『ルール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ルールってのは
守る努力をしろってだけで
絶対に守れって訳じゃない
縛られてるように感じるだけで
守んないと白い目で見られるから
大抵の人間がソレに従順に動いてるだけ
そういう キマリ には
かなりの頻度で穴が見つかる
一見正しいことだと思わせて
大体矛盾に値してる
そんなもんは無くたって良い
それでもあるのは
私ら人間が
基準が無いと生きられないから
模範が正しいとして、疑わないから
だから
もうちょい疑え、でもってたまには破れ
うちはいつでも 破れる人のが好ける
頭のネジ 緩んでるくらいの人がいい。
_ ₃₅
ルール
ルールというレールを進む列車は
ぶつかる事がない
皆はそれをシュールな景色とも思わずに
乗り過ごしやり過ごし眺めているだけ
ルールをスルーしたとしても
貴方の気が付かぬ場所から段々と蝕むように
捉えて逃さぬように絡みあっていく
ルールはツールに過ぎない
自分に絡みついたものとイコールの正体
「ルール」
1961年8月13日、人の手によって
ベルリンの壁が作られた。
その壁を越えようとして、
はたまた ただふざけて
壁の近くで遊んでいただけで
人々は処刑された
136名の犠牲者が出たという。
1989年11月9日、人の手によって
ベルリンの壁は破壊された。
このルールは結局
人として生きる上の絶対的なものではなく
あってもなくても
どっちでもいいものだった。
そのどっちでもいいもので 人は
人々の手足を縛り
その首をくくり
名前を、亡骸をさらしてきたその歴史
30年以上経過したいま、現在でも
身の回りにあるどっちでもいいルール
制服のスカート丈、前髪の長さ、髪の色、etc.
まだ何者でもない、何者にもなれる貴女
あなたの根幹にあるべき
あなたをあなたとするルールはなあに?
あなたのほんとうの姿は なあに?
それを探しつづけることを
いきる という
「ルール」
ルールを破りイキる人間より
ルールの中の最大値を求める人に惹かれる
ギリギリのグレーゾーンではなく、正々堂々と
私を正論でぶった斬って
私の中には自分を幸せに導くためのルールがある。
例えば、どんな時でも信号は守るとか、学校の授業で一日一回は挙手するとか、人がやりたがらないことを率先してやるとか、そういった小さなルール。守り続けたところで、誰かのためになるわけでもなければ、自分が得をするわけでもなかった。
ただ、そういったことの小さな積み重ねがいつか、何か形になって返ってくると信じている。
だからこそ、私には許せないものがある。
それは社会で一般常識とされているようなルールを守れない人間だ。平気でゴミをポイ捨てしたり、路上喫煙をしていたり、歩道を走る自転車だったり。それが身近な人であればあるほど強い憎しみに似た感情を抱く。優等生な私はそういった人に注意をするが、大抵は無視されるか、文句を言われるかのどちらかだ。
だから、三回目のの警告を無視した人には罰を与えなければならない。
今、目の前で悶えているクラスメイトがそうだ。人に万引きを命じたり、未成年なのにタバコを吸っていたり、校則を守らなかったり。
拘束されて、まともに動けない状態で理性のない動物のように言い訳を述べたり、命乞いされたりした。当然、聞き入れる耳は持ち合わせていない。だって、仏の顔も三度までなのだ。ルールを守れないゴミはこの世の中にはいらない。
だから、みんなが安心して暮らせるように。綺麗な街を保てるように。犯罪がこの世から亡くなるように。
その命を代償として、この世から消し去る。誰もやらないから私がやるしかない。法律とか倫理とか関係ない。
私が、ルールだ。
あるようで無くて
無いようである
大事だったり
大事じゃなかったり
ルール
気持ちの悪いことは気持ちの悪いことのままでいいと思うんだ。僕は。視野を広げていろんな考え方を知るのはとても素晴らしいことだけど、全部を飲み込もうとするとお腹いっぱいになっちゃうからね。ほどほどでいいんだよ程々で。
ルール
繰り返し過ちを
犯さない為の
ある種の決めごと
予め作られてた慣わし
都合主義者の道具
社会的な刷り込み
最低限の国民的な縛りと利益
ほとんどが
自覚なしにある程度守れ
平和にお互いが生きてく為にある観念
ネットにおいては
会社やサイトの免罪符
多分ちゃんと裁判したら
どうなるかわからないものもある
言葉や仕草なら
共有出来てることで伝わる
コミニケーションツール
自分を律する為の考え方
他人に強要すると一種の暴力
ある意味で神でもあるが
ある意味では悪魔でもある
ルールって言葉がなんかマイナス的
基本的には
お互いが心地よく
適切な距離をとるための関係性
人によって、ルールとは意味を変えるものだと私は思う。ある人は自分を律するため、またある人は過去の失敗を二度と犯さないために、そして忘れてはいけないのは、何にも依存できずに、独りよがりな信条に依存してしまった人達。その実獣道であるのにそれが線路であると信じて疑わない。いや、もしかしたら後ろ指を差して聴衆に徹する他の誰よりも、心底を巣食う疑心の存在を感じているのかも。ただ目を伏せっているだけなんだ。でもそうするといずれ自我は分裂していく。ポロポロ何かを切り崩しながら、きっと何かにたどり着いたとしてもそこにあるのは悟りの境地でも、ましてや意味深なカーテンコールさえもなくて、遠く遠くに置いてきてしまった、まだ小さな少年を今更思い出す、蜃気楼な自分のみかもしれない。
ああ、やな枷だ。返しもついてなくて、今にも腕をすり抜けていきそうなのに。いつかの温もりを取り戻すのではないかと握って、祈っている。役たたずめ、鎖のくせに遊離する愛は繋ぎとめてはいられないんだ。
私の、なけなしのストッパー。もうこれ以上、彼を思わないようにするためのルール。彼のピアノを聴きに音楽室に行かない。必要以上に話しかけない。中学生までの、ただの大人の付き合いに巻き込まれたあの距離に戻る。
なんて、こんなに必死に言いつけて滑稽になる。
彼にとってはいつだって、大人の付き合いに巻き込まれただけの、顔見知りでしかないんだから。
彼の中に私の席はない。どんなに羨んだって、あの子のような席は用意してもらえない。あんな風に見つめてもらうことはない。
これ以上焦がれたってなんの意味もない。だから大丈夫、時間が解決してくれる。これが当たり前になる。
そう必死で言いつけた。
貴女にとってルールは、自分を縛りつける鎖だったのだろう。破壊すべき不自由を打ち払って、貴女は求め続けた自由を得た。
その鎖と一緒に、私の憧れも弾き飛んでしまったけれど、貴女にそんなこと、知る由もない。
今の私にとってルールは、支配されるものではなくなった。細かく細かくしきたりと屁理屈をより合わせて編み上げたルールは、もはや私のテリトリー。
そしてその網で捕らえるのだ。私の欲する全てのものを。貴女の残り香を、漏らすことのないように。
(縹悟 独白)
ルール La Ley
尊敬する人はと訊かれたら
真っ先にマハトマ・ガンディーと私は答える
映画ガンディーは100回以上は悠に観た
この映画には、多くの名言が出てくるが
特に好きなのが
There are unjust laws.
この世には不正義な法律もある、という意味だ
ガンディーは植民地化されたインドを大英帝国から救うため、非暴力・非服従を貫いた
インド人として差別を受けていた南アフリカでは、外国人証明書を燃やし
インドでは、多くの人を扇動し禁止されていたインド洋から塩を取り出した
彼は正にルールを守らなかった
そのルールが正に不正義だからである
ガンディーは、幾ら暴力を振るわれようと
何年投獄されようと
一切屈指なかなった
民衆が暴動に発展した時は
自らの命を賭けて絶食した
彼の思想は実を結び、インドは植民地化から解放され独立した
彼の教えはマーティン・ルーサー・キングにも引き継がれ
アメリカの黒人差別の解放にも影響を与えた
世界が戦争や暴力で支配される今日
彼の思想が必要なのだと心から思う
Eye for eye makes people blind
目には目をは人々を盲目にするだけだ
私が以前後輩のMに送ったメールに、ガンディーの以下の文章を載せたが、それを教授が気に入って研究室の壁に貼っていたそうである
7つの社会的罪 Seven Social Sins
1.理念なき政治 Politics without Principle
2.労働なき富 Wealth without Work
3.良心なき快楽 Pleasure without Conscience
4.人格なき学識 Knowledge without Character
5.道徳なき商業 Commerce without Morality
6.人間性なき科学 Science without Humanity
7.献身なき信仰 Worship without Sacrifice
【ルール】
守れ守れと親や教師から散々言われて来たルール。私は順守した記憶がないと言っても過言ではないような子供だった。
学校を例に挙げるにしても、提出物は出さないし、授業は寝るか喋るかの二択でしかないし、ととにかく迷惑な生徒。その割に遅刻や欠席などはしないような生徒だったと言えば、何となくイメージが湧くのではないだろうか。かと言って迷惑をかけていても定期試験だけはサラッとクラス一位の点数を取っていたりした(とは言っても授業態度と提出物の問題が相まって進級はギリギリであったが)。
私がそんな生徒であったからこそ分かるのが、“ルール”というものは大人が最低限守って欲しいと思って作ったものであるということ。(私立は除くが)基本的には校則が最近ではすっかりと緩くなっているようである。私が通っていた頃とは大違いだと、今日調べてみて改めて実感させられた。
大人たちも全てを押し付けたいのを控えめにしているのだろうと、個人的には思うその“ルール”。子供心からしたら「そんなの守りたくない」と思うかもしれないが、大半は生きていく上で良いことばかりなので、たまにで構わないので、“ルール”というものを知ってみるのはどうだろうか?
(大半、というのは強調させていただきたい。稀にだとはいえ大人の利しかないような悪いルールが目につくので。)
ルールは、規則であり守らなければ罰せられる
マナーは
空気を読まなければならぬ、暗黙の了解
モラルは、個人に委ねられた
善悪の判断
少し前まで、ルールだったことが
手のひらを返したように
格下げされて、混乱してしまう事も増えた。
これまでの数年、数十年で
多様性という波が波紋のように
広がり、生きやすくなった人も多い
のかもしれない。
最近のニュースは、モラルの炎上を
日替わりで垂れ流している気もするけれど
ただ前を向いて、真っ直ぐに生きる事は
想像の何倍も難しいんだ。
【お題:ルール】
あなたの世界を邪魔しないこと。
あなたの連絡を待つこと。
こんなルール いらないよ。
ルールは人を人たらしめるもの。
しかし、必要のないルールも存在する。
常に、本当に必要か疑うのだ。
そして、なぜ必要かを考えよう。
一見必要のなさそうなルールにも、意味はあるはずだ。
それでも無かったら、無くしてしまえ。
継いできたから、前からあったからなどという
考えることをやめた、生ける屍の意見ならば戦うのだ。
我々は生きている。少しずつ、進化していく。
進化を妨げるなら、変えなくてはならない。
だからこそ意味があり、
変わらないで継がれていくものは素晴らしいのだ。
お題《ルール》
誰かに優しさの種を撒きましょう。
小さくても大きくてもいい。
その優しさは繋がって、見知らぬ誰かを幸せにする――。
そんな夢物語を綴ってみませんか?
この日常で。
『ルール』
ずっと希望していた研究室に入る事が出来て、よーし研究頑張っちゃうぞーと浮かれていた私ですが、只今絶賛班長に怒られ中です。
「冷蔵庫内の食品は、名前の書いてあるものは勝手に食べちゃ駄目って、初日に教わりませんでしたか?」
「教わりました……」
「なんで食べちゃったの」
「プリンに浮かれて……よく見てなくて……」
私、プリン大好きなんで……。
プリン狂が増えたなぁって、室長どういう事ですか。
ため息をついた班長は、半分ほど食べたプリンを前に小さくなっている私を見下ろした。
「ごめんね、私もこんな事で怒りたくないんだけど、プリンについてはほんと面倒くさい奴がいるから気をつけてほしい。プリン以外は、全然大丈夫なんだけど、プリンは駄目」
「え、プリンが駄目なんです? 人の食べちゃったのが駄目なんじゃなくて?」
「間違える事は誰にでもあるから、反省してもらえればいいわ。私も徹夜明けでぼーっとしてて室長のお昼ご飯と取り違えたことあるし」
「色々佳境に入るとみんな研究以外に頭働かなくなってくるからねぇ。そこら辺はほら、わざとじゃなければお互い様でね」
班長と室長はうなずき合う。
「でもプリンは駄目」
「なぜ」
「俺のプリン!!!!!!!!」
理由を尋ねようとした私の声に被さる大音声。
声の主は部屋の入口で絶望に顔を青ざめさせている先輩。
「あ、あの、すみません、私がうっかり食べちゃって」
「何故だ!!!! 俺の唯一の楽しみが!!!! こんな酷いことがあっていいのか!!!! いや、良くない!!!!」
「うるさ」
班長が顔を顰めてつぶやいている声がかろうじて聞こえる。先輩は、まるで舞台上でスポットライトを浴びているかのように大仰な身振りでプリンを私に食べられた悲しみを表現している。たぶん。
「彼、プリンさえ関わらなければいい研究者なんだけどねぇ」
しみじみと室長が言って、お茶をすする。班長と室長はもう慣れっこなのか、平然としている。いや、班長はとてもうるさがっているけども。
「しばらくプリンに対する愛とプリンを食べられない悲しみの語りが続くから、今のうちに同じの買ってきな。坂の上のケーキ屋さんのやつだから、それ」
「あ、はい」
班長が裏口を示して教えてくれたので、私は財布を持ってケーキ屋さんに急ぐ。
「相手を責めないのはえらいんだけど、声がでかいからひたすらにうるさいのよね」
私を見送ってくれた班長の言葉に、『プリンは駄目』の理由を理解した。
冷蔵庫のプリンには触るべからず。班長と室長の分も買ったプリン片手に、私は研究室のルールを心に刻みつけるのだった。
2023.04.24
ルール、と聞いてすぐに思い出すのは両親のことだ。
父母どちらもルールを守ることについてはかなり厳しかったように思う。当時こそ甘い躾の友達のことを羨ましく思ったりして不満たらたらだったものの、今となってはその躾に感謝してもしきれない。
箸の持ち方、秋刀魚の食べ方、必ず宿題をすること、約束を守ること、あいさつを欠かさないこと、人に迷惑をかけないこと。 それらはすべて、親が教えてくれた「ルール」だ。
大人になって、その「ルール」はわたしの「常識」になって、わたしがある程度「普通」の人間であるとまわりに示してくれて、「信頼」としてわたしを守ってくれている。
貧乏で大変な思いをさせてごめんね、と謝られるけれど、お金に変えられないものをもらえたと思っている。
ルール
私の中のルールがあって
それは誰にも言わないって
心に決めているの
傍から見たら馬鹿げたルール
それでも
私にはとても大切なルール
だから
誰にも言えない
誰にも言わない
でもきっといつか教えてあげる
たった1人あなただけに
そう心に決めているの