『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『バレンタインデーにチョコを貰える人って本当にいるんでしょうか?』
バレンタインにチョコがもらえるほど女子と人間関係を築いて来たわけでもないのでもらえることはないだろうと思いながらも、朝は少し期待を持ってしまう。もしかしたら誰かがくれるかもと淡い期待を抱きながら下駄箱を確認する。まあもちろんだが入っていることはない。そもそも下駄箱にいれるなんて漫画とかの世界だろう。気を取り直して教室へ、当然机の中にはなにも入ってないし、女子が声をかけてくることはない。代わりに声をかけてきたのは男友達。
「チョコなかったわ」と言うと、
「え、今日なんかの日だっけ?」
とすっとぼけた様子で返事をしてくる。忘れているわけがないのだろうが、気にしてないふりをして精神を保つことでなんとか一日を過ごしていくのだろう。
もしかしたら昼休みに貰えるかもと希望を託しながら、午前中をダラダラ過ごす。そして昼休み、四十分間期待を抱いていたものの当然貰えることはなかった。
そしてそのまま放課後になり、帰路に着く。この時間まで決心がつかずにギリギリで渡してくるなんていうこともなくバレンタインデーは普通の平日として終わりを迎えた。
唯一の救いは、当日見た限りでは女子が友達同士であげていることはあったものの、女子が男子にあげているということはなかったようだったことだ。
バレンタインデーに異性にチョコを渡すのはオカルトだったんだ、チョコを貰える男子なんていないんだと、納得の結果を導き出し、気持ちよく眠りについた。
後日何組か新しくカップルができたなんて言う情報が耳に入ってきたような気がしたが、考えないことにする。
バレンタイン
YouTubeで見た材料4つで作る
チョコレートブラウニー
ホットケーキミックス使って
行程も少なくて
レンチンでできる
子どもは
ホットケーキミックス使ったら
ホットケーキの味になりそう
って言うけど
まぁ、まぁ、物は試しよ
あっという間に出来た
チョコレートブラウニー
冷蔵庫で冷やして
夕食後に実食
美味しい
全然、ホットケーキの味しない
夫も子どももニコニコ顔
甘く切ないバレンタインではないけれど
なんて幸せなバレンタインデーだろう
Theme.バレンタイン
本命さんには、まだあげられないなー。
2月14日、「バレンタイン」誰からも、貰えない俺からしたら、どうでもいい日。だけど、カップルや貰える人からしたら最高の日なのだろう。俺も、貰えるように自分を磨く。
今日はバレンタイン
一年に一度の日。
だから大切にしたかった。
けど、彼氏は習い事で忙しいから、今年はチョコを渡せそうにない。
当日に渡したかったなぁ、だから私彼氏くん以外は昨日までに全部配ったのに。
「傘貸して」
あぁ、彼に言えればよかったんだけどな。
初めて作ったトリュフチョコを6つ、ジャスコのバレンタイン催事場で買った少しシックな箱に詰めて、スクールバッグの底に忍ばせたまま、渡せなかった中学2年生の甘苦い想い出。
地方都市にあるささやかな駅ビルに、ある気高き婦人の名を冠した世界的チョコレートブランドが出店している。
いつもなら、値札だけを横目に見て、「お高~い」と胸の内で苦笑しながら通り過ぎる場所だった。
しかしわたしは今日、初めて立ち止まり、
「これください」
迷わず大箱を指さして、一万数千円を差し出した。
大切な私へ、愛を込めて。
いつもありがとう、がんばっているね。
とびきりの感謝は、わかりやすく値段に乗せた。
家路をたどる足取りがはずむ。
ひとりでこっそり箱を開けて、戸惑いながら選び、えいやっと頬張って、小さな背徳と手をつなぎ、陽気に小躍りしてみたい。
明日からは、どんな気持ちであの店の前を通るだろう。
お得意様気取りかな。
「また来年が楽しみ」かな。
「たいして違いがわかんなかった」かもしれない。
どちらにしろ、今までとは違うはず。
わたしは今日、このチョコレートを食べて、ほんの少しだけ世界を変えるのだから。
バレンタインとは、毎年2月14日に世界各地で行われる恋人や夫婦がお互いの愛を確かめ合う日。日本では、チョコレートを贈る習慣が定着している。海外では、男性から女性にプレゼントを贈るのが主流である。
カップケーキ・あなたは特別な人
人の心の詰まった贈り物。
なにが好きかな。喜んでもらえるかな。
何を作ろう。何を贈ろう。
悩んで迷って揺れて動いて、その末のもの。
バレンタインだって、恋愛に溢れた男女だけのイベントではない。そうじゃないやり方があったっていいはずだ。
何年も、何年も、想いを込めて交換して。
そんな親友達に、関係を続かせてくれるバレンタインに、
心よりの感謝を込めて。
いつも愛を運ぶ、とろり甘いお菓子と。
「バレンタイン」
好きな人にバレンタイン渡したいけど
自信無い.....。
そこで渡せなかったらモヤモヤするだけだよね..
頑張って渡してみる__!!
先輩!!
来てください!!
ちらちらと雪が降るなかを、2人で歩いた帰り道。
いつも2人で楽しく話しながら通るこの道も、今日はなんだかいつもと違っているように感じるのは、私と君との間に少しの緊張があるからなのか。
いつも隣を歩いているのに、少しだけ前を歩く君の背中はなんだか知らない人みたい。
自転車のペダルが無機質にからからとなっている。
どんな風に君の名前を呼んで、どんな会話をしていたのか、今日は何も分からなくなってしまう。
分からないから荷台を思い切り掴んで、強制的に進行を防いだ。
「プリン作った、から。食べる?」
目が泳ぐ。たどたどしく言葉を発するたびに、汗が吹き出して体が暑くなった。
「うん」
いつもよりぶっきらぼうな返事。交わらない視線。
今日はバレンタイン。
【バレンタイン】
チョコレートを女性から貰うという、男の一大イベント。
街を歩いたり、買い物をするだけで周りから白い目で見られる自分には縁のない話。
なんでだろうね?チョコをたくさんもらえるモテる人間になりたいなんて思った事はない。
ただ普通に街に出て、普通に買い物したり遊んだりしたいだけなのに、それすら叶わない。
太ってるから?目が小さいから?顔が大きいから?
髪型や服装が流行りのものではないから?
多様性だのルッキズムへの批判だの言ってるけど、人間は所詮見た目が全て。
見た目が普通以上で初めて多様性がと言える社会。
娘は太らせるわけにはいかない、整形してもいい、髪を染めてもいいし、勉強もそこそこで構わない。
見た目だけは良くしろ。でないと父親みたいに存在そのものが悪になってしまう。
全てにおいて後ろ向きになり、人間が嫌いになる。
まだ早いけど遺言の様に、父親との思い出はないけど見た目だけはよくしろとよく言っていたと言われる程、口が酸っぱくなる程言い続けよう。
自分の様な人生は歩んで欲しくないからね。
渡す人は自分!
もりもり沢山チョコレート食べて、
幸せなバレンタイン!
冷たい石の獄の隙間から、月を見上げる。
全てを見通せるほど明るい。
「信仰があると、婚姻をしてはならない」
この世界の決まりであるから、仕方ない。
本当にそうだろうか?
この世界の秩序や正義は、本当に正しいだろうか?
人々が当たり前と思っている狭間に弱者がいて、世の中の「当たり前」で見えなくなってないだろうか。
私は、明日絞首刑に処される。
名前はウァレンティヌス。
※バレンタインの語源となった逸話より
「お疲れ~」
「おつー」
「お疲れ様~」
各々の楽屋に皆戻る。ファンの歓声がまだ耳に残っている。
今日は俺の所属しているグループ『hope』のバレンタインライブイベントだった。バレンタインならではの恋愛ソングや失恋ソングを歌ったり、握手会を開いたり等々、俺達は今日凄く忙しかった。
「直樹(なおき)君お疲れ様~」
「海里(かいり)もお疲れ」
俺の楽屋に入ってきたこの人は、海里。グループの中でも一番の人気を誇っている。ライブでの団扇の数も、握手会に来ていたファンの人数も、断トツでトップ。顔だけがいいんじゃなくて性格までいいのだから人気があって当たり前なのだが。
「あ、そうだ。海里、はい」
「............え?」
「え?って。今日バレンタインだろ?だからチョコ」
俺は海里に紙袋を渡す。海里はまじまじとその袋を見ていた。
「............もしかして嫌だったか?」
「え!?いや嬉しい、ありがとう...!!これ...直樹君の手作り?」
「うん、まぁ」
「凄い!家宝にするね!!」
「家宝にしなくていいから食べろよ」
海里は何かこういうところがちょっと変というか何というか。不思議だな、と俺は思う。
「嬉しい......あれ?直樹君、なんで他にもこんなに袋があるの?」
海里は机に置かれていた紙袋達を指差した。
「他のメンバー用だよ。あとスタッフさんとか」
「.........ふーん」
「じゃあ俺、行くから。海里も自分の楽屋でゆっくりしろよ」
俺がそう言って出ようとした時、ガッと腕を掴まれる。
「海里?」
「ねぇ、それも手作りなの?直樹君の手作りを他の皆にもあげるの?」
「そうだけど?」
「......別に手作りじゃなくてもいいじゃん。市販のとかでもさ」
「海里にだけ特別とか出来ないだろ」
「...............」
「ほら、俺もう行くから離せ。海里。ほら」
「............」
海里は一向に手を離そうとしない。こうなった海里は凄く面倒だ。拗ねてる理由が解決しないとずっと駄々こねるやつ。いつも本当にわからない。
今回は本当になんでか分からないから面倒だ。
「...はぁ、もう。じゃあ今度から海里に特別にお菓子作ってあげるから」
「本当?」
「本当。わかったら手離せ」
「絶対だよ?絶対だよ?」
「はいはい絶対絶対」
俺は半ば呆れたように答えた。
「...なら許す」
そう言って海里は俺の手を離してくれた。
「ありがとう。じゃ、またな」
「...また」
そうして俺は楽屋を出て、お菓子を配り歩き始めたのだった。
お題 「バレンタイン」
出演 直樹 海里
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【お知らせ】
初めましての方は初めまして。ご存知の方はお久しぶりです、hot eyesです。
実は更新が止まってしまった日、アカウントのデータが突然消えてしまい初期状態となってしまいました。問い合わせをしましたが、どうにもならず勝手ながらショックで暫く休んでいました。
現在、新しくアカウントを作り直し、投稿を再開しています。
しかし私生活が暫く忙しくなる為、1~2週間程お休みをします。その中で時間が出来次第、更新していく予定です。誠に勝手ながら申し訳ありません。
これからもhot eyesを引き続き、よろしくお願いします。
次女が見ていた動画から、「エリーゼのために」の旋律で歌が聞こえてきた。学校のどこを覗いても見つからない自分宛てのチョコを必死とも言える勢いで探しまくる男子高校生達の心の叫びを、うまく歌にしていた。ご存知の方も居るかもしれない。勿論、笑いを呼ぶための歌として、ショートアニメに組み込まれている。
悲喜こもごもの青春はさておき、今日私はスーパーで売っている大袋のチョコレートをぽいぽいと口に放り込んで食べていた。もぐもぐ。青色申告とのたたかいはまだ完了していないから、糖分はマストアイテムだ。ブドウ糖タブレットはもう残り少ない。明日の午後には決着をつけるぞ。
聖バレンタインの言い伝え、ゴディバ夫人の逸話、ベルギーチョコレートの高名、いろいろあるけど、私の味覚は日本のフツーなチョコレートがいちばん美味しいと感じる。私の子どもの頃に、母方の大叔母が、遠くはるばるブラジルから訪ねて来られた。おみやげは現地のチョコレートだった。ブラジル移住を国が奨励したときに家族でブラジルに渡り、大きな農園の開墾と経営に成功したそうだ。「ブラジルのチョコレート」と聞いて、私は興味津々でひとかけらを頂いた。
そのチョコレートは甘かった。もう、ものすごく甘かった。「チョコレートのふりをした砂糖菓子」という感じだった。気候や生活環境や体質体格、さらに食文化の違いなどなどが、好まれるお菓子の甘さの違いになるのかもしれない。日本で好まれるお菓子の甘さは、海外の人が「ぜんぜん甘くない」と評することが少なくない。
バレンタインと言えばチョコレート、と、イメージはセットになっている。
しかし、だがしかし。私が「これはすごく美味しいな」と思うチョコレートは、どうしようもなく溶け易い。六花亭の、白い雪原の風紋を象った「ミルクのチョコレート」で、よくある「ホワイトチョコレート」とは一線を画する味だ。じわじわ美味しい。私は好きなのだ。でも、届けたいひとは遠くに居る。送って届いて、箱を開けたら雪原じゃなくて白い沼地…なんてことになったらかなしい。一度溶けてしまうと本来の口溶けが失せて、それが風味を損なってしまう。うん、妥協できない。
…なので、昨日書いた「小さな魔法の覚書」での贈りものなのだ。キャンディサイズ、ハート型。この一年間も、いろいろ出会うものごとから、「最良の本質」を掴めるように。いつも健康で、ちょっと不調になっても「健康優勢」であれるように。…なんだか神社のお守りみたい。でもこれが、私の思いつける「最高」なのよね、今のところ。
ーラジオの雑音
お出かけデイナイト
ほの暗いヘッドライト
等間隔 の景色に 糸を巻く
木の影に ちらちらと 夕日
まぶたに ちかちか 信号機
ー100m先 右折です (音声案内)
無感覚に
湯煎用のチョコを買いました
生チョコ用に生クリームを買いました
美味しくなるよう心を込めて、チョコを作りました
とても美味しくできて、私は満足です
バレンタイン
好きな人にあげなかったな。
こういうイベントは大の苦手。
恥ずかしがり屋の私だから。
【バレンタイン】
朝から挙動不審なあいつ。
会話をしていても、心ここにあらず。
今日はバレンタインだし、無理もないか…
聞いた事はないけれど、きっと好きな人でもいるのだろう。
その人から貰えるかどうか、そればかりを気にしている感じだ。
まぁ、そんな自分もそうなのだけど…
でもそれは叶いっこないって、分かっているから。
貰えるわけない…。
だから、逆に持って来たんだ。
あいつにあげるチョコ…。
今は友達同士でもチョコをあげたりしている。
と、TVで言っていた。
女子同士の話だったけど…
いや、だから、きっと、これを渡しても、この気持ちはバレないはず。
だけど、どうやって渡したらいい?
ノリで?ちょっとふざけた方がいい?
1人で悶々と考えていると、いつの間にか目の前にあいつが立っていた。
真っ赤になった顔で、うつむきながら恥ずかしそうに、少し震える手で何かを差し出してきた。
「これ、お前に…と思って…チョコ…なんだけど…。えっと…その…」