『何でもないフリ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「強いね」
そう言った事があったね
私なら傷つかないって
泣いたりなんかしないって
思ったのかな
そうだね
泣いて喚いて
嫌だって縋るなんて
一生出来そうもない
何でもないフリして
笑ってサヨナラ
動揺を隠して
物分りのいい女演じた
自分は
騙せなかったけど
「何でもないフリ」
やっぱり、今日1日過ごしてみて分かった。
今自分が好きなのはやっぱりあの人なんだってこと。
何でもないフリするところ
ちゃんと見ててね
この頃はもう
ほんとに上手くなったよ
何でもないフリするところ
ちゃんと見てるね
素振りではもう
わからないけれど
どこだかわかるよ
/ 何でもないフリ
クラスメイトに30代のお兄さんがいる。
友達と私とお兄さんと3人でお出かけしたりご飯行ったり遊びに連れて行ってくれたり、バーベキューしてくれたりおうちパーティー開いてくれたり友達と2人じゃ絶対に出来ないようなことをたくさん体験させてくれてる。
ずっと3人で仲良しだと思ってた。
修学旅行の夜までは。
こっそり部屋に来て3人でお酒飲んで、友達が先に寝ちゃったあの夜からだ。
酔ってるから自分の部屋まで静かに帰るのきついからって床に寝ようとしてたお兄さんに、酔ってたのもあってここに来なよなんて言っちゃって。
どうにでもなれって思って甘えて抱きついて寝ちゃったり。
3人で遊ぶ予定だった日に友達が熱出して来れなくなったからじゃあ2人で遊ぼうかってなって
夜勤できついから昼くらいに起こしに来てよ笑
なんて言われて寝てるのを起こしに行ったり。
そこでまた2人で寒い眠いって言って抱きついてお昼寝したり。
気づいたら私が好きになっていた。
友達にはなんでもないフリして、気づかれないように気にしてないフリしなきゃ行けないんだ。
[何でもないフリ]
君はいつも「大丈夫」と言う
僕はそれが大丈夫じゃないことくらいは分かる
でもなんで大丈夫じゃないのかが分からない
だから僕は傍にいてあげることしか出来ない
君はそれでいいって言うけど僕は君の力になりたい
けどそれは君が「大丈夫」すら言えなくなった時に取っておくよ
何でもないフリをするきみ
フリはしてるんだけど、
辛いのがバレてたら
お互い苦しい思いをするだけ
きみの本当の気持ちが知りたいな
「どうかした?」
君に言われてはっとする。
「ううん。何でもないよ!」
本当の気持ちを押し殺して
今日もなんでもないフリをする
何でもないフリ
私は歩き続ける
頭が痛くても胃が荒れても
毎日毎日
時には自分の為に猫を被って
守りたい誰かの為に泥を被って
歩き続ける
カレンダーの曜日を目で追いかけ
休憩処までの道のりを想像し
たどり着いた後の解放感を噛み締めるために
今日も集団に紛れ込み歩こう
痛い。苦しい。辛い。
どこまでも続く泥沼の中でのそんな感覚が私の脳を支配して、私に死ねと命令している。
だけど今死んでしまったら、きっと後悔する。
だから今は死なない。
だから今日も何でもないフリをした。
これほど書きやすく書きづらいテーマもなかなかない。
先程スキンケアの最中に、頬に適当に塗り広げていたクリームが飛んで、目の際ギリギリにぼってりとついたときも、何でもないフリをした。本当は動揺と、自分のいい加減さに対する呆れと怒りから、かなりうんざりしていたにも関わらずだ。
そして今、そのクリームが滲んできて、目にしみてきているのだが、やはり何でもないフリをしている。でもこのアプリのおかげで、目薬を早く差そうと思え、救われかけている。
なんでもないフリ
なんでもないフリをする時って、あると思わない?
体調が悪い時。友達が「大丈夫?」と、声をかけてくる時。
私は平気な顔して「大丈夫」と答える。
私が思うに、「大丈夫」と答える人は「大丈夫」
じゃないと思うの
あの子がいじめを受けてても、
何もないフリ。
助けたら私が標的になっちゃうから。
助けてあげられなくて、
ごめんね。
何でもないフリをされたので
何でもないフリで返した
後悔している
本当の気持ちを伝える機会は
もう永遠に来ない
あの人にとって何が一番大事だったのか、なんてあの人にしかわからない。
だからこそ、
私たちは繋いでいくのかな。
この気持ちを
どしゃぶりの雨のように陰鬱な思いを押し殺して
あなたに祝福の言葉を送る。
顔に無理やり貼り付けられた笑みが引きつっては
いないだろうか?
純白のドレスを纏ったあなたは美しくて
目をそらせない。
けれど何でもないフリをしていつもの俺を演じ続けた。
きっと引き出物はバームクーヘンだ。
君ってわかりやすいよね
必死に隠そうとしてるのかもしれないけど
僕には隠せないよ
君は自分が思ってるより強くない
無理しなくていいんだ
何でもないフリしたって
僕にはバレるんだから
もっと素直になりなよ
僕が受け止める
何でもないフリ
何でもないフリするの得意です。凄く傷ついていても平気な顔したり、怒りに震えていても涼しい顔したり。
後からひとりになって、その時の自分の感情がすごい勢いで襲ってくるの知ってますよ。
でも何でもないフリしちゃう。
何でもないフリして、感情の海に放り出されないように堪える、もう大人なんだからって。
大人って辛いよね。
8/4 水曜日
雨の日。近くのファミレスで君とお茶をしていた。
水曜日は二人の予定がつく唯一の日だ。
……?今日は君がコーヒーにスティックの砂糖をいれてない。
やっぱりなんか変だ。君のようすがおかしい。
会ったときから口数が少ないな、とはおもっていたんだけど。
彼女はいろんな意味で気さくな(?)性格だ。
学生時代に共通の推し繋がりで少しずつ付き合いはじめた。
今では意気投合して、月一で一緒に推しのイベントやらアニメイトやらに通っている。
今日はイベントの帰りだった。
「…どしたん?」
沈黙を破ってやっと言葉を発することができた。
「何でもないよ」
「え?w」
なんで、って僕は笑ってみたけど君は表情ひとつ変えなかった。ますます不思議だ。
「ほんとどしたの」
「ごめん。」
「私ね、ボクね…」
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ボクは友達が少ない。
でもボクにはボーイフレンドがいる。ま、ボーイフレンド何て言ったら怒られるんだけど☆
彼とは推しの話をするためによく集まったりする推し活仲間だ。学生時代からの友達で、昔から友達なんていなかったボクに声をかけてくるという変人だった。そんなことをしたもんだから君は入学当初からすでにあだ名が変人だったのだが動じず、ボクや誰とでも話してしまうところが長所というか馬鹿というか。
ボクには秘密がある。
女の子だけど、女の子じゃないことだ。
まだこれは誰にも言ったことはない。ま、たぶん誰もきかないだろーし!
そんなこんなで私は友達が少ない。
あんまり気にしてないし、生まれつきかもしれないが
今日は、というか今日もイベントの帰りだった。
すぐ帰ろうか迷ったけど君とお茶していことにした。なんだか自分でもわからないくらいすんなり気持ちが切り替わった。
「久しぶりだなぁファミレスなんてッ!
ひゃっほお」
とかいいながら君が騒いでた。
一緒に騒ぐことはできなかった。
だって女の子だから。」
*************************************************「ボクはッ!やっぱり…」
よみきっていただいてありがとうございました。
これからもねここで活動していきます。読み切り小説(?)をあげたいなぁと思いますのでよければよろしくお願いします!(サボりたいときはサボります!w)
「ただいまー」
「おかえりー」
帰ったらもうこんな時間。
部屋に入って目につくのは、使った食器が重なるシンク、畳まずに積み上げられた洗濯の山、食べたままのお菓子のゴミ。
どっと疲れが込み上げる。
「どうしたの?」
「ううん、やっと帰ってこれたなと思って」
「今日遅かったね。何かあったの?」
「……後輩がミスっちゃって」
「そっか、お疲れ。ゆっくり休みな」
「ありがとう」
これを見て休む気になると思うかい?
まあ言っても仕方がないから。
遅くなった理由も。
さすがに、上司に言い寄られてました、なんてね。
『何でもないフリ』
何でもないフリ。
隣で、もしくは後ろで、斜め前で、教室の隅っこで、眠気と戦う君を見ている。時々目が合って、何でもないって感じでそっぽを向く。まるで玉子を包んで保冷剤で冷やすように、机とシャーペンの格闘を楽しむように、何でもないように、何にもないように。
一度声を掛けてしまうともう戻れないから。黒板に向かって説教する教師から目を逸らし、あなたの姿を写す。今日はよく描けているだろうか。その存在を壊さないように、ゴリラのような気高さと、渡り鳥のような柔軟さで、手を動かす。そうするうちに一年経ち、二年経ち、三年が過ぎる。青い海に浮かぶ不確かな春はもう終わる。何もしないふりをして、何でもないように、病に蹂躙されようと、空虚に囚われた猫であろうと、ものともしなかった自分はいつに置いてきたのだろう。そしてもう忘れた。
なんにも出来ないフリをして。
何でもないフリ
私は対人恐怖症だ
他人が物凄く怖い。
子供の頃、実は人間では無い事がバレてしまうのでは無いかと常に怯えていた。
お医者さんに連れて行かれたら、内臓が人間では無いのがバレてしまうのが怖くて
断末魔の獣のように泣き叫んで
親を困らせていた。
学校に行くと人一倍高い身長と体重で常に目立ち、暴れん坊の男の子達から怪獣ごっこの生贄になって
常に血を流していた。
両親は共働きで、母親がPTA活動が全く出来なかった為、苦情の心配が無かった上に
学校の先生も体罰全盛期の頃だったので
「大女、総身に知恵が回りかね」
と、先生もいじめっ子達と一緒に笑っていた。
学校帰りに
いつも男の子のいじめっ子5、6人から待ち伏せされて、
靴やカバンや石で気が済むまで殴られて地面に倒れていたが、
なぜ、こんなに私に執着して、殴ったり蹴ったりするのだろう、なぜ私を殴りながら笑うのだろう。
私をブスと罵りながら笑っている顔は、なんて醜い表情だろう。
と、じーっといじめっ子達を観察していた。
物凄い痛みだったが、
対比で
横倒しの視点から見た地面と草花、眩しい陽光がやけに美しかった。
少しでも小さくなりたくて、いつも猫背で俯いていたので、
「子供らしくない。可愛くない。根暗女、笑え!」
と、毎日、先生から笑うまでひっぱたかれた。
「お前が普通になれるように暴力で身体に分からせてやってるんだ!お前は大人になった時、私に感謝するようになるだろう。」
私は、廊下に机と椅子を投げ出され、先生が捕まえて檻に入れた鳩の隣の席になった。
「クルックー。ポッポー。」
上目遣いで鳩が私を見ていた。
あの教室では私より鳩の方が位が上だった。
私は普通の人間じゃないんだ……普通の人間のフリをして生きなければ……バレたら殺される。
『フルメタル・ジャケット』と言う映画の主人公を見た時、私かと思った。
でも、平気なフリをして、今日も生きる。