『今日にさよなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日もほどほどに勤務を頑張った
休日は趣味に没頭したいなとか連休取れたら旅行したいなとか勤務中はそんなことを考えていた
今日にさよならしてたまには非日常を送りたい
夜寝る前にスマホで撮った旅行の写真眺めては少しセンチになる
今日にさよなら
明日もいつも通りの勤務です
ほどほどに勤務頑張ろう
今日にお礼をして別れを告げて、また明日にはじめましてをする
今日にさようなら
23:59
あと1分でさよならの時間
もうそろそろ自分を許そう。
全部じゃなくていい。
片目を閉じて見て見ぬふりでも構わない。
許すのではなく赦す。
自分に厳しくしてきた今日にさよなら。
-お題- 今日にさよなら
だるっとした灰色のスウェット。
白のサンダルをパタパタと鳴らしながら道をゆく。
絶えず灯るコンビニへと踏み入る。
缶とつまみと18番を買い流れのまま店を出る。
「あざしたー。」
遠のく声が耳に残る。
不用心なドアノブをひねる。
この狭さに落ち着き、息詰まる。
窓を開け、肘をつきながらカチッと火を点ける。
肺へ送られた煙は明日さえも見えなくする。
黒と白と煙元の灰まみれの赤くらいしか持ち合わせない視界。
日めくりカレンダーにふと目をやる。
日曜の赤がやけに鬱陶しくて、一枚破って丸めて部屋の片隅に放った。
カシュッと開けたソレは、吐き出した虚しさを取り込むように喉へと伝った。
今日にさよなら 良くても悪くても
明日が待ち遠しい 今日より良いに違いない
みんなみんな聞こえてたの。
「おはよう。まだ寝てんの?」
「とうとう今日になっちゃったよ」
「なぁ……ホントにこれで良かったのかな? 俺、ずっと不安でさ。お前はコレを望んでたのかな?」
「……いまさらか。お前が今すぐ起きでもしなけりゃ、予定通りカプセルにいれることになる」
「……病気、治んないんだって。今の技術じゃ」
「だからってコールドスリープさせて先送りなんて……。いや、なんでもない」
「未来で幸せになれよな。たぶんきっと今より技術も進んでて、生活も便利になって、もしかしたら働かずに暮らせるようになってるかもな」
「だから、きっと幸せになれるよな」
「……ごめん。泣いたりして。……お前は幸せになりにいくのに」
「ただ、どうしても寂しくてさ。ごめんな」
「先生が呼んでる。……最終検査だって」
「お前に触れんのも、これが最後か」
「元気でな。そんで幸せにな。それから、あんまり無理とかしないで、できるだけ居心地の良いとこで暮らせよな」
「じゃあ、さよなら」
もう日付が変わるね。あとちょっと。
……実は明日から、この世界の原則がいくつか変わるんだ。
あ、十二時。
どう? なにか変化は?
無い? そう、良かったね。今日の変化はあんまり君に関係ないのかも。
昨日は大変だったもんね。え? 何がって、昨日も少し世界が変わったんだよ。
君が知らないだけだよ。全部ね。
あ、どうしたの?
身体が溶けてる? ああ、うん。日付が変わったからね。今日の変化でしょ。
なんでって、忘れたの?
昨日、日付変更線が7度ズレたの。
【今日にさよなら】2024/02/18
いつかておくれなせかいを、おまえはしらない。
今日にさよなら
(本稿を下書きとして保管)
2024.2.18 藍
今日にさよなら
今日にさよなら
布団に入って眠って
今日にさよならをして
明日におはようという。
そんな毎日を私達は繰り返していく。
そして明日にバイバイを伝える日が
いつかくる。
「今日にさよなら」
3年前の今日の写真がカメラロールで映された。
亡くなった祖母の作った料理を最後に食べた日だった。
久しぶりに食べる手料理が嬉しくて、
食べる前に写真を取っておいた。
とても料理が得意だった祖母。
まさかその1年後に亡くなるなんて
思いもしなかった。
今日という日はもう巡ってこないけど、
祖母とはまた巡り会えることを願って
一度もさよならなんて言葉はいわない。
「今日に、さよなら。ばあちゃん、またね」
今日にさよなら。
12時の鐘まであと少し。
魔法はもう終わり。
また明日。
今日にさよなら、普通の人ならできること。
だけど、私に来るのは明日も『今日』なんだ。
昨日も、明日も、明後日も、『今日』。
『今日』以外の日がなくなった空間。
カレンダーの日付も変わらない。お庭の花も枯れない。鳥もいつまでも眠っている。風は止まったままで、月もいつも同じ形。
毎日『今日』を繰り返したから、明日何があるかも知っている。
明日は、
「イワシがつちからはえてくるんだ」
【今日にさよなら】
今日のお題を見てふと思い出したので書きました。あの曲とても好きです。
『グッバイサンデー』
朝からチョコパフェ頬張って 1日のプランを立てる
メモ帳が埋まる それはもう軽やかに 槍が降っても大丈夫 私はプランを立ててる 蛙が降っても気にしない 私はプランを立ててる うまくいかなくてもかまわない 私はパフェを食べてる 計画は7割うまくいく 1日の終わり むにゃむにゃと音をたて 私は眠る
外はもう酔っ払いだらけ。また、今日が終わろうとしている。僕は僕、僕は僕でしかない。僕を表現したい。一つ一つの言葉に僕を。そんな詩が、そんな歌が書けたらいいのに。さよなら歌姫、君の詩が、声が本当にすきだ。おやすみ。
穏やかな春風が、伸びすぎた前髪を揺らしていった。
春のにおいがする。
何度となくこの窓から眺めた街を、今日僕は離れる。
振り返れば、なかなか幸せな日々だったと言えるんじゃないだろうか。
開け放した窓の外からは、よく晴れた青空が見えた。
愛しき今日にさよならを。
明日になれば、もう戻らないこの街を懐かしく思うだろう。
人々の声で賑やかな通りも、風に翻る鮮やかな洗濯物も、夕暮れに灯る暖かな明かりも、ぜんぶお別れだ。
新しい街は海の近くにある。
春のにおいに潮の香りが混ざるのを想像して、僕は目を閉じた。
今日にさよならしたくない。
いやだ、まだいてくれ。
明日気が進まない予定があるんだ。まだ心の準備ができていないんだ。
お願いだ、時間だけ平等にあっても困るよ。
今日にさよなら…
歩道橋ひとり下りゆく夜となり
言ってみようか「今日にさよなら」
明日も明後日もその先も……
10年後だってきっと私は私のままだけど
今日の私には
もう二度と逢えないのよ
おやすみなさい
タブレットを親にバレないように見ながら寝落ちして今日さよならする毎日にさよならしたい。