『上手くいかなくたっていい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
他多数の人間が羨望するような、俺からの手を少し口角を上げるだけで立ち去っていく君。ああ、別にいいんだ。いつも通りに、上手くいかなくたって、いい。
君はそんな軽々しく誘いに乗ってくれるような、今まで見てきたようなそんじょそこらの人間じゃないのだと、俺は誰より知っているから。
「上手くいかなくたっていい」
ふらつき、時に盛大に地面にぶつかっては擦りむき。
信頼を裏切られてやっと自転車に乗れるようになる。
上手くいかなくたっていい
何度でも失敗すればいい
諦めない
最後までやりきるんだ
そう思い続けるんだ
上手くいかなくて誰かに責められるかもしれない
でも君が努力をし続けるなら
私は君に頑張ったって言ってあげられる
#25『上手くいかなくたっていい』
上手くいかなくたっていい。
沢山失敗して経験を積んで上手くなる。
初めから上手くいく人なんていない。
だから上手くいかないからって自分を責めないで
「デートではない」
待ち合わせ場所に現れた幼馴染は、いつもより大人っぽくて、眩しくて、息が止まりそうになった。
「なにボーッとしてんの。エスコートしてくれるんじゃなかったの?」
「あ、うん。ごめん。ちゃんとやる」
「ん、期待してる」
今日は、他県にある姉妹校からの交換生を案内するための実地練習だ。
断じてデートなどではない。
大通りを歩き、名所を巡りながら、この街のことを軽く説明していく。
ひと通り案内をし、近くのカフェに入った。
断じてデートなどではない。
「……どうだった?」
「うーん。クイズ形式は良いと思う」
「良かったぁ」
「だけど歴史に関して、そこまで細かく説明しなくてもいいんじゃない?」
「いやー、でも」
「もっとラフな感じでいいと思うけど。この店の酒饅頭美味しいとか、お土産買うならここが良いとか」
「……む、難しー」
「あと、なんていうか、本物のガイドさんみたいで知識すごいなーと思うけど、色々と高校生らしさに欠けるっていうか……」
「うわー、ザックリきたー」
「あと、上手いこと言おうとしてる感がすごいし。そうじゃなくて……多少下手でも自分の言葉で言ったほうがいいんじゃないかな」
今日付き合わせたお礼だと、カフェ代を支払う。
断じて、デートなどではない。
いつか経験するであろう、初デートの実地練習である──そういうことにしておかなければ、初恋の相手をこんな風にエスコートなんて出来ないのだから。
────上手くいかなくたっていい
校舎からも寮からも利便性が悪く、普段学生たちがあまり使わない自販機。
その隣に設置されているベンチに七海は座っていた。
背にもたれ、上を向いているその目にはタオルをかけているが、椋が来たことは気付いているだろう。
「ななくん、おかえり」
「……ただいま戻りました」
体勢を一切変えず挨拶だけするのは、拒絶。
しかし椋は意思を汲まず、七海の隣に腰掛けた。
しばらく両者黙っていたが、根負けした七海がぽつりと声を溢す。
「今日の任務で、二人、子どもが犠牲になりました」
「うん」
「俺が、上手くやれていれば…助けられたのに」
七海の性格からして、懺悔したいわけでも慰めてほしいわけでもない。
きっと、ただ大きすぎる感情があふれて、こぼれた。
なら、椋も思ったことを、ただ返すだけ。
「ぼくらの任務は、上手くいかなくったっていい、なんて言えない。上手くいかなかったら死に直結する。第一何をもって『上手く』いったと言えるのかもわからない。
それでも、」
この言葉は目を見て伝えたくて、七海の目を覆うタオルを攫う。
「ななくんがぶじに帰ってきてくれて、よかったよ」
【上手くいかなくたっていい】
上手くいかなくたっていい
「上手くいかなくたっていいからさ、
やってごらんよ!」
ニコニコといい人モード全開で言うその人、
私は苦手です。
上手くいかなくたっていい☞失敗しろ、
ほら、失敗して見せろよ。
暗にそういう雰囲気、言葉の棘、視線
を、
感じてしまう。
私は空気を人より読んでしまう体質らしい。
空気を読んで立ち回り、
褒められることもあるけれど、
後でどっと疲れてしまう。
要するに八方美人。
人に嫌われたくない、好かれたい。
いい人でいたい。いい人は痛い。
そんな自分から脱却したいなあと
思う今日この頃です。
上手くいかなくたっていい
誰でも最初から上手くできることはない
できたとしたら、たまたまタイミングがよかったかもしれない。2回目、3回目も同じようにできるならそれは天才。
でも、上手くいかなかったとしても、コツコツ続けて少しずつ上手くなっていけばいい。
上手くいかなくても、自分が楽しくできるならそれでいい。
なんでもかんでも上手くやる必要はないじゃない。
頑張りすぎると心が疲れちゃうよ、
自分が楽しくできる範囲で。
恥かける 電子データが 相手なら
___________
ゲームの世界が羨ましいと思うことが度々あります。
覚えたことや達成できたことを忘れないレベルシステム、間違えてもやり直せるセーブandロード、そしてあらゆることを練習できること。
上手くいかなくても良いのは、相手に取り返しのつかない迷惑をかけない場合のみだろうから。
英会話もピアノもAIがある程度練習させてくれる時代。
次はあなたとの会話も、仕事も、練習させてくれないかな。
…でも現実は思いもかけないことばかりだから。
例え上手くいかなくても、反省は必須でも、自分を責め続けることは何の役にも立たぬと、挑戦した自分を、相手を、許す叱咤を頭の中で繰り返しています。
それまでの過程が大事なんだからさ
1歩踏み出してみよ
大丈夫だよ
失敗していいんだよ
そんなに思いつめないで
【上手くいかなくたっていい】
貴方が、甘えるのが下手でもいいんです。
きっと、何か抵抗が出来てしまうきっかけがあったのでしょう。怒られてしまった、とか。無視をされてしまった、とか。自分なら我慢できるという思いの反面、きっと心の何処かでさみしい思いをされたのでしょう。その我慢の芽が根を張って、甘えたい気持ちに絡みついて動けないのでしょう。
もう、甘えていいんですよ。好きな方、好きなものに絆されてください。
私の言葉になんの力もありませんが、心の絡みついて離れない根が少しでも解けたら嬉しいです。
甘え上手になった貴方に再会できることをここでお待ちしていますね。
苦手なことがあったっていいんです。
だって、完璧な人は居ませんから。少し欠けてるからこそ、互いに支え合えます。貴方の欠けた部分は誰かと繋がる事のできる大切な部分です。逆に、貴方の長けた部分は誰かの欠けた部分と繋がる事のできる大切な部分です。
人々はパズルのピースのように、私は思います。
私は、文字に起こすのは好きですが、読むのは得意ではないのです。貴方はここまで読んでくれたということは、私よりは文字を読むことが苦では無いのでしょう。私が起こした文字を貴方が読む。それだけでも一つの繋がりが生まれるのです。読んでくれてありがとうございます。
失敗してもいいんです。
転んでもいいんです。
休んでも、寄り道してもいいんです。
それが貴方の経験となり、知識となり、成長の糧になるでしょう。はじめから成功するより、何度も失敗してしまっても諦めずに成功させるほうが、達成感も立ち上がる力もつくでしょう。
長い人生ですから。ゆっくり進みましょう。
No.27 _上手くいかなくたっていい_
今の自分より良く見せようとするから失敗する。
ありのままでいい。
上手くいかなかったら、次頑張るきっかけにすればいい。
そんな貴方を否定する権利は誰にもない。
上手くいかなくったっていい。
それも含めて貴方なのだから。
上手くいかなくたっていいってさ
成功するって絶対思ってないから出てくる言葉でしょ?
だからね、私はちょっと苦手だよ
うまくいかなくたっていいということばを
ころんとした金平糖のように舐めて
うまくいくことをいのるのである
上手くいかなくたっていい
練れば練るほど
色が変わる。
変わらなくてもいい。
思い出とは
いずれ
そういうものだから。
上手くいかなくたっていいこと。
それはある。確かにある。
服装選びとか、料理とか、何かの競技とか、確かに上手くいかなくても別の手段があったり、誰かにフォローしてもらったりで大抵のことは何とかなる。
やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい、というのはある意味真理だろう。
けれど、上手くいかないと困ることもある、
手術に失敗は許されないし、車の運転も下手なままだと事故のもとだ。今はもう無いかも知れないが、契約書のハンコを押す場所を間違えると大変なことになる。
上手くいかなくたっていい事なんて、本当は少ししかないのかも知れない。
END
「上手くいかなくたっていい」
上手くいかなくたっていい
そう思ってても、上手くいくように立ち振る舞って
ストレスを抱えてしまう。
少しでも楽に考えて、行動できたらいいのにって思っても
楽にしてしまうと何かミスが起きてしまうかもしれない。
と思って、息が詰まりながら仕事をしている。
明日は、上手くいきますように。その次の日も何度も上手くいくよう願う。
でもいつか上手くいかなくても乗り越えられるような
自分に変わりたい
お題 上手くいかなくたっていい
手を伸ばせば雲に手が届きそうかも
なんて呑気なことを考えるには全く向いてない場所にいる私
今、私がいるのは山の中の崖っぷち。ボロボロのフェンスを跨いで来たここはあと一歩で知らない世界に行ける場所。
そこがどんなところかは知らない。きっと誰も。
こんなところにいても恐怖心一つ湧かなくなってしまった自分に思わず自嘲気味な笑みが零れる。
あ、久しぶりに笑えたかも。
笑えなかった人生。辛かった人生。
そんなことからも今日で解放されると思うと今すぐにでも
この一歩を踏み出してしまいたくなるくらいだ。
何も上手くいかなかった人生。
私は優しくなりたかった。
私の優しさは誰に気づかれず、空回りに終わった。
私は可愛くなりたかった。
私の肌が、体型が髪の毛が美しくなることはなかった。
私は友達が欲しかった。
私の周りにいたのは、いじめっこだけだった。
私はなろうとした。誰からも慕われる姉のように。
私は姉とは対象的になった。
母は姉を愛した。この世の何よりも。
娘という同じ立場の私は全くもって違う扱いを受けた。
何もかも、上手くいかない。
努力は報われない。
そんな人生も15年で終わり。
こんな終わり方だから来世に期待をすることはできないけど
それでも今よりもいい人生だったらいいなと思う。
さぁ、終わろうか。
セミの鳴き声がいっそう大きくなる。
私はくるりと後ろを向き、背中から落ちようと思った。
そこにいた、見覚えのある人を見るまでは。
「お兄ちゃん…?」
そう声に出した瞬間、お兄ちゃんはバッと走り出して
フェンスを挟んで私を抱きしめた。
『ごめんな。ごめんな。』
そう言って私の肩に涙を零した。
『もう、大丈夫だから。お前は本当に頑張った。』
なんのこと?そもそもお兄ちゃんは、ずっと一緒にいなかったから、私の事なんてほとんど知らないはず。
流されるようにフェンスの内側に帰ってきた頃には死にたいという気持ちよりも、聞きたい事のが多くあった。
しかし質問するまでもなく、お兄ちゃんは全て話してくれた
『今日な、8年ぶりくらいに帰ってきたんだよ。家に。
そしたら母さんと莉央がいて。真奈美は?って聞いたら、知らないって言って。家の雰囲気とかから何となく良くない感じがして、小さい頃お前とよく来ていたここに来てみたんだよ。』
莉央は私のお姉ちゃんの名前で真奈美は私の名前。
久しぶりに名前を呼んでもらえたことに思わず涙が流れる。
『お前のことだからきっと色々頑張ってたんだろ。昔から頑張り屋さんだもんな。』
「…でもっ、私全然ダメでっ、
なんにも上手くいかなくてっ、お姉ちゃんみたいに、
なれなかったよぉ〜」
ダムが壊れたように泣き出す私の頭をお兄ちゃんは優しく
撫でてくれた。
『うまくいなかくてもいいじゃん。やろうとしただけ真奈美は偉いよ。偉い偉い。』
『だからさ、今度からは一緒に頑張ろ?
もうあんな家には返さないよ。』
お兄ちゃんとお父さんは私たちとは別に住んでいた。
両親の仲が悪いせいで私たちは7歳の頃に離れ離れになった
当時お兄ちゃんだけは私と仲良くしてくれて、お兄ちゃんの横が私の唯一の居場所だった私にとって、とても悲しいことだった。そんなお兄ちゃんとこれからは一緒。
私は心が踊った。こんな感覚は初めてだ。
私は、うんうんと首を縦に振ってお兄ちゃんに抱きついた。
『よし真奈美!すぐに荷物をまとめるぞ!』
「おーう!」
小さい頃に戻ったように私は明るくなれていた。
自分でも驚くほどだ。数分前まで死のうとしていた人間とは思えない。これか本当の私だったのか。
それから私たちは、少し強引だったけど元いた家を抜け出して、お父さんと大好きなお兄ちゃんに囲まれて新しい人生を
歩み始めました。
上手くいかなくったっていいなんて、そんなわけないだろ!!!!!
そうやってすぐに達観した気になって諦めて放り出してるんじゃねぇよ!!
たった1度の失敗で投げ出してへらへら笑ってるんじゃねぇよ!!!!!!!
これもいい経験だとか全部が全部上手くいくわけじゃないとか失敗から学ぶこともあるとか、くだらない言い訳してるんじゃねぇよ!!!!
そうやって色んなことから逃げてちゃんと向き合わないからいっこも上手くいかねぇんだよ!!!!
てめぇは失敗から何も学んでないんだよ!!!!
泣いていい、沈んでいい、喚いていい、怒っていい。
だからさあ!!
上手くいかなくったっていいなんて言ってねぇで!!
上手くいくまで何度でも立ち上がってぶつかって挑戦してみろよ!!!!!
なあ!?!?!!!!!
20270809.NO.17.「上手くいかなくったっていい」
【上手くいかなくたっていい】
上手くいかなくたっていい。
100点が取れる保証がなければ。
成功すると約束されていなければ。
『絶対』『必ず』
それが無ければ1歩踏み出せないと言うのなら。
それなら上手くいかなくたっていい。
0か100かだけで総てを量らなくていい。
上手くいかなくても
それが失敗にはならないから。
100点じゃなくても
それがマイナスにはならないから。
1つ行動したならそれはプラスにしかならない。
1つ挑戦したならそれはいつか何処かに繋がるから。
だから怖がらなくていい。
上手くいかなくても大丈夫。
失敗も涙も悔しさも、
重ねていく事にちゃんと意味があるから。