『何でもないフリ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何でもないふり
が1番自分を傷つけています
何でもないふりは自分が
苦しい時悲しい時、何も感じないかのように
いつも通り暮らすこと
気づかないふりをすること
絶対に自分を誰かの次に考えないで
しんどいなら誰かに頼って
みんなが私の味方だから
しんどい時は笑って!!
あなたと話していて
仲の良さそうな女の子が
あなたに話しかけた時。
一瞬私を気にしてるあなた。
私は苦笑いになりながら
「気にしないで」と
声をかけながらも
気にしちゃう。
…何でもないフリをすればいいのに
それができない私は。
今日もまたあなたに恋をする。
『何でもないフリ』
なんでもないふり
好きな子を見つける。テンションが上がる。一緒に居た友達と騒ぐ。
見つかる。見られる、じっと。何にもないふりをする。
私は、これを毎日毎日繰り返している。
『何でもないフリ』
それはたまたま出かけた先での出来事だった。
久しぶりに一人で外出していた私は、その外出先で恋人の彼を見かけた。
声をかけようと近寄ろうとした矢先、ふと視界に誰かが入る。そんな彼に近寄るのは一人の女。
私よりよっぽど可愛くて、守ってあげたくなるような愛らしさを称えた女が、彼に近寄って馴れ馴れしく話をしている。
そう、私の恋人が私とではなく、他の女とそれはそれは仲良く手を繋いで歩いている所を目撃したのだ。
それを見た瞬間、すぐさま踵を返して駆け出した。
──あんな笑顔、私には見せたことがないじゃない!!
この寒空の下、本来は防寒していなければいけない時期にも関わらず上着を脱いで薄着でうろついた。
なぜか火照る身体の熱を冷ましたくて。
気づきたくなかった。
──こんな醜い感情などに。
気づきたくなかった。
──彼が私を裏切っていたことに。
気づきたくなかった。
──裏切られたのに、それでも彼を求めてしまう己の心に。
無常にも明日はやってきて、明日には彼は私の家へくる。
明日、彼は何でもないフリをして、私の前で甘言を紡ぐのだろう。
真実を知った私には、知らん振りなど到底できやしない。
決意が鈍らない今日のうちに別れを告げようと思いたった。
スマホを握る手が震える。
まだ迷いがあるから震えるのか。
……彼は私を捨てたのだ。だから彼のために身を引くだけだ。
そう自分に言い聞かせ、今度はしっかりとスマホを握り、メッセージを紡いだ。
「新しい彼女とお幸せに。さようなら」
四方十字
透明な音色
静寂に中に鳴り
鼓動に射さる
冷たさの響
触れられずに只
跪き雫と戯れ
「私ノ価値ヲ 問イ掛ケタ・・」
拒絶に耐えては
傷みは疼き
呑み込まれては
刻んだ聲に
醒めない世界
善悪の領域で
佇み視つめ
廃と化す空間
生死の境界で
深く堕ちて
張り巡らされた
此の匣の籠
私が 「今縛バラレテル・・・」
望ンダ・・・
#63彼がいなくなっても、私は生きていた。
もう、余命宣告された時間は過ぎているのに、まだいていいよーって言われるみたいに生きていた。
本当はいつ死んでもおかしくないのに、発作が激しかった時よりは何故かあまり苦しくなくて、最期を楽しませてくれるようでもあった。
今まで、何でもないフリをして彼と笑って過ごした日々を思い出す。あの時が一番楽しかった。
一番、身体は辛いのに、気持ちは一番、楽しかったな……。
きっと、彼と一緒だったから。
___何でもないフリ
何でもないフリ
何でもないフリというのは本当に便利なもので、角がたたない。
自分が何でもないフリをすれば、みんなは穏やかで、心が乱れることもないし、そこに波も生まれない。
誰かに、本当はねって明かしたい気持ちをおさえながら、どこか抱える靄の置き場所を探しながらゆっくりと歩いている。靄は重たくて、苦しいけれど。
言わなければ伝えなければ、誰かが聞きたくないことから耳をふさいで、見たくないものから目をそらして、そんな必要もないのだ。
そこに広がるのはなんて平和で明るい世界だろう。
今日もまた何でもないフリをする。崩れる日常に怯えて臆病で弱虫な私は。
本当に便利。
君と僕
恋人関係だつた
今はあかの他人
きみがないていても
何でもないふりをする
酷いかもしれないが
君とは他人になったんだ
何でもないフリ
俺は、知っていた。
あいつがもう、俺のことが嫌いなことも。裏でありもしない噂をばらまいていることも。
全部、全部、知っていた。
_______でも、でも、俺はまだ知らないフリをした。
何度も朝が来て、夜が来る。
あっちがまだ、何でもないフリを続けるなら、俺だってまだ何でもないフリを続けよう。
止めどなく流れてくる涙も、知らないもん。
朝、教室に入ったら友達が泣いていた。
早かったからか周りに誰も居なくて、この場所だけ時が止まったかのように思える。私は横開きのドアの側から動けなかった。
友達は私を一瞥してから涙を拭いて、いつもの様に笑う。誤魔化せないくらい赤く腫れた目元が彼女の悲しみの深さを物語っている。私は何も言えなかった。
何でもないように「おはよう」と言われたので、私も同じように返した。そんな時もあると言う自分と、どうして何も言ってくれないんだろうと言う自分がいた。理由も何もわからない。いつだって不透明なくせにお互い見透かしたような会話をしていた。
私達の友情は紙切れのようなものだった。
私はその時初めて、友達が笑顔を取り繕っていた事を知った。
#何でもないフリ
言葉は時に心を癒す花になり傷つける凶器になる
言葉の凶器は相手によって形を変える
時には銃に化け、時には鋭い刃物に化ける
これを向けられた側は気付かないふりをして
これ以上傷つけられないように身を守る
なんてことないような言葉に思えても
怯える人は必ずいる
目の前の人を言葉の凶器で脅さぬように
人間関係とは慎重に冷静に築いていくのだ
あなたと前では何もないフリをする
でもあなたにはすぐ見抜かれる
やっぱり君には叶わないや笑
貴方はアレを見ちゃったんだから、何でもないフリ出来ないの
私は知ってるもの
貴方が見ていたことを
気付かないと思った?残念
私は貴方の全てを見通す
隠し事なんて出来ない
諦めて白状しなさい
ほら、早く吐かないと
苦しみは続くものよ
貴方の意思で終わりやしない
全ては私の意思で動くのだから
ねぇ、後は貴方だけなのよ
ほら
早くあの時のことを詳しく話してみなさい
何でもないふり
大丈夫?っと聞かれたら大丈夫!って返す
相手には心配かけて欲しくない
モーニングコールには元気いっぱいで応える
昨日夜更かししてればしてる程
二度寝の予定を悟られないようにね
なんでもないフリ
わりと得意だよ
昨日君からふわりと漂った香水の香り
甘ったるい雰囲気の女の子が肩越しに見えた気がした
なんでもないフリしてれば
すべて丸くおさまるじゃない
君の鼻歌まじりのゴキゲンな横顔
いつかふっとばしたくなっちゃう時がくるかもね
あの子はいつも、飄々として人生を軽やかに歩んでいく。
でも私は知ってる。
だるいから飲みは行かない〜と言いながら、実は帰って勉強するために早く帰っていること。
お金がないから自炊してると言いながら、実は大好きな彼のために料理を練習していること。
私は立った方が楽だから、といつも電車で私に席を譲ってくれること。
言葉に出して彼女の努力や優しさを口にすれば、彼女の美学を邪魔することになりそうな気がして言えない。
だから、私は今日も彼女にお礼は伝えつつ、努力については口出ししないでただ日々を積み重ねていく彼女に尊敬の念を抱くのだ。
なんでもない振り
なんでもない振りなんてできないよ、
振られたのに、、
【何でもないフリ】
いろんなことを隠して何でもないように振る舞って…
母は何も聞かずに、だけど気付いていたかもしれない
見えない愛で包み込んでくれて、いつもありがとう
悲しみ 苦しみ 痛みから
目を背けるようになり
何でもないふりを何年も続けた
"わたし"はあるとき爆発し暴発した
無視された積年の恨みと
自分の感情は間違っていないと証明したい一心で
"わたし"は私に復讐した
復讐しても悲しい気持ちは消えなくて
復讐されても目を背けた事実は消えなくて
"ふたり"に残されたのは傷跡ばかりで
私は"わたし"をそっと抱き締めて
お互いに涙が枯れるまで泣いた
#何でもないフリ