『ミッドナイト』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
※ミッドナイト
今アークナイツやってるから
前衛のミッドナイトを思い出したわ
レベリングしてないんだよね
上位互換のシルバーアッシュがいたからさ
アークナイツ、今のイベントボスが
穴に落ちて退場するギミックあるの楽しすぎ(笑)
#16
あの子を幸せそうに見つめるあなたが好きだから
どうか幸せになってください
ミッドナイト
基本は寝てる時間
金曜日、土曜日は目指す時間
夜更かししたいけど
結局睡魔に負けて寝てしまう
それほど疲れている自分に
嫌気がさす
でも起きていたい理由が
その時間に起きていたいわけじゃなく
朝いつもの時間に
起きないために
いつもの時間なら損した気分になる
私のちょっとした現実逃避
朝起きて
たくさん寝たという感覚が欲しいだけ
でも結局睡眠した時間は同じ
私の時間へのプチ反抗
~ミッドナイト
昔、それはそれは凄く悲惨な生活を送っていた可哀想な少女がいたそうな。
義母や義姉からは酷いいじめを受け、食事もまともな物を食べさせて貰えない、住んでる場所なんか屋根裏のゴミ屋敷。
そんな彼女も最終的には王国のプリンセスになったらしいが
人は彼女の事を『シンデレラ』と言うらしい。
彼女の物語を知ってる人には説明しなくても理解できるだろう
私は彼女をこう呼びたい『ミッドナイトプリンセス』と。
このお話は連続小説『過ぎ去った未来』の第三話です。前話までをまだお読みでない方はそちらからどうぞ。
※この物語はフィクションです。登場する人物および団体は、実在のものとは一切関係ありません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――チュウ、という鼠の小さな鳴き声が坂部の意識を呼び戻した。
目を開けると、そこは四畳半のボロアパートだった。カビ臭い畳、干しっぱなしの洗濯物、散乱したカップ麺の容器。記憶に残る部屋より数倍も汚く強烈な匂いを放っていた。
「こりゃあ酷い――」
坂部は思わず声を漏らす。ふと落とした視線に、血色が良くシワとは無縁の、キメ細かい肌が映りこんだ。坂部は思わず立ち上がり、畳の上に転がるゴミの山をひょいひょいと乗り越えながら洗面所に向かう。体の軽さに『若さ』を実感する。
――ああ、これだ。これが若さというやつだったか。
意気揚々と洗面所に立った坂部が目にしたのは、まぎれもない二十歳の坂部だった。 しかし、その姿はあまりにもみすぼらしい。ボサボサの髪に、三日は剃っていないだろうと思われる不精髭、目の下には寝不足でできた隈がどんよりと赤黒い染みを作っている。鏡自体も薄汚れていたが、それは言い訳にもならなかった。 見ようによっては、清潔感のある五十歳の坂部の方が、まだ若さという言葉と釣り合っているようにも思える。
坂部は深く溜め息をつき、蛇口をひねった。流れ出る冷たい水で、その眠そうな顔をばしゃばしゃとはたく。幾分かシャキリとした顔に、心も少し晴れた。 軽くシャワーを浴びて、洋服箪笥から辛うじて着られそうなTシャツとチノパンを取り出して着替えを済ませる。
玄関を開けて外に出ると、まばゆい光とともに、部屋の中以上に懐かしい光景が広がっていた。
――ここからもう一度青春が始まるんだ。
坂部は青い空に胸を預けるように両腕を広げながら、鼻から目いっぱい空気を吸い込んだ。肺に溜まっていく空気も心なしか軽く、澄んだ心地がした。思わず浮かんだ笑みに呼び起されるように、ぐぅと腹の虫が鳴いた。
「まずは腹ごしらえだな」
そこで坂部は、大学時代によく通っていた近所のラーメン屋のことを思い出した。場所を思い出そうとして思考が止まり、思わずチノパンのポケットを探る。当然、この時代にスマートフォンなる文明の利器はなく、まだ携帯電話すらも普及していない。この頃はよくもまあ、こんな不便な生活を続けていたものだと感心すら覚える。
坂部は仕方なく、朧げな記憶を頼りに道を進む。少し歩けば、辺りの景色に見慣れた家や看板が目に入ってくる。三十年の月日はとても遠い過去のように思えたが、案外記憶の奥底に眠っているだけで、ちゃんと掘り起こしてやれば、素直に顔を出すものである。
時刻は昼時とあってか、目的の店の前には四~五組の行列ができていた。最前には母親と小学生くらいの親子連れが互いに笑顔を交わし、最後尾のサラリーマンと思しきスーツの男性は待ち時間の一服をふかしていた。坂部はサラリーマンの後ろに静かに並ぶ。前方から流れてくる副流煙が肺に流れ込んで、たまらずコホコホと小さな咳が出た。サラリーマンが坂部の方をチラリと一瞥し、何だ、こちとら短い昼休憩を削って並んでいるんだ、という顔で、ふぅと煙を吐きながら再び前に向き直る。
別にタバコを吸っている人間にとやかく言うつもりはないし、路上で吸おうと知ったことはないが、煙の行方くらいには気を遣ってほしいものだ、と説教じみたことを考える。ほどなくして、この時代の当たり前を思い出して、何も言わずにただただ順番を待ち続けた。
十五分ほど並んでようやく店内に通された。暖簾をくぐった瞬間、鶏ガラのだしと甘い醤油の香りが鼻の周りをかすめていく。また、ぐぅと腹が鳴る。
注文したのは、昔ながらのシンプルな中華そばとチャーハンのセットに、餃子と鶏の唐揚げまでつけた。五十歳の坂部であれば、その後の胃もたれを気にして躊躇するような量だが、何せ今は二十歳である。何とかなるという期待というより、もはや確信しかない。
狭いカウンターに所狭しと並んだ脂肪と塩分と添加物の暴徒を、待ってましたと隙間を空けた胃の中に放り込んでいく。ずんずんと体内を通るカロリーが、すぐさまエネルギーに変わっていくような感覚。やっぱり、若さとは計り知れないパワーの塊である。
三つの皿と一つの丼はあっという間に空になり、坂部は「ふぅ」と満足げなニンニク臭の息を吐いて椅子の背にどっしりと凭れ掛かる。
「はあ、こんなに食ったのは久しぶりだ」
ふと店内のテレビで流れる懐かしい番組が目に入って、初めて、本当に戻ってきたんだなと、妙な実感と安心を覚える。
時は金なりと、坂部は重い腰を上げた。よっこいしょ、と五十歳の口癖が出る。これだけ食べて千円札一枚で事足りることに驚きながら、会計を済ませ店を出る。
腕時計はまもなく十四時になろうというあたり。 坂部は周囲の静けさに心地よさを感じていた。上司からの命令や部下からの報連相も、次のアポの段取りを考える必要もない。なんと自由なんだろう、と解放感に打ちひしがれる。
その後も、ゲーセンやパチンコで無駄に時間と金を浪費し、缶ビールを片手に公園のベンチに腰掛けて、ただぼうっと空を眺めたりした。
この時代の公園には、箱型のブランコや、地球儀のようなジャングルジムなと、今では敬遠されそうな色形の遊具がまだ残っていた。子どもは遊びの天才、というのはどうやら本当だ。各々に遊び方を発明しながら、大人では思いもつかない方法で遊具の新たな可能性を引き出しては、キャッキャと笑っている。
青く晴れ渡った空に雲がゆっくりと流れていくのが分かった。こんなふうに空を見上げたのはいつぶりだろうか。営業の合間で見上げる空は、愚痴やため息が交じったような色をしていた。
歳を重ねるごとに、知らず知らずのうちに落としてきてしまった夢や希望というものは、この青い空に雲と一緒に漂っていて、手を伸ばせばすぐに掴めそうに思えた。 坂部は、背徳心とも罪悪感とも似たような妙な心地に、モヤモヤとした胸の疼きを覚えていた。
――このままで良いわけないよな。
坂部の中に湧き上がった感情が、はたして五十歳の意識から来るものなのか、それとも二十歳の肉体の残留思念なのか、もはや今の坂部には判別がつかなかった。
『過ぎ去った未来』第四話に続く
ミッドナイト
真夜中になると…
起き出すの
みんなが起きてる時は
眠ってる
ミッドナイト
ミッドナイト
午前0時を表すんだってよー
しばし休業中
時計を見れば午前0時
あと少しで20歳の誕生日
そんなミッドナイトを過ごしてる
私は寂しい人ですね
そう思っていたらあなたからLINE
誕生日おめでとう
私は胸があったかくなって眠りについた
そんなミッドナイト
『ミッドナイト』
短針と長針が上を向き切る頃に
僕は寒風の中にいた
赤本もシャーペンも部屋に置いて
ただ静寂の中に身を置いている
近い将来のことも
抱いてる夢も
全部を投げ出して
ただオリオン座を眺めている
ベルト部分の三つ星を見て
英雄も何かに縛られているのだという
そんな気分になりながら
きいきい鳴るブランコや
冷たすぎるジャングルジムと戯れながら
目を輝かしていた自分は
今どこに居るのか
星空はどこまでも静かに
行く末を見守ってくれている
- ミッドナイト -
魔法が解けるので…そう言って彼女は去っていった
靴を落としてくれないかと期待したけど
ドレスに似つかわしくないスニーカーをつっかけて、誰よりも早く駆けてったよ
彼女の軌跡は流れ星になって、僕に星の塵ひとつ残してくれなかった
時代錯誤な僕はくたばれとしか言えませんでした いつもこうです
後悔するのは僕の方なのに………
深く静かに
闇に沈んで
ひとときほどけ
生まれ変わる
ミッドナイトの
魔法がかかる
………ミッドナイト
ミッドナイト
遠くで光る 誰かの窓
星座になれない 孤独の粒
届かぬ祈りを 指でなぞり
真夜中は優しく 嘘をつく
深夜の事を「ミッドナイト」と言うそうですよ。
これを考えた人は随分オシャレさんですね。
前世の私かな?
ミッドナイト
暗闇に煌々と光る画面。
なんとなく切ないような気持ちの真夜中。
冬だからかな、関係ないか。
別に何関わったこともない。
変わったことがないからこそなのだろうか。
くるくる考えても仕方なくて、でもなんだか眠れなくて。
この呼吸がいつまで続くんだろうとか、
この心臓はいつ止まるんだろうとか。
考えてもどうしょうもないこと達と戯れるミッドナイト。
で、いつもみたいに眠るんだ。
多分、「明日」って日も、目覚めるんだろうなって思いながら。
甘く鮮やかなオレンジ色
明るく華やかな黄金色
柔くも強い乳白色
「何で『真夜中』なのにこんな色が多いの?」
「次のは黒っぽいのだから……。んー、でもなんでだろうね。バーの光の下で綺麗だから、とか?」
「あれ、てっきり『女の子を酔わせて持ち帰るため』って言うのかと思った」
「そっ……そういう悪い文化があるのは否定しないけど……」
<ミッドナイト>
腹を撫でる。
軽い衝撃は君の足が蹴ったから。
きっとあの花が咲く頃に、
この世界に産声を上げる君が、
今から愛おしくてたまらない。
君が無事に生まれ、育ち、
やがて大人になるのが
今から楽しみで仕方ない。
だからこそ。
窓の外、青空の下、
この世界が君にとって
永遠に平和であることを
どうしても、願ってやまない。
<安心と不安>
フラ、フラ、フラ。
あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
時にはぶつかった電柱に謝ってみたり。
時には先輩と肩を組んで歌ってみたり。
最後は後輩にタクシーに押し込まれて帰宅する。
そう、これが私の、
#ミッドナイト
明けない夜を連れてくるよ。祈りに似たもっと無様な何かで瞼を覆って、痛々しさを噛み殺した。萎れない花があるだろうか。砕けない星があるだろうか。
その向こうで無邪気に笑っていた誰かは、そのままここで、死ぬのだろうか。軽やかなステップ。重ねた手の平の温かさ。恥ずかしそうな笑顔のピントがずれてしまわないように。美しいまま終わればいいのに。
灰色がかったフィルムと、もう照準の合わせ方を忘れ去られたカメラで世界のどこまでが写し取れるだろうか。運命が自らを嘲るように笑った気がした。放してしまえば崩れ落ちる思い出を、眠りにつく一瞬前のゆらめきを。もう一度。もう一度。
震え声の旋律。涙のダンスホール。風に靡く髪と広がるスカート。事切れてはじまる回顧録。さあ、私に身を委ねておくれ。
ミッドナイト
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2024.1.27 藍
草木も眠る丑三つ時。
それは人ならざる存在が活動する時間。
昔は人間が出歩かないのをいい事に、妖怪や魑魅魍魎が悪事を働くと信じられていました。
なぜ人間が出歩かないと言えば、当時は外出用の灯りは日常的に使われていなかったからです。
昔の灯りと言えば、提灯を思い浮かべると思います。
ですが当時ろうそくは高級品で、一本4000円したとか。
だからと言って使わないで外に出れば、何も見えないので非常に危険なことは明白です。
なので庶民で使う人は少なく、夜になればすぐ寝ていたと言われています。
しかしそんな真夜中にとある街道を歩く男がおりました。
彼は提灯も持たず、月の光だけを頼りに道を歩いております。
この男、名を甚平と言う。
なぜ甚平がこんなところを歩いているのか。
それは、近頃このあたりに妖怪が出るという噂を聞いたからです。
なんでも真夜中に歩いていると、『みっともないど』と言って馬鹿にしてくるというのです。
そして何度も何度も『みっともないど』と言い、どんなに身なりに自信がある伊達男でもがっくりと肩を落として帰って来るのです。
ですがこの甚平、ご近所から天邪鬼として有名でした。
そんなに自信を奪うのが好きなら、逆にこちらが妖怪の自信を奪ってやろうと思い立ちます。
そこで自分が立派な服を着ていれば、『みっともないど』なんて言えず自信を無くしてしまうだろうと考えました。
そこで甚平は借金をこさえ、良い服を買い付けました。
何も知らない人が見ればどこぞの若旦那に見えるほどです。
なるほど、これなら誰にも『みっともない』なんて言われることは無いでしょう。
ただ服を買うことばかりに意識が行ってしまい、提灯を買い忘れていたのはご愛敬。
しかたがないのでそのまま出かけることにしました。
そうして甚平は噂の街道に差し掛かりますと、やはり声が聞こえてきました。
「みっともないど、みっともないど」
なんと妖怪は甚平の姿を見ても『みっともない』というのです。
さすがに甚平も怒りました。
怒った甚平は、声の正体を確かめ、妖怪を成敗しようと考えます。
そして耳を澄ませ、声がどこから聞こえてくるのか探ります。
その間にも『みっともないど』の声は絶えることがありません。
「そこだ!」
甚平は声のする方に向かって走り出し、声の主の元に駆け寄ります。
そこには突然入って来た甚平にびっくりし、立っていたのは年端も行かぬ子供でした。
「貴様、この格好を見て『みっともないど』とは何事だ」
「ええっ。なんのことです?」
「とぼけるな。貴様が毎晩『みっともないど』と言っているのは知っているんだぞ」
と言って甚平は刀を抜くようなそぶりを見せます。
もちろん甚平は侍ではなく刀も持っていないので、抜くフリだけです。
ですが子供には効果がありました。
なにせ暗くて刀を持っていないことが分からず、良い服を着ていたので、てっきり侍だと勘違いしたのです。
「いえ、お侍様。私ここで何もやましい事をしておりません」
「嘘をつけ。ではここで何をしているのだ」
「何と言われても……
ここで外国語の練習をしていたのです」
「練習?」
「はい。寺小屋で外国語を習っているのですが、苦手な単語がありましたので……」
子供の答えに甚平は一瞬ぽかんとします。
「一応聞くが、どのような単語か?」
「はい、midnightです」
「は?」
甚平が聞いたことが無い言葉でした。
「どのような意味なのだ?」
「真夜中と言う意味です。たまにうまく発音できないので練習していました」
「その、なんだ、毎晩貴様は『みっどないと』と言っているのか?」
はい、と子供は頷く。
「嘘をつくでない、貴様『みっともないど』と言って――
待てよ、みっどないと、みっどおないと、みっともないと、『みっともないど』。
嘘だろ」
甚平は呆れてしまいました。
「お侍様、どうかお許しを。お侍様を馬鹿にするつもりは無かったのです」
「安心しろ、処罰はせん。
俺は侍ではないからな」
「ですが、いい着物を着ています。どこかの偉い人ではないのですか?」
子供の質問に、甚平は少し考えます。
「訳を話すと長いのだが、買ったのだ」
「お金持ちですか」
「いや、お金は借りた。
まあ俺に返せるあてはないから、家族の誰かが返すだろうよ」
それを聞いた子供は呆れてしまいました。
「それ、いくらなんでも、みっともないど」
日付が丁度変わり、深夜0時。
残暑の残る9月半ばでも、この時間になれば幾分和らぐ。海風がひんやりと崩したスーツをはためかせる。
「ここが海神様が出る海ですか…。」
水死体が引き揚げられている場所と近いといえば近いが、少しだけ入り込んだ場所にある。
「引き揚げ場所と離れてるのは、潮の流れのせいだろうな。」
スーツを肩に引っかけた鳶田が防波堤の上を歩きながら一人言のように呟く。
工業地帯と山の隙間。工業排水のある場所のせいか、人通りは昼でも少ない。
秋口とはいえ、暑さの残る季節。それでも鑑識官の守山は鳥肌が立っているのを感じていた。
テトラポッドの隙間から飛沫をあげる波が、蠢く人の手のように見えるのも、時間帯のせいだけではないだろう。
「幽霊の出るお約束は丑三つ時。海神様が出るのは黄昏時。この時間は不気味なだけで何もないさ。」
両腕を摩る守山に気づいてか、目黒が肩を軽く竦める。先ほどのような、からかいの素振りはない。
「丑の刻参りって知ってる?」
「藁人形を打ち付けて呪うやつですよね。」
「そう。かなり有名だよね。それの正しい呪い方って知ってる?」
「え、いや…藁人形を打ち付けるだけじゃダメなんですか?」
「そんな簡単に呪えたら世の中不審死だらけだよ。呪いってのはそれなりの覚悟が必要だからね。」
エンジンを切らずに停めている車のラジオから、ミッドナイト通信の間抜けな時報が響いた。
「恐らく、海神様への呪いも、願いを書いて流すだけじゃない。」
漆黒の中でも、興奮した目黒の目がギラギラと輝いているのは分かった。