『ルール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
赤く光る信号を見つめる。
右を見ても、左を見ても、車の影はない。もう渡ってもいいのでは、という誘惑をふりはらって、ただじりじりと、にらめっこを続ける。
信号が赤から緑に切り替わった。
思いっきり足を伸ばして、白線を選んで渡っていく。だって、海に落ちてサメに食べられちゃうからね。
ルール
校則だとか法律だとか家の言いつけだとかルールなんて数多あるけどそれに文句言えてるくらいが楽で幸せだって気づいた方がいい。縛りがあるから自由がある。
(わりと極論だけど生なきゃいけないから人生っていう自由が許されてる、みたいなね。)
古臭いけど私は本家の長男の第一子なので一家の跡取りとして家業を継ぐことが決まってた。本来は。だけど親が親族と縁を切ってるおかげで幸か不幸かそれは無くなった。
だから私は行きたい大学に行ってやりたいことをやれる。だけどやりたいことを探すには世界が広すぎて、私が未熟すぎていま険しい山を登ってる。
だったら不満を垂らして友だちを羨みながら家業を継いだ方が安泰だったのかもな、なんて思う。
自己中心的で贅沢すぎる考えだけどね。
愛してはいけないものを愛した時、人の真価が問われる。
そんな言葉を信じるのだとすれば、きっと私は愚か者だろう。
アンドロイドを愛してはいけない。そんなことは子どもだって知っている。彼、彼女らは見目麗しく、聡明だ。その頭脳には、どうすれば人が喜ぶのかというパターンが、幾万も組み込まれている。そして感情がないからこそ、その規則に従って振る舞うことができる。だから人がアンドロイドに惹かれるのは当然なのだ、と。
わかっている。そんなことはわかっている。だが目の前にいるこの年老いたアンドロイドに、私は手を差し出さずにはいられなかった。
見目麗しくもなく、返答も遅く、頼りない足取りで歩くこのアンドロイドが、祖母のように思えてならなかった。
何のためにそう作られたのかわからぬこのアンドロイドを、私は愛しているのだ。
そのつぶらな瞳が私を捉え、名を呼ぶ。たったそれだけのことで、目頭が熱くなる。亡き祖母とは似ても似つかぬこの機械に、何故思いを重ねてしまうのか。
わからない。わかるのは、私が愚かであることだけだ。
私はきっといつかこのアンドロイドを所持することになるだろう。そうして周囲から笑われながら、幸せ者となる。その確信だけが、この胸にはあった。
ルールは、守るように定められたもの。
マナーは、決まりではないけれど、
他人に嫌な思いをさせないように定められたもの。
小さな子供にとっては、
ルールとマナーの違いが、難しい。
もはや、何を守ればいいのか。
他人が嫌なことは、どんなことなのか。
自由にしていては、なぜいけないのか。
#ルール
ルール
ルールはなんのためにある?皆が安全に遊ぶため?誰しもが平等に生きるため?普通の人間をつくるため?
ルールが人を守ってくれるのならどうして僕を守ってくれないの。こんなに苦しんでいるのにルールは適用されないの。人生のルールには弱いものを殴って蹴っていじめては行けないというルールがあるはずでしょう。どうして僕は無視されるの。どうして平等に生きさせてくれないの。僕が何をしたっていうの。
○月○日
とある学校のとある教室。いつもは整っている机の列が大いに乱れ、ホコリのように生徒が教室の隅で彼らを見ている。彼らとは、被害者と加害者。いや、加害者だったものと、被害者じゃなくなった者と言ったほうがいいだろうか。椅子の四肢の一つからは赤い液体が床へ落ちていく。それを持つ生徒の目は冷ややかだった。彼が目を向けるのは頭から血を流した男子生徒の一人だ。いじめの主犯だった彼はうめき声をあげることしかできないようだ。
大きな足音が教室へ近づいてくる。どうやら大人たちが生徒に呼ばれて来たらしい。加害者生徒は取り押さえられた。彼は少しも抵抗しなかった。そればかりか大人に身を委ねるように体から力が抜けていた。不思議と、彼は笑っていた。それは、嬉しそうな、何もかもが馬鹿馬鹿しくなったような微笑みだった。
さくさくとわたしの前髪を手際よく梳いていくきみが、銀にひかる、きれいでひんやりとしたはさみが好きだった、じかに肌にふれるくすぐったさで目をぎゅっと閉じた、陽光と暗闇の狭間にわたしはいた、ふと手が止まると同時に瞼をひらいた、やけに明るんだ世界できみはわたしだけを刺すように見つめてそれからすぐ逸らした、わたしはその熱を孕んだ目にひどい痛みをおぼえて、もうきみを正面から見ることはできないと思った、さっききみがふれていただろう黒い束束が褪せた新聞紙にばら撒かれていたのを見て、もっと胸が潰れるようだった
「ルール」
ルールが無ければ
好きなことが出来て幸せだっただろう
髪を染めて
ピアスを付けて
メイクをして
毎日が楽しいだろうな
でも
ルールがあるから正しく楽しむことが出来るのかも
割と守ってます
あなたもでしょ
だから適度に楽しく
生きてる
それだけ
ルールには、先人の教訓に満ち満ちたものと、表面上或いは儀礼的に作成されたものがあると思う。
これらの違いを嗅ぎ分けられるようになると老害と呼ばれる年頃になるのだが、分からないうちはルールに従っておいた方が良い。
何故なら世渡りが楽だし怪我が少ない。ルールに則らないのは自ら茨の道を選択するようなものだと思う。
生きたい🟰生きろ、
死にたい 🟰生きる
これが世間のルール
――ルール――
ルールってなんのためにあるのだろう。
先生は言った。
命を守るためだよ。
分からなかった。
母親は言った。
常識を身につけるためだよ。
また分からなかった。
友達は言った。
ルールを守ったら人生は失敗しないから?
曖昧が故に分からない。
Twitterで見かけた。
ルールは破るためにある。
分からない
分からない
分からない
守らなければ生きていけない
なんて壊れた鳥かごで
知性を欠いた鳥達は
魔法のように従順になる
なればこそ。
自分はきっと抜け出したい。
僕は独りで呟いた。
ルール
ルールとは、社会におけるきまりである。
人々が円滑に共存するために大切なもの。
ルールに従うことで、自分自身はもちろんのこと、
周りの人々にも配慮することに繋がり、
またそれを守ることで、
信頼が生まれて良好な人間関係を築ける。
しかし、ルールは完全に守られることがないものだ。
時代とともに変わるし、改善されていく。
ルールには色々あるけど、
その中で難しいのが暗黙の了解というやつ。
空気を読もうね、ということだ。
空気を読むってことは、
相手の立場になって考えることだ。
日本は察する文化。
そのあいまいさを美徳とするから、面倒だ。笑
ルール
人に悪口を言っちゃいけない。
「ヤバイ」って言葉、どっちの意味にも取れるけど使っちゃいけない言葉?
他の人たちに迷惑をかけちゃいけない。
怒ったり怒られたり、泣いたり泣かれたり、生きてると他人に迷惑ぐらいかけるじゃん。悪いの?
遅くまで起きてちゃいけない。
大人の人は夜遅くまで仕事をしている。たとえ勉強だとしても駄目なの?
生き物を無闇に殺したらいけない。
生きるのに必要なことなんだ。なんで人間は駄目なの?他の動物はいっぱい殺してるじゃん。
自分を傷つけたらいけない。
どこからどこまでがいけないの?彫刻刀で指を切っちゃった。サッカーで転んで、頭を打った。高いとこから飛び降りて足をひねった。
何が必要で何がいらないのか。
ルールってそんなに必要?
そんなルールがあるなんて驚いたよ
誰が作ったの
皆で作っていったんだろうね
それで今では皆がそれにがんじがらめでさ
外から見たら大分変だよ、あなた達
一度その円環から抜け出して
こっちからその中を見てご覧
世の中、いろんなルールがあるし、
誰でも、自分の思うルールがあると思う。
それにそぐわないと、気に食わなくなるのが
人の性だろう。
ただ、人に自分のルールを強要するのなら、
反対に自分がそれをされても、文句は言えない
ということを覚えていた方がいい。
そして、ルールは必ず守るもの、と思い過ぎる
と、度を越した正義感に支配され、その先、
生きづらくなるのではないだろうか、とも
思ってもいる。
公共のルールは、もちろん守るに越したことは
ないのだけど、いろんな考えの人がいる。
そして、自分だって完璧ではない。それを
知っていればいい、と思うのだ。
「ルール」
2週間ぶりくらいかな? 本当に嬉しかった
1時間くらい話してくれて話したい事全部話せた
制服どーですか?って言ったら可愛いって言ってくれた。
最後は手を振ってお別れできた
先生 夏まで頑張ります 夏会いに来て良いですよね?
元気チャージ貰った分を明日に生かせるよう
ルール
学校に通っていたら学校のルールがあり、会社に勤めていたら会社のルールがあり、それぞれの家庭にもルールがあるでしょう。
そのルールがイヤならルールを破って、アウトローに生きて行く。
それはそれで勇気とエネルギーが必要です。
わたしは、ルールを守るタイプだと自分で思います。安全最優先に生きてきたので。
でも、もし来世があるならアウトローに生きるのもいいかな、と思ってます。
「ルールは破るためにある」
というフレーズを初めて耳にしたのはいつだったか。
あまり魅力的な響きではなかったが、書道をかじって守破離の概念を知ったときに、それは私の心の中でほんのほんのほんの少しだけ魅力を得た。
ルールを知らなければ、破ることなどできはしない。
法帖を臨書し、プロや専門生の作品を眺めて、「ルールを知る」というのがいかに大きな知識と研鑽の積み重ねであるかを実感してから冒頭のフレーズを反芻すると、たいへん高い志だなと感じ入ることがないでもない。
……などとこじつけてみたが、やはり響きが何となく軽薄に聞こえていまひとつだ。
ルールの中で暴れてこそ生まれる美しさもたくさんある。
守破離の守を怠ってはいい仕事などできぬ、という自戒を込めて、
「ルールは守るためにある」
と記して締めることにする。
ルール
自分ルール。ルーティーンみたいなの決めると
逃げ出せない感じがある。
やらないと気がすまないとか。
だから、決めないことにしてる。
私のルール
受け身
優しくする
暗い話はしない
いつも笑顔
迷惑だよね
いつもの自分を見せたらもっと嫌われてしまう
気味悪いよねごめん
みんな幸せ
???
♯ルール