『不条理』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この世界が不条理に見えるのは、
君が全うに生きているゆえ
周りが歪んで見えるからか。
はたまた
歪んだ君に気づかぬゆえに
全うなものを認められぬからか。
不条理って言葉を聞くと
某テニスな漫画作品のキャラソンを思い浮かべる
古のオタク
不条理
この世界は不条理。
コロナや、不慮の事故、病気。
戦争。なぜ人の命を奪われなければならないのか。
一生懸命生きているのに。
無魅失
犇めく鼓動
美化した言葉
何も響か無い・・・
傷痕の思考
廃と遡る記憶
壊れ逝く感覚・・・
小聡明く創りし
偽善の意図
廻り薄れ逝くは
隠す微笑み
何も無い此の世界で
私が消えても
換わりはし無いから
仮初めの夢は歪んで
朽ち砕けても
目覚めはし無いから
望んだ儚き居場所は
描かれた虚像
何も存在し無いから
「私ハ 問イカケ・・・」
見据えた先は・・・
不条理だの不合理だの
まるで
条理や合理というものが
この世のどこかにいるのだが
今はちょっと留守にしているので
こんな困ったことになっている
そんなふうな言い様だ
はっきり言っておくが
そんなものは
この宇宙の
どこにもありはしないのだ
誰の頭のなかにさえ
確固と存在はしていない
人の頭にある判別基準は
気に入るか気に入らないか
それだけのはなし
理不尽でない人間など
この世にいない
一人もいない
それの証拠に
不条理も不合理も
他人からかけられるものであって
自分が他人に押し付けているとは
露ほども考えやしない
不条理なのは常に他人で
自分は一本筋が通っている
ひとに不便を強いたとしても
やむを得ない理由があるのだ
このわたしにかぎっては
俺ならあんなことは絶対しない
俺は道理をわきまえてるぞ
誰も彼も
そう考えている
世界中どこでも
みんなが
一人残らず
そう思ってる
まったく
不条理だらけ
理不尽だらけ
見渡してみれば
歪みきったこの世間で
必死になってもがいている
ちっぽけな人間たち
さてもさても
ばかばかしいやらおかしいやら
身に降りかかる理不尽な
場面とは違って
不条理とは、この世界に
満遍なく満ちている。
それを、肌で感じながらも
時計の針は進み
人々は歩み
最期は、何を見るだろうか。
君は、私は
最期に、何を見るだろうか。
【お題:不条理】
結局は顔と性格と金だけが勝つ不条理な世界ですよ。
顔が良ければ地位を手に入れて
性格が良ければ名誉を手に入れる
知性が良ければ名声を手に入れる
金があれば人生を手に入れる
地位を手に入れる。と言っても基本的に無理、
生まれながらの顔立ちが良くないとね。
名誉を手に入れる。と言っても基本的に無理無理、
生まれながらのいい環境で育たないとね。
お金を手に入れる。と言っても基本的に無理。
と、言いたい所だけど、
これが一番人生を簡単に変えれると俺は思う。
その代わりに失うものがあるかもしれない。
それはなにか。そう、名誉。つまり性格だ。
誰しも金が手に入ると、変わってしまうのだ。
それでもなお、皆は人生を手に入れようとする。
なぜなら皆は人生が大事だから。人生が大好きだから。
人生っていうのは生きている以上必要不可欠だからだ。
結論。いや、"極論"。
人生が嫌いな人はお金が嫌いということだ。
しかし、皆はお金は好き。大好きなのだ。
つまり、みんなは人生が好きということだ。
大好きということだ。
人生が嫌いな人間がいないという結論は今証明された。
#不条理
先祖から続いたその種は
川を流れる水をつたい
今ここへと辿り着いた
はじまり
そのはじまりを覚えているか
空を泳ぐ雲と
行き交う人々
朝の熱と夜の静けさ
花たちは愛し合い
君たちと同じ川を流れゆく
私は見た
せわしない生命のはたらき
その音、
濁点と半濁点の混ざる
記号として示すことのできない
そのうごめき
汚いとも美しいとも思えた
幻
その自由なうごめきが
不思議と私の毒を包み、破裂させる
そしてまた新たな毒が芽生えた
この種はここにいる
私はそれを見た
必ず君とここにいた
長く続く川の先が
いつか力なく土になろうとも
石を伝い砂を伝い
生命の水となって
君とみた景色がここに咲きますように
だから今は
この泥の中をくぐる
その先へ、
どうか1人で生きていけますように
不条理
女「私遼くんの事好きだよ!」
男「俺も♡リーちゃん!」
女「は?リーちゃんって誰?私、リリなんだけど」
男「アダn」
女「その女誰だよ、最低、別れよ?」
男「わ、分かった…(やだな、あだ名なのに)」
この世界は不条理だ、納得したくないのにしなくては行けない
運命だから仕方ない
と、人は思う、だがそれは違う私は、納得したくないのにしなくては行けなくても反論する、それが私達の義務なんです
不条理
世界には不条理なことしかないのかなぁ
とてもとっても変なことってことでしょ?
それはよくわからない
条理もなにかわかんない
自分の思っていることと違うこと
耐えて頑張っている人はすごいと思う
仕方ない感じ?
誰のせいでもない
なにかのせいでもない
その理をどこかにぶつける事もできず
そんな不条理だらけの数々は
やがて後味の悪い過去になり
それを懐かしめるか引きずるかは自分次第
そう、不条理と思うかは自分の心次第
結局自分のせいにされてしまうのだ
あの時こうすればよかった、とか
しなければよかった、とか
たとえば僕の中にあるのは
引きずる事さえできない
ちりのように積もっていく後悔だけ
ただ眺めては
どんどん山のように高くなるそれを
睨みつけているだけで
乗り越える事はできないのだ
いや、もう乗り越えようともしてないんだよ
いつかその隙間から光が差すことを
心のどこかで少しだけ期待して
そんな甘い事ばかり考えている
不条理な事に嘆く必要はないよ
どうせ自分のせいになるのなら
戦えるなら戦えばいい
戦えないのなら逃げればいい
誰も責めやしないよ
それが自分の為になるのなら
そう自分に言い聞かせて
何度も、何度も、言い聞かせて
不条理な世界では
狂ってない方が狂っている。
ならば皆狂人だ。
「不条理」
大人になってから沢山あることに
気付く
実は幼児のころからあるのに理解
できていなくて存在に気付かない
まぁ、そんな世の中だよね
不条理
午後九時半。
見慣れた帰路の、古くさい繁華街を抜けた時、ふと言葉にならない何かを悟った。
合皮の剥がれた靴で向かうのは、ビルの影に建つアパート。
日に日に自分が消えていく恐怖。
毎朝起き上がった瞬間、心の何かが削れていくような感覚に、もう耐えられないと思った。
今日もわずかな金を握りしめて生き延びた。それだけだった。
僕は自室のドアで立ち尽くした。
錆びた鍵穴を前に、妙に生暖かいものが数滴垂れた。
頭の中で誰かの声がする。
僕の声だ。
「どうして」
「もう取り返せない」
「生い立ちを恨んで」
「捨てられないように」
「努力をしろ」
もういいや。
僕はスマホを取り出し、連絡先からあの人を探した。
そして、電話をかけた。
「あの、今夜、連れて行ってもらえますか」
勝手に生まれて勝手に繁栄した人類は、この世の不条理くらい耐える義務があるはず。
アダムとイブとやらが犯した罪はそれくらい重い。
『不条理』
「世界は何時でも確率の高い方へ流れていくものだ。
そして確率の高い事柄を常識と言うでしょ?
だから本質的に考えると、この世界には不条理なんて無いのかもしれないね。
全ての出来事は起こるべくして起こった事で、そこには必ず因果関係があるんだから」
「……因果的決定論かしら?
でも仮にそれが真実だとしても、そこまで正確に未来を予測する事なんて私達には出来ないじゃない。
それなら不条理だって事実として成立する筈よ」
「まぁ、その通りだね。
そんな事が出来る奴がいるとしたら、そいつはラプラスの悪魔だろうからさ」
「……そうね」
「…………」
「……結局、何が言いたかったの?」
「……え?
別に何となく思ったことを話しただけだよ?
強いて言うなら因果的決定論とかラプラスの悪魔とか、カッコイイから使ってみたかったんだよね!」
「…………」
「( •´∀•` )ドヤァン」
「…………殺すわよ?」
「不条理ッ!!」
きみがいないのに、なんで世界は素知らぬ顔して回ってるんだろう?
————
不条理
地位や権力を
守るために
不条理なんて
許されない
人を蹴落としてまで
得た物の先には
幸せなんて訪れない
騙された私も
バカだけど
騙すあなたは
もっとバカね
たった今不条理と感じるとすれば
入社から半年経ったら最低賃金からアップすると
そう言った社長が
半年経って初給料
楽しみにしていたら
変わってないやないかーい
モヤモヤがとまらん
こういうことなのか?
不条理
ああ、なぜこんな世界に生まれてしまったんだろう。人には感情があって、その感情は複雑に絡まりあい、時にそれは人を縛りつけ、傷つける。
やりたいことも、叶えたい夢も、見るだけで、それを叶えることは許されなかった。
今日も私たちは武器を手に取る。顔も名前も知らない、同胞を殺したそいつらを葬り去るために今日も殺したくないそいつらを殺す。
銃口を相手に向けて、引き金を引く。あまりにも簡単に命を奪うその行為に何も感じなくなったのはいつ頃だろうか。
ああ、私は今何をしているんだろう。次々と命が消えていく中で、こんなにも命は軽いものだったのかと改めて疑問に思う。
生まれてきたとき、たしかに祝福されたはずなのに。生きていかなければならないのに、こんな風に命を扱って、そうしていかなければ生きていけないなんて。
敵の射撃手と目があった気がした。その手が引き金にかかるのを見届けて、空を仰ぐ。
快晴の青空の下で、願わくば次は平和な世界でありますように、そう祈って目を閉じた。