『モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
こうやって芝生の上に寝転ぶのは子供の頃以来だろう。たまには空を見上げるのもいいもんだと思った。そうすることで、自分のちっぽけさを感じられる。今抱えてる悩みとか不安が、この青に呑み込まれていくような不思議な感覚を味わうのだった。
時々、言葉が心に追いつかない時がある。あの人を失ったのもそれが原因だったのだろう。だから間違いなく僕のせいだ。それを思っては塞ぎ込む毎日だった。総て忘れて、あの日の僕らに戻れたなら。何度も何度も願ったけどそんなことは叶うはずがない。時間は巻き戻せない。人生はやり直せない。それを今、寝転んで見上げる青空に言われているような気がした。
不意に白いものが視界に入り込んでくる。ふよふよ浮遊する正体はモンシロチョウだった。壮大な青の中に白く小さなその生き物が映える。僕はたたじっと見つめていた。一定の決まりもないその動きは、自然と僕の興味をひくのだ。
その蝶が、何故かあの人と重なった。無軌道に動く様子も、小さくて白いところも、音もなくどこかへ飛んでいってしまうところも。似ているところが多すぎた。僕は咄嗟に手を伸ばすけど、所詮捕まるはずがなかった。容易く僕の手をすり抜けて、その白い小さな生き物は行ってしまった。こんなところまであの人と似ているのか。嫌だな。春が嫌いになりそうだ。
モンシロチョウ
「あの蝶、可愛いね」
君はそう言った。
蝶なんて普段見てもスルーするのに、と思いながら
「あぁ、そうだね」
と相槌を打った。
モンシロチョウか…
家に帰って、僕はあの蝶の名前を調べてみた。
どうやら、白いモンシロチョウは“幸運”という意味もあるらしい。
幸運か…
僕はまぁ好きな人がいて、その人と付き合いたいなとは思っていて。
まぁそれが今日一緒に遊んだ人なんだけど。
モンシロチョウが幸せを運んでくれたなら、僕はきっと彼女と会って、遊んで、お話ししたこの瞬間に幸せを少しでも多く届けてくれたんだ。
だって、今日は凄く良いことだらけだった。
一緒にカフェに行く時に、予約をし忘れていたことに気づき、「やばい…」とかなり焦ったものの偶然そのカフェにすんなり入れたし。
今日信号にあまり引っかかってない。
まぁ全体的にみて凄く良い日だ。
あとは、僕の努力次第となるか…
もう少しこの幸せを続けるには、勿論今のままでもいいのだが、やはり僕は君と付き合いたい、と思っているから告白をしたほうがいいと思う。
でも告白なんてそんなことは恥ずかしくて。
なかなか出来なくて。もどかしくて。
でも、ああそうだ。
今日LINEでありがとう、という連絡をしてなかった。
しよう。
そして、また会おう。
そしたら、告白しよう。
僕の人生はまだまだなんだから。
モンシロチョウ
ひらひらと舞い花から花へふわりと止まって 白い翅を畳んで休んでそして、また
花から花へ止まって行く 花に止まるのは
花の蜜を吸ってるからでしょうか?
蜜を吸う蜜を運ぶイメージの昆虫って
やっぱり私は、蜂 蜜蜂を思い浮かべるが
蝶々も蜜を吸ってるんだよね?
それとも吸ってないのかなあ?
いや吸ってるよね?
蝶々も虫だもんね
分からないけど吸ってるよね?
その蝶々の中でモンシロチョウはやっぱり
白い翅が清らかな綺麗なイメージが浮かぶ
思えば蝶々も花の様に色々な色の翅の
蝶々が居るなあ....
花占いならぬ蝶占いみたいな物があったら
面白いかも まぁ無いけどね....
色々下らない事を言ってしまったが
なんかモンシロチョウと言うよりも
蝶々と言う全体の事を語ってしまったが
さっきも言った通り私のモンシロチョウの
イメージは、清らか 綺麗あと 純真など
清廉潔白な言葉が浮かぶ
花言葉ならぬ蝶言葉が出来たりして
出来無いかぁ....
じゃあ色々長々とすいません
この辺で終わりにします。
モンシロチョウも
アゲハチョウも
名前を知らないどんな蝶々も
蝶々を見ると
ありがとうという気持ちになる
近くを舞ってくれると
誰かが蝶々のからだをかりて
声をかけてくれてるようで
元気なときは
元気でいてくれてうれしいと
元気になれないときは
大丈夫だよと
都合のいいように受け取れば
やさしい気持ちがやってくる
ヒラヒラ舞うモンシロチョウを見てると、うすぼんやりと
モンシロチョウって紋は黒いから
モンクロチョウじゃないの?ってなんとなく思ってた。
でもそうなると
モンキチョウもモンクロチョウになっちゃうもんね。
ヒラヒラ舞うモンシロチョウを見て、うすぼんやり思う。
青い空に草花、そして蝶は遠目で追うに限るね。
(モンシロチョウ)
日曜日 昼のどじまん 癒される
夢を見る 嘘本当か 迷う夢
モンシロチョウ
見つけるたびに春が回って来たなあと思います。鮮やかで色とりどりの花の上を舞う白色。優雅で、風に飛ばされそうに儚くて。それでも蜜を求めて羽をはためかせる姿は強か。
なんだか貴方みたいね。
“モンシロチョウ”
春を告げる
モンシロチョウ
菜の花畑に戯れる
越冬は出来ない
モンシロチョウは
寒い冬は 蛹で過ごし
春の暖かさに
羽化をする
モンシロチョウを見ると
寒い冬が終わり
花々が咲き乱れる
春の訪れがきたことを
実感する
ひらひらと ひらひらと
私も君のところまで
とんでゆけたなら…
_モンシロチョウ_
モンシロチョウ
一瞬ポルノグラフィティの曲が浮かんだけどあれはアゲハチョウだったわ。
調べたらアゲハ蝶だったけどまぁ似たようなものだ。
それでモンシロショウね。なんだこのお題?蝶々博士をターゲットにしてるのか?このお題でなに書けばいいんだろうね。
このお題で小説を書くとしたら蝶々が好きな人でも書くしかなさそう。それで客人なんかに私はモンシロチョウが好きで~みたいな会話になりそう。
それで蝶々が好きな人と連絡が取れなくなって心配になって見に行った客人が見たのは大好きだったモンシロショウに囲まれて倒れているところになりそう。
最後はあの人は大好きだったモンシロチョウに看取られて亡くなったのです。きっと本望だったでしょう。みたいな終わりになりそう。
そんな感じで今日の日記は終わりになりそう。
今年もモンシロチョウが飛んでいる
私もモンシロチョウになりたい。
優しく軽やかに
飛び回る
モンシロチョウ
次はどこへ
飛んでいくの?
「どこへでも
心のおもむくまま
私は飛びます」
モンシロチョウ
白く 羽ばたく
太陽に 鮮やかな 羽 広げて
庭先に 鼻を 伸ばす 犬たちと
影法師を 写し出す
踊る 影が 哀しみを 忘れ させる
音もなく 跳ねる 時間に
泣かないでって 囁く ようで
僕は 忘れて いたよ
こんなに 鮮やかな 昼の 太陽
花たちが 想い出を 咲かすたび
白いドレスを 纏う 君を 思い出すから
時間を 泳ぐ 波紋を 作る
世界が 変わる 穏やかな 雰囲気 廻る
モンシロチョウと 白い犬の 影法師
長い 午後を 越えてきた
君の 作る 詩を
あの 白い ドレスを
靡かせ ながら
君の 作る 風の 歌と
君の 謳う 影法師
陽気な メロディと
羽を 広げた モンシロチョウと
足を 蹴りながら 雲を 駆け上がる 子犬と
白いドレスの 陽気な 歌と
長い午後を もう少し 見させて
終りが来る前の 楽園で 雨が 降るまで
長い 午後を 影を 作り ながら
虫籠に入るモンシロチョウは
花畑を舞うモンシロチョウとは
違って美しくなかった。
やっぱり貴方も自由を好むのね。
そう言って私は虫籠の蓋を開け
自由に飛び立つ蝶を眺めた。
私にもいつか自由がくるのかしら。
─────『モンシロチョウ』
わたしの蜜
探してくれたの?
モンシロチョウさん
溢れてるでしょ?
あなたにだけに
あげる
花に止まるモンシロチョウ
あの時に描きたかった構図もう一度
楽しかった、嬉しかった気持ちを思いだす
驚くほど簡単に捕まったモンシロチョウ
虫かごに入れて後悔した
わたしがほしかったのは
菜の花畑に舞う
あの蝶だったのに
「モンシロチョウ」
モンシロチョウ
ヒラヒラ飛んで
楽しそう
モンシロチョウも
人間見て
キラキラ生きて
楽しそうって
思ってくれたら
いいなぁ。
“モンシロチョウ”
昔、小さかった時に
母から聞いた話しがある
私はそれを今でも信じている
母は”黄色いモンシロチョウが
自分にとまったり、近づいてきたら
きっと良い事があるよ“
と私に話していた
大人になって知ったが
黄色いモンシロチョウの名前は
“モンシロチョウ”ではなくて
“モンキチョウ”と言うそうだ
しかし、今でもつい
黄色いモンシロチョウと言ってしまう
はっきり言って
いい歳になってまでもこの母の
”幸せの黄色いモンシロチョウ“
を信じてる私もどうかと思うが
たぶん、これからもずっと
信じて生きて行こうと思う
そうすれば辛い時や悲しい時に
この“黄色いモンシロチョウ”を
見つけただけで
少しでも幸せな気持ちになれるから
〝モンシロチョウ〟
春はもう終わるというのに、
野にはモンシロチョウが舞っていた。
白く可愛らしい姿は、やはり春を連想させる。
ふわっとした姿は、春の陽気に包まれていた。