モンシロチョウ』の作文集

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モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/10/2024, 12:03:11 PM

モンシロチョウ

ひらひらと

あの花に行ったりこの花に行ったり

まるであなたみたいね

5/10/2024, 12:02:34 PM

優しく揺れる葉を眺めながら、樹の下に腰を下ろす。
そして目を伏せ、母なる大地に還りたいと口癖のように言っていた彼を思い出した。
ねえ、貴方は大地に還れた?
貴方はとてもロマンチストで、自然を愛している人だったね。
私の初恋で、一目惚れの貴方。
いつでもどこまでも優しい貴方。
貴方が大地に還ってから、一年が経ったよ。
樹の音に耳を傾けながら、横に咲いている黄色の美しい花を見る。
大地に還った貴方が、一人ぼっちでも寂しくないように私が植えた花。
私は貴方の様に想像力が豊かでもロマンチストでもないから、母なる大地に還りたいと言っていた理由は分からない。
だけど、そんな私にも優しくして、大切にしてくれたのは紛れもなく貴方だから。
一年前から定期的に訪れるこの美しい場所は、きっといつまで経っても変わらないんだろう。
どうか貴方はここで母なる大地に還って、私を見守っていて。
風が吹き、葉が擦れる。花が揺れる。
それを契機にしたように、小柄で可愛らしいチョウが私の鼻先にまで飛んできた。
私は少し考えてから、話した。
「ふふ、大地じゃなくて蝶になっちゃったの?」
クスっと笑ったように、モンシロチョウはまた私の顔に触れた。

5/10/2024, 12:00:23 PM

モンシロチョウ

空中をヒラヒラ舞っている小さな白色。
あのほんの小さく愛らしい体は、
人間の生や死、復活のシンボルとされているらしく、
死者の魂が宿る、なんて噂もあるようで。
生きたかった人が死に、やっと復活できた器が蝶か。
子供に、時間に、教育の一環としてまで。
軽く殺されてしまうほどに弱い命。
愛されているのに、殺されてしまうの?

5/10/2024, 11:57:32 AM

そんなに小さくて、
そんなに薄っぺらくて大丈夫なのかな。

そんなに小さくて、薄っぺらくても、
飛べるんだ。
生きられるんだ。

本当に生きてるんだ。

生命というものは、
儚いのか、それとも思っているより、
ずっと強く、図太いのか。

命に触れると、分からなくなることがよくある。

この間、
ヒラヒラすれ違ったモンシロチョウを見て、
思ったこと。

︎︎◌ モンシロチョウ ︎︎◌

5/10/2024, 11:56:41 AM

モンシロチョウと言われたらこんな思い出がある。

5歳ぐらいの時
家が隣の男の子と
モンシロチョウを虫取り網で追いかけていた。

2人ともまだ小さくて一匹取るのもすごく大変だった。
やっとのことで取れて
彼が持ってきた虫かごに協力して
悪戦苦闘しながら入れた。

私はしばらくの間
虫かごの中にいたモンシロチョウを眺めていた。
彼は「もう一匹取ってくる!」
と笑って言った気がする

少し時間がたった頃だろうか
彼がもう一匹モンシロチョウを取って来た。

その時、私は優しさから虫かごを開けてしまった。
一瞬の事だった
あっという間に虫かごの中にいた
モンシロチョウが逃げていってしまった。

驚く彼の虫取り網からも蝶々が逃げていった。

今でも思い出す後悔と懐かしい記憶

5/10/2024, 11:56:15 AM

モンシロチョウ

あなたと一緒にいるときは
あなたの好きな曲
好きな食べ物
とにかくあなたのことばかり

別れたあと
私は私のこと
ほとんど
伝えてなかったことに
気づいた
自分のことより
あなたのことが
知りたかったから

手を繋いで歩く時の
道端のたんぽぽ
静かに舞うモンシロチョウ
春のはじめの青い空
全部大好きだったこと
伝えておけば
よかった
そうしたら
あの時間は
もっとふたりの時間に
なっていたのかな

5/10/2024, 11:55:54 AM

越冬を終え、蛹化から目覚め
草花が揺れる啓蟄の日々の中
明るい色の花々へ口を付けては喜び
白い翅に垂らされた黒い袖紋を
ゆるりゆるりと優雅に振るっている

菜の花畑を漂う白無垢姿の蝶達は
気紛れに花を摘む人の手へ留まり
翅を休め、身支度を整えている

時折、空と草の色を混ぜた様な
優しい色合いの丸い瞳と目が合う
細やかな体毛にも埋もれぬ零れそうな瞳は
人間が纏う宝石にも似た存在感を放っていた。

この春を謳歌する貴婦人や紳士と
先の未来でも、また出逢えますよう…
そして、この美しい翅が
どうか他者に毟られませんよう…

そんな祈りを込めて、近くの花へと
その身をそっと帰したのだった。

              ー モンシロチョウ ー

5/10/2024, 11:55:36 AM

青々と菜を葉を食んでいた君が
いつ蜜の味を知ったのだろう


/お題「モンシロチョウ」より

5/10/2024, 11:54:53 AM

モンシロチョウ

君はヒラヒラ トンデイル

ミドリの海を駆け抜けて 赤いトマトで輝いてる

キミはヒラヒラ トンデイタ

ミドリの海に溺れ落ち 赤いトマトで輝いた

君はただのモンシロチョウ あの時朽ちたモンシロチョウ

5/10/2024, 11:53:56 AM

モンシロチョウ

何処にでも見かける
ことができる普通の
蝶々…

ヒラリ…ヒラリ…
と低く飛ぶ
 
でも…

人間には見えない
紫外線がモンシロチョウ
には見えるらしい…

普通に見えて…
ふつうじゃない

モンシロチョウじゃないと
見えないものもある

ふしぎ


何気ないものほど
侮れないね…

5/10/2024, 11:49:25 AM

300字小説

胡蝶の夢

 俺が小学生のガキだった頃。田舎のじいさんの家に泊まりに行った。ちょうど春の盛りで、俺は毎日のように虫取りをして遊んでいた。
 その日は畑の上のモンシロチョウを捕まえようとしていた。虫籠を下げ、虫取り網でひらひらと舞う蝶を追っていた。蝶はすいすいと網を避け、いつの間にか畑から小道に、小道から古い大きな屋敷の庭へと入って行った。
 綺麗に整えられた庭には、縁側に面して座敷があり、奥に布団を敷いて若い男が眠っていた。蝶が顔にとまり、男はむくりと起き上がった。病人特有の痩せた青白い顔で男は、庭に入ってきた俺を見て、にこりと笑った。
「しつこく追い回すなんて酷いな」

 俺は悲鳴を上げて逃げ、以来、蝶は見るのも苦手だ。

お題「モンシロチョウ」

5/10/2024, 11:48:36 AM

「モンシロチョウ」

 モンシロチョウが自由に花の周りを飛んでいた。
花の周りから遠くへ自由に飛んで行くモンシロチョウを見て、私は、どこまでも自由に飛んでいけたら、いいなぁと思った。

5/10/2024, 11:48:22 AM

「モンシロチョウ」
私は小さい頃、人とは違う何かと出会った。
そのヒトは名を”ヤミノカミ”と言った。
自分を”神のなり損ないだ”と言った。
そして、名前を聞かれて”美月”と答えた。
その頃は深い意味は分からなかったが、”神”ということから”すごい存在”ということだけを思っていた。
その”神のなり損ない”は、私にこう言った。
「お前はいずれ、人の世で生きられなくなるだろう。
人の世にいずらくなったら、こちらに来るといい。」
それから十数年。
高校生となった私は、生きるのに疲れ果てていた。
小さい頃から否定され続け、理不尽に合い、猫を被らなければ”普通”でいられない。人と仲良くなっても、すぐに相手の”裏の顔”が見えて怖い。
辛くて、苦しくて。
死にたくなってしまった。
人の輪の中にいることに”違和感”と”罪悪感”を感じてしまった。
死のうと思ったけど、死ねなかった。
そして、ある日。
小さい頃に会ったヒトのことを思い出した。
そして、森に行くことにした。
その道中、不思議なモンシロチョウが飛んでいた。
私はそれに惹かれるようにして、後を追った。
その先にいたのは、小さい頃に会ったヒトだった。

「よく来たね、美月。
人の世に疲れてしまったんだね。」

そして、ヤミノカミが私の頭を撫で、抱きしめる。

「もう、頑張らなくていい。
気を使う必要も、我慢する必要も無い。
美月が傷つくこともない。
よく頑張ったね。」

そして、私は泣いた。
その間、ヤミノカミは私を抱きしめ、頭を撫でていてくれた。心から安心し、人の腕の中で泣くのはいつぶりだろう。今まで我慢していたものが全て溢れ出た。
そして、私は寝てしまった。

5/10/2024, 11:47:13 AM

モンシロチョウ

白くて。
小さくて。
けど、必死に空を飛んでる。
可愛い蝶の一種。

虫を可愛いとは思わない。
それに、好きではない。
けど、蝶が目の前で飛んでいると。
なぜか指先に乗せたくなっちゃう。
必死に飛んで。
小さな体で生きているんだ。
すごいな。

前をモンシロチョウが横切ると。
歩みが遅くなったり、止まっちゃはない?
嫌いとか言っておきながら、殺そうとは思わない。
まあ、家に入ってくれば話は別よ。
虫を大切にするってことは。
自然をも大切にすることだと思うんだ。
たまには、見守るのも一つの手かも、、。

5/10/2024, 11:44:27 AM

モンシロチョウが低く舞う ひらひら

私のまわりに ひらひら ん?

何かのメッセージ? そっか…

雨だから私の傘に入ってきたんだね



23作目✴️モンシロチョウ

5/10/2024, 11:44:25 AM

【モンシロチョウ】

ひらりと目の前をモンシロチョウが通る。
あぁ春がまた来たのか。
春は別れと出会いの季節。
今年も沢山の人と別れ、沢山の人と出会った。
モンシロチョウは春を伝える。

5/10/2024, 11:42:32 AM

【題】モンシロチョウ

ヒラヒラと毎年春の暖かい空気の中花の周りを
飛んでいるモンシロチョウをよく見る
その度いつも隣で見ていた【彼女】も思い出す。
ただ今年はもう【彼女】は居ない。


でも、またあの頃に戻りたいとは思わない
なぜなら今隣にいるのは
【彼女】ではなく
【僕の妻】になったからだ

今は去年よりも一昨年よりもずっとずっと幸せだ

5/10/2024, 11:42:11 AM

『モンシロチョウ』💚


近くにいるようで、遠い。

触れそうで、触れない。


あなたはいつもそう。


僕に近づいて、

あと少しのとこで

また離れていく。


僕を惑わし、

魅了していく。

5/10/2024, 11:40:54 AM

モンシロチョウ


小学生のころ理科の授業
モンシロチョウを捕まえて持っていき
観察するために指で羽をつままれ
授業終わりに教室の窓から放たれた
モンシロチョウたちは皆
飛ばずに落ちてく
はかないいのち
もろい命


もともと苦手だったのが
さらに苦手になりました
モンシロチョウはまったく悪くない
けれど身の回りにこられると
ギャっと叫ぶほどの拒否反応
もう虫は基本近寄ってほしくない
あっけなくシガイになるのがこわいのです

5/10/2024, 11:37:24 AM

白色の肌。
羽ばたく蝶の様に可憐な見た目。
その中にある元気を彷彿とさせる性格。
正にモンシロチョウ。
春が好きな君を僕は好きになった。

貴方はモンシロチョウの擬人化。
そうポロッと彼女の前で呟いてしまった。
は?と君は反射的に声が出たが、笑ってくれた。
面白いねと。

今日もモンシロチョウを見ると彼女を思い出す。
4月の青空の下で亡くなった彼女を思い出す。

愛おしい君の姿を。

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