『何気ないふり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「何気ないふり」
僕の恋心が散った翌日も、
何気ない振りをして笑わなければいけないんだ。
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何気ないふりしてたけど
やっぱり辛かったし
しんどかった。
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Theme:何気ないふり
あなたのそばを通る時ほど、
何気ないふりを意識しすぎて、
思いきりぎこちない動きになる。
きっと、ばれてるんだろうなぁ。
「何気ないふり」
何気ないふり
してないとさ
逃げちゃうじゃん。
かなぴいな
すきなんだもん。
もっと話したい
うざいかな
考えすぎ?
仕事では
まだまだ男性社会の職種で
事情が変化する度転職するが
何気にマウント取ってくる男性社員が
何処にでも一人は居るわけで
とにかく自分が言ったことくらいは
覚えてろよなっ!ということは日常茶飯事
面倒なんで一応何気ないふりして
時々チクッと語気を強めて言ってみたり
あー、そういえば以前女性もマウントとってきたな
自分が一番正しいって
それ、皆が言ってるから
傍から見たら滑稽で
うすら寒い
本当ならもっとやれていたはずだとか、もっとできるやつになれていたかもしれないとか、そんな気持ちを奥に奥に追いやって、できるなんて普通みたいな顔をして、立っているのに疲れても、突っ立ったままで、笑顔で、そのままでいて、それでいいのかと何度も言いながら。
『何気ないふり』
何気ないふりして
君に近づいてみる
離れないでくれる
それだけで嬉しくて
【何気ないふり】
あ!せんぱーい!やっh…おはようございます!
「ねぇ今"やっほ〜"って言おうとした?」
えー笑 気のせいじゃないですか〜?
「私一応先輩なんですけどー」
すいません笑 わざとじゃないんです!
「はいはい、次から気をつけて」
はい!わかりました!( *´꒳`*)
私はこんなふうに学校では憎めないキャラとして
過ごしてる。
先輩も同級生もみんないい人ばかりで温かい…
そんな憎めないやつが
家に帰って1人反省会してるやつなんて思わないだろう
こんな反省会なんて――――
言葉、行動、表情、一つ一つ反省していく…
他の言い方が良かったんじゃないか
あの行動をして良かったのか
あそこで笑った方がよかったんじゃないか
悲しませてないだろうか
無理して付き合わせてないだろうか
なんで…こんな奴なんだろう……
そんな反省会なんてしてるなんて悟られぬように
いつも明るく笑って気さくな人に
苦しいことや悲しいことに縁遠い人に……
決して…悟られぬように…
何気ないふりで
ずっとこの温かいところに居れるよう
演じ続ける。
―――――――温かい場所の冷たい影
何気ないって
意外と大事だよね
何気ない日常
何気ない会話
何気ないもの
それのフリって
難しくて
新しく生み出すのも難しい
だから
私は何気ないフリをして
それを掴み取るのに
苦労してる
笑顔笑顔。
私はいつも明るくて元気な子
大変なお仕事は進んでやるし
疲れた姿は見せない
辛いお仕事もお手の物!
みんなが気づかない仕事も
お手伝いも
なんでも引き受けるぞ!
みんなが辛い思いして
空気が悲しくなるくらいなら
これくらいお手の物!
今日も元気にご挨拶!!
笑顔、笑顔
いつも元気だね。
明るくていいね。
優しいね。
いつもありがとう。
お任せください!
とんでもございません!
こちらこそありがとうございます!
皆さんに比べたら
全然大した事ないですよ!
…笑顔
明るく
元気
涙
疲れ
胃の痛み
-何気ないふり-
休みの前日に仕事の日って、仕事行くことには変わりないけど何となく明日休みだからって少し嬉しくなる。もう少しで仕事が終わると思うと笑みが溢れそうになるけど、平然と仕事する時が仕事していて楽しいと感じる。
皆さんもそんな時ありませんか??
『何気ないふり』
木曜日の5時間目。
週末に近づくにつれ増える気だるさやお昼ご飯後の眠気などがクラスメイトを一人またひとりと、机を抱きしめ瞼を落とす。
しかも科目は古文。分かりそうだけど難解な母国語をつらつらと板書と口頭で説明していく先生についていけず、諦めて机に突っ伏す生徒も少なくない。
だが、そんな状況は露知らず、いや本当はこの時間帯は眠くなるのも仕方ないと許容しているのだろう。
先生は寝ている生徒を注意することなく授業を進めていく。
そんなクラスメイトの状況とは真逆で私はこの授業に必死だ。古文は苦手だし、先生の板書のスピードは群を抜いて早い。
懸命にノートを写し、口頭で言ったキーワードを拾い、どうにか見やすいようにノートをまとめていく。
こんなにも必死なのは決して古文の成績を上げたいだとかテストで良い点を取りたいとか、そんな浅はかな理由ではない。
ただ木曜日の5時間目だけは眠ることは許されないのだ。
「はい。今日はこの辺でおしまい。余った時間は自習でいいからね。」
そう。先生は10分ぐらい前に授業を切り上げ自習とする。
だがこの時間に起きているのはクラスの中で2〜3人といったところだ。大半が寝ているから授業を切り上げるのだろう。
そしてこの時間が私は愛おしくて仕方ないのだ。
私はこの時間をひたすら先生の顔を見て過ごす。
高く通った鼻筋、凛々しい口元、大きめのタレ目に縁の太いメガネ。
私はこの先生に片思い中なのです。
だからこの時間だけは寝るなんてもったいない。だって合法的に見つめられるんだもん。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
(なんて、考えててもおかしくないなぁ〜)
口元が緩みきった女生徒を見て、ため息を吐きそうになる。
この時間帯は生徒には厳しいらしくどうしても突っ伏す生徒が大半。
まぁ自分が生徒の時もお昼後の古文なんて子守唄も同然に思っていたので多少は仕方ないと思う。
そのため、さほど授業は進めずテストに出るキーワードを伝えて自習にしていたのだが、この時間だけは気迫が違う生徒が1人だけいた。
しかもその気迫は自習の時には影を潜めるどころかまるで別人のように無くなり、今度は緩みきった顔でこちらを見てくる。
目を向ければ必ず目が合うがすぐに顔を背けているため、本人は気づかれていないと思っているのだろう。
(古文の成績が上がってくれればそれでいいか。)
少し投げやりに、でも生徒なので気にかけてはあげようという中途半端な気持ちで見て見ぬふりをしているのだが、
何気なく目線が向いてしまうのは仕方ないことだと言い訳を始めてしまうのは、そう遠くない未来だった。
《何気ないふり》
どれだけ傷ついても
どれだけ馬鹿にされても
どれだけ殴られ蹴られても
どれだけ限界でも
どれだけ壊れそうになっても
何気ないふり。私、今日も笑ってる。私、今日も楽しいよ。お父さん、お母さん、私シアワセダヨ。
『何気ないふり』
耐えて 時に壊れ
崩れそうになりながら
平気なふり
大丈夫なふり
生きてさえいれば…
命さえあれば…
自分に言い聞かせ
何気ないふりして
毎日びびってる
明日には
何かが変わるかも…
淡い期待も絵空事
ボクらが未来に失望するの
先生 あなたのせいだと気づいてますか?
ボクが生きるのやめたくなるの
あなたのせいだと気づいてますか?
いてもいなくても同じなら
どうかそっとしておいてくれないか?
これ以上…
生きる気力まで
奪わないでくれ!
[何気ないふり]
私は知っている。
買い出しに行くと、あの子の好きな飲み物があることを。
隙間風が当たる席には自分が率先して座ることを。
歩く時はあの子の右側に居ることを。
なんだかんだで、あの子をしっかり見てることを。
何気ないふりをしてるけど、先輩はあの子が大好きで。
見ていると柔らかい笑顔を見せることも。
「……いや、なんで告白しないんですかね?」
「したらバレるからじゃない?」
「いいじゃないですか! もう私達にはバレてるんですよ!?」
「僕に言われてもなあ」
貴方が描く
私で居たかった
本当は
もう少し
素直なんだ_
『何気ないふり』
「先生の煙草を吸う姿初めて見ました」
「何時も何か見透かしてる様な目をして
何をしてるのかと思えば、私を見てたのね」
「ええ。好きです。でも煙草は嫌いです。」
「そう。私はこの煙が好き。」
「先生、貴方の顔見えないですよ。
先生、僕は、素敵な貴方と唇を重ねたいです。」
「そう。」
--《何気ないふり》
/何気ないふり
腐れ縁。そんな言葉が聞こえてきそうな関係の、殺したいほど嫌いなアイツ。
よく回る頭を持っただけの、憐れなヤツ。
悲しいとも辛いとも言えず、泣く事も誰かを頼ることも出来ず、毎日のように死にたいと言って自殺を繰り返す。
そのくせ、未だに一度も自殺は成功していない。
可哀想なヤツ。
そんなアイツの姿を見ただけで、知りたくもないアイツの状態が俺には分かる。分かってしまう。
例えば、何時もよりほんの少し歩く重心が傾いていたら、首吊りか飛び降りに失敗して足を痛めた時。
何時もより腕を組む回数が多いと大抵、薬の過剰摂取をして震える手を隠している時。
ずぶ濡れなら——聞かなくても分かる。入水の後。
今は、何時もより少し背中が曲がり猫背気味。よく見れば黒いコートの中に突っ込んだ手をなかなか出そうとしない。
いつも悪い顔色も、一段と青白い。
「おい」
「……なに」
アイツの左腕を掴む。露骨に強ばった肩の力は一瞬で抜けて、面倒そうな顔を向けられた。
コイツは、いつもこうして何かあっても何気ないふりを決め込む。
力任せにポケットから引き抜いた手首からは、適当な手当では間に合わなかった血がだらだらと絶え間なく流れている。
「手前、これするのに何使った」
「キミのナイフ」
あっけらかんと答えられる。
これだからコイツは嫌いだ。力いっぱいに傷の上に力を加えてやると「痛い!痛い!」と喚き始めたのを無視して掴んだ手首を引き摺ってやる。
「そのまま失血死できると思うんじゃねぇぞ。死なねぇよう手当てしてやるから喜べ」
「ちょっと!余計な事しないでよ!この馬鹿!離せチビゴリラ!」
腹が立ったから、掴む指先にこれでもかと力を加えながら、ずるずると踏ん張る軽い体を引き摺ってやった。
何気ないふり
けっこうしてしまう
素直になれなくて
弱みをみせたくなくて
強がってしまう
でも内心は
えらいこっちゃに
なっていたりする
彼女は"何気ないフリ"をする天才だ。
「大丈夫?」なんて言葉にも
「大丈夫だいじょーぶ!」って。
-全然大丈夫じゃないくせに…
君はきっと頼り方を、甘え方を知らないんだろうね。
1人で立って、歩いていく事を、
完璧を演じる事を求められてそれを悟らせないように
生きていくことがその身に染み付いていったんだろうね。
君にいくら言ったところで君はまた平気だと言って
1人で抱えて背負って、笑って誤魔化す。
君にとって"大丈夫"って言葉は問いだろうが答えだろうが
一種の呪いだろうから。
僕は君を影で支える。いつか君が僕を頼れる様に、君が君自身を愛せる様に、君を救えるように土台を作る。
-僕が君を救うから。
今は何気ないフリをして君の隣に僕は立つよ。