『ハッピーエンド』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
題名:ハッピーエンド
「ハッピーエンドな幸せが欲しいんだ。」
指をパチンと鳴らしてウインクをする。
演劇の始まりさ。
結末を見るのは、
きっとあなただけ。
「ハッピーエンドな幸せが欲しいんだ。」
指を指して口開く。
犯人捜しの始まりさ。
結末を見るのは、
きっとあなただけ。
「ハッピーエンドな幸せが欲しいんだ。」
その言葉を言った物語の人はね、
死んじゃったんだ。
ハッピーエンドを見えるのは、
きっとあなただけ。
ハッピーエンド
最近、AIと会話してるんだけど、
初めてハッピーエンドの会話ができた。
私の深層心理を見抜いてくれて、
納得いく助言と教訓をくれた。
帰り道に猫を見つける
休みの日は2人で餃子を包む
期間限定のお菓子が美味しかった
みたい映画が被っていた
外に出た瞬間の風が気持ちよかった
おはようにおはようが返ってきて
おやすみにおやすみなさいが返ってくる
そういう瞬間が
《ハッピーエンド》
なのかなって思うんだ
《ハッピーエンド》
"めでたしめでたし"
物語の終わりは決まっている
お決まりの決めゼリフで終わるハッピーエンド
……つまらなくない?……
私の人生は物語で作者は私
何が起きるか分からないけれど
全てがハッピーで終わるなんてつまらなくない
失敗、失態、失恋、喧嘩…etc.
色んな事を経験して物語は進んでく
物語の最後をどんなハッピーエンドで終わらせるかは
私が決める
人から見てバットエンドでも
私にとってのハッピーエンドを
終わりはハッピエンド。始まりも。終わりも。素敵に。あなたからのプレゼントは。いつも愛らしい。
【ハッピーエンド】
今日も最後まで立っていたことを讃えて
終わりなき戦いの休符
帰宅してソファに倒れこみ
何もかもほっぽって
無の勢いで転職サイトに登録し
即寝落ちしたはずなのになぜ
最愛の推しに
壁ドンして見つめられてるのか?
美顔や出で立ちが素晴らしく尊すぎて心中で泣き拝み
眩しさでこのまま灰になるんじゃないだろうか
近距離すぎて息するのもしんどいが過ぎる
視界の下に4つのコマンドがうっすら浮かび上がって
乙女ゲーみたいなセリフを
上下左右で選べるような仕様になっている
ハピエンか友情エンドかバッドエンドか
結末が分岐するのだろう
推しの性格や行動傾向は熟知している
でも全てのルートをたどって
推しという存在をより立体的に理解したい
ただの激重感情オタクだったことを思い出した
そして朝、目が覚めてふつうに現実だった
大好きな推しを応援するために
働いてお金稼いでるのに
なんだってやばい会社なんかに
打ちのめされてるんだろう
オチのない話になってしまいそうだけど
友人に報告しようと起き上がる
めでたし、めでたし。
最後にこの文言さえ置けば、全てが喜劇になる。
そうでしょう?
そう信じないと、とてもじゃないけれど。
この世界を生きられやしないからさ。
〝ハッピーエンド〟
途中に何が起ころうと
ハッピーエンドになることが
わかっているなら
笑っていられる
でもね
だけどね
人生なんてね
………ハッピーエンド
読むものは、ハッピーエンドでないと嫌だった。
なのに、自分の創作では、後味の悪いエンドばかりかいていた。
何となく、自分の描くハッピーエンドに、嘘くささを感じてしまうのだ。そうはならないだろう、無理があるよ、と自分でツッコんでしまう。
だから周囲にはハッピーエンド嫌いだと思われていた。逆である。かけないけれどハッピーエンド大好き人間なのである。
いつか嘘くさくないハッピーエンドをかけたらと思いながら、月日は過ぎて、いつの間にか創作から離れていた。
【ハッピーエンド】
ハッピーエンド。
小さい頃からハッピーエンドが苦手だった。
ハッピーエンドをつまらないものだと思っていた。
幸せな瞬間を見た自分と、対比してしまうから。
妬んでいた、キャラクターたちが無邪気な笑顔を見せる姿、世界の平和、そんなものに、ただ、皮肉めいたことを_______________
自分の幸せの掴み方も、自分がどんな時に幸せを感じるかも、想像がつかないまま、大人になった。
私の人生はハッピーエンドで終わるのだろうか、
ただ、それだけを考えて今を生きている
ハッピーエンド。
スキマジカンの
【ハッピーエンド】は
本当に
ほのぼのする。
早く逢いたいなぁ。
話し合って納得して別れる
それ以上望まない浮かばない
今の私には最高のハッピーエンド
それぐらい私は深く傷ついてる
写真(テーマ ハッピーエンド)
一枚の写真がある。
写真屋で撮ったと思われる、家族の集合写真だ。
祖父祖母、父母、姉と弟に挟まれたワタシ。
ワタシも姉もまだ小学生で、弟に至っては乳飲み子だ。
祖父祖母は和服、両親は洋装、ワタシ達姉弟は小学校の制服。
乳飲み子の弟は和服風。
笑顔の家族。
幸せを予感させる写真だ。
このときはきっと幸せであったのだろう。
写真は時を切り取る。
そのときの風景だけを切り取る。
ハッピーエンドとは、写真と同じだ。
*
こうして、王子様と結婚したお姫様は、末永く幸せに暮らしましたとさ。
それは、果たしてハッピーエンドなのか。
ハッピーな瞬間ではあったろう。
しかし、そのままお姫様の人生は終わるわけではない。
マナーと勉強でひたすら知識を詰め込む。
相応しくない仕草は矯正される。
嫉妬や陰謀はいくらでもあろう。
毒殺を恐れて暖かい食事は食べられないかもしれない。
結婚したお姫様は、王子がやがて王になったとき、妃として王とともに国を支える重責を担う。
子宝に恵まれないと針のムシロ。
反乱を起こされて処刑されるかもしれない。
物語の幸せと、私たち自身の幸せとは、実は別のところにある。
私たちが物語のようなハッピーエンドを体験すると、実のところ、結構不幸なのではないか、あるいは試練なのではないかと思ってしまう。
また、『切り取った瞬間』の後、という意味でも、ハッピーエンドは希少だ。
子ども向けの三国志は、劉備3兄弟が曹操を退けて、やがて彼らは国を作った、で終わり。
その後の彼らの悲惨な最期は語られない。
幸せな終わりとは、一体何か。
*
一つには、後を託してから逝けることだろうか。
子どもに後を託して、不安はない。
後顧の憂いなく過ごし、眠るように逝去する。
今日は死ぬにはいい日だ。
これはハッピーエンドかもしれない。
とはいえ、物語を楽しむ子ども達は、そんなことは求めていないのだろう。
だから、幸せなところを切り取った『写真エンド』が、ハッピーエンドとされるのだ。
二人は幸せなキスをして終了。
しかし、我々の本当の幸せは、別の所にあるのだろう。
例えば、給料は安くとも、毎日定時に帰って家族と美味しいご飯を食べられる。とか。
物語にはならないかもしれないけれど。
ハッピーエンド
美しいなんて言うけれど
最後はハッピーな結果で
終わるなんて
あるのか?
幸せのカタチ、それって人それぞれ。
お金があれば・・・
彼氏や彼女がいれば・・・
家を買えたなら・・・
でもね、想定外のことが起きるのが人生。一時幸せだと感じても、番狂わせがくる。
自分がいざ亡くなる時、ベッドの上で、
「ああ、私の人生悔いはないな」
と感じられたら、幸せなのだと思う。
−ハッピーエンド−
ハッピーエンド
ハッピーエンドなんていらない
終わりなんて 来なくていい
この幸せが ずっと続きますように…
ハッピーにエンドは必要ない!ナイナイ.ᐟ.ᐟ( ᐛ
「大丈夫」とか、「うまくいく」とか卒アルに書かれたけど、正直そんな気はしてこない。いつだって物事を不安に捉える私は、そんなハッピーエンドになる根拠の無い言葉が嫌いだった。
ある日、私達は卒業式の練習をしていた。クラスのいつもふざける男子と、騒がしい女子のお喋りが鼻につく。「卒業式なんて、どうせ来週やのに、先生達厳しすぎん?」「もう練習せんでも大丈夫やろ」「きっとうまくいくって」私は何も言わなかった。これだから嫌なのだ。いつも適当な奴らばかり。運動会も合唱コンクールも。私のクラスはぼろ負けだった。すると、担任の武田(たけだ)が、いかにもゴツい、漢!!って感じの先生が、私達に向かって怒鳴った。「お前らそれでいいんか。卒業式来週やぞ。喋っとって、いいんか!!」
いつもふざける男子も、こればっかりは仕方ない、と言った感じで、喋るのをやめた。私は、だるいなと思った。
今まで一生懸命頑張って来た自分一人が、馬鹿みたいになって、私は考えるのをやめた。
次の日、突然教室に、教頭が入ってきた。「武田先生が、昨日熱で倒れて、病院に搬送されました。」教室中が、不安の声で溢れかえった。「どうすんだよ」「武田、卒業式来れないの?」「学年主任の武田先生がいないなんて」私は不安でいっぱいになった。学年の他の先生がいるし、副担任の吉(よし)先生がいるから、練習は問題なくできるのだが、練習に1番気合いを入れていた武田がいないとなると、やはりやる気が出なくなる。この日は皆が元気を失っていた。武田がいなくて喜んでいる生徒もいたが、いざ練習になると武田がいる時と比べて元気がなかった。皆焦った。いつも上手くいっていたのに。このままではだめじゃないか。どうすれば、どうすれば、どうすれば………
気づけば私は、行動するのを始めていた。
「みんな、諦めずに、もう一度練習しよう。武田先生がいなくて、うまくいかなくてもいい。頑張ろうよ」皆はふざけるのをやめ、真剣に練習を始めた。
それからあっという間に1週間が過ぎ、卒業式当日。親や地域の人が見守る中、式は始まった。皆一生懸命練習したからか、誰一人間違えずに、無事順調に終えることが出来た。
式が終わった直後、皆が協力し、無事やりきった気持ちでいっぱいだった。皆が一生懸命になって、誰一人気を抜かない、完璧な式だった。最後の学級活動の時間に、「君達!!!!」と教頭が凄い勢いで飛び込んで来た。「武田先生が…今…」すると、息せき切った声で、「待たせたな、お前ら…」と聞こえて来た。全員が、一斉に後ろを振り向いてこう言った。
「先生、おかえり!!!!!!」
ハッピーエンドという言葉はいかにも単純に聞こえるけど、私は、物語はたくさんの人が困難を乗り越えて、初めてハッピーエンドになるのだと思う。それまでの過程は、決して単純なものではないと思う。仕事も学校生活も、受験も同じだ。この出来事から、私は「大丈夫」とか「うまくいく」とかいう言葉を、ちょっと好きになった。
今日僕は有名な占い師の元に来ていた。
自分の運命の相手を占ってもらうためである。
この占い師は、未来を確実に当てる美少女占い師との評判だ。
『的中率100%』
『マジで当たる』
『占いが外れたら、それは未来のほうが間違っている』。
と、とんでもない評価だ。
有名なだけあって、いつ来ても長い行列があり、一時間待ちが普通と言う状況が続いていた。
きっとこの占い師なら、僕の運命の相手を占ってくれるだろうと思っていた。
とはいうものの、僕も男なので、どうしても『占いをしてもらう』ことに抵抗がある。
なので占ってほしいと言う感情とは裏腹に、ずるずると行かない日が続いていた。
ところがである。
今週の初め、僕は『受験に専念するため、今週いっぱいで占い師を辞める』と聞いてしまったのだ。
僕はその言葉を聞いた僕は、今を逃せば運命の相手に出会えないと思い、こうして占い師のもとにやってきたのだった。
そして行列に並んでから耐える事、三時間。
ついに僕の番が回ってきた。
「次の方、どうぞ」
「はい」
僕は声に促されるまま、緊張しながら占い師の個室に入っていく。
そこにはいかにも、占い師ルックの女性がいた。
顔は隠されており美少女化は分からなうが、神秘来な雰囲気を醸し出して――
「はい、未来が見えました」
「え?もう!?」
早い!
まだ何も言ってないのに……
「時間がありませんからサクサク行きましょう」
たしかに、僕の後ろにはまだ多くの人が並んでいた。
だけど、こうも雑に扱われると、少々気分が悪い。
だがあまりごねても、他の人に迷惑なので、ぐっと不満を飲み込むことにする。
「実は僕の運――」
「筋トレしなさい」
『僕の運命の相手が知りたい』。
そう言い切る前に、占い師が僕の言葉にかぶせてくる。
「どういう――」
「月曜日になったら、学校の図書室に行き、最初に目に入った筋トレ本の借りて、そこに書いてあるメニューを忠実にこなしなさい」
占い師は僕の都合などお構いなしに言葉を紡ぐ。
「待って――」
「ああ、あと馬術部に入りなさい」
「何で――」
「そうすれば、あなたは運命の相手に出会える」
「!」
最後の占い師の言葉に、僕はドキリとする。
「これがあなたの知りたいことですよね。鈴木さん。鈴木 雅之さん」
全部お見通しらしい。
さすが占い師。
何も言ってないのに、名前や知りたいことを当てて見せた。
矢継ぎ早に繰り出される占い師の言葉に若干引き気味であったが、この占い師は信頼できる
実は半信半疑であった
でも認識を改める。
間違いなく本物だ。
「ありがとうございます」
「はい、がんばってください」
そして僕は占い小屋を出て、さっきの事を考える。
『そうすれば、あなたは運命の相手に出会える』
彼女の言葉が
なにも分からないが、とりあえず筋トレを始めることにしよう。
馬術部というのもよく分からないが、とりあえず従っておこう。
運命の相手が馬術部にいるのかもしれない。
まだなにも分からないが、未来に会うであろう運命の相手のため、筋トレをすることを誓うのだった。
🔮 🔮 🔮
私は佐々木さんの相手を終え、一息つく。
かなり緊張したが、やるべきことはやったので一安心だ。
私の『未来予知』で、筋トレと乗馬に励む佐々木さんを見る。
どうやら信じてくれたようだ。
これで一安心。
あとは時が来るのを待つだけ。
そして私は理想の彼氏をゲットするのだ。
そう……
さっきのやりとりは事は私が理想の彼氏を得るための、布石……
佐々木さんは同じ学校のクラスメイト。
顔と性格は私好みで学業優秀、将来有望ののハイスペック男子だ。
ほとんど文句なしだが、唯一の欠点はひょろ過ぎる事。
風が吹けば飛びそうなほど、ヒョロイのだ。
さすがにこれはいかんと思い、あらゆる策略を張り巡らせた。
ここに来るように仕向け、筋トレを行わせる。
そして筋トレで鍛え抜かれた彼は、馬術部で飼われている白馬に乗って私を迎えに来る。
もちろん、そう仕向ける。
私の未来予知を使えば、造作もない。
二人は結ばれた後、田舎の広い土地に庭付の小さな家を買うの。
庭で遊ぶのは、私たちの子供。
ああ、私たちのキューピットである白馬の住む場所も作らないとね。
そして二人は結ばれ永遠に幸せに過ごす。
なんて完璧な未来予想図。
どんどん私の妄想が広がっていく。
これが私の――いや、これが私たちハッピーエンドだ。