『伝えたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
伝えたい
(※2/11「この場所で」の別視点のお話。)
告白されたのは7年前の今日。
でも俺は返事できなかった。
俺も同じ気持ちだったのに、自分の将来を、夢を優先させてしまった。
きっともう良いひとができて、俺のことなんか覚えてないだろうな、そんなことを考えながら約束の場所に向かうと彼女は居た。
ひとりブランコに揺れる後ろ姿。
絶対に間違いない。
声をかける寸前で彼女は振り向いた。
可愛らしかった彼女がとても綺麗になっていた。
駆け出して抱きしめたい気持ちを抑えて冷静に振る舞う。
彼女もどこか少しぎこちなかった。
仏頂面をしていたかと思うと急に僕に抱きついてきて思わず俺も感情をぶつけるように彼女をギュッと抱きしめた。
この7年間、忘れることはなかった。
きっと彼女に相手がいても俺は潔く諦めるつもりだった。けど、彼女は俺とのこんなめちゃくちゃな約束を守ってくれた。
(「ありがとう。好きだ。愛してる。もう絶対に離したくない。」)
気持ちが溢れすぎておかしくなりそうだ。
早く伝えてたい。
「俺も貴女が好きです。愛してます。俺の恋人になってください。」
ずっとずっとずっと伝えたかった言葉。
彼女は何度も何度も頷いてくれた。
愛おしくてたまらなくて、俺はもっと強く彼女を抱きしめた。
伝えたい
伝えても
伝えられた側の
その解釈に委ねられる
伝えたいそのモノは伝わらない
どんなに言葉を重ねても
どんなに行動を重ねても
伝わらないモノは伝わらないんだよね
伝えたいって気持ちまでは否定しないが
伝えられたくても伝わらない
なんど言えても
それはそれで
相手には意味がない
一回目が大切だとは思わないけど
言っても伝わらない
だから悪くない気持ちもある
伝わらないからこそ繰り返されている
伝える気持ちも
伝わられるつもりもない
ただの作業よりは多少は楽だと考えられる
そのままが伝わらない事は健全
全てが伝わっても困ると思うんだよ
ほとんどの気持ちは大概なモノだから
坂本早先生へ
1年間ありがとうございました。沢山話しを聞いてくて嬉しかったてす。
好きです!
目の前の彼女はハッキリとそう言った。
まっすぐな、その気持ちのまま見つめている。
あぁ、君と同じ気持ちだったらいいのに。
君と同じ気持ちにはなれない。
君と、同じ言葉を返せない。
傷つけてしまう、そう思うと言葉が出てこない。
お題 伝えたい
私はこの場所で待ってる
あなたが来るのを待ってる
この待つ時間が一番、好き
ワクワクドキドキしながら
あなたの事を考えるの
あなたが来たらこの場所で
とびっきりの笑顔で迎えるからね
お題 この場所で
最愛の初めての彼女
今は冷たい石の下に安らかに眠る
その冷たい石を抱きしめる
かわりに、いつも彼女の
大好きだったラブソングを
唄う。
必ず彼女に届くと信じて。
伝えたい。
伝えたい。
ゆうに
逢いたいなぁ。
今度は
久しぶりの2Daysだから
嬉しい。
えっほ えっほ えっほ えっほ
――TikTokを撮り終えた私と好きな人。
「てか、アンパンマンって粒あんなんだ。正直こしあんかと思ってた」
「それ思った」
淡々と会話するぎこちなさに吹き出しそうになるが、一緒にTikTokを撮ってくれて嬉しい。
「ねぇ」
「ん?」
「バレンタインチョコあげる」
「え!?逆チョコだけど、いいの?」
逆チョコ、っていうワードは聞いたことあったけど、まさか実際に、しかも私が経験すると思わなかった。
「開けてみて」
丁寧に包装されたラッピングを開けると、そこにはチョコの色をしたマカロンが2つ入っていた。
「あ…帰ったら、意味、調べてみてね」
「え?」
「それじゃ」
すぐに姿を消してしまう彼の背中を呆然とみて、顔を赤くしながら思う。
この意味、知ってるんだけどなぁ…。
『特別な人』というありがたい肩書きをもらったところで、私の心は弾む。
「えっほ えっほ えっほ えっほ 君の事が好きって伝えなきゃ…」
そう独り言を呟きながら、彼の背中を追いかけるのだった。
『伝えたい』
伝えたい
同じ気持ちの人はここにいる
同じ境遇の人はここにいる
1人と思ってしまうけど…
1人じゃないそう思えたら
少しだけラクになる気がする
伝えたい!
スマホを変えたから
前の作品が
全部消えたこと!
お題:伝えたい
さよならが言えればどれだけ良かったでしょう
あなたに言いたいことなんてたくさんあったのに
伝えるチャンスもいくらでもあったのに
今になって言いたくて伝えたくて
なのにあなたはもういない
ありがとう
あなたは沢山のものを私にくれた
辛くて泣いている私に楽しく生きる知恵をくれた
怖くて立ち止まっっている私に前に進む勇気をくれた
誰も信じられなくて立ち止まっている私に濁りのない愛をくれた
こんなどうしようもない私に素晴らしい人生を私らしい人生をくれた
ありがとうが言いたいあなたに心からのありがとう
ごめんなさい
あなたを拒絶してしまって
あなたを求めてしまって
あなたの邪魔をしてしまって
あなたを知ることができなくて
あなたのそばにいられなくて
本当に本当にごめんなさい
ほらね いっぱいあるでしょう
あなたに伝えたいことたくさんあるの
だからお願い
戻ってきて
感情のない物に私は言うの
アイラブユーって
そしたら彼もアイラブユーって返してくれる。
ふぅん、やるじゃん。
と思っていたら、たこ壷にハマっちゃった
タコを取り出す時、人は割っちゃうんだって
私は、こっちの方が幸せで
でも、食べられるのも正当で
報われない気持ちのせいにして
その殻に閉じ籠りながら、水に溺れるような錯覚を覚えるんだよね。
何のために生きてるんだろうって
『伝えたい』
この声さえ届くなら
この言葉が届くなら
この手紙が届くなら
君に何を伝えよう
ただ白く
アラームの鳴る
消毒液臭いこの部屋から
どう思いを伝えよう
せめて部屋の薔薇の香を
カスミソウの淑やかさを
トルコキキョウの鮮やかさを
どうか
なんとか
伝えてください
貴方に伝えたい。
"私今、すっごい幸せだよ"って
雪国の思いを伝えたい
どうしても伝えたい
歩くの大変なのに
投票行くのだけで疲れたっつうの!
伝えたいこと
伝わらないこと
今日はどっちが
多かったかな
明日はちゃんと
伝わるといいな
………伝えたい
《伝えたい》
強く願ったからといって、必ず伝わる訳ではない。
そんな物語のような、劇的な事は起こらないのだ。
けれど、その想いが無駄であるという訳でもない。
だから、わたしはこうやって言うようにしている。
伝えたくても伝わらないものは絶対あるだろうが、
伝えたくなくても伝わってしまうものもあるのだ。
怯えたとてらそれが意味を成さないときも知って、
生きる他ないのだろうね、いつかを信じ続けて。
“伝えたい”
「行かないで」
今しかない、と思った。立ち去ろうとするその袖を半ば反射のように掴まえる。
自分の意地っ張りな性格と、優しいのか無関心なのか、なんでもかんでも受け入れてしまう彼によって。ひねくれにひねくれて、とうの昔に忘れてしまった素直な態度。何を言っても柔らかな笑顔で「いいよ」と返されるものだから、自分ばかりが必死な気がして、「嫌だ」という言葉を引き出そうと躍起になった。結局、何を言っても彼は変わらず笑顔で受け入れるだけだったのだけれど。
「もうやめよっか」
そんな決定的な言葉を投げつけた瞬間でさえ。
簡単に別れを受け入れられるほど、最初から私に興味なんてなかったんだ、とか。けれど、それならどうして、好きでもない私とずっと一緒にいてわがままを聞いてくれたんだろう、とか。
傷つきと戸惑いと、なんだかどうしようもないくらいに様々な感情が渦巻いて。最終的に口をついた言葉は、冒頭のソレだった。
行かないで。まだ一緒に居たい、と。
パチリ、とひとつ瞬いた彼はいつものように朗らかに笑って頷いた。
「いいよ」
「……ぎゅってして」
「うん」
抱きしめて、ぽんぽんと私の頭を撫でる。その手は確かに温かくて、そばにいると思うのに。心だけがいつからか、ずっと遠い。
「なんかないの?」
「なんかって?」
「私に、言いたいこととか」
自分でも勝手だってわかってる。不満とかいっぱいあるんじゃない?
今なら聞いてあげてもいいよ、なんてこの期に及んで素直になれない自分に嫌気がさす。だからこうなってしまったのかもなんて後悔してもどうしようもない。
「言いたいこと……」
オウム返しに口にした言葉が困ったように途切れるのに耳を塞ぎたくなる。だって、こんな状況に至っても何も思ってもらえないなら、本当に惨めだ。
「伝えたいことならたくさんあるんだ」
「……え?」
想定とは違う答えに顔を上げる。穏やかな、いつも通りの表情をしていると思っていた彼は、意外にもその面差しに緊張の気配を纏っていた。
「照れくさいけど──大好きだし、何より大切だって思ってる。それが行動から伝わればいいなって」
俺は、言葉にするのが下手だから。ため息を吐くみたいに紡がれた台詞は思いもよらぬものだった。
「だから、なんでも“いいよ”って言うようにしてたんだけど。うまく伝わらなかったみたいだ」
このやり方は良くなかった。ごめんね。と背中に触れる手に力が入る。一方、こちらの肩の力の抜け具合といったら。
「わかるか、バカ……!」
不器用にも程がある。人の感情を理解できないロボットでもあるまいに。
「泣かないで」
「ッ! 泣いてないし」
「……別れる?」
「別れない!」
あーあ。バカみたいだ、二人して。
伝えたい気持ちは言葉にしないとわからないのに。
「……私も、大好きなんだから」
幾星霜,ただ過ぎ去る流星群だけを見つめていた。
隣を歩いたニンゲンは寿命で朽ち果て,呆然とヒトリで吹く風に身体を委ねていた。
寿命が尽きる迄は孤独だと,もう二度と,誰とも関わらないと,そう思っていたのに。
あの日,あの場所,あの時間。
誰にも認識されずに,孤独だった自分の姿を見つけ出した彼女。
彼女の紅い瞳が,ひょこりと覗く八重歯が,『 玄武 』と名を呼ぶその声が。
余りにも彼奴にそっくりで,漆黒の夜空から一筋の星が零れ落ちてしまった。
「 オレは…ここにいても…いいのか…? 」
『 勿論だ!! 』
大きく頷き,太陽のような笑みを浮かべた彼女に,どれだけ心が救われた事か。
今となっては,自分の中じゃかけがえのない存在になってしまっている。
あまり気に入りすぎてしまうと,また,寿命が2人を分かちあってしまうから。
それでも,彼女の事は,オレが護る。
そう,鳥居の下で誓ったんだ。
_後先考えず突っ走る彼女を後ろから抱きしめ,静止させるような体制へ持ち込む。
そして,彼女の耳元で小さく囁くんだ。
今までずっと,喉奥につっかえて紡げなかった言の葉を。
「 ありがとう 」
伝えたい
生きたいと伝えたい。
体は死にたいくらいボロボロでもう自殺祈願者のような風貌の私。
けど、生きたいの。
夫からはDVを受け双子の育児、深夜までのパート。
この生活に慣れてくると身体中はアザになり目の下にはドス黒いクマができる。
疲労で倒れると夫は「何で言わなかったんだ」。
「は?」咄嗟に出た言葉だった。
私の事をこんな風にした張本人にそんな事を言われるなんて思いもしてなかった。
無責任すぎる。
けど、言えない。
伝えたいのに伝えられない。
【脱力ラッキー🍀】
今日こそ伝えなければ...
と、拳を力強く握りしめていた昼下がり
ところが、春になりかけの陽ざしが優しすぎて何だかもうどうでもよくなってきて、このままここで野良猫を愛でながら春を待とうと思い至る。ベンチに座り直し、握りしめた拳をひらいたら、足元のクローバーの葉が四枚なことにやっと気がつけた。
#伝えたい