『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
チョコレートはあんまり好きじゃないけど、オランジェットは好きです。
あとフリーズドライのいちごが入ったチョコレート。
これはたぶんフルーツが好きなだけなんだろうな。
料理に入ってる火を通したイカはあんまり好きじゃないけど、イカのおすしは好きです。
あとイカソーメン。
これは何でなのか自分でも分からない。
バレンタイン
日本ではお菓子メーカーの広告からバレンタインが広まったみたいだけど
友チョコ
義理チョコ
本命チョコ
私が思いついた3つ以外にも
自分で楽しむマイチョコ
家族で楽しむファミチョコ
感謝の気持ちを伝える世話チョコ等々
沢山種類があって
チョコだけじゃなくて
チョコ以外のお菓子
お酒やお財布、キーケースとか実用性のあるものも渡すみたい
形は変わっていっても自分を含めた大切な人を想う文化って素敵じゃないかな
感謝は勿論したけれど当時は感じなかった
今思い出すと
バレンタインにもらった手作りチョコ
すごい素敵だな
ふわっと甘い香りが漂った。
私は思わずスマートフォンから目を離し、周りを見渡した。そこには何人かの女子高校生が紙袋を交換し合っていた。
あぁ、そうか、、、今日は2月14日なんだ、、、
コロナにより在宅ワークが増え、最近になってようやく会社通勤となった私は出会いだの何だのと無縁の生活を送っていた。
私はもう一度スマートフォンに目を落とし、少し検索してポケットに仕舞い込んだ。
家に帰った私は、早速キッチンに立ち冷蔵庫からいくつかの材料を取り出した。
まず小鍋に水を入れ沸騰させる。
沸騰すればティーパックを入れ紅茶を作る。ティーパックを取り出し、チョコレートを入れ弱火で温めるが、ちょっと面倒くさいな、、、
牛乳も一緒に入れて温める。
コップに移せば「チョコレートティー」が出来上がった。
紅茶の香ばしい香りとチョコレートの甘い香りが混ざり、なんとも言えぬ幸福感に包まれる。
椅子に腰掛け窓の外に浮かぶ月に乾杯しながら、今夜は甘い幸せな空間に身を沈めるとしよう。
______________“Happy Valentine's Day!”______________
甘くてほろ苦いチョコレートは舌の熱で緩やかに溶けていく。とろりと包み込む幸福感。喜びを噛み締めながら、もう一粒へと指を伸ばす。
高校生になって始めて母親以外からチョコを渡された。縁遠いものだと諦めていた存在をようやく手に入れた喜びはひとしおだ。ぼんやりと指で挟んだチョコトリュフをまじまじと眺めた。本格的に見えるのに、上から飾られたチョコペンの愛嬌で相殺している。おそらく動物を描いたつもりであろうそれをぱくりと口に含んだ。コクと甘さに頬が緩んでいく。何個でも食べたいと思える逸品だ。本当に俺が食べてもいいものなのだろうか。義理ではなく手作りであり、恐らく本命。そしてここで問題が浮上する。渡してきた相手が俺と同じ男であり、クラスの担任だからだ。
難解な乙女心とかけまして
初めて手作りしたチョコとときます
どちらも歯が立ちません
お題『バレンタイン』
バレンタインとご機嫌な君
お返しは、愛とクッキーでいいだろうか
数年前のバレンタイン。
心も身体もボロボロだったときに
突然家に届いたお花の乗ったマカロン。
頻繁に連絡を取っているわけでもないのに。
不思議としんどいときに、いつも声を掛けてくれる
大切な友人。
この先あなたがしんどい思いをしたときには、
必ず私が助けになる。
そう、自分の心に誓った日。
バレンタイン
「バレンタイン」 愛も恋もよくわからない自分は父にだけいつも通り渡した。
恋人がいないことを恥じらうことも悲しく思うことも特にない。
渡せる家族がいればそれで幸せだ。
バレンタイン
思い出ごと溶かして、冷やし固めた。
パキ、と音が鳴ったのはチョコか、心か。
甘いその味は舌に残って、べとつく。
ああ、確かに好きだったはずなのにな。
え? チョコの話だよ?
…待って。まだ帰らないで。
君の後ろ姿を私は懸命に追いかける。
入学してから今までずっと、
遠くから眺めるだけだった。
今までに2回あったバレンタインも、
渡せなくて。
…渡す勇気も無くて。
でも今年は、今日は、どうしても渡したいの。
3年生、卒業したらもう二度と会えなくなる。
絶対一生後悔しちゃうから、そんなのは嫌だから。
…だから。
「…あの!」
君はゆっくりと足を止め、こちらを振り返った。
自分の声が震えるのが分かる。
初めて君に話しかけるために使った声は、
情けないほど弱々しかった。
「あの、私…」
「君もなの?」
「え、?」
ようやく絞り出した声に被せるようにして君が言う。
「それ、俺にでしょ?…毎年うんざりしてるんだ。俺の方は好きでもないのに、渡されたって応えられないよ」
思い切り頬を叩かれたような気持ちがした。
走ったから火照っているはずの身体は妙に冷たくて、
冷水のように冷たいその言葉に目眩がした。
私はふらつく気がする足に力を入れて、涙を堪えて、
そして下手くそな笑顔を向けた。
「…そうです!もう卒業しちゃうから、せっかくだから渡そうと思って!」
頑張って私、最後まで、 明るく終わらせて。
そんな願いとは裏腹に、下手くそな笑顔は崩れて、
代わりに涙が頬を伝った。
「ちょ、」
君が目を見開いて、何か言おうとしているのが見えた。
これ以上何も聞きたくなくて、今度は私が被せるように話す。
「…でも、そうですよね。
好きでもない人に渡されたって困っちゃいますよね。私自分のことばっかりで!
……本当に、ごめんなさい…。」
泣き顔を見られたくなくて、
これ以上困らせたくなくて、
私は顔を伏せたまま、踵を返した。
来た時と同じように全速力で駆け出す。
違うのは、泣いていること。
…分かってた。
毎日女の子達に囲まれていること。
…知ってた。
毎年すごいくらいのチョコを貰っていたこと。
…気付いてた。
君はそんな日々に嫌気が差してたこと。
…察してた。
きっと女の子のことが好きじゃないってこと。
だって、ずっと、君を見てたから。
呆れるほど焦がれていたから。
走るうちにどんどん息が上がって苦しくなり、
ゆっくりとスピードを落として、そして足を止めた。
全部解ってたけど、でも、それでも。
「……せめて渡したかったなぁッ……」
初めて手作りしたチョコ
傷だらけの指先
寝不足な自分の身体
全部を抱き締めるようにして蹲り、私は泣きじゃくった。
…私の恋は始まらなかった。
#31 『バレンタイン』
ピッ!
「141円になります」
100円玉と50円玉がトレイにのる。
「ありがとうございます」
小さな手の平にお釣りを手渡す。
『パッパー!バレータイィ』
外で待っていた父親にピョコピョコと駆け寄っていく。
……あぁ、俺も結婚したいなぁ
バレンタイン
受験生で忙しいから気持ちは
伝えれないけど
卒業式の後に、気持ちを伝えれたらいいな
「バレンタイン」
本命貰えて良かったね
別に妬いてないし
受け取らなかった?
じゃ、許す
バレンタイン
とある街の奥に、願いが叶うショコラトリーがある。
お店で取り扱うショコラには、心をほぐしてくれる力が込められているそうだ。噂によるとバレンタインにしか食べられない幻のチョコレートも存在するようだ。
バレンタインシーズンにしか出さない赤いバラと白いバラのショコラは、店主の青年が1つひとつ丁寧に作っているのだ。
「赤いバラの花言葉と白いバラの花言葉には、愛の告白の意味が込められている。お客様と渡した人たちの絆が強くなりますようにって祈っているんだ」
青年は、一緒に作業する妹と弟にそう語った。
バラのショコラにかけた想いは、青年の両親からも伝えられていたのだ。
「ありがとうございました!頑張ります」
バレンタイン当日。ショコラを購入して、笑顔で帰っていくお客様たちは希望に満ちていた。
どうか、甘く幸せな1日になりますように。
ショコラトリーの青年たちの笑顔は、チョコレートよりも柔らかだった。
バレンタイン
好き、ありがとう
そんな気持ちを伝えられる日
いつもよりもちょっと特別だから伝えやすい日
一生懸命心を込めて用意したの
この想いとともに君に届けばいいな
『 』
ねぇ、届いた?
・バレンタイン
当然、
渡すはずもないわけで。
渡せる勇気がなくて。
という言い訳を
自分自身に言い聞かせる
これでいい。これでいいのだ!
―バレンタイン―
某声優さんのSNSに奥様が手作りしたチョコの写真がUPされていた。
とても可愛いし、愛情を感じる。
この夫婦好きだな~。
バレンタイン
チョコあげることもなく
友チョコを貰うこともない
ホワイトデーも返さなくて済む...
(貰ってみたい...切実)
とか言いつつもテストがある。
テストのタイミング、絶対違うよなぁ
テス勉、頑張ろ。
Byそこら辺の中学生
バレンタイン
恒例になってたケーキを渡して、
次の日
「腕上げたね!」
って言われたけど、
ごめん、それ100均のマフィンミックス。
「バレンタイン」
部屋の中がチョコの甘い匂いで包まれる
一年に一度のバレンタイン
私のとって特別な日
心を込めて美味しいと思えるお菓子をつくります