今年の抱負』の作文集

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今年の抱負』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/3/2026, 10:01:50 AM

今年の抱負


『過去と生きる』
2026年長かったなと思いたい。

忘れてしまう生き物だから。
一緒にどこに行って何を食べて
その時何を話して笑ったか。

あの時勇気をもらった言葉さえも
もう思い出せなくなっていたから。

1/3/2026, 9:57:44 AM

生きたい
出来る限り長く
泥臭くても良い
生きたい



お題:今年の抱負
〜あとがき〜
おみくじで凶が出ました
芽(メ)が出るので花が咲きます
生きていけるでしょう
多分

1/3/2026, 9:57:27 AM

今日こそは。
今日こそは、とぐずぐず迷っている間にも、除夜の鐘が鳴り出した。
ああ、何で俺はこうも意気地がない。
友達なんだから、年の瀬の挨拶くらい、そんな変に畏まらなくたっていいじゃないか。
簡単に。こう、さり気なく。

『今年も一年ありがとう。また来年もよろしくね。良いお年を!』

そうそう。こんなふうに簡潔に――て。
そういうのを俺が先に送りたかったんだけどさ!
ああもう! 変に気を遣って時間をかけるから、俺が送るより先に彼女の方からメッセージが飛んで来てしまったよ。
ほら、向こうは何も気にしていないんだから、びくびくする必要なんかないじゃんか。
――まあ、こっちは友達以上の好意を持っている分、下心があるのは否めないけど。
でも、そこに引け目を感じてばかりいては何も始まらない。

そうこうしている間にも日付が変わり、遂に年も明けてしまっていた。
いけない。今がチャンスだろ。
今度こそ先手を打って、俺の方から新年の挨拶を――!

――ピコン

けれども俺の気合い虚しく。
開いているメッセージ画面に、彼女からのスタンプが追加された。

『あけましておめでとう!』
『今年もよろしくね』

「――は、早いよもう!」
新年明けて早々の、深夜一番のメッセージ。
部活仲間の俺に早速送ってくれて、それはもう嬉しいんだけれど。
またもや彼女の素早さに負けてしまったのがちょっと悔しい。
おまけに、こちらもまさに送信するところだっただけに、届いてすぐ既読がついてしまった点も恥ずかしい。

ああもう、本当に情けない。何てぐだぐだな。
今年こそ、この優柔不断さとおさらばしなければ。
さもなきゃ彼女とは一生片思いで終わりそうだ。
ため息を吐いて、ぐるぐる繰り返す後悔と反省に区切りをつける。

「即断、即決!」
悪癖を断ち切るが如く。
呪文のように呟いて、漸くメッセージを送信した。

『あけましておめでとう。こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いします』


(2026/01/02 title:087 今年の抱負*02)

1/3/2026, 9:54:50 AM

今年の抱負

 今年こそ◯◯する、と言わない
 自分が好きだったものを思い出す
 思い出したものを大切にする

 がんばる。

1/3/2026, 9:33:21 AM

今年は恋愛します。
ガチで。いい人見つけます。
一緒に頑張りましょう!
by非リア

1/3/2026, 9:25:57 AM

今年の抱負

学校の成績を上位でkeep
小説家になる
上の学校に行く

1/3/2026, 9:15:09 AM

今年の抱負


今年こそは
小さいことでもいい
誰かの役に立ちたい

そして幸せな日々を
過ごしたい

大好きな人と
素敵な時間を過ごしたい

1/3/2026, 9:08:59 AM

〈今年の抱負〉

 元旦、俺はコンビニで買った三紙の新聞を居間のテーブルに広げていた。朝刊を三紙も買うなんて、入社前の俺なら考えもしなかっただろう。

 うちの会社では、毎年休み明けに前年の反省点と今年の抱負をレポートにして提出することになっている。
 初めて課題を出されたときは、正直驚いた。今どきこんなことをやる会社があるのかと。
 その時の俺の顔を見て、主任が「前時代的だと思ったろ?みんなそう思ってるさ」と苦笑したのを覚えている。

 このレポート、社長が全員分に目を通すらしい。
 それで昇給するとか、評価が上がるわけでもない。それが余計にやっかいだった。
 意味があるのかないのか分からない「抱負」を、どう書けばいいのか。初年度は提出直前まで白紙に近い状態で、結局「努力します」だの「成長します」だの、どこかで見たような言葉を並べただけだった。

 提出期限の前日、俺は主任のデスクに行って、何を書けばいいかわからなかったとこぼした。

「初年度だから、何書いても許されるよ」と主任は笑った。
「正直に、仕事を覚えます、でもいいんだ」

 そして付け加えた。
「でも来年からはそれは許されない。
 普段から業務上での弱点を書き出しておいて、年末にまとめておくといい」

 その助言のおかげで、二年目のレポートはなんとか形になった。提出後、主任がまた声をかけてくれた。

「来年は元旦の新聞を何紙か読むのがいい。
 仕事に役立つような話題が載るから」

 そして今年、三度目の正月を迎えた俺は、アドバイス通りにコンビニで三紙を購入し、読み比べている。

 最初は、直接役立つ話題を探していた。
 だが読み進めるうちに、一見関係なさそうな記事の中に、これは業務につながるのでは、という箇所があることに気づいた。

 ある新聞の経済面に載っていた地方企業の取り組み。
 別の新聞の社会面にあった、世代間コミュニケーションについての特集。
 さらに別の紙の文化欄に掲載されていた、デジタル時代の情報整理術。

 それらを書き出していくうちに、自分の考え方が広がっていくのを感じた。点と点が線になり、線が面になっていく。
 必ずしも新聞に載っている情報が正解ではないだろう。でも、手がかりになる。その中から取捨選択することで、確実に力が付く。

 ふと、主任の言葉を思い出す。

「これ、俺ひとりで考えたことじゃないぞ。
 先輩達からの申し送りだ」

 そう言って笑っていたな。この会社の、前時代的に見えるレポート制度。
 もしかしたら、こうやって知恵を受け継いでいくための仕組みなのかもしれない。

 今年の春、新入社員が配属される。俺も入社四年目で指導する立場になるだろう。
 まだ教えられるほど立派じゃない。それでも、受け取ってきたものを、次に渡す番が回ってくる年だ。

 レポートの抱負の項目を見直す。
 業務スキルの向上、顧客対応力の強化、チームワークの意識。そして最後の項目に、俺は新しい一行を加えた。

「後輩の育成」

 きっと新人も、初めてこのレポート課題を出されたとき、俺と同じように戸惑うだろう。
 その時、主任が俺にしてくれたように、少しでも道しるべを示せたらいい。

 窓の外では、冬の陽が傾き始めていた。

──────

あるんですよ、こーいう会社……私も早よ書かないと(

個人的な抱負は、今年も1日1編お話を書けるようにしたいです。

1/3/2026, 9:08:26 AM

年末年始はなんだか許された気持ちになる。目が覚めた時には、とっくに午前が終わっていた。壁掛け時計を三度見して「まじかー」とつぶやいた息が白い。

 外に出れば、勿論電車もコンビニもショッピングモールも絶賛稼働中だ。年末年始こそ仕事に追われる人たちもいる。だけど私のかかわるあれこれは、みんな一斉に動きを止める。メールは来ない、通知も届かない。世界が5日だけしんとなって身を潜めている。
 
 だいたい、朝9時から夕方6時まで働くって誰が決めたんだろ。午後に2時間休憩を取るとか、5時以降は働かないとかって決まってる国もあるのにさ。

 あたたまった布団の中で今年の抱負をがんばらないことに定め、私は再度眠りに落ちた。

『今年の抱負』

1/3/2026, 9:04:40 AM

推し活ばかりじゃなくて、自分磨きにも力を入れる!!


【今年の抱負】

1/3/2026, 8:51:55 AM

『今年の抱負』

我が国では、毎年ひとり抽選で願い人が選ばれる。

国で一番の高さを誇るタワーに吊るされ、日の出から日の入りまで耐え続けると、国がひとつだけ願い事を叶えてくれるのだ。

死者を生き返させるとか、時間を巻き戻すとかの実現不可能な願いは対象外。
その代わり、国家権力で叶うものはなんでも許される。

かつて人々は、各自年が明けると新年の抱負を語っていたらしい。
それが廃れ、人々が夢や希望を語らなくなり、無気力無感動が国に蔓延した時に、この制度が出来たという。

こんなことがやりたい、
こんなことをしようと計画している。

はじめはそういう言葉を後押ししていたそうだ。
耐え切れる者がいない今となっては、影も形もないが。

数年前、私の婚約者が願い人となり、帰ってこなかった。
今年は私が選ばれた。
私はやりきるつもりだ。

もうこんなことは終わりにするのだと――願うために。

1/3/2026, 8:50:29 AM

今年は全力で楽しんで全力で勉強する一年にしたい。その為にも健康管理や時間管理を怠らずに頑張っていきたい。

1/3/2026, 8:32:01 AM

『今年の抱負をひとことお願いします』

スマホでアンケートをやっていたら、最後の問いがこれだった。ポイント稼ぎに始めたのだが、思いのほか長くてボクは面倒くさくなっていた。


…ので、
「テキトーな1年」
と、テキトーに答えた。
ちなみに、もらえたポイントは、2ポイントだった。


2ポイントかあ…
と、正直思ったけど、
まあ、そんなもんだよなあ、
まっ いっか~
と、気持ちを切り替え、ボクは散歩ついでに近くのコンビニに出かけることにした。



24時間やっているコンビニは、ボクみたいな人間にはとてもありがたい存在だ。
ボクは基本、好きなときに寝て、好きなときに起きる。働きたいときに働き、休みたいときに休む。お腹が空いたら食べたいものを食べ、気分転換に散歩をしたりコンビニに行ったりする。

世の中では、早寝早起きをしましょう、とか、1日3食栄養バランスよく食べましょう、とか言われているが、そんな規則正しい生活とは、まったくの無縁なのだ。

まあ、それでも生活が成り立っているのだから、人生なんとかなるのである。
派手さはないけど、自分の心地よさをとことん追求していったら、今の生活になったんだ。
まあね、目立つことに憧れたこともあったし、パートナーが欲しかったこともあったけど、今の感じ、結構好きなんだよなあ、と、満足していたりする。






コンビニで、オレンジジュースとあんパンとプリンを買った。ボクは甘党なんだ。
そして、今日は天気がいいから、お気に入りの場所に行くことにした。


土手に座り、川の流れを眺め、あんパンをかじる。うん、美味い。
空を見上げると、雲がアンパンマンみたいな形で、1人で笑ってしまった。
足元をみると小さな花が咲いていて、「寒いのにすごいなあ」とおもう。
小さなしあわせって、こんな感じかなあ、としみじみしながら、またあんパンをかじる。もぐもぐ。



夕暮れまで川原で過ごし、流石に冷えてきたのでアパートへ戻ることにした。
カラスの鳴き声をきいていたら、ふとアンケートのことを思い出して、


″テキトーな1年″
ってテキトーに答えたけど、
すごーくいい1年だよなあ
と、思い、
ボクは、また1人で笑ってしまった。

1/3/2026, 8:21:51 AM

今年の抱負


抱負なんて大したものはないのだけど、
やりたいことを100個書き出すようになって4年目。

だいたい、65%くらい達成しているから御の字ですかね。
さて今年は何をしましょう
やりたいことが多すぎて
時間もお金も足りないなぁ
悔いなく生きていきましょう

1/3/2026, 8:21:37 AM

『今年の抱負』

 あれ、いない……?

 二度寝から目が覚めたとき、彼女の姿は既にベッドにはなかった。

 相変わらず、早いな。

 三が日の中日だというのに、生活リズムが変わらないのはさすがだ。
 ダル重い腕を伸ばして、ベッドボードに置いた眼鏡をかける。
 ついでに携帯電話で時間を確認した。
 時刻は11時を回っており、さすがに寝過ぎたと飛び起きる。

 顔を洗ってリビングに向かえば、彼女は携帯電話を片手にソファで寝っ転がっていた。
 めずらしく気の緩んだレアな姿に、たまらず俺は彼女の背中に顔を乗せる。

「わふっ?」
「寝るならベッドに行ったらどうですか?」
「別に眠たいわけじゃないし」

 なにを思い立ったのか、彼女は背に顔を乗せている俺にかまうことなく寝返りを打った。

「あ。ねえ?」

 ほよ、と、背中の枕がしなやかな弾力をした腹筋に変わる。
 払い除けられるどころか、そのまま頭を撫でられた。

 なんだこの体勢は。
 至福の極みでしかない。

 おとなしく身を委ねていると彼女が口を開く。

「れーじくんって今年の抱負とかあったりする?」
「抱負、ですか?」

 腹枕にしたまま視線を絡めると、彼女はうなずいた。

「もちろん私は世界征服なんだけど」

 なんて?

 上機嫌に音符を飛ばしているのが見えるが、成人女性として躊躇いなく口に出してしまうのはいかがなものかと思う。

「それは……」

 俺的にはそんな彼女もかわいいから、全然アリだ。
 むしろ地の果てまで着いていくし、なんなら伴侶として彼女を支えたい。

 とはいえ、だ。

 無垢な姿勢を崩さない彼女に対して、俺はため息をつく。

「年齢的に口に出さないほうがいいヤツでは?」
「ん? あ、違う違う。間違えた。世界制覇」
「似たようなものでは?」
「失礼な。私は平和主義だろうが」

 それは、鼻で笑い飛ばしながら放っていいセリフではないはずだ。
 態度でも口でも煽り散らかすクセに、正月ボケでもしているのだろうか。

「私のことより、れーじくんの話だよ?」
「うーん。そうは言われましても」

 言い淀む俺を急かすことはしないが、逃してくれそうにはなかった。
 しかし、抱負として掲げるほど大仰な目標を持ち合わせているわけでもない。
 苦し紛れに、やりたいことを伝えてみることにした。

「今年も目いっぱい、あなたを愛すること……なんてどうです?」
「はあ?」

 彼女は納得できずに眉を寄せたが、存外、俺にはしっくりきていた。

 俺の人生目標は、彼女と一生一緒にハッピーに過ごすことである。
 目標達成の第一歩としてはうってつけだ。

 ここぞとばかりに、屁理屈にも似た抱負を熱弁する。

「あなたに愛想を尽かされないように努力を惜しまず、今年も慢心せずに愛を注いでいく所存です」
「過剰供給だから」
「そこは、がんばって受け止めてくれないと困るんですが」
「これ以上は心臓がパンクしちゃうからいらないでーす」

 ふーん?
 そういう態度、取るのか。

 ツンケンしている彼女もかわいいが、ここは素直に俺の愛で絆されてほしかった。

「まあ、俺が寝ている間にコソコソとキスをする程度には、好きでいてくれるようでホッとしています」
「んなあっ!?」

 澄ました彼女の頬が一気に赤らみ、ソファから逃げ出そうとする。
 形勢を整えるため、俺はそんな彼女の体の上にのしかかった。

「なんっ!? お、起きっ、て!?」
「あれだけチュッチュ、チュッチュされたら、さすがに起きるでしょう」
「そ、そんなにしてないっ!」

 ごまかすことを諦めた彼女が、ヤケクソになって開き直ってきた。
 彼女の火照った頬を指で突く。

「右人差し指で頬を3回、突かれました」
「へっ?」

 柔らかな頬を撫でたあと、首筋に指先を滑らせた。

「胸元に擦り寄ってきたかと思えば、首筋に1回キス、しましたよね?」
「あ、あわ……っ?」

 今朝方、彼女にされたように首元に頬擦りをしたあと、薄く皮膚を食んだ。
 刺激に反応して彼女の皮膚が小さく跳ねる。

「そのあと頬に3回、おでこに2回、耳たぶに1回」
「ま、待って!? なに数えてっ!?」

 俺の体を押し退けようとする彼女にかまわず、唇を塞いだ。
 余程、狼狽えているのか、彼女がなにか言いた気に薄く唇を開く。
 そのわずかな隙に、つい舌を捻じ入れて彼女の体温を堪能した。

「唇に2度、軽く触れたあと、最後は5秒ほど熱烈なキスをしてくれたのに」

 唇を離せば、恥ずかしさの限界に達した彼女は、両手で顔を隠してしまった。

「あれのどこが『そんなに』の部類に含まれますか?」
「…………お、起きてたなら起きてよぉ」
「あなたがかわいいあまりに、うっかり二度寝してしまいまして。それに関しては、不徳のいたすところですね」

 両手で顔面を覆う手の甲の上に、キスを落とす。

「今年は俺が起きてるときにキスをしてくれるように、がんばります」
「やだ、無理っ」

 両膝を抱え、彼女はソファの背もたれに顔を埋めて丸まった。
 耳まで真っ赤にしながら彼女はぽしょぽしょとつぶやく。

「もうしないもん」
「なんでですかっ!?」

 からかいすぎて、彼女が本格的にいじけてしまったようだ。
 ソファの上でダンゴムシになった彼女を俺は必死に宥める。
 今年の抱負は、彼女の照れ具合を見極めることになりそうだ。

1/3/2026, 8:07:41 AM

今年の抱負

作家の猫が登場する
猫も杓子もという番組を真似て
小さな物語を書くことが今年の抱負

主人公は愛猫 
2才で我が家に来た女の子
前の飼い主の事情で里親募集に出されていたね
7才からは娘の猫として暮らすために知らない土地へ連れて行かれた
その時あなたが重大な任務を背負っていたことは勿論知らなかったはず

娘に手渡したとはいえ物みたいに扱った様でこの3年間ずっと負い目を感じてきたんだ私
あなたは決していらない猫なんかじゃないよ
私達にとって唯一無二なんだから
このメッセージを彼女に届けたい
そして私達の願い通りに娘に沢山の笑顔をもたらしてくれたお礼を込めて
これでもかというくらい褒めちぎりたいわけ
そのためのお話だからね

ナレーションは誰がいいかな?
食いしん坊でマイペースなあなたにピッタリの女優さん探しも楽しみ楽しみ

1/3/2026, 8:06:50 AM

#今年の抱負

今年の抱負。
青春,恋
それはいっぱい楽しむこと

1/3/2026, 8:02:21 AM

【今年の抱負】
 新年/期待/希望/絶望/喪失

 自動ドアが開く。俺を出迎えたのは、活気あるざわめきだった。寒さも忘れ目を丸くした。
 視界に映ったのは、はしゃぐ子供たち、窘める親、見守る老人らの姿があった。3世代間の交流。俺のイメージする公民館とあまりにかけ離れていた。
 窓口に声をかける。
 「……これは?」
 「今年の抱負を考えているんですよ。年始恒例のイベントでして」
 女性はそういって奥の方に視線をやった。つられて視線を向けて、イベントの趣旨を理解した。
 「良ければ書かれていきますか?」
 「……」
 否定の意を伝えるように、視線を逸らす。そのまま帰ろうかと思ったが、気まぐれで見に行くことにした。少しばかり冷やかしたくなったのだ。
 方眼紙の前に立ち、上を見上げる。マーカーでデカデカと“今年の抱負”と書かれている。様々な色の付箋が貼り付けられている。七夕の願い事のようなものだろう。
 何が抱負だ。馬鹿馬鹿しい。


_あとがき_
 え、ここで後書き!?と思ったことでしょう。すいません。お題更新までに書ききれませんでした。私としては自然と転まで進んだということで割と手応えは感じましたが。

1/3/2026, 8:01:42 AM

【お題】今年の抱負

『できる限り穏やかに過ごす』
By 元生物学者の刑事

『大切な人を見つける』
By ある捜査一課課長

『区切りをつける』
By ある捜査一課の刑事

『いつも通りに頑張る』
By ある喫茶店のマスター

『同期に振り回されても頑張る』
By ある公安刑事

『元いた居場所に戻る』
By 事件にあったまま帰れてないある刑事

『一人でも多くの患者を救う』
By あるフリーランスの外科医

『日本の為に頑張る』
By ある公安刑事達の後輩

『ヒーローになる努力をする』
By ある中学生の青年

『父を支える』
By ある小学生の少女

『リアルの事象、全て頑張る』
By 作者(極解の魔法使い)

1/3/2026, 8:01:06 AM

今年は少し、本当にすこし、ダイエットなど始めようと考えておる物書きです。
別に、BMIとしては、本当に、特に、無難なのです
(お察しください)
ただ皮下脂肪というものは内臓脂肪より落ちやすいと、どこぞのネットで知りましたので、
そう、ほら、今年の抱負として
(お略)
というのはそのへんに置いといて、今回のおはなしのはじまり、はじまり。

最近最近の都内某所、某本物の稲荷狐が居る稲荷神社は、今年の書き初めイベントが終わったところ。
紅白のしめ縄をちょうちょ結びに、首輪のように、かわいらしく飾った子狐が、
背負った大筆に墨汁をつけて、稲荷寿司とお揚げさんで接待されて、それはそれはご機嫌で、
大きなおおきな半紙の上を、全力疾走。

お狐様が走り回った半紙の切れ端に、今年の抱負をよくよく念じて、それをお焚き上げに投じれば、
念じた抱負をやり遂げるためのチカラを、御狐様が授けてくれる、と言われています。

ホントかどうかは、人間には分かりません。
だって検証しようがないのです。
再現性にも、乏しいのです。
それでも、その稲荷神社の参拝客は、「あれを為したい」、「これを為したい」の小さな願いを、
参拝客は今年の抱負として、半紙に託すのです。

ところでそんな抱負の半紙を
ギューっと握って
ガチめに二重にも三重にも願掛けして
そしてお焚き上げの焚き火にくべて
パンパン!二拍手一礼する野郎がありまして。

「今年こそは、今年こそはッ!!
この東京を滅亡世界の難民たちのために!
開放してみせる!!」

なんだか妙な抱負もあったものです。
どうやらフィクションふぁんたじーな物語らしく、
「ここ」ではない、別の世界から来たようです。
「あと今年はゼッテーに副業で黒字にする!
薪材ビジネスと飲食で!脱!資金難!!」
ノーモア!利益ドロボウ!!
ノーモアキャンプ管理官!!
ドチャクソに必死に願掛けする、野郎の右隣と左隣では、野郎の部下の女性が双方ため息。

「取り敢えず、夏からずっと不通のゲートが、今年こそ開通すればそれで良いですよね」
「あと難民さんね。 現地さんとのトラブルなく、無病で過ごしてくれれば」
「ね」 「ねー」

おみくじ引いて帰りましょうか。
今年の抱負もそこそこに、部下の面々は上司を置いて、稲荷まんじゅう買って帰ります。
「アテビちゃんとこ寄ってく?」
「そっとしてあげましょ。せっかく自分がやりたいこと、こっちで見つけたんだもの」

メスの大人の稲荷狐が、その様子をじーっと観察して、クシュン!くしゃみをひとつしましたが、
そっちの物語はお題と無関係なので、
気にしない、気にしない。 おしまい。

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