんでだろうね
優しくしないで
ちょっとぶっきらぼうに笑って話すのは馴染んでる証拠。
だからそんなに優しいばかりだと距離を感じてしまうよ。
その価値がないと言われても、
値札をつけるのはあなたではなく私なのだが、
あなたはひどく不服そうな顔で、
あるいはひどく傷ついたような顔でいる。
#優しくしないで
優しくされても嬉しくない。
優しくされなくても心は変わらず
君は、あれから新しい別れを恐れている。
僕は、君の心の扉を抱えている
優しさのあまりにその先が怖くなり
気づけば優しさがなくなり
いつしか誰もが口にしてまう。
優しくしないでと…
優しくしないで
優しくはない
ただ上手く扱いたいだけだよ
あなたの為にはならない
でも私の為にはなる
あなたの為にだけなら
私は何もしない
私とあなたの為になら
優しくしないでもない
適度な距離
ある程度の妥協
それがあなたの為になったとしても
それはそれで
私には私の都合ってものがある
私の為に
あなたに優しくするわけで
あなたの為に
私が優しくするわけじゃない
勘違いしないでもらいたいものだね
「優しくしないで」
傷付けないための優しさは
真綿の足枷
柔らかくてその気になったら何時でも外せる
それを分かってて
外せないのを分かってて
枷が私を沼の底に引きずり込む
どんどん重くなる
色んなものを取り込んで沈んでいく
『優しくしないで』
親友がいなくなった。
色んな事を溜め込んで、
風船みたいに破裂したんだ。
私は、気付けなかった。
相談してくれていたら、
力になれたはずなのに。
親友ことを嫌いになった。
私を独りぼっちにしたから。
帰り道で親友の遺書を読んだ。
雨は私の声をかき消すほど、
一緒に泣いてくれている。
【優しくしないで】#2
私はきっと、誰から見ても幸せな人生を送ることができていると思う。
優しい両親に恵まれ、たくさんの経験をさせて貰えた。
両親にはとても感謝している。
でも、優しくされればされるほど。
いろんな経験をすればするほど。
生きにくくなっていくように感じた。
両親に返さなければいけない。
この恩を結果で返さなければいけない。
そんなふうに思うようになってしまった。
両親はそんなこと望んでいないかもしれない。
それでも、両親の期待に応えなければならない。
いつしかそんな重荷を背負っていた。
勝手に背負って、勝手に耐えられなくなっている。
なんとも滑稽なものだ。
今でも私は、本当に進みたい道を両親に言い出せずにいる。
ただ臆病なだけだということはわかっているが、重い荷物が邪魔をして上手く言い出せない。
こんな気持ちを抱えて、苦しくてたまらなくなるくらいなら…。
もうこれ以上、優しくしないで。
優しくしないで
わたしはあなたがきらい。
その顔も仕草も態度も声も何もかもがきらい。
あなたはわたしを好いていると言うけれど、あなたの好きは重さのないものなんでしょう。
あなたの好きと、私の好きでは重さが違うのよ。
聖人だなんだと言われるあなたには、きっと理解ができないわ。俗物のわたしの言葉なんて、きっと。
分かったのなら、早くわたしの前から立ち去って。慰めなんていらないの。涙を拭ってほしくもないの。抱きしめてほしくも、ないのよ。
わたしはあなたがきらいなんだもの。
《優しくしないで》
彼は優しい。
泣いてる子供から困っているお年寄りまで、老若男女問わず誰にでも優しい。
その優しさは多くの人に向けられているもの。
決して特定の誰かのために向けられたものではない。
「はい、これ」
「何?」
「週末法事に行ったから、お土産」
笑顔で渡された包みを開けると、前にネットでバズってたお菓子が出て来た。
通販はやっていなくて、そのお店でしか買えないもの。
近くにその店の支店はなく、買いに行くにも少し遠くて諦めてたのに。
「なんで……」
「こないだ食べたいって言ってたでしょ。ちょうど斎場から近かったから」
だからと言って、わざわざ買ってくるか?
……買ってくるな、この人なら。
それが単なる友達でしかない相手のためであっても。
いや、それとも、その程度の苦労は厭わない程度には親しい友達という認識なのかもしれない。
嬉しいけど、嬉しくない。
だって彼のその親切はわたしだけに向けられるものじゃない。
周囲にいる人、みんなに向けられるのと同じもの。
彼の「特別」になりたいと願うわたしにはそんな平等な優しさは少しだけ痛い。
みんなと同じ優しさを向けられるくらいなら、わたしだけ意地悪されたい。
別にマゾなわけじゃない。
ただ「みんなと同じ」なのが辛いだけで。
「あれ? 嬉しくなかった?」
「ううん、嬉しいよ。ありがとう」
「その割にはあまり嬉しそうじゃないよね」
「そんなことないよ」
「そんなことあるって」
ちゃんと笑顔でお礼も言ったのに、彼は全然信じてくれずに思案顔。
心配そうに覗き込まれて途端に鼓動が騒ぎ出す。
「もしかして体調悪い?」
「そんなことないってば」
「だってなんか顔が強張ってるし、顔も少し赤いし。熱でもある?」
「ないよ! ほんとに平気!」
そんなに心配してくれなくていい。
些細な変化になんか気づかずにいてくれていい。
だって、そんな風に優しくされたら、誤解して自惚れちゃいそうで。
きっと他の子にも同じようなことしてるんだろう。
よく知らない子なら、自分に気があるんじゃないかって誤解しちゃうよ。
脈があるって勘違いしちゃうよ。
いっそわたしも勘違いして自惚れられたら良かったのに。
でも、彼の為人をよく知ってるわたしは、そんなおめでたい勘違いはできない。
何度も期待しかけては他の人にも同じように優しいのを見て思い知らされてきたから。
だから、もうやめて。
わたしに優しくしないで。
期待させるくらいなら、冷たく切り捨ててくれた方が、きっとよほど優しい。
「伝わらないな」
「何が?」
「まあ、長期戦は覚悟の上だし、気長にいくよ」
優しい優しいその眼差しに、他とは違う甘さが滲んでいたことをわたしが知るのは、もう少し後のお話。