『今日の心模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「今日の心模様」
無理に晴れを演じなくていいよ
激しい雨は狂気をもたらすが
静かに濡れる露は恵みをもたらす
明日の気持ちなんて、明日にならないとわからない。
泣きたい気持ちも、消えてしまいたい気持ちも、きっと今日だけのもの。
明日「おはよう」のひとことが言えたなら、きっと。
/今日の心模様
今日の心模様
明日からの仕事を考えると
心が落ち着かない…
モヤのかかった霧のような心模様…
朝から晩まで失敗続き。
このことから大雨に思えるかもしれない。
でも、それは常識人が見ればの話。
私には普通の人にあるはずのものが欠落していて、まあ小さい頃からそのせいで様々な苦い思いをしてきたのだけれど、逆にそれがないおかげで傷ついたことなんて一度たりともない。
みんなにあって私にないもの。それは感情だ。どんな思惑の微塵もない。
中学生の頃、友達はいわゆる“病みアピ”というものをしていて、何をしても感情がないだのどうだの言っていた。なのに毎日、休み時間ごとに「苦しい辛い痛い死にたい」なんていうのはいかがなものでしょう?
私はあの類の人が嫌いだ。
本気で悩んでいる私の前でそういうのを使われては惨めになるじゃないですか。まあ言ってはいないのですけれどね。それでも当時の私はあまりにも馬鹿なもので、ああいうのを見るたびに真に受けていた。その度に自分もあれらと同じ人種なんだと恥ずかしくなっていた。
そして自分は「死」について考えるようになっていった。感情がないのなら、「他の人にはあって自分にはないもの」があるのなら、人間としての役目を果たせきれないのだから。だから人生をリセットしてやり直そうと思ったのだ。
それでも死のうとしても本能というか、もっと奥の方の“何か”が自分を止めるので結局今日まで思い切れぬまま生きてしまっている。
ところが今日!今日は失敗ばかりで、いや、失敗しかしなかった。こんな私にいる意味はないのだから。昔からの「死にたい」という唯一の自分の想いに応えることができるのだから。もう止めるものは何もない。いこう。
今日の心模様は快晴。綺麗な日だった。
後ろで“何か”の号哭が聞こえたのは気のせいだろう。
お題:今日の心模様
【今日の心模様】
心模様
心のありよう。どのような心境であるか、といったことを表す言い回し。さまざまな思いが混ざり合う様子などを含んだ表現。
心は精神。模様は物事のありさま。
辞書をひくとそう書かれている。
それってなんだかひどくつまらない気がした。
気分が良ければ、晴れ模様。
気分が沈んでいれば雨模様。
そんな一言で片付けられるほど人の感情は、簡単ではない気がする。
人の感情は複雑で簡単に上がったり、下がったりするものだと思う。
何よりこんな事を、考えている私の心はどう表したら良いのかすらも分からない。
でも、さまざまな思いが混ざり合った様をそう呼ぶのなら、今の私の気持ちは心模様。
『今日の心模様』
昼間、病院から帰ると、庭からウグイスの声がした。
ウグイスを見ようと木を見上げたら、空が綺麗な青色だった。
木の隙間から見える空。緑と青とホーホケキョ。
一瞬だったけど、のどかで贅沢な気分になった。
今日の心模様は「曇のち晴れときどき虹」といったところ。
今日の心模様
『頑張ってる』
そう聞いて泣きそうになった。
そこ深くから溢れてくるものが
重くのしかかった荷が
すっと落ちた気がした。
空からは爽やかな
軽く明るい雨が不安定に降るでしょう。
傘をささずとも
あなたを濡らすことの無い
心地よい雨が降る模様です。
今日も元気に
明日も元気に
昨日もよく頑張った。
あなたはもうよく出来てる。
だからもう大丈夫。
安心して、手ぶらで人生を楽しんで。
今日の感情を色で表してくださいと先生が言った
感情?
色?
少し考えて思いついたのは灰色。
灰色=曇り
今日の心模様はそんな感じ
明日は少しでも晴れになるといいな
今日は怒られませんように。
毎日それを祈ってリビングに行っていた。それなのに、今日は違った。いつもだらしなく、ソファで寝ている母がいなかった。不思議に思って、家の中全ての部屋をのぞいたが、どこにもいなかった。安心する反面、どこに行ったのか不安になる。
とりあえず、学校に行った。何度かスマホに母からの連絡がないかを確認したが、なにもなかった。毎日、嵐のように暴れて疲れたら眠る人だから、いないと気持ちが楽だった。
母がいなくなった原因がわかったのは帰宅してからだった。警察署から電話があって、母が殺人未遂で逮捕されたという。特に驚きはなかった。あぁ、あの人ならやりかねないなと納得していた。警察署まで来て欲しいと呼ばれ、仕方なく出向いた。そこで会った母はまだ怒りの炎をメラメラと燃やしながら、何かをぶつぶつと呟いていた。それとなく話しかけたが、返事はない。
その後、事件の詳細と今後の流れを警察官から説明を受けた。まだ、高校生だった私は児童養護施設で面倒を見てもらうこともできると言われたが、断った。母がもらっている生活保護と、父からの養育費で生活できると思って帰宅した。
毎日、母が暴れ続けた痕跡がそこら中に残っていた。穴の空いた壁。破かれたカーテン。ひっくり返された机。その全てを一つ一つ丁寧に元に戻していった。直せないものはそのままにしたが、家の中が整うとこれまでにない、心に安寧が訪れた。
誰にも支配されない落ち着いた生活を手に入れた。
今までずっと荒ぶっていた心。これからの、今日の心模様はずっと遠くまで澄んでいて透き通った色をしていた。
今日も今日とて、人の情の不条理さを嘆いている。
他人の心無い言葉なら、閉じこもってさえいればやり過ごせる。
私は今、虚弱に甘んじている自分の心を憎んでいる。
冷徹は強さだなんて言う人がいるけれどそれは真っ赤な嘘だ。自分の純情を優しく抱いて、それを原動力に重い体を持ち上げる、それこそが真人間の姿だと思う。それすらできないのがこの、不潔、ひいては卑屈を極めた私なのだ。
自分を信じてくれる人さえ疑いにかかり、大衆を巻き込んでまで彼女を試そうとする。
先述の、真人間であることを証明するがために。
人一倍の執着を持つ分、それにそぐわない自分が恨めしい。いや、果たしてそうか。そんな偏屈を通り越して私は、自己の不甲斐なさを他人や、ましてやあの子のせいにしてしまってはないだろうか。
いっその事、自分を人でなしだと認めて畜生道に身を落とせばいいのだろう。
それでもなお純愛にこだわり続けるのは何故だろう。信条は既に、強迫観念にすげ変わっているのかもしれない。
今も鼻腔には甘い匂いが染み付いている。気道を丸ごと焼き潰すような甘い匂い、彼女じゃない、そこらの木偶人形から絞り出した濃い蜜の匂い。
彼女のことを思い出そうとする足掻くほど、酒池と肉林が視界を覆っていく。
今感じているのは虚しさを孕んだ高揚感と、自分が虫になりつつあることへの、ただ冷たい恐怖心、それのみである。
【今日の心模様】
晴天。これで明日も一週間頑張れる。
4月23日
今日の心模様
雨
土砂降り
彼は私を満たしてはくれない。
何をしたって赦してもくれない。
私は彼にとってなんなのだろう。
セフレ?
遊び相手?
彼女?
ペット?
あぁ、分からない。
やはり彼は満たしてはくれない。
私は彼の心の誰かでありたい。
お題「今日の心模様」
雨の日はあまり好きじゃない
心もジメジメした気分になるから
荷物が多い時とか、人混みの中だと傘も邪魔だし
でも運動した後、外に出たときに
運良く雨が上がっていて
地面は濡れているけど
空が青やオレンジ、紫で包まれる
雨上がりの夕暮れの時間が好き
運動でいい汗を流して清々しい気持ちで
音楽を聴きながら家に向かう
そんな帰路の中に
つかの間の幸せを感じる
そんな私のちょっとした今日の心模様
今日の心模様
ここ三日ほど荒れ模様で、自室に閉じ
籠っていた猫。今朝はけろっと起きて
きて、毛繕いをし身も心もスッキリし
たようで、久しぶりの笑顔も見せた。
私の身体にまとわり付き、気まぐれに
甘えてくる。久しぶりの元気な姿に、
嬉しい気持ちをひた隠し、平然と相手
をする。こんな穏やかな日常が続きま
すようにと、願わずにはいられない。
変わりやすい山の天気の様で
雨が降ったり
晴れたり
曇ったり
些細な事で一喜一憂したけれど
それも人間らしくていいなぁと
*今日の心模様
今日の心模様。
今日の心模様は
やっぱり
大好き。
インライ見たけど
インスタ
上げてくれて
ありがとう。
最近
投稿が多くて
嬉しいよ。
「ねえ聞いて~今日デートだったんだけどさぁ」
『どしたー?』
「今日の天気、1週間前から雨の予想だったよね?」
『んー、1週間かは知らないけど、昨日は局地的に雷雨って言ってた気がする~』
「そうなの!雨なの!で、今日どこいったと思う?」
『旅館に泊まるんだ、って自慢してきたよね?』
「旅館には泊まったよ。そのあと行った場所が山でさあ」
『まってw土砂降りの中山行ったってことwww』
「そう!!!天気くらい見ておけよって話!おろしたてのパンプスは泥だらけ、ロングスカートにも泥はねて最悪!」
『www事前に教えてくれれば服装考えるのにねー』
「せめてスニーカー履きたかったわー。あ、最寄り駅着いたからまた連絡するね~」
んーと、ぴに送るのは
「最寄り駅着いたよ!まじ楽しかった。来週どこ行くか考えながら歩くからまたあとで~」
あなたへのLINEに全部を伝える必要なくない?
#今日の心模様
今日は平穏
波も立たず落ち着いてた
いつも通りで変わらない日常は
安心感があって好き
たまにつまらなくもなっちゃうけどね
明日はどんな1日かな
心は安定していられるかな
#今日の心模様
「はあ…雨か…。」
どんよりとした灰色雲。空模様が暗いと不思議と心も重くなる。
だけど仕方ない、玄関の傘立てから飾りっ気の無いビニール傘を取り出す。
雨音は軽い。パラパラと軽快に跳ねる。
憂鬱な気分を紛らわすために、音に耳を傾ける。
その時だった。
「俺もいーれてっ!」
強引に傘の半分を占領された。
「ちょっと…傘くらい自分で持ってきなよ…。」
「いや〜朝にお前に会える気がしてな〜。」
能天気に侵略者は笑う。
その笑顔は、私の心模様を晴らしてくれた。
本当にムカつくけど、私は…。
どうしようもないほど君に依存しているのかもしれない。
『今日の心模様』
今日の心模様
「なんか、楽しそうだね」
「へ?」
帰って来て早々、言われたのはそんな言葉だった。
「いいことでもあった?」
「いやー、どちらかと言うと嫌なこととか、悪いことばかりだったけど」
思い返してみても、浮かぶのはテンションの下がるものばかり。朝は電車が遅延して遅れそうだったし、仕事ではミスしまくるし、挙げ句の果てに帰りの電車はうっかり乗り過ごして帰ってくるのも遅くなってしまった。
そんな今日は良くない日だったけれど、おかえり、って迎えてくれた君が、あまりにも優しく微笑むから。なんだかそんなことたちがどうでもよくなって、下がっていたテンションも、落ちていた心も元の位置に戻る。
「君のおかげかもね」
「え、俺なんかした?」
「おかえり、って嬉しかったから」
そう素直に伝えれば、君は照れくさそうに笑った。
今日の心模様、晴れのち雨、のち晴れ。