『ルール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ルールがある世界、ということだけでも我々人間社会独自のものだよなと思う。
ルールに従い破ったものは罰せられる。これが成立するのは知性のある人間の社会だけだ。
きっと他の生き物から見たら変なことしてるんだろなと思う。
ルールは何のためにあるのか
今更、人を殺してはいけないとか
皆が知ってることでしょ?
じゃあ何で人は人を殺してしまうのだろう
人は人を殺しても殺さなくても生きていけるのに
もう自分には何のためにルールがあるかなんて
分からないよ
ルールは守るもの?破るもの?
─────『ルール』
#ルール
誰もが協力して生活や、仕事をして行く上で必要と思われる事。
でも、変える事も大事な事。
物や人、状況が、変化しているから。
ルールがある方が、自分には、とても落ち着く事だけど、取り残されるのも嫌だ。
だから、新たなルールをアップデートして行く。
ルールブックが好きだ。
生徒手帳に書いてあった校則も全部読んでいたし、好きな競技のものはもちろん、ボードゲームのなんかも楽しい。強引なルールはどこにでもあるし、そんな細かい規定まで必要なのかと思うようなものも、クスッと笑ってしまうようなものもある。ルールは守らなければならないけれど、ちょっとした抜け道や穴を探す人がいるのもまた面白い。解釈は個人により異なることがあるからだ。
私は職業柄、相談を受けることが多い。その中にはなぜか道徳をルールブックにしたがる人たちがいて、私はこれがあまり好きになれない。ゲームなど狭い世界で限られた行動パターンが想定される場合にはルールが必要だ。それによりその世界が面白くなる。ただ人生はそれとは全く異なる。生き方、夢の追い方、人付き合いやお金の使い方は、自分で決めていいものだ。あらゆる意味で他人を傷つけないことだけが基本ルールであり、迷惑をかけないように頑張っていても、かけてしまうことはあるし、どんなに気を付けていても、時に人を傷つけてしまうことだってある。幸せの主観は人それぞれでいい。相談者にそういう話をすると納得されることが多いことに実は少し驚いてもいる。昭和のお母さんは事あるごとに「家は家、他所は他所(、うちはうち、よそはよそ)。」と口にした。そう堂々と言えるお母ちゃんみたいな人が今の時代には必要なのかもしれない。
置き忘れ あなたが入れた熱いお茶
コップに入れて 水筒を洗う
#17「ルール」
私は貧しい家柄で産まれた
5歳の誕生日を迎える日
この日は両親から沢山の贅沢をさせてくれた
普段は食べられない程の沢山のご飯
豪華な服
なんでだろうとは思った
私は問いかけることにした
「おかあちゃん、なんで今日はなんで豪華なの?」
母親は
「ごめんなさい、答えられない」
そしてその場に泣き崩れた
その日の夜
私の家に知らない男女がやってきた
「その派手な服のままでいいので外に来て欲しい」
危険な、嫌な匂いがする
着いていくなと本能が訴える
が、抵抗する手段もなく抱えられて外へ
外で私が見たものはギロチン
ちょうど私の首が乗り、斬ることが出来る程の大きさ
「なんで私が殺されなければならないの」
家に来た人は無感情で答える
「村で1番元気な娘を殺す『ルール』だからだ」
1番元気な娘を殺し、そのエネルギーを神に捧げる『ルール』だから
僕の家には、独自のルールがある。
1つ、朝7時半に叔父さんを起こすこと。
2つ、おはよう、おやすみをしっかり伝えること
3つ、騒がしい音を立てないこと
4つ、冷蔵庫のものをレンジで温めて食べること
5つ、洗濯物は平日叔父さんが干すこと
6つ、休日のお昼は外食すること ect.
普通の家庭にもあるようなルールから特殊なものまで、数多くあるルールを決めたのは僕。叔父さんは勝手にしろと言ったので、とりあえずで貼り出したものだ。
「叔父さん、朝だよ。」
まだ日が登りきっておらず、オレンジの光が静かな町を照らす時間帯。僕はかならず叔父さんを起き上がらせる。何故なら僕が起こさないと叔父さんは丸一日ベットから出てこなくなるからだ。
生活リズムを作るようにしろと何度も言ってはいるのだが、聞く耳を持っていないのか、一向に定まることは無い。
「僕、8時から始業なんだよ?早く起きて。」
僕らが住んでる場所は日本ではなくドイツ。
僕が通っている学校は日本とは違い半日制で、8時に始業、最低でも2時には皆学校から帰宅することが決まっている。
まだドイツ語は完璧とまでは言えないが、リスニングはできるしほとんどのことは理解できるので最近は学校に行くのが楽しみになってきた。
話が逸れたが、本当にそろそろ起きてもらわないとまずい。僕が学校に遅刻してしまうじゃないか。
「叔父さん!起きてってば!」
ボスっとシーツに叩きつけた拳が全く意味をなさない。この男、どれだけ起き上がりたくないのだ。
「…叔父さん朝食無し。せっかくフレンチトーストにしたのに。」
ぴくりと叔父さんが頭まで被っていた毛布が揺れた。
もしや効果があるのでは?
「ちゃんと叔父さんの要望通りの物用意したんだけどな?ずっと食べたいって言ってたし。」
あーあ僕一人で食べちゃおーかなー?とわざとらしくその場を離れれば、案の定後ろから布擦れの音が微かに聞こえ
「…食べる。」
と叔父さんは言った。
ボサボサの黒髪とまだ眠たそうな目の下にある隈に昨日いつも以上に夜寝ていないことがわかるが、それは無視しておく。
毎日早く寝なさいと母親のように言っている僕の気持ちこの人わかってんのかな。
「僕もう行かないとだから、お昼は冷蔵庫に入ってるものちゃんと温めて食べてよ。叔父さん気を抜くと体に悪い物しか食べないだからさ。」
朝食の前に座る叔父さんの前をバタバタと通り過ぎながら言うと、わかったと掠れた声が聞こえる。それいつも言ってるけど時々冷蔵庫の料理減ってないんだよな。食欲無いんだろうか。
「行ってくる!」
リュックを背負って靴を履くために靴紐を結ぶ。ギリギリだけど間に合うか。と扉を開こうとした時、背後に気配を感じて振り返った。
「おはよう。」
少しも口角を上げることなく無表情な叔父さん。少しは微笑んだらどうなんだと思いながらも、珍しく忘れていたその言葉を彼から言われたことに少しの幸福感が僕を包んだ。
「おはよう。ルール破っちゃうとこだった。」
#ルール
まず、前提として知っていないと話にならない。
しかし、大人になるにつれ知ってるフリが上手くなる
つつかれてボロが出そうになると、怒りだしたり···
しかし、いい時代になりました!!
何度聞き返しても嫌がらず、根気強く教えてくれる
頼もしい先生がいる。
〖Google先生〗
感謝します。知ることは楽しいこと。
未知を開拓しに行くのは冒険だ!!
いくつになっても初めましてがあることが嬉しい。
ただ1つ注意事項が!!
ルールに囚われすぎたらナンセンス。
何事も遊びがあるから楽しい。
でゎ、また!!
川のほとりに取り残された
俺は街の灯りを見つめてた
思い出が俺の心を縛るんだ
月に包まれ闇に映え
償いが俺を捕らえて縛る
そいつに向かって歌った
俺が這いつくばるのを待ってる
全ての勝敗のために
星は優しく風に吹かれて
俺は少しだけ眠った
尾崎豊さんの路上のルール
あなたの取り扱い説明書があったなら
こんなにも悩んだりしないのに
そうね、ルールの範囲内で色々考えてやるのよ。ルールの穴っていうかね、どうしても整備が甘いっていうかね
うん、もちろん次のシーズンに変更があるんだけど、そういうせめぎ合いがまた面白いのよ。
え? イカサマ? 違う違う。やっちゃダメよ。イカサマは。それは、違反をしてるからね。
皆最初はやるのよそれ、ダメよ。
うん、ルールは破るためにある?
違う、違う、ルールの範囲内で出来る事をやるのよ。
あ、そういうやり方あったんだぁ、みたいな時が気持ちいいのよ。
俺はルールに縛られたくない?
自由だ?
よしわかった、あっちに行こうか?
もう、ここには来ないでね。
「ルール」
死にたい人は死ねなくて。
生きたい人は生きれなくて。
休みたい人は休めなくて。
頑張りたい人は頑張れなくて。
笑いたい人は泣いていて。
泣きたい人は無理に笑っていて。
人生のルールって難しいよね。
‐ルール‐
Repeatedly shining life and
I call your name,
which I don't even know
Come on, answer me.
You are special
Beloved child
夜明けの鳥達命を謳ふ
其の謳聲の喧しさに
世界の命ゝ目を覺ます
耀いて
煌めいて
今日と云ふ
たつた1度の命の旅へ
瞬いて
羽ば度いて
幾千と云ふ果てしない
人の營みの繰り返し
幾京と云ふ終はらない
命の鎖が脈々流れるる
宙を見上げよ
未だ醉ひしれる
明けの明星
幾億年の命の濁流
名も知らぬ人々の活動を
刮目せよや宇宙の瞳
今日も都に陽が昇り出す
人間が責任を持って作ったルールは
全く無責任であるし
数十億年の歳月をかけて作られたルールは
ヒトが見事にぶち壊す
だから俺は人が好きなんだ
どっかの宇宙人からして
ただの原子の動きにしか見えないかもしれない
地球の歴史の中で
メタフィクションみたいに想う原子の塊
もっとヒトを愛そうぜ
「ルール」に対してどういう態度をとるかは、文化によって全く違う。
ルーズ/タイトの二種類に分けてその文化の違いを考えることができる。
って内容の本をたまたま読んでいたところだった。ミシェル・ゲルファンド『ルーズな文化とタイトな文化』
「タイト」は従うべきルールが決まっていることが望まれる文化。
「ルーズ」は自由や自律を良しとする文化。
「タイト」な集団は、同調性に優れていて、誠実性が高く犯罪率が低く清潔だ。けれど排他的で因襲的になりやすい。
「ルーズ」な集団は、多様性や変化に寛容で、創造性が高い。けれど協調性に欠け衝動的で無秩序になりやすい。
タイトさとルーズさはトレードオフで、ある集団が、或いはある人がタイト/ルーズになる事には生き残りのための理由がある。
今の自分はルーズ/タイトどっち寄り? 今居る場所はどっちの文化? そうなったのはなぜ? 目の前の問題に対処するのに必要なのはどっちのマインドセット? って考えてみるのも面白いかも。
(ルール)
ある程度は守るけど
ほんとは自由にしたい
たまにいるルール全無視な奴が羨ましくもある
「おはよう」
寝ぼけ眼の彼女に、僕は少しぎこちなく朝を告げる。
「……おはよう」
彼女は僕から目を逸らしながら、不機嫌を伝えるようにボソッと呟く。
やっぱり、昨日の喧嘩がまだ尾を引いてるか。
僕と彼女は昨日、喧嘩をした。喧嘩の理由はとても些細なことだ。付き合って5周年の記念日に、何処に行くかという話で喧嘩をした。僕は何年経っても思い出せるように、最高の一日にしたくて、旅行を提案した。けれども彼女は家でずっと一日一緒にいて、二人の絆を再確認する日にしたいと言った。
どちらもお互いを、二人の関係を大事にするが故の考え。だからこそ、互いに譲れなかった。数ヶ月ぶりの真剣な喧嘩だった。
それでも僕達は朝の挨拶は欠かさない。
『おはよう、は絶対に言う』
これが僕たちの間の唯一のルールだった。どれだけ忙しくても、どれだけ喧嘩しても、おはようだけは絶対に言う。それが同棲し始めて直ぐに決めた僕たちのルールだ。
挨拶をしたから、僕の口からは次の言葉が自然に転がる。
「コーヒー、飲む?」
「……飲む」
ミルクは無し。角砂糖は1つ。隠し味にほんのり練乳を入れる。二人お揃いのカップに入れたコーヒーを彼女の前にコトリと置く。
「……ありがと」
「どういたしまして」
「……昨日は、ごめん」
しおらしく俯きながら呟く彼女は、いじらしくて本当に可愛い。
「こっちこそ、ムキになってごめん」
「ん」
「行き先はまた今度、落ち着いて話そっか」
僕らにあるのはささやかなルール。それでも、そのルールが僕たちの関係性を守ってくれる。
朝、おはようを言える。それだけで僕達はいつだっていつも通りになれるんだ。
世の中のルール、人としてのルール。
ルールをことごとく無視するのが子供。
ルールを教えるのが子育て?
人生でこんなに毎日怒ってる事ないってくらい、
毎日嫌になるくらい
道をそれないように、普通の日々を安全に過ごせるように。
自分だけなら何でもなくても、子供には守って欲しい。
世の中からはみ出さないように…
親としての承認欲求が満たされたいから。
【ルール】
ルールなんてと思うことが多くなった。私が転生していたことを思い出してからだ。前世は社畜で今世は少し知っていただけのゲームのモブ女。なんか、英国っぽいところが舞台となっている貴族はいるけれどストーリーには関係ない。だから、いじめとかに加担するわけでもなければヒロインと関わるでもない本当にただのモブ。私がこのゲームを知っていたのは推し絵師様がキャラビジュを担当しているから。もちろん、SNSで流れてきたときは発狂した。オタクなら当然だろ。そう、つまりこの世界の住人を見るたびに発狂したくなるのだ。自分の顔でさえも。毎日、鏡を見るだけで悲鳴を上げそうになるのを止めているので偉い方だ。ルールが嫌なのはこの世界戦の住人たちがルールで縛られているから、私も含めて。業を抱えて、家の事情を抱えて、個人の闇を抱えて生きているから。
「そろそろ付き合ってくれる気になった?」
ここで疑問。なんで、私が言い寄られているのか。ヒロインに関わる生活なんてしていないのに。
「私は、モブなのでそういうのではなくて恐れ多くてですね?」
そんなこんなでヒロインに関わってないはずの私がこんなにモテるのなんでですかね、私はただ平穏に推し絵師様の最強ビジュを眺めたいのに。こういう転生ものがあってもいいじゃないですか。
背筋を伸ばして胸を張る。
後背筋に力を入れて、顎を引いて、肩を落とす。
腰を軽くひねるように早足で歩く、歩く時は一本の線に足裏を乗せるように大股で歩く。
腕は肩から、力み過ぎないように振る。
目線は少しだけ上、5~6メートル先を見る。
口は必ずキュッと閉じる。
こうやって歩けば、職質されないし、変なのにも絡まれない。
たぶん。
テーマ「ルール」