8/4 水曜日
雨の日。近くのファミレスで君とお茶をしていた。
水曜日は二人の予定がつく唯一の日だ。
……?今日は君がコーヒーにスティックの砂糖をいれてない。
やっぱりなんか変だ。君のようすがおかしい。
会ったときから口数が少ないな、とはおもっていたんだけど。
彼女はいろんな意味で気さくな(?)性格だ。
学生時代に共通の推し繋がりで少しずつ付き合いはじめた。
今では意気投合して、月一で一緒に推しのイベントやらアニメイトやらに通っている。
今日はイベントの帰りだった。
「…どしたん?」
沈黙を破ってやっと言葉を発することができた。
「何でもないよ」
「え?w」
なんで、って僕は笑ってみたけど君は表情ひとつ変えなかった。ますます不思議だ。
「ほんとどしたの」
「ごめん。」
「私ね、ボクね…」
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ボクは友達が少ない。
でもボクにはボーイフレンドがいる。ま、ボーイフレンド何て言ったら怒られるんだけど☆
彼とは推しの話をするためによく集まったりする推し活仲間だ。学生時代からの友達で、昔から友達なんていなかったボクに声をかけてくるという変人だった。そんなことをしたもんだから君は入学当初からすでにあだ名が変人だったのだが動じず、ボクや誰とでも話してしまうところが長所というか馬鹿というか。
ボクには秘密がある。
女の子だけど、女の子じゃないことだ。
まだこれは誰にも言ったことはない。ま、たぶん誰もきかないだろーし!
そんなこんなで私は友達が少ない。
あんまり気にしてないし、生まれつきかもしれないが
今日は、というか今日もイベントの帰りだった。
すぐ帰ろうか迷ったけど君とお茶していことにした。なんだか自分でもわからないくらいすんなり気持ちが切り替わった。
「久しぶりだなぁファミレスなんてッ!
ひゃっほお」
とかいいながら君が騒いでた。
一緒に騒ぐことはできなかった。
だって女の子だから。」
*************************************************「ボクはッ!やっぱり…」
よみきっていただいてありがとうございました。
これからもねここで活動していきます。読み切り小説(?)をあげたいなぁと思いますのでよければよろしくお願いします!(サボりたいときはサボります!w)
12/11/2022, 2:30:39 PM